抗ウイルス剤とは? わかりやすく解説

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抗ウイルス剤

Antiviral drug

【概要】 ウイルス疾患の治療ウイルスの細胞への結合侵入翻訳複製出芽などのステップのどこかを抑える。 

【詳しく】 ウイルス宿主細胞の中で、細胞内の装置利用して増えるので、抗ウイルス薬生体にとって有害な場合がある。しかしウイルス特有の酵素の阻害剤は副作用が少ない。抗HIV薬逆転写酵素阻害剤プロテアーゼ阻害剤もその例である。

《参照》 抗HIV薬逆転写酵素阻害剤プロテアーゼ阻害剤


抗ウイルス薬

(抗ウイルス剤 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 16:17 UTC 版)

抗ウイルス薬(こうウイルスやく、: Antiviral drug)は、ウイルス感染症の治療薬。抗ウイルス薬による治療薬の副作用として、抗体価が上昇せず(獲得免疫能が低下)再感染率が増加することが挙げられる[1]




  1. ^ 木戸博、「インフルエンザ感染の重症化機序と治療法」 小児耳鼻咽喉科 2016年 37巻 3号 p.305-311, doi:10.11374/shonijibi.37.305


「抗ウイルス薬」の続きの解説一覧

抗ウイルス剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 02:05 UTC 版)

エプスタイン・バール・ウイルス」の記事における「抗ウイルス剤」の解説

EBVに対して有効な抗ウイルス剤は存在するが、以下に述べ理由日本においては使用できない状況にある。ゆえに、伝染性単核球症などのEBV感染症治療法対症療法となっており、重症例には主に副腎皮質ステロイド投与ガンマグロブリン大量投与用いられる過去にはEBV有効な抗ウイルス剤であるソリブジンがあったが、抗がん剤5-FUとの併用薬害事故起き、現在販売自主的に停止されている状態にある。ソリブジン代謝産物であるブロモビニルウラシル(BVU)は、5-FUの代謝酵素であるDPD(dihydropyrimidine dehydrogenase)と結合して不可逆的阻害し、5-FUの血中濃度上げ、5-FUの副作用である白血球減少血小板減少などの血液障害重篤消化管障害引き起こす。これがソリブジン薬害事故の原因である。 しかし、ソリブジン安全情報5-FUとの併用禁忌などの情報周知徹底すれば存続可能なであったソリブジン類似した抗ウイルス剤のブリブジンもまたEBVに有効であるが、ソリブジン薬害事故があった日本においてはブリブジン代謝産物ソリブジンと同じBVUであるがゆえに、使用できない状況にある。 また、現行のヘルペスウイルス剤のアシクロビルEBV対す効果限定的である。慢性活動性EBウイルス感染症治療の一つとしてアシクロビル大量投与があるが、これも効果限定的である。

※この「抗ウイルス剤」の解説は、「エプスタイン・バール・ウイルス」の解説の一部です。
「抗ウイルス剤」を含む「エプスタイン・バール・ウイルス」の記事については、「エプスタイン・バール・ウイルス」の概要を参照ください。

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