望楼とは? わかりやすく解説

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ぼう‐ろう〔バウ‐〕【望楼】

読み方:ぼうろう

遠くを見渡すためのやぐら。


望楼

作者石川淳

収載図書石川淳全集 第3巻
出版社筑摩書房
刊行年月1989.7


望楼

作者伊藤桂一

収載図書遙かな戦場実録兵隊戦記
出版社光人社
刊行年月1994.7
シリーズ名光人社NF文庫


望楼

作者ロード・ダンセイニ

収載図書世界の涯の物語
出版社河出書房新社
刊行年月2004.5
シリーズ名河出文庫


監視塔

(望楼 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 07:47 UTC 版)

フィリピンのパングラオ監視塔

監視塔(かんしとう、物見やぐら見張り塔望楼[1]: watchtower)は、世界の多くの地域で使われている要塞の一種である。それは通常の塔とは異なり、主な用途は軍用で、高所から安全に周囲を領地や国境を確認できる場所を提供する目的で建設される。場合によっては、宗教的な塔のような非軍用の塔も見張り塔として流用される。

歴史

ドイツのローマ時代の監視塔

ローマ人は、通信システムの一部として数多くの塔を建てた[2]。例としては、イギリスハドリアヌスの長城や、ドイツなどに残るリメスに沿った塔がある[3]。またローマ人は、現存しているスペイン北部のヘラクレスの塔のように、多くの灯台を建設した[4]

中世ヨーロッパでは、多くの城やマナー・ハウス、または要塞建造物に見張り塔が併設されていた[5]。フランス西部のマナー・ハウスでは、矢狭間銃眼を備えた見張り塔が主な防衛手段の1つであった。領主は、見張り塔の上から自らの領域を監視することが可能であった。

サウジアラビア南部やイエメンでは、アスィール山岳地帯に、小型の石造か泥製のカサバ英語版と呼ばれるキープや物見の塔を建設した[6]。さらにナジュドでは、山の頂上から遠くから近づいてくる敵を発見し警報を行う「Margab」と呼ばれる監視塔が建てられた[7]

日本の例

ギャラリー

出典

  1. ^ 望楼とは - コトバンク”. 2021年3月18日閲覧。
  2. ^ Sagona, Claudia (2015), 'Melita and Gaulos during the Punic Period, in "The Archeology of Malta", Cambridge University Press, ISBN 9781107006690, p. 239.
  3. ^ “obituary:Brian Dobson”. DailY Telegraph. (2012年9月21日). http://www.telegraph.co.uk/news/obituaries/9558984/Brian-Dobson.html 2012年9月22日閲覧。 
  4. ^ A Universal Pronouncing Gazetteer from Google Book Search
  5. ^ Timelines TV Interactive video timeline of British history with section on medieval manors.
  6. ^ The New Encyclopedia Britannica. 1998. "Asir." 15th edition. Volume 1, "Micropedia". p. 635.
  7. ^ https://books.google.com.mt/books?id=Xifq5OE7174C&pg=PA4&lpg=PA4&dq=margab+tower&source=bl&ots=bpNh3rg85A&sig=ZZd_v_wKnVjQL4lbNXhTryWDpE8&hl=en&sa=X&ved=0ahUKEwiDmvrhnJTMAhXHtBQKHeYuAfAQ6AEIIjAD#v=onepage&q=margab%20tower&f=false

関連項目


望楼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 05:43 UTC 版)

怡土城」の記事における「望楼」の解説

城域では、現在では計7棟の望楼跡が遺存する。遺構詳細次の通り一ノ坂礎石群 城域南東部位置する北緯3332分48.27秒 東経130度15分49.55秒 / 北緯33.5467417度 東経130.2637639度 / 33.5467417; 130.2637639 (一ノ坂礎石群))。1936年昭和11年)に発掘調査実施され礎石15個(いずれも自然石上面が平らで座の造り出しは無い)が検出されている。建物桁行間口)3間・梁間奥行)2間であるが、別に中央列の中心に礎石1個が、その両側にも小さ礎石2個が認められる礎石中心間距離は10尺(約3メートル)。また基壇と見られる石垣認められる出土遺物としては瓦(平瓦熨斗瓦)片・土器片がある。中世土師皿も検出されていることから、中世高祖城一郭として再利用されたと推測される第1望楼草野陣鐘礎石群) 城域北東角に位置する北緯3333分24.15秒 東経130度15分52.89秒 / 北緯33.5567083度 東経130.2646917度 / 33.5567083; 130.2646917 (第1望楼草野陣鐘礎石群)))。1936年昭和11年)に礎石9個(いずれも自然石)が確認されている。建物桁行3間・梁間2間であるが、別に中央列の中心に礎石1個が認められる礎石中心間距離は8尺(約2.4メートル)。出土遺物としては平瓦片がある。 第2望楼(相鐘礎石群) 城域北辺位置する北緯3333分21.10秒 東経130度15分24.94秒 / 北緯33.5558611度 東経130.2569278度 / 33.5558611; 130.2569278 (第2望楼(相鐘礎石群)))。1936年昭和11年)に礎石10個(いずれも自然石)が確認されている。建物桁行3間・梁間2間。礎石中心間距離は8尺(約2.4メートル)。 第3望楼(下ノ鐘撞礎石群) 城域北辺位置する北緯3333分26.20秒 東経130度15分10.09秒 / 北緯33.5572778度 東経130.2528028度 / 33.5572778; 130.2528028 (第3望楼(下ノ鐘撞礎石群)))。1936年昭和11年)に礎石7個(いずれも自然石)が確認されている。建物桁行3間・梁間2間。礎石中心間距離は8尺(約2.4メートル)。出土遺物としては平瓦片がある。 第4望楼古城礎石群) 城域北辺位置する北緯3333分22.61秒 東経130度14分58.47秒 / 北緯33.5562806度 東経130.2495750度 / 33.5562806; 130.2495750 (第4望楼古城礎石群)))。『改正原田記』では「古城」として記載される礎石認められないが(元々無しか)、奈良時代-平安時代柱穴群が認められる。また中世期の溝が検出されているほか、周辺では中世期の郭・堀も認められており、中世高祖城支城高来寺城)として再利用されたと推測される出土遺物としては瓦(平瓦熨斗瓦鬼瓦)片・土器片がある。 第5望楼丸尾礎石群) 城域北西角に位置する北緯3333分21.13秒 東経130度14分52.90秒 / 北緯33.5558694度 東経130.2480278度 / 33.5558694; 130.2480278 (第5望楼丸尾礎石群)))。1936年昭和11年)に礎石9個(いずれも自然石)が確認されている。建物桁行3間・梁間2間であるが、別に中央列の中心に礎石1個が認められる礎石中心間距離は10尺(約3メートル)。また礎石一部には方形孔が認められるほか、一帯では地山整形による基壇認められる出土遺物としては瓦(平瓦熨斗瓦)片・土器片がある。 縣庄礎石群(鐘庄礎石群) 城域南西辺に位置する北緯3332分40.50秒 東経130度15分10.13秒 / 北緯33.5445833度 東経130.2528139度 / 33.5445833; 130.2528139 (縣庄礎石群(鐘庄礎石群)))。1936年昭和11年)に発見され1980年昭和55年)の再調査礎石5個(いずれも自然石)が検出されている。建物桁行3間・梁間2間。一帯では地山整形による基壇認められる出土遺物としては瓦(平瓦熨斗瓦鬼瓦)片・土器片がある。 以上のほか、『改正原田記』では伊勢城戸周辺矢倉址が存在したとする。また1936年昭和11年)の調査高祖神社南方礎石群(礎石群)(北緯3332分39.68秒 東経130度15分36.92秒 / 北緯33.5443556度 東経130.2602556度 / 33.5443556; 130.2602556 (高祖神社南方礎石群跡(礎石群跡)))・一丁月見礎石群(北緯3332分28.41秒 東経130度15分31.39秒 / 北緯33.5412250度 東経130.2587194度 / 33.5412250; 130.2587194 (一丁月見礎石群跡))が認められていたが、現在までに失われている。 また高祖山山頂付近においても、奈良時代須恵器片や瓦片が検出されていることから、この付近での礎石群の存在可能性が高いとされる第1望楼第2望楼第3望楼第4望楼

※この「望楼」の解説は、「怡土城」の解説の一部です。
「望楼」を含む「怡土城」の記事については、「怡土城」の概要を参照ください。

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「望楼」の例文・使い方・用例・文例

  • 望楼からは市の眺め360度見渡すことができる。
  • 望楼
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