久石譲のジブリ楽曲

20230718Billboard.png 先日、テレビのニュースが、久石譲氏のスタジオジブリ作品の音楽を、氏自身の指揮による管弦楽版で演奏したアルバムが、米国のビルボードで1位になったと伝えていた。

アルバムの名前は、"A Symponic Celebration: Music From The Studio Ghibli Films Of Hayao Miyazaki" というもの。演奏は、久石譲指揮のロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(ロンドン)。
私は特にアニメ好きとかジブリ好きということはなくて、映画館で見たことはないけれど、テレビでもよく放送されているから、たいていのジブリ作品は見ている。

もっとも集中して見ているというほどではないこともあって、前に見たことがあるなと思いながら見て、ああそういう話だったんだということになったりするが。
ファンタジーやSFものが多いと思うが、リアルな人間を描いたもの―たとえば「風立ちぬ」などもよくできていると思う。


ジブリの音楽はシンプルで訴求力があると思う。ただいかにも久石だなという感は否めないけど。
本アルバムでは対象外だが、主題歌には久石作品だけでなく、ユーミン(「魔女の宅急便」の『ルージュの伝言』など)の歌が使われていて、作品ともども強く印象に残るものが多い。

さて、このCDだが、ニュースでは一部演奏風景のビデオが流されていたが、一度、通して聴いてみたくなった。そこで新譜だからとあまり期待せずにAmazon music ultimateを検索したら、ちゃんと配信されている。

私はAmazon music ultimateを契約しているのでULTRAHDでの配信を受けられるが、そうでなければHDでの配信になる。


20230718Ghibli.png

早速聴いてみた。
イギリスのオーケストラで、歌(ソロ、合唱)もおそらく英国人が多いのではないかと思う。曲によっては英訳詞がついているが、日本語のまま歌われているものもある。

訛っているように思うのは気のせいだろうか。

さすがに英国を代表する名オーケストラで、演奏は見事。とりわけ金管楽器、ブラスの国英国らしい。久石作品がさらに輝いていると思う。

そういえば映画音楽といえば、ジョン・ウィリアムスが現代のトップにあるわけだが、ジョン・ウィリアムスも自身の指揮、ウィーンフィルの演奏でアルバムを出している。

ジョン・ウィリアムスはウィーンフィル以外に、ベルリンフィルと組んだアルバムも出している。こちらはAmazon musicで配信されている。


良質な映画音楽は、それだけで魅力的だが、それに加えて映画のファンも呼べる。これはなかなか飯の食えないクラシック系の音楽家にとってはありがたいコンテンツだろうな。
そういえば、フィギュアスケートで使われた楽曲を集めたCDとかも出ている。私なんかはだからといって欲しいと思うことはないけれど(それよりその曲の通常の音源を選ぶ)、こういう企画で少しでもクラシックファンが増えるのなら、それはそれで良いことだと思う。

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