奈良公園にやってきました。
フンフンフン黒豆よ~♪のあそこです。

犬のフンは許せないが、鹿のフンだと許せてしまう。
そんな広い心?になれる聖地が奈良公園です。

この暑さには鹿も参っているようです。
夏毛に衣替えしたとはいえ、毛皮を着てますもんね。
人間に馴れている鹿は、人通りの多い場所の木陰で涼みます。
せんべいが通りかかるのを、こうして待つのです。

馴れまくっている鹿は店で涼みます。
一番最初にせんべいにありつけるので、一石二鳥であります。

人間に馴れていない鹿は、人の来ない場所で涼みます。
山で出会う鹿に比べれば十分馴れていますが、5メートルくらいまで近づくとせんべいを持っていても逃げてしまいます。

若草山。
最近は山登りが疎かなので、ちょっくら登ってやろうと考えていたのですが、一目見て断念。
日差しを遮るものが無くて、見るからに暑そうです。
もうちょっと暑さに慣れてから出直しだ。
週末の晴れ間は嬉しいのですが、晴れたら晴れたで暑さが堪えます。
こういう時は涼しい所へ行くのが一番なので、渓流へ花の観察に出かけました。

ホタルブクロ。
なかなか花の名前を覚えられない僕でも、これは分かります。

ホタルブクロ(白)。
なんでか分かりませんが、関東では赤紫が多く、関西では白が多いそうです。
関西弁で言う所の、赤はあかん白にしろ、というあれでしょうか。

ビヨウヤナギ。
黄色が目にまぶしいです。

ヒメジョオン。
仲間のハルジオンは食べた事がありますが、こっちは試した事がありません。

ムラサキカタバミ。
可愛い花ですけど、外来種なんですよね。
そういえば、普通の黄色いカタバミは余り見かけなくなりましたし、こんな静かな場所でも激しい生存競争が繰り広げられているようです。

ユキノシタ。
だいぶ枯れかけております、よく頑張りました。

ドクダミ。
名前は悪いですが、よく見れば気品があります。

キク科の花だと思うのですが分かりません、なんでしょうか。

なんだろう。
野の花じゃなくて、どこかの庭から逃げ出した花のような気がします。

カモミールかな?

キンケイギクだと思うのですが、最近になってコレオプシス・グランディフローラという花とよく混同されていると知りました。
しかし、知った所で見分けも付かないし、舌も噛みそうなのでキンケイギクで通します。

これも野草ではなさそうな?

よく見かけるんですが、名前は知りません。

マンネングサかタイトゴメかなと思います。

ナンテン。
雪が降る頃は、雪ダルマ用に赤い実を頂いております。
いつもお世話になっております。

渓谷に入りました。
非常に涼しい、とても生き返ります。

飲み物を冷やしつつカニとたわむる。
冷蔵庫とクーラー要らずですね、夏の間はこういう場所に家が欲しいです。
普段はほとんど通らない淀川の高槻側を走っていますと、枇杷の木が生えているのを見つけました。
勝手知ったる淀川も、少し道を変えれば、まだまだ新発見があります。

河川敷の木に紛れて、オレンジ色の実が生っています。
偶然この時期に通りかかったので気が付きましたが、普段なら通り過ぎてしまうところです。

誰かが植えたのだろうけれど、世話をしている感じはしないので、いくつか採らせて貰いました。
剪定せず自然のままに育っているので、実がつきすぎて小ぶりなのですが、思ったよりも甘くて美味しいです。
果実酒にでもするつもりでしたが、十分に生食でいけます。

丁度良いモニュメントが近くにあったので。
場所はこの辺りです。
今年もカメの拾い物が多い季節になりました。
踏まれたり干乾びたりするリスクを犯してまで道を横断するカメたち。
何が彼らをそこまで掻き立てるのでしょうか。

路上で丸くなっているカメを発見。
元気が無いのか、警戒しているのか、全く動きません。

川を見た途端に暴れだすカメ。
戻りたいのか、さっきまでとは打って変わってアクティブです。
そんなんだったら、水から上がってこなければいいのに。
子猫がやんちゃの真っ盛りです。

先月に産まれたらしい子猫。
梅雨の晴れ間に遊びに出てきたようです。

名前は知らないけど、適当に呼ぶと寄ってきます。
うちの猫にも、こんな可愛い時期がありました。
今では呼んでも尻尾で返事するだけの、つれない猫になりました。

子猫だけで8匹いました。
成猫も同じくらいいたので、結構な大家族です。
全員集合の写真を撮りたかったのですが、一ヶ所にじっとしていてくれません。

自転車のスポーク越しに遊ぶのが流行っているようです。

ふと横を見ると、誰かがザックの上でくつろいでおります。
油断も隙もありません。

(ФωФ)すっとびよ、お前はザックで肩がこるのに悩んでおるな?
「はい、登山者の多くが苦しんでおります」
(ФωФ)それは肩だけで担ごうとするからだ、このように背中や腰とフィットさせる事で、肩こりはかなり軽減できる。
「おお、ザックと一体化したようなフィット感。これならば肩への負担だけでなく、疲労も軽減できそうです。しかし、寝ているだけのようにも見えますが…?」
(ФωФ)問題ない、担ぐのはお前だからな。
今日も仕事前に桑の実を摘みにいきました。

早朝の桑の実摘みを開始して三日目。
連日ともなると顔を覚えられるのか、散歩の方に毎日来てるねと声を掛けられます。
きっと暇なやつだと思われただろうか。

カタツムリだってまだ寝ています。
僕も本当はぎりぎりまで寝ていたいのです。

朝飯前の一仕事終了です。
もし、これで遅刻したら、桑の実を摘んでましたと正直に理由を話しても、すごくウソっぽい言い訳にしか聞こえない。
淀川の河川敷に生えている桑の実が熟してきました。
梅雨の楽しみのひとつです。

まだ少し早いけれど、ところどころ熟しています。
落ちてしまったり、スズメや虫との早い者勝ちなるので、すっとびはこれから暫くの間、朝は少し早めに家を追い出されて、出勤前に積んでくるように命令されております。
出社前からパワハラか。

つまみ食いをば。
美味しいですが、果汁で手が紫色になるのが困ります。
京都は嵯峨野にあるお店。
まゆで作ったネコが展示されていました。

僕が撮るネコはふてぶてしいのが多いですが、このまゆネコはとても可愛い。
あいつらも、こんな風に愛らしいポーズで撮影させてくれたらいいのですが。
梅雨がせっせと雨を降らせている間、すっとびは部屋でごろごろして怠けておりました。
すっかりインドア派になってしまった体に喝をいれる為にも、今日は激坂を走ります(`ФωФ´)

出発の前に石切神社へお参りしました。
お尻の病気に霊験あらたかな神社なので、サドルで尻が痛いすっとびにも、きっとご利益はあるはずです。
今日はかなり本気で走りますので、どうかお尻を守ってください。

大半の方が本殿の手前でUターンされます。
不思議に思って見ていると、どうやら百度石を行き来する事で、お百度参りをされているようです。
僕は自転車に乗る時だけの痛みなので、半分の50回ほどお参りするか、もしくは自転車で100周するべきなのですが、今日は時間的にも体力的にも余裕は無いので、またいつかお参りしたいと思います。

境内にある水神社。
見事にカメだらけです。
その昔、カメに願い事を書いて池に放した事に由来するそうです。

という事で、ここからが本番です。
生駒山脈を越える国道308号を走り、山を越えた向こう側にある西畑の棚田まで行くのが目的です。
悪名高き、酷道308号とも言われる険しい道を行く事で、梅雨に負けない根性を養うのだ!
と意気込んで走り出したものの、どうも道を間違えてしまったらしく、長尾の滝という所へ出てしまいました。

なんか道が違うかなと思いつつ、それでも諦め悪く登っていきますと、終に道は石段になってしまい、これ以上は進めません。
どう見ても国道じゃないですもんね。

長尾の滝。
これ、絶対に道が違うよなと思いつつ引き返さなかったのは、滝が見たい気持ちもあったからなのです。
生駒山系唯一の瀑布という事なので、実はちょっと期待しておりました。

そして今、滝が僕の目の前に!
瀑布というには大人しい感じでした。
ここ数日の雨で水量が豊富な様子を思い描いていたのですが、聞けば第2阪奈道路のトンネル工事で水脈が断たれてしまい、現在はポンプで汲み上げた水を放水しているそうです。
トンネルがあれば便利だけど、滝が枯れる話は他でも聞くので、山を傷つけてまでトンネルは必要ないとこの時は思いましたが、その思いは僅か1時間後に撤回されます。

諦めの悪いすっとびは、なんとか通り抜けられないものかと道を探します。
長尾の滝から更に石段を登ると、山頂へ続く自然歩道がありました。
標識によると、ぬかた園地・慈光寺を経由して308号に合流できるみたいですが、果たして自転車を担いで歩ける道なのか分かりかねたので、下山して仕切りなおしです。

改めまして、ここからが本番です。
これから登りますのは、暗峠大阪側。
激坂として有名で、自転車乗りならきっと誰もが読んでいる、小説「サクリファイス」でも主人公が苦しそうに登っております。
諸説は色々ありますが、距離は2km、標高差は350m、平均斜度は20%、最大斜度は37%という、国道としては日本一の急勾配となっています。
ちなみに、Wikipediaでは国道308号について、移動上の実用性はほとんどなく、迂回するのが有益であるとまで書かれております。
はっきり言って通るなという事でして、車どころか自転車で通行するのは、性癖とも呼べる情熱を持つ一部の人たちなのです。
普段はそんな道を好き好んで通りませんが、今日の僕は坂バカになるのだ。

登るのに必死で写真を撮っていませんでしたが、転びそうな直角カーブとか、ジェットコースターみたいなS字カーブとか、激坂好きが喜びそうな難所が待ち受けます。
舌の根も乾かぬうちになんですが、トンネルがあればこんな道は絶対に通りません。
いったん足をついてしまうと、再び漕ぎ出すのが不可能な坂道ばかりなので、こうして平らな場所を見つけては、何度も休みながら登ってます。

3分の2くらい登った辺りから勾配も緩くなり、棚田も見えてきました。
しかし、気を抜くことはできません。
なぜなら、酷道はまだ続くのです。

立派そうに見える正面の道は、一般車進入禁止の名もなき道です。
左に伸びる、本当に落ちずに曲がれるのか、そもそも車が通れるのか心細い坂道が国道308号です。
自転車なんかで来るんじゃなかったと何度も後悔したけれど、この時だけは自転車で良かったと心底思った。

最後の苦しい登りを終えて、今、峠のてっぺんに到着。
疲れてガクガクの脚に待ち受ける石畳は拷問です。
石畳や田園風景が美しい場所なので、サイクリングコースとしては辛いですが、ハイキングコースとしてお勧めします。

暗峠の奈良側にある西畑の棚田。
峠のすぐ側まで開拓されて棚田が広がっています。

昔は麓まで棚田が続いていたそうですが、現在は峠付近で集中して耕作されているようです。
棚田を維持するのは大変なんですね。

この後、南下して棚田をあと二ヶ所ほど回りたかったのですが、峠で力尽きたので帰りました。
生駒山地周辺には探せば棚田がまだありそうな感じなので、見つけたら訪れたいと思います。