エリザベスⅡ女王、逝く

1000084569_20220909064852_m.jpg 9月8日、英国のエリザベス女王がご逝去された。
メディアは一斉に大きく伝えている。代表してNHKの報道へのリンクをおいておこう。

イギリス エリザベス女王死去(NHK)


英国王でエリザベスは2人いる。知らぬ人は稀だろう。
エリザベスⅠとエリザベスⅡの存在について、どちらを早く知っただろう。小学校でもエリザベスⅠのことは社会科で習うが、それまでにも普段の新聞やTVでエリザベスⅡのことは報じられていたから、多分、エリザベスⅡのほうを先に知っていただろう。

いつまでも生きていらっしゃるような気がしていたのだが、やはり寿命というものはあるようだ。
ご逝去のわずか2日前、9月6日には、トラス氏を新首相に任命したところで、その様子も報道されていた。

トラス氏、イギリスの新首相に就任 女王が任命(BBC)


女王の存在を近くに感じたことが2度ある。
一度目は、1975年の来日のときである。
同じ日本という土地にいるという観念的なことではない。この時、私は学生だったのだが、電車で帰宅するとき、すべての駅に、2~3mぐらいの間隔で、警察官が並んでいたので驚いた。このとき女王は京都を訪れていて、次に伊勢へ向かわれるという日程だった。
京都から近鉄京都線で、あの大和西大寺を通り、伊勢まで旅行されたのだと思う。京都線は当時の私の通学ルートである。ことさら厳しい警備を道中ずっと見ていた。

近鉄には、天皇が伊勢へゆくときに使う車両があるという。これを使ったのだろうか。


310916D997914030B956CCC42DBE0602_LL.jpg
私も写真を撮ったはずなのだが、
紛失したのでネットで拾ったもの
二度目は、2013年、ドイツ・オーストリア旅行の帰路、ヒースローで飛行機を待つ間、ウィンザー城を見物に行ったとき。
城には女王旗が掲げられていた。これは女王が城に滞在しているときに掲げられるもので、不在のときはそこに英国旗が掲げられるのだそうだ。それを聞いて、広い芝生広場の向こうにある館に、女王がいらっしゃるのだなぁと不思議な感覚をおぼえた。

UK-queen-flag.png

在位70年である。それだけの存在感があったと思う。

国王の在位期間の最長は、フランスのルイ14世。子供の頃に即位しているから。

女王はもちろん国葬に付される。おそらく弔問外交が行われるだろう、どこかの国での弔問外交よりも大規模に。

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