サクセス・ウィズアウト・リミット(3) -- 失敗することが快感に?
前回、「サクセス・ウィズアウト・リミット」での望月俊孝さんの講演について紹介しましたが、後半は微妙に話題がずれたかもしれません。ずれたまま、その続きです。
「言葉と感情とイメージ」の3点セットは、人生にとっての大きな武器にも凶器にも成る可能性があるって話でした。
例えば、社交的になって、初対面の人とでも気軽に話せるようになりたい、みたいな。パーティー会場で人と話せれば楽しいけど、それが苦手だからグラス片手に壁にへばりついている私。
なんにしてもそうだけど、(行動を起こすべき時に)行動を起こせないのは、その結果が、あるいは “想像上” の結果(「きっと失敗するだろうな」ってやつ)が怖いから。
失敗して、落ち込んでいる自分の姿を “イメージ” してしまうんですよね。その時に味わうであろう “感情” もありありと感じることができます。もしかしたら、「やっぱり、俺にはできないじゃん」って “言葉” まで聞こえてくるかもしれません。
行動 → 失敗 → 落ち込む=もれなく、否定的な「言葉+イメージ+感情」のトリプルパンチ付き
これだと、まさに凶器ですね。そりゃ、怖いわけで・・・
どんな行動でも、最初は間違いなく失敗するでしょう。これは想像でもなんでもなく、もう間違いなく失敗する筈。だって、初めてやるんですから。人はそれを知っているから行動できないわけで。
行動 → 失敗 → 快感=もれなく、肯定的な「言葉+イメージ+感情」のトリプルプレゼント付き
「何かをやろうと思って行動したら、やっぱり失敗してしまった」
この時、
「失敗かー、でもヤッター、成長したぞ! これでまた一つ、成功への階段を登る事が出来た!」
って、思うことが出来たなら、人生はどんな風に変わっていきそうですか。もちろん、そんなに簡単な話でないことは重々承知してますが(自分でも実証済み?)。
ただ、前回紹介したスキナーの次の言葉は、こういうことを言ってるんだと思うんです。
何に快楽を連想し、何に痛みを連想するか、が人生の違いなのである。
更にこんな言葉も記しています。
もしあなたが夢の人生を手に入れたいと思うなら、自分の連想体系をコントロールしなければならない。夢の実現や成功に役立つ活動のすべてを、快感と結びつけなければならない。
要は、 “無理やり” にでも、「夢の実現や成功に役立つ活動(の結果、起こるであろう失敗)を快感と結びつけなければならない」ってこと。
私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
「うまく行かない方法」を見つけるたびに、また一つ成功に近づいたってエジソンは喜んだ?
凡人の私には、微妙に負け惜しみっぽくも聞こえるけど、でも「失敗は勉強」って考え方は真理だと思うんです。失敗してみて初めて分かること、失敗からしか学べないこと、失敗したからこそ成長できることって、間違いなくあるんだと思います。
それなら、 “失敗” を “快感” と結びつけることは可能かもしれないって気がしてこない?
このとき役に立つのが、「言葉と感情とイメージ」の3点セットなんじゃないかなって。
なんて言えばいいのかなー、失敗した状況を、 “肯定的” な「言葉と感情とイメージ」で別のもの(=快感)として自分の中に印象付けてしまう、みたいな感じかな?
これを書きながら思い出したのは、以前紹介した五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」でした。
何か嫌な事があった時に「ありがとう」という言葉を口に出すことで、不幸の連鎖を断ち切り、さらにはどんな不幸と思われる現象も幸せと感じる状況に変えてしまう。
これって、「ありがとう」って言葉を言うことで、自分の潜在意識は「あれっ、これって避けるべきことではなく、歓迎すべきことなんだ」って錯覚するんだと思うんです。
だから、失敗するたびに “肯定的” な「言葉と感情とイメージ」を自分に与えていると、潜在意識の中で「失敗=快感」って結びつきを作り上げてしまうんじゃないのかな。
「ありがとう」は言葉だけですが、それに感情とイメージが助っ人に加わるわけですから、やっぱりこれは強力そうじゃあないですか。
これに関しては何度も書いていますが、感情は(自動的な)条件反射ではなく、自分の “選択” の結果なんです。逆に言えば、感情も自分でコントロール出来るってこと。
「悲しいから泣く」のではなく、「泣くから悲しい」のです。「楽しいから笑う」のはなく「笑うから楽しい」。そう、無理やりにでも笑えば、楽しいって感情は後からついてくるんです。
さらに言えば、「今日も一日、楽しいことがたくさん待ってるぞ」って楽しい一日をイメージしながら、悲しい感情を持つことは出来ませんよね。
言葉とイメージをある方向に向ければ、感情はそれに従うんです(でも、それがマイナス方向でも同じ事が起こるってことも忘れずにね)。
ただし、これまで書いてきた一連の流れには、残念ながら大きな欠点(というか、乗り越えるべき壁)があります。それは、 “失敗” と “快感” とを(潜在意識の中で)結びつけていくには、先に失敗しなければいけないってこと。
この壁を、乗り越えて、乗り越えて、乗り越えて・・・・・
ウッ、オレにできるのか?
そんな時は、アンソニー・ロビンスの言葉を思い出しましょう。
続きます。
「言葉と感情とイメージ」の3点セットは、人生にとっての大きな武器にも凶器にも成る可能性があるって話でした。
やる前から失敗するのは目に見えているので・・・怖くて怖くて
生きていく中で、「もしこれが出来れば、自分の人生を大きく改善することが出来るって分かっている。でも、それは私の苦手なことで、私には行動できない」 ってことがありますよね。例えば、社交的になって、初対面の人とでも気軽に話せるようになりたい、みたいな。パーティー会場で人と話せれば楽しいけど、それが苦手だからグラス片手に壁にへばりついている私。
なんにしてもそうだけど、(行動を起こすべき時に)行動を起こせないのは、その結果が、あるいは “想像上” の結果(「きっと失敗するだろうな」ってやつ)が怖いから。
失敗して、落ち込んでいる自分の姿を “イメージ” してしまうんですよね。その時に味わうであろう “感情” もありありと感じることができます。もしかしたら、「やっぱり、俺にはできないじゃん」って “言葉” まで聞こえてくるかもしれません。
行動 → 失敗 → 落ち込む=もれなく、否定的な「言葉+イメージ+感情」のトリプルパンチ付き
これだと、まさに凶器ですね。そりゃ、怖いわけで・・・
どんな行動でも、最初は間違いなく失敗するでしょう。これは想像でもなんでもなく、もう間違いなく失敗する筈。だって、初めてやるんですから。人はそれを知っているから行動できないわけで。
やる前から失敗するのは目に見えている・・・でも、それが楽しみ!?
じゃあ、こっちの流れになるとしたら、どう?行動 → 失敗 → 快感=もれなく、肯定的な「言葉+イメージ+感情」のトリプルプレゼント付き
「何かをやろうと思って行動したら、やっぱり失敗してしまった」
この時、
「失敗かー、でもヤッター、成長したぞ! これでまた一つ、成功への階段を登る事が出来た!」
って、思うことが出来たなら、人生はどんな風に変わっていきそうですか。もちろん、そんなに簡単な話でないことは重々承知してますが(自分でも実証済み?)。
ただ、前回紹介したスキナーの次の言葉は、こういうことを言ってるんだと思うんです。
何に快楽を連想し、何に痛みを連想するか、が人生の違いなのである。
更にこんな言葉も記しています。
もしあなたが夢の人生を手に入れたいと思うなら、自分の連想体系をコントロールしなければならない。夢の実現や成功に役立つ活動のすべてを、快感と結びつけなければならない。
要は、 “無理やり” にでも、「夢の実現や成功に役立つ活動(の結果、起こるであろう失敗)を快感と結びつけなければならない」ってこと。
あれっ、これって避けるべきことではなく、歓迎すべきことなんだ
発明王エジソンの名言の中にこんなのがありますよね。私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。
「うまく行かない方法」を見つけるたびに、また一つ成功に近づいたってエジソンは喜んだ?
凡人の私には、微妙に負け惜しみっぽくも聞こえるけど、でも「失敗は勉強」って考え方は真理だと思うんです。失敗してみて初めて分かること、失敗からしか学べないこと、失敗したからこそ成長できることって、間違いなくあるんだと思います。
それなら、 “失敗” を “快感” と結びつけることは可能かもしれないって気がしてこない?
このとき役に立つのが、「言葉と感情とイメージ」の3点セットなんじゃないかなって。
なんて言えばいいのかなー、失敗した状況を、 “肯定的” な「言葉と感情とイメージ」で別のもの(=快感)として自分の中に印象付けてしまう、みたいな感じかな?
これを書きながら思い出したのは、以前紹介した五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」でした。
何か嫌な事があった時に「ありがとう」という言葉を口に出すことで、不幸の連鎖を断ち切り、さらにはどんな不幸と思われる現象も幸せと感じる状況に変えてしまう。
これって、「ありがとう」って言葉を言うことで、自分の潜在意識は「あれっ、これって避けるべきことではなく、歓迎すべきことなんだ」って錯覚するんだと思うんです。
だから、失敗するたびに “肯定的” な「言葉と感情とイメージ」を自分に与えていると、潜在意識の中で「失敗=快感」って結びつきを作り上げてしまうんじゃないのかな。
「ありがとう」は言葉だけですが、それに感情とイメージが助っ人に加わるわけですから、やっぱりこれは強力そうじゃあないですか。
話は分かったとしても、目の前に聳え立つ壁があるんですけど・・・
因みに、 “言葉” は自分の意思で言えますよね。 “イメージ” も自分の中で思い描けばいいわけですから、これも自由自在。では、 “感情” は?これに関しては何度も書いていますが、感情は(自動的な)条件反射ではなく、自分の “選択” の結果なんです。逆に言えば、感情も自分でコントロール出来るってこと。
「悲しいから泣く」のではなく、「泣くから悲しい」のです。「楽しいから笑う」のはなく「笑うから楽しい」。そう、無理やりにでも笑えば、楽しいって感情は後からついてくるんです。
さらに言えば、「今日も一日、楽しいことがたくさん待ってるぞ」って楽しい一日をイメージしながら、悲しい感情を持つことは出来ませんよね。
言葉とイメージをある方向に向ければ、感情はそれに従うんです(でも、それがマイナス方向でも同じ事が起こるってことも忘れずにね)。
ただし、これまで書いてきた一連の流れには、残念ながら大きな欠点(というか、乗り越えるべき壁)があります。それは、 “失敗” と “快感” とを(潜在意識の中で)結びつけていくには、先に失敗しなければいけないってこと。
この壁を、乗り越えて、乗り越えて、乗り越えて・・・・・
ウッ、オレにできるのか?
そんな時は、アンソニー・ロビンスの言葉を思い出しましょう。
怖くてもいいんだ。それでもやるんだ!それが勇気というものなんだ。
そして、怖くなったら “考える” のではなく、Peak Stateになるんだ。
そして、怖くなったら “考える” のではなく、Peak Stateになるんだ。
続きます。
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