ソリブジン
分子式: | C11H13BrN2O6 |
その他の名称: | ブロバビル、Brovavir、YN-72、BV-araU、BvAraU、1-β-D-Arabinofuranosyl-5-[(E)-2-bromovinyl]-1,2,3,4-tetrahydropyrimidine-2,4-dione、1-(β-D-Arabinofuranosyl)-5-[(E)-2-bromoethenyl]uracil、1-β-D-Arabinofuranosyl-5-[(E)-2-bromoethenyl]uracil、ソリブジン、Sorivudine、SQ-32756 |
体系名: | 1-β-D-アラビノフラノシル-5-[(E)-2-ブロモビニル]ウラシル、1-(β-D-アラビノフラノシル)-5-[(E)-2-ブロモビニル]ウラシル、(+)-1-(β-D-アラビノフラノシル)-5-[(E)-2-ブロモエテニル]ウラシル、5-[(E)-2-ブロモビニル]-1-(β-D-アラビノフラノシル)ウラシル、1-(β-D-アラビノフラノシル)-5-[(E)-2-ブロモエテニル]ウラシル、1-β-D-アラビノフラノシル-5-[(E)-2-ブロモエテニル]ウラシル、1-β-D-アラビノフラノシル-5-[(E)-2-ブロモビニル]-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-2,4-ジオン |
ソリブジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 23:45 UTC 版)
ソリブジン(英:sorivudine)は、抗ウイルス薬のひとつで、チミジンのアナログである。ウイルス感染症の治療薬として、特に単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、EBウイルスに有効である。
- ^ 伊賀立二「我国における現状 -添付文書の見直し」『薬物動態』第11巻第3号、1996年、 309-314頁、 doi:10.2133/dmpk.11.309。
- ^ 厚生省 (1996年5月15日). “平成6~7年度厚生科学研究費補助金「薬物療法等有用性向上推進研究事業」研究課題「医療用医薬品添付文書の見直し等に関する研究班」報告について” 2015年5月15日閲覧。による、1996年の添付文書見直しも参照。
- 1 ソリブジンとは
- 2 ソリブジンの概要
- 3 副作用
- 4 参考資料
ソリブジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 08:21 UTC 版)
ソリブジン(商品名ユースビル)日本商事製造販売・エーザイ共同販売)は、癌による免疫力低下で発生するリスクが高い帯状疱疹の治療薬として、1993年に上市された。代謝物がフルオロウラシルの代謝を阻害して副作用を強く出現させる。そのため、ユースビルが発売されて間もなく、5-FUの類を投与されていた癌患者を中心に15人の死者を出す一大薬害を引き起こした。 発生機序としてソリブジンは体内でブロモビニルウラシルに代謝される。このブロモビニルウラシルはフルオロウラシルの代謝酵素と結合して不可逆的に阻害することによりフルオロウラシルの蓄積が生じる。このことにより骨髄抑制などの中毒症状を引き起こす。 なお、「ソリブジン事件/薬害」と称される5-FUとの相互作用問題から、1993年にユースビルの自主回収後に承認が取り下げられ、製造打ち切りから相当期間が経過したため、1999年12月までに5-FUなど相互作用が関係する医薬品添付文書から併用禁忌を含めソリブジン(ユースビル)に関する記述は削除された。
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