シュヴァイツァー博士のバッハ
子供の頃、小学校の授業で、アフリカで医療と伝道に尽くした偉人アルベルト・シュヴァイツァー博士のことを教えられた記憶がある。
医者という面が強調されていたと思うけれど、オルガンの名手でもあったとも聞かされた。
その後、高校か大学の頃だと思うが、「レコード芸術」という雑誌の付録で作曲家別レコード一覧という、結構な厚さの冊子があった。この曲はどんな人が演奏しているのか調べたり、買うレコードを選ぶために使ったりしていた。
さて、多分、学生の時だと思う、その冊子で、バッハのオルガン曲のレコードを調べていたら、演奏者がシュヴァイツァーになってるものを発見した。シュヴァイツァーの録音があるということはそれで知ったわけだが、珍しそうなものでレコード店ですぐに手に入るようなものではなさそうだった。(カール・リヒターのものを買っている)
そのことをふと思い出して、Amazon music ultimateで、試しに "Schweitzer Bach"で検索したら、なんと、シュヴァイツァー演奏のバッハのオルガン曲のアルバムがたくさんヒットした。
アルバムとしては上のスクリーンショットのように多く見つかるが、演奏曲目はどのアルバムも似たようなものだから、多分、同じ演奏をいろんなパッケージにしたのだろう。なお、Bach以外はないと思う。シュヴァイツァー博士はバッハの専門家である。
もちろん試聴した。
第1曲はあまりに有名な"トッカータとフーガ ニ短調、BWV565"
楽器のせいもあると思うけれど、リヒターの決然たる演奏に比べると、少し刺々しさが弱められているように思う。
私は誤解していたのだけれど、シュヴァイツァー博士は、はじめはオルガニストだったのが、あるとき一念発起してアフリカへ行ったのだと思っていたが、若いころからオルガンの名手であったことはもちろんだが、加えて医者になって、アフリカへ行く。
そして今に残る録音もそうだと思うけれど、演奏活動はアフリカでの活動の資金を集めるためだったという(⇒Wikipedia)。
科学者で音楽家とか、医者で音楽家というのはちょくちょくあると思う。
Amazon musicは別に歴史性とかを考えて収集しているのではなく、配信できるものはなんでも配信するという、Amazon得意のロングテール戦略を実行しているだけだと思うが、ありがたいことである。
医者という面が強調されていたと思うけれど、オルガンの名手でもあったとも聞かされた。
その後、高校か大学の頃だと思うが、「レコード芸術」という雑誌の付録で作曲家別レコード一覧という、結構な厚さの冊子があった。この曲はどんな人が演奏しているのか調べたり、買うレコードを選ぶために使ったりしていた。
この記事を書くために"レコード芸術"をググったら、2023年7月号(6月刊)をもって休刊するとのことだ。淋しい気持ちと同時に、いままで続いていたことに驚いた。需要がなくなったというより、ネットに押されてということだろう。
さて、多分、学生の時だと思う、その冊子で、バッハのオルガン曲のレコードを調べていたら、演奏者がシュヴァイツァーになってるものを発見した。シュヴァイツァーの録音があるということはそれで知ったわけだが、珍しそうなものでレコード店ですぐに手に入るようなものではなさそうだった。(カール・リヒターのものを買っている)
そのことをふと思い出して、Amazon music ultimateで、試しに "Schweitzer Bach"で検索したら、なんと、シュヴァイツァー演奏のバッハのオルガン曲のアルバムがたくさんヒットした。
アルバムとしては上のスクリーンショットのように多く見つかるが、演奏曲目はどのアルバムも似たようなものだから、多分、同じ演奏をいろんなパッケージにしたのだろう。なお、Bach以外はないと思う。シュヴァイツァー博士はバッハの専門家である。
もちろん試聴した。
第1曲はあまりに有名な"トッカータとフーガ ニ短調、BWV565"
楽器のせいもあると思うけれど、リヒターの決然たる演奏に比べると、少し刺々しさが弱められているように思う。
私は誤解していたのだけれど、シュヴァイツァー博士は、はじめはオルガニストだったのが、あるとき一念発起してアフリカへ行ったのだと思っていたが、若いころからオルガンの名手であったことはもちろんだが、加えて医者になって、アフリカへ行く。
そして今に残る録音もそうだと思うけれど、演奏活動はアフリカでの活動の資金を集めるためだったという(⇒Wikipedia)。
科学者で音楽家とか、医者で音楽家というのはちょくちょくあると思う。
ガリレオ・ガリレイはリュートの名手だったという。残念ながら録音は残っていない。
Amazon musicは別に歴史性とかを考えて収集しているのではなく、配信できるものはなんでも配信するという、Amazon得意のロングテール戦略を実行しているだけだと思うが、ありがたいことである。