charity
「charity」とは・「charity」の意味
「charity」は、日本語で「慈善」や「チャリティ」と訳される英単語である。英英辞典によると、charityは形容詞としても動詞としても使用される。形容詞の場合は「慈善の」、動詞の場合は「慈善を行う」という意味になる。「charity」の発音・読み方
「charity」の発音は、/tʃˈærəṭi/である。アクセントは最初の音節に置かれる。日本語では主に「チャリティー」と表記される。「charity」の語源・由来
「charity」の語源は、ラテン語の「caritas」であり、「高価」「尊敬」「愛情」などを意味する。これが古フランス語の「charité」を経て、英語に取り入れられた。「charity」の類語
「charity」の類語には、benevolence(善意)、philanthropy(博愛)、altruism(利他主義)、generosity(寛大さ)などがある。「charity」を含む用語・関連する用語
「for charity」とは
「for charity」とは、慈善目的であることを意味する。例えば、チャリティイベントやチャリティオークションなど、収益が慈善団体に寄付される活動を指す。「charity begins at home.」とは
「charity begins at home.」は、「慈善は家庭から始まる」という英語のことわざである。自分の家族や親戚を大切にし、そこから他人への慈善活動を広げるべきだという意味が込められている。「charity」の使い方・例文
1. She works for a charity organization.(彼女は慈善団体で働いている。)2. They donated a large sum of money to charity.(彼らは慈善団体に多額の寄付をした。)
3. The concert was held for charity.(そのコンサートは慈善目的で開催された。)
4. He is known for his charity work.(彼は慈善活動で知られている。)
5. The company supports various charity projects.(その企業は様々なチャリティプロジェクトを支援している。)
6. She organized a charity event to help the homeless.(彼女はホームレスを支援するためのチャリティイベントを企画した。)
7. They raised money for charity by running a marathon.(彼らはマラソンを走ることで慈善のための資金を集めた。)
8. The charity provides food and shelter for those in need.(その慈善団体は必要な人々に食料と避難所を提供している。)
9. He is a well-known philanthropist and supports many charities.(彼は有名な慈善家であり、多くのチャリティ団体を支援している。)
10. The charity auction featured items donated by celebrities.(チャリティオークションでは、有名人が寄付した品物が出品された。)
チャリティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/05 16:08 UTC 版)
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チャリティー(英: charity)とは、慈愛・慈善・博愛または同胞愛の精神に基づいて行われる公益的な行為・活動のこと。
語源は「親切」を意味する古代ギリシャ語「カリス」(希: χάρις)及びそのラテン語形「カリタス」(羅: charitas)から。
世界各地でチャリティーの活動・組織が見られ、宗教的な背景を持つことも多い。
チャリティーはしばしば、身体障害者や高齢者などに対する社会福祉、貧困地域の飢餓救済、紛争地域の難民救済、または災害・事故・犯罪などの犠牲者や遺族に対する支援活動などといった形態をとるが、本来的には以上の活動にとどまらず、社会に対する貢献全般がチャリティーであると言える。
また、チャリティーに係る費用は寄付・寄進によって支弁されることが多い。
略史
世界各地で普遍的に存在するチャリティーだが、その起源には地域によって差異が見られる。
農業の発達に伴って文明が成長していくと、富の集中が発生し、社会内部に格差が生じる。すると、格差を緩和するための自然的な反応として、一方では宗教が生まれ、一方では富の再分配が行われた。多くの文明では、両者は密接な関係を構築していき、富の再分配には宗教的な意味合いが与えられるようになった。その一例がインドで生まれた喜捨であり、これは仏教とともに東南アジアおよび東アジアへもたらされた。イスラム教でも神の教えに従って、ザカート・サダカの喜捨が、ムスリムの重要な行為に位置づけられている。
キリスト教が伝来する以前のヨーロッパ氏族社会においても、貧困者や病人に対する扶助行為があったと考えられているが、これら弱者はあくまで社会の中の劣位者とされていた。しかし、貧者に積極的な意味を見出し、隣人として救済することを教義の一つとするキリスト教がヨーロッパに登場すると、チャリティー活動とキリスト教精神とが結合し、教会を中心として積極的なチャリティー活動が行われるようになった[要出典]。しかし教会によるチャリティー活動も、修道士の『霊的救済』という側面が非常に強く、チャリティーを受ける貧困者の立場に立ったものとはいえず、チャリティーとしての限界があった。
中世ヨーロッパ期には、都市で成長した商工業者によるギルドがフラタニティを結成し[1]、教会と並んでチャリティー活動を展開した。近代ヨーロッパ期になると、市民社会の成長とともにチャリティーとキリスト教的背景との分離が進む。スイスの宗教改革者たちの意見によれば、ローマ教会の「むやみやたらに施しを与えるという見せかけの慈善を認めていた」ことに対抗するために「真のキリスト教徒は勤勉と倹約の徳を」と強く主張しなければならなかった背景があったという[2]。さらに産業革命期に入った後は、産業界の成功者らによるチャリティー活動が盛んになった。この時期のチャリティーは宗教的な色彩を薄めており、チャリティーの世俗化とも言われるが、実業家らは多分に自己満足としてチャリティーを実施しているところがあった。そのため、彼らのチャリティーは個人的な活動であると言え、決して計画的・組織的なものではないという限界があった。
イギリスでは17世紀の終わりごろから自発的な諸個人によって組織されたチャリティー団体が出現しはじめ、慈善はイギリスの国民性と言われるほどの盛り上がりをみせた[1]。19世紀以前のイギリスでは慈善活動は女性が公的に社会活動できる数少ない場であり、多くのチャリティー団体では女性が極めて重要な役割を果たした。チャリティー団体は大英帝国の拡大とともに世界各地に創設されていった[1]。
これら団体は組織的かつ計画的なチャリティー活動を実施し、チャリティーにあらたな局面をもたらした。また、その一方では、政府による社会福祉が次第に充実していき、チャリティーの組織化が民公両面で進んでいったのである。
20世紀に入ると公的な社会福祉が高度に整備されたため、民間のチャリティーは相対的に傍系へと置かれるようになった。しかし、民間チャリティーは公的社会福祉ではカバーできない分野を担っており、特にイギリスやアメリカでは社会の中で大きな役割を果たし続けている。
日本のチャリティー
日本では仏教公伝の後、飛鳥時代の頃に皇族を中心として慈善的な活動が行われたとする伝説があるが、本格的な活動は奈良時代の行基からと考えられている。行基は道路や橋といった交通施設や池・用水といった農業施設の建設など公益的な活動に携わった。
平安時代前期には、上流貴族が諸国で貧民救済政策をとる事例が比較的多く見られる。この時期の上流貴族の間では、儒教の精神に基づいて仁政を布くことが理想とされていたためである。
日本のチャリティー史上で特筆すべきは、鎌倉時代中期から後期にかけての叡尊と忍性、そして室町時代中期の願阿弥である。西大寺の僧であった叡尊は、当時賤視されつつあった非人の救済に生涯にわたって尽力した。忍性は社会から疎外されたハンセン病患者の救済に当たり、また医療施設を鎌倉極楽坂に設置して多くの病人の看護に努めた。室町中期に勧進聖として活躍した時宗僧の願阿弥は、応仁の乱前後に大飢饉が日本全国を襲った際、室町将軍足利義政の意を受け、京都を拠点として積極的な窮民救済活動を展開した。これら諸僧の他にも、社会福祉事業に大なり小なり尽力する仏教僧が中世日本には多数存在したが、反対に言えば当時の社会矛盾が大きかったことの表れでもあった。
明治時代になると、西洋からチャリティー精神が紹介され、キリスト教徒や実業家らによる、西洋流のチャリティーが展開していった。その後、財界においてチャリティー活動が活発化し、第二次世界大戦前までは、皇室と財閥が中心となって、日本のチャリティー活動を牽引した。戦後は日本国政府が福祉国家政策を推進し、チャリティー活動の相対的地位は低下した。
戦後の日本で行われている主なチャリティー活動には、歳末たすけあい運動・海外たすけあい運動、赤い羽根共同募金(毎年10~12月)、あしなが育英会(交通遺児への支援)、チャリティーショー・チャリティーコンサート、救世軍の「社会鍋」、大規模災害発生時の日本赤十字社や地方公共団体、マスコミ傘下の社会福祉事業団・基金など公的組織による募金(義援金)受付、インターネットを通じて行うクリック募金などがある。
チャリティーに関する統計
イギリスの Charities Aid Foundationは2010年より毎年、世界寄付指数(World Giving Index)を発表している。
チャリティー番組
テレビ・ラジオなどマスコミによるチャリティー活動も行われている。
- 日本におけるチャリティー番組
- 1975年3月に1回だけ開催された『宮城まり子のチャリティーテレソン』(近畿放送(現・京都放送=KBS京都))に始まり、さらに同年から『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』(ニッポン放送・NRN系列、視覚障害者福祉)、その翌1976年には『かたつむり大作戦』(KBS京都、交通遺児救済 2005年終了)、1978年から『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ・NNN/NNS系列)[3]、2003年からは『24時間テレビ エロは地球を救う』(パラダイステレビ・スカパーJSAT、ストップエイズ・エイズ予防財団)が行われた。
- 日本国外のチャリティー番組
- アメリカ合衆国『レイバー・デイ・テレソン』
- イギリス『レッド・ノーズ・デイ』
- その他
- これ以外にも日本放送協会(NHK)と共同募金会、日本赤十字社が「NHK歳末・海外たすけあい」を年末に共同で実施しているほか[4]、サザエさん募金(フジテレビ・FNN/FNS系列)[5]やドラえもん募金(テレビ朝日・ANN系列)[6]など、国内外の大規模災害発生時に一時的にテレビ局が銀行口座などを開設した上でニュース番組などで募金を呼びかける場合もある[7]。
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チャリティー・コンサート
- Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ - 2001年から毎年開催されているチャリティ・コンサート。コンサートの収益金から、教育機会に恵まれない世界の子どもたちの学校建設資金を寄付する。
脚注
- ^ a b c 金澤周作 川北稔(編)「弱者救済の結社」『結社のイギリス史:クラブから帝国まで』山川出版社 2005 ISBN 4634444402 pp.177-191.
- ^ 宗教と資本主義の興隆、上巻―歴史的研究― リチャード・ヘンリー・トーニー著 出口勇蔵・越智武臣訳 岩波書店 1956年 ISBN 9784003421116 p183
- ^ “「24時間テレビ」41年のあゆみ” (PDF). 公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会. 2020年8月23日閲覧。
- ^ “NHK歳末たすけあい・NHK海外たすけあい”. 日本放送協会. 2020年8月23日閲覧。
- ^ “フジネットワーク サザエさん募金は終了しました”. フジテレビジョン (2020年8月18日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ “ドラえもん募金とは”. テレビ朝日. 2020年8月23日閲覧。
- ^ “連続コラム「震災と寄付」(全3回) 第1回 あなたはどっち派?義援金と支援金”. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング (2016年6月14日). 2020年8月23日閲覧。
参考文献
- 宗教と資本主義の興隆、上巻―歴史的研究― リチャード・ヘンリー・トーニー著 出口勇蔵・越智武臣訳 岩波書店 1956年 ISBN 9784003421116
関連項目
- 救済
- 福祉
- 寄付
- バザー
- フィランソロピー(慈善活動)
- 篤志
- ロベルト・クレメンテ
- チャールズ・ディケンズ「荒涼館」 - 「クリスマス・キャロル」で博愛の精神を訴えたディケンズだが、その一方では「荒涼館」などで19世紀の「多分に自己満足」に堕したチャリティーの姿を痛烈に批判している。
- チャリティーソング
- 企業の社会的責任
外部リンク
- The World of Celebrity Giving Look to the Stars - セレブリティが関わっているチャリティ活動をまとめたサイト。
チャリティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 04:50 UTC 版)
「ミカド (ゲームセンター)」の記事における「チャリティー」の解説
チャリティーおやじ大会 - 『ストII』『餓狼伝説スペシャル』によるおやじ大会。ダブルイリミネーション方式の特別ルール。参加費は入院中の常連プレイヤーに寄付された。 熊本地震チャリティ勢 vs VSグラディウス - チャリティー筐体を設置する店内企画「熊本地震支援チャリティー」連係イベント。ミスまたは1周クリアごとにプレイヤーを交代する駅伝方式で任天堂VS.システム版グラディウス1000万点を目指す。インカムは被災地に寄付された。
※この「チャリティー」の解説は、「ミカド (ゲームセンター)」の解説の一部です。
「チャリティー」を含む「ミカド (ゲームセンター)」の記事については、「ミカド (ゲームセンター)」の概要を参照ください。
「チャリティー」の例文・使い方・用例・文例
- メンバーそれぞれが、毎月1万円をチャリティーに寄付している。
- オペラ歌手は自発的にチャリティーコンサートを開いた。
- 彼らはチャリティーショーを催した.
- チャリティーショー[抗議集会]を計画する[催す].
- 彼は気前よくいくつかのチャリティーに貢献した
- 共通の目的のために、他のものと同様に特にチャリティーに協力する行為
- 彼女は、毎月好きなチャリティーに寄付します
- サポートの大半を公衆(むしろ個人の小さい団体)から受け入れようとするチャリティー
- 余興と台車の行進がチャリティーで寄付をつのるために計画される英国の大学の1週間
- しかし,神戸でのチャリティーヘアショーで田中トシオさんが髪を切っているのを見て,再び働き始めることを決めた。
- 地域奉仕活動の一(いっ)環(かん)として,同社は同様のチャリティー自販機を設置し,地方自治体やその他の団体のさまざまな活動を支援している。
- 現在はアイスショーやチャリティーイベント,放送関係で活躍中。
- その後,チャリティーウォークがありました。
- この施設はドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが運営する。
- 音楽活動復帰後は小児がん患者を支援するチャリティー活動に積極的に参加している。
- そして,私は小児がん患者を支援するチャリティー活動を始めました。
- 同ミュージアムはチームの書道作品の本を1000円で販売しており,作品自体は展示会終了後に開催されるチャリティーオークションで売り出される予定だ。
- 3月5日,東日本大震災後の福島県の復興を支援するチャリティーコンサートがオーストリアのウィーンで開催された。
- 地震が日本を襲った翌年,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は相馬子どもオーケストラを創設する資金を集めるためにチャリティーコンサートを行ったのだ。
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