王とは? わかりやすく解説

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おう【王】

読み方:おう

[音]オウワウ)(呉)(漢) [訓]きみ おおきみ

学習漢字1年

天子君主。「王侯王国王座王子王者王女王政王妃勤王(きんのう)・国王女王尊王(そんのう)・大王帝王仁王(におう)・覇王(はおう)・法王魔王四天王(してんのう)」

皇族親族。「女王親王(しんのう)」

実力すぐれたもの。第一人者。「三冠王打撃王

名のり]たか・み・わか

難読親王(みこ)


おう〔ワウ〕【王】

読み方:おう

国などを治める人。

一国の最高主権者君主国王中国では、始皇帝以後「帝」より一級下の称号

儒教で、道徳をもって天下治める者。王者

皇族で、親王宣下(せんげ)のない男子皇室典範では、天皇3世旧制では5世)以下の皇族男子

同類中、またその道で最もすぐれているもの。「百獣の—」「発明—」

将棋の駒王将


コキシ【王】

読み方:こきし

古代朝鮮語の「こんきし」の撥音無表記》王(おう)。コニキシ

百済(くだら)の—」〈武烈紀〉


コニキシ【王】

読み方:こにきし

古代朝鮮語三韓の王。コンキシ。コキシ

高麗(こま)の諸(もろもろ)の将、—に言(まを)して」〈雄略紀〉


読み方:オウou

古代君主の称号


おう 【王】

広辞苑』の説明中に道徳を以て天下率いる者」との一項があり、東京大学出版会宗教学辞典』では、伝統文化および古代中世文化において王制は単に政治的ないし社会的な制度ではなかったとして、「王国形成されたところでは原則として王はつねに、なんらかの程度において神性帯びた存在−〈神なる王〉(thedivineking)−として観念され、国民による崇拝対象となった」とし、王は宗教現象としての一面持ち王制もまた根本的に宗教的事実でもある、としている。

作者永松康男

収載図書月夜誕生日童話集
出版社新生出版
刊行年月2007.12


読み方:おう

  1. 采の目最大なるもの。
  2. 釆の目の最大なるもの。

読み方:わん

  1. 数量ノ三。〔支那人隠語
  2. 数量の三を云ふ。

分類 支那人

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 07:56 UTC 版)

(おう)とは、君主の称号。一般的には一国家・一民族・一部族などの最高支配者であり[1]君主国王帝王などを指す[2]。また、同類やそので最も優れているものを意味する[2]。英語では“king”(キング)と訳されており、頭文字“k”が大文字の“the King”(ザ・キング)は特に唯一神(God)・王の中の王皇帝なども指す[3][4][5]

また漢字の「王」は、主に東アジア地域において用いられた爵位の一つ。

王の定義

君主

君主一般を指す普通名詞の王(キング英語: king)。国家を統治するものは国王と呼ばれる。この国家はウガンダ内の諸王国のように、必ずしも国際的承認を受けた独立国家を意味しない。またアフリカクバ王国など、現在では国家としては存在していない部族集団の首長も王と訳されることもある。

漢字文化圏における天下を束ねる権威者の号

爵位

代以降の中国において用いられた爵位の一つ。プリンス(prince)諸侯王

神聖ローマ皇帝の次期継承者はローマ王を称したが、ローマの国王というわけではなく、皇太子としての称号として用いられた頃の実態は爵位に近い。

請求権を示す王位

フランス国王が称しているナバラ王や、現在のスペイン国王が称している複数の王位のように[注 1]、実態としての国家が存在していない状態の王国の王号を称することがある。またスペイン国王などが称するエルサレム王など、実際には統治していない地域の王号を名乗る者もあるが、現在では単なる称号に過ぎなくなっている。

皇族・王氏・李王家の称号

  • 王 (皇族)(おう、みこ、おおきみ)。皇帝や天皇の一族男子の称号の1つ。親王よりも下位。その範囲は時代・国によって異なる。日本では、皇孫である二世王から五世王の代までに皇族でなくなるのが通例だが、かつては、花山源氏白川伯王家のように職務上の必要から一旦臣籍降下した家系に対しても王号が授けられた例も存在した。現在は皇室典範に基づいて、天皇から三親等以下の男子の身位とされる。
  • 平安時代皇室から分かれて未だ賜姓されていない(つまり皇別氏族になっていない)「○○王」と称した人々を「諸王」と呼んだ。諸王は賜姓されていない皇胤だが、臣籍に分類されていたので、この諸王たちをまとめて、「源氏」「平氏」「藤原氏」などのような一つの氏族とみなして「王氏」といった。
  • 日本における李王家当主の称号。

その他

  • 儒教的な立場からは、徳をもって国を治める者が「王」、法をもって国を治める者が「」であると言われている。いわゆる王覇の弁であるが、歴史的には、春秋時代の、王に代わる実力者としての諸侯の盟主を「覇」と称したことに由来する。「孟子曰、覇者之民、驩虞如也。王者之民、皞皞如也」(『孟子』尽心章句上13)。

王の言葉の派生

  • 物につけることもある。「○○の王様」といえば、そのジャンルでもっとも優れたものを意味する。ただし、女王とつける場合に比べて、より力強い、クセが強い方に与えられる。たとえば「果物の王」はドリアンである(女王はマンゴスチン)。
  • 王将。将棋の駒の一つ。

王の姓名

  • の一つで、読み方は「ワン(Wang2)」。中国内陸香港台湾などに多い(例:王羲之王安石)。中国では全国民における割合1位の苗字なので、日本の「佐藤」に相当すると言える。朝鮮では、高麗の王家(→高麗王)が「王」姓であったため、その後の李氏朝鮮時代になってから迫害を恐れ、「王」姓の多くは「全」や「玉」に変えたとも言われる[要出典]
  • 王(こにきし)。日本の飛鳥時代に作られた(カバネ)のひとつ。百済王族ら少数の渡来人系氏族に与えられた。その一例が百済王氏(くだらのこにきしうじ)である。桓武天皇の後宮で一時百済王氏出身の女性たちが重要な地位を占めた[要出典]

王様

王様(おうさま)

注釈

  1. ^ スペイン国王フェリペ6世の称号と栄典英語版
  2. ^ これらの者を英語ではタイクーン (tycoon) と称する。日本国大君に由来する「実力者」や「大物」という言葉である。

出典

  1. ^ 平凡社 2020, p. 「王」.
  2. ^ a b 松村 2020, p. 「王」.
  3. ^ 國廣、安井、堀内 2020, p. 「king」.
  4. ^ Dictionary.com, LLC 2020, p. "king".
  5. ^ Macmillan Education Limited 2020, p. "king".
  6. ^ 華北の都市国家社会に君臨した周の王に対抗して、江南揚子江中下流域から勃興したといった諸国の君主もまた天下でただ一人の権威者として王を称した。
  7. ^ 空振り三振王、見逃し三振王は誰? 1位は両リーグを代表する強打者”. full-count (2019年3月27日). 2020年11月14日閲覧。
  8. ^ 失策王は?セ・リーグ遊撃手編2019”. BB NEWS (2019年12月1日). 2020年11月14日閲覧。
  9. ^ 発見!日本初記録種のヒトデ(2016.3、沖縄美ら海水族館

参考文献

  • 平凡社「王」『世界大百科事典 第2版』平凡社、2020年。  世界大百科事典 第2版『』 - コトバンク
  • 松村, 明「王」『デジタル大辞泉』小学館、2020年。  デジタル大辞泉『』 - コトバンク
  • Dictionary.com, LLC (2020年). “Dictionary.com”. "king". 2020年3月15日閲覧。
  • Macmillan Education Limited (2020年). “Macmillan Dictionary”. "king". 2020年3月15日閲覧。

関連項目


王 (ワン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 00:37 UTC 版)

Princess Brave 雀卓の騎士」の記事における「王 (ワン)」の解説

家庭科部員で、実家中華料理店理人達は彼の実家の店のパーティー麻雀牌獲得したチュートリアルルールなど説明しているのが彼。

※この「王 (ワン)」の解説は、「Princess Brave 雀卓の騎士」の解説の一部です。
「王 (ワン)」を含む「Princess Brave 雀卓の騎士」の記事については、「Princess Brave 雀卓の騎士」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 12:45 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. 一国君主
  2. 地位権力成績などが一番上である人やもの。
  3. (将棋) 王将
  4. 日本における皇族男子与えられる称号

類義語

訳語

熟語


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