OSのクローン作成 -- Acronis True Image で挑戦するも
今日は、いよいよ友人のパソコン Dell Inspiron One 19 のHDD交換作業実践編。
先ずはCドライブ(システムドライブ)をOS丸ごとコピーして、新HDD内にOSのクローンを作るという作業を行います。
使うのは、ウェスタンデジタルのHDDを購入すると、WDのHPからダウンロードして無償で使えるようになる Acronis True Image WD Edition というOSの引っ越し用ソフト。
このソフトで旧HDDから新HDDへとデータを引っ越すためには、PCに新HDDを接続する必要があるので、今回はサンワサプライの「IDE/SATA-USB接続アダプタ」機器を使ってUSBにて接続。
ソフトが立ち上がると、機能の選択画面が表示されるので、「ディスクのクローン作成」をクリック。
続いて「ディスクのクローン作成ウィザード」ウィンドウが出るので、(特に何も考えずに)クローン作成モードに「自動」を選びました(が、「手動」だったら、この後の結果が変わったかな?)。
続いて「ソースディスク」を選択。複数のディスクを接続している人は、ここは慎重に(OSのクローン元のディスクを)間違えないように選びましょう。
この時点でUSB接続している新HDDはフォーマットしていないので、ドライブの選択画面には選択肢として表示されません。
ウィンドウの下に、「True Image が、論理セクタサイズとソースディスクの論理セクタサイズが異るディスクを検出しました」と表示されています。
うーむ、困った。何をやっても前に進めません。試しに新HDDをフォーマットしてみたりもしましたが、結果は変わりませんでした。
友人宅での、そして時間も限られた中での作業なので、あまり突っ込んだ検討は出来なかったのですが、調べた範囲で何となく分かったのは、以下の様なことでした。
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論理ブロック・フォーマットのサイズ(=セクタサイズ)が、従来の512バイト・セクタに対して、2009年12月、より大きなセクタサイズである4Kバイト・セクタが規格認証された。
そして、すべてのハードディスク・ドライブ・メーカーが、2011年1月までにアドバンスド・フォーマット・セクタ・デザイン(4Kバイト・セクタ)への移行を実施することとなった。
但し、現代のコンピューティング・システムには、セクタは常に512バイトであると仮定して作られているので、4Kセクタの全面導入は時間を掛けて実施されていくことに。
完全移行までの処置として、4K物理セクタをコンピューティング・システムで使用される従来の512バイト・セクタに変換する「512バイト・セクタ・エミュレーション」と呼ばれる方法を用いて対応する。
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そして今回、問題となっているのが、この「512バイト・セクタ・エミュレーション」のようなのです。
コピー先ハードディスク(ターゲットディスク)を、USB接続の「IDE/SATA-USB接続アダプタ」や「ハードディスクケース」で接続した場合、 Windows上で4Kバイトのディスクとして認識されます。
そして、内蔵ハードディスクは一般的には Windows上ではエミュレートされた状態で、512バイト・セクタのディスクとして認識されています。
該当機器でUSB接続されたハードディスクはエミュレートが出来ない為、コピー先ハードディスクが「セクタサイズが異なる」と認識されることになる、ってことのようです。
ところで、ウィンドウに表示される「論理セクタサイズとソースディスクの論理セクタサイズが異るディスクを検出しました」って表現は変(分かり難い)ですよね。
意味を理解して書き直すと、「ソースディスクの論理セクタサイズと異る(論理セクタサイズを持つ)ターゲットディスクは、クローンの作成先として選択できません」みたいな感じでしょうか。
ソフトをダウンロードし、インストールし、起動。
こちらも特に面倒くさいこともなくアッサリ起動したので、画面右上の「クローン」をっクリック。
Acronis True Image と同じように、ソースディスクを選択します(この時点では、新HDDはフォーマット済みなので、選択肢の一つとして表示されていますね)。
続いてターゲットディスクの選択画面となるので、「ハードディスク1」を選択して「次へ」。
が、やっぱり同じような表示が出て、これ以上は先に進めませんでした。
この時点で、OSのクローン作成は完全に諦めました。
なので、この手順は飛ばして、次回は旧HDDと新HDDの物理的入れ替え作業を行います。
先ずはCドライブ(システムドライブ)をOS丸ごとコピーして、新HDD内にOSのクローンを作るという作業を行います。
使うのは、ウェスタンデジタルのHDDを購入すると、WDのHPからダウンロードして無償で使えるようになる Acronis True Image WD Edition というOSの引っ越し用ソフト。
このソフトで旧HDDから新HDDへとデータを引っ越すためには、PCに新HDDを接続する必要があるので、今回はサンワサプライの「IDE/SATA-USB接続アダプタ」機器を使ってUSBにて接続。
Acronis True Image でOSのクローン作成作業を開始
Acronis True Image WD Edition をダウンロードし、インストールし、起動。途中、特に難しいことも面倒くさいこともありませんでした。ソフトが立ち上がると、機能の選択画面が表示されるので、「ディスクのクローン作成」をクリック。
続いて「ディスクのクローン作成ウィザード」ウィンドウが出るので、(特に何も考えずに)クローン作成モードに「自動」を選びました(が、「手動」だったら、この後の結果が変わったかな?)。
続いて「ソースディスク」を選択。複数のディスクを接続している人は、ここは慎重に(OSのクローン元のディスクを)間違えないように選びましょう。
この時点でUSB接続している新HDDはフォーマットしていないので、ドライブの選択画面には選択肢として表示されません。
セクタサイズが異るディスク間ではクローンの作成が出来ない
そして「ターゲットディスク」の選択ですが、ここで問題が発生。選択したい新HDDがグレーアウトしていて選べません(「ディスク2-未初期化」となっているディスク)。ウィンドウの下に、「True Image が、論理セクタサイズとソースディスクの論理セクタサイズが異るディスクを検出しました」と表示されています。
うーむ、困った。何をやっても前に進めません。試しに新HDDをフォーマットしてみたりもしましたが、結果は変わりませんでした。
友人宅での、そして時間も限られた中での作業なので、あまり突っ込んだ検討は出来なかったのですが、調べた範囲で何となく分かったのは、以下の様なことでした。
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論理ブロック・フォーマットのサイズ(=セクタサイズ)が、従来の512バイト・セクタに対して、2009年12月、より大きなセクタサイズである4Kバイト・セクタが規格認証された。
そして、すべてのハードディスク・ドライブ・メーカーが、2011年1月までにアドバンスド・フォーマット・セクタ・デザイン(4Kバイト・セクタ)への移行を実施することとなった。
但し、現代のコンピューティング・システムには、セクタは常に512バイトであると仮定して作られているので、4Kセクタの全面導入は時間を掛けて実施されていくことに。
完全移行までの処置として、4K物理セクタをコンピューティング・システムで使用される従来の512バイト・セクタに変換する「512バイト・セクタ・エミュレーション」と呼ばれる方法を用いて対応する。
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そして今回、問題となっているのが、この「512バイト・セクタ・エミュレーション」のようなのです。
コピー先ハードディスク(ターゲットディスク)を、USB接続の「IDE/SATA-USB接続アダプタ」や「ハードディスクケース」で接続した場合、 Windows上で4Kバイトのディスクとして認識されます。
そして、内蔵ハードディスクは一般的には Windows上ではエミュレートされた状態で、512バイト・セクタのディスクとして認識されています。
該当機器でUSB接続されたハードディスクはエミュレートが出来ない為、コピー先ハードディスクが「セクタサイズが異なる」と認識されることになる、ってことのようです。
ところで、ウィンドウに表示される「論理セクタサイズとソースディスクの論理セクタサイズが異るディスクを検出しました」って表現は変(分かり難い)ですよね。
意味を理解して書き直すと、「ソースディスクの論理セクタサイズと異る(論理セクタサイズを持つ)ターゲットディスクは、クローンの作成先として選択できません」みたいな感じでしょうか。
Easeus Todo Backup も試してみたけど結果は同じ
この時点でクローンの作成はほぼ諦めていましたが、念のためと思って(使いたくないなって思っていた)Easeus Todo Backup を試してみました。ソフトをダウンロードし、インストールし、起動。
こちらも特に面倒くさいこともなくアッサリ起動したので、画面右上の「クローン」をっクリック。
Acronis True Image と同じように、ソースディスクを選択します(この時点では、新HDDはフォーマット済みなので、選択肢の一つとして表示されていますね)。
続いてターゲットディスクの選択画面となるので、「ハードディスク1」を選択して「次へ」。
が、やっぱり同じような表示が出て、これ以上は先に進めませんでした。
この時点で、OSのクローン作成は完全に諦めました。
なので、この手順は飛ばして、次回は旧HDDと新HDDの物理的入れ替え作業を行います。
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