山頂付近
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積丹半島の最高峰である余別岳(1,298m)に向けて、積丹岳から縦走する道も存在するが、一等三角点の維持管理用の歩道であり、正式な登山道ではなく管理はされていないため注意が必要である。かつては積丹地蔵の名で知られる地蔵像が祀られていた。
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山頂付近
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二村山勝地標柱 山頂部の平地にあり、高さ183センチメートル、一辺24センチメートル四方の標柱で、大正天皇の即位を祝して愛知県が県内各所の名所旧跡に立てたもののひとつである。東面には「二村山勝地 愛知縣」、西面には「此地眺望絶佳ニシテ往古官道ニ當リシヲ以テ歌詠顕ル多シ今亦大典ニ當リ辱クモ悠紀地方風俗舞ノ歌ニ入ルヲ得タリ 大正四年十一月 豊明村」と刻まれている。 大嘗祭悠紀歌(だいじょうえゆきうた)碑 山頂部の平地にあり、高さ200センチメートル、幅98センチメートル、厚み15センチメートルの碑文で、1920年(大正9年)11月に除幕式が行われている。先の1915年(大正4年)、大正天皇即位後の大嘗祭に際して斎田を卜定(ぼくじょう)したところ愛知県が斎国(いつきのくに)に決まり、悠紀殿で披露される風俗舞の歌に二村山を詠った黒田清綱の詠歌が選ばれたことを記念し、有志たちによって建碑された。揮毫は清綱自身のもので、「大嘗祭悠紀歌二村山 正二位源清綱 君か代によそへてを見んと紀ハなる松と竹との婦たむらの山」と刻まれている。 切られ地蔵尊 豊明市指定有形文化財(1977年(昭和52年)4月1日指定)。山頂の三角点近くにあり、胴体が上下に斜めに切断された形で上下に分かれている珍しい形態の地蔵菩薩像で、別名「袈裟切り地蔵」ともいわれる。元の露仏であった峠地蔵尊は長年の風雨にさらされ、江戸時代初期にはすでに破損いちじるしい状態であったのか、「古来仏依会大破建立之延宝七己未年」という銘文により1679年(延宝7年)に建立されたとみられるこの石仏をもって「身代わり地蔵の身代わり」として安置されたと考えられている。本来、完全な形状の地蔵菩薩像であったはずの当石仏であるが、1740年(元文5年)に落雷の憂き目に遭い、現在の形のように裂けてしまったという。 岳輅の句碑 二むらや三河に出る(いづ)るあきの月 — 岳輅、『麻刈集』 『麻刈集(あさかりしゅう)』は、1794年(寛政6年)に井上士朗の編集により刊行された句集である。 岳輅は真宗大谷派仏教山乗西寺(じょうさいじ、現名古屋市千種区仲田)の住職で、尾張俳壇の重鎮として知られる。井上と共に二村山に月見に訪れた際に詠んだのがこの句である。同碑は、1985年(昭和60年)2月に「名勝地歌碑建立委員会」によって建立されたものである。 二村山勝地標柱。(2012年(平成24年)5月) 大嘗祭悠紀歌碑。(2012年(平成24年)5月) 山頂にある切られ地蔵尊。(2012年(平成24年)5月) 切られ地蔵尊を背面から見たところ。(2012年(平成24年)5月) 岳輅の句碑。(2012年(平成24年)5月) 二村山展望台 1990年(平成2年)4月、1971年(昭和46年)に建造された展望台を改装する形で現在の展望台がオープンする。高さ13.5メートル、三層をなし、北面には豊明市の市章がデザインされ、最上部はドームを模している。展望部には眺望できる山名や施設名を説明した鳥瞰図があり、2007年(平成19年)には愛知県観光施設費等補助金を受けてリニューアルしている。全方位360°の俯瞰が可能であり、北西から東にかけては名古屋市街や伊吹山をはじめとした伊吹山地、御嶽山、猿投山、中央アルプスや南アルプス、南西では名港トリトンや四日市コンビナート等を望むことができる。ただし遠方の山地まで望めるのは空気の乾燥した冬季が主であり、また、特に北面の名古屋市街を望む方角では、初夏から秋にかけては北接する木立が展望台の高さにまで生い茂り、視界が妨げられがちとなる。 二村山展望台。(2012年(平成24年)5月) 二村山駐車場から見た二村山展望台。(2012年(平成24年)5月) 北東面の眺望。画面中央左のため池は勅使池、遠方のなだらかな山稜を持つのは猿投山である。猿投山の右に恵那山とそれに連なる山々が見える。(2009年(平成21年)10月) 東面の眺望。豊田市方面を見ており、平野の最奥部にかすかに豊田アローズブリッジが認められる。(2009年(平成21年)10月) 北西面の眺望。名古屋市中村区・中川区方面を見ている。(2009年(平成21年)10月) 西方ではすぐ眼下に隣接する藤田医科大学・付属病院の偉容を一望できる。(2009年(平成21年)12月) 南西面の眺望。東海市にある臨海工業地帯の煙突群である。(2010年(平成22年)1月) 北東面の眺望。秋や冬の晴れた日には御嶽山をはっきりと望むことができる。手前に望む塔は瀬戸デジタルタワー。(2010年(平成22年)11月) 恵那山遠望。(2018年(平成30年)12月) 豊田アローズブリッジ遠望。(2019年(令和元年)10月) 赤石山脈遠望。(2020年(令和2年)2月) 北東面の眺望。奥手に連なるのは伊吹山系。(2010年(平成22年)1月) 展望台から南面に眼下を望む。人物がたたずむ前にあるのは切られ地蔵尊。奥手にあるのは都市再生機構管理の豊明団地。(2009年(平成21年)12月)
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