こんなときにもマスク?

mask_eat.png テレビのレストラン紹介で、レポーターがマスクをしていて、試食するたびにマスクを外し、口に入れ終わったらマスクを戻すという行動をとっていた。

食事中に使えるマスクというのもいろいろ工夫されているが、これは普通のマスクである。
食事中に使えるマスクを宣伝しろと言いたいわけではない。
テレビの番組収録のときに、マスクなんかしなくても良いだろうと思う。

たしかに普通にレストランで食事をするなら、マスクを使う意味もあるかもしれない。ホテルの朝食バイキングのときには、料理をとりにいくときはマスクをしていた。

ただし自席ではマスクなし。一人旅で向かいにだれも座っていないし、横の席とも十分な距離があった。


だけれど、テレビ番組の収録では、なるほど料理を紹介するためにしゃべるから、飛沫が飛ばないようにという配慮なのかもしれないが、他のスタッフとの距離は十分あるだろうし、視聴者とはそれこそ空間を共有していない。
そして何よりおかしいと思うのは、このレポーターは新型コロナ感染者じゃないんだろう、それならこの人からウィルスが排出されることなんてないわけで、他人にうつす心配でマスクをする必要はまったくない。

視聴者に「誤解」(レストランではマスクを外しても良い)を与えないようにしているつもりなのかもしれないが、それなら、画面に「レポーターは新型コロナに感染していないことを抗原検査・PCR検査で確認しています」というようなテロップを流せば十分だと思うし、そのほうが教育的なように思う。

であるけれど、こういうとりあえずマスクをするというやりかたは、変な誤解というか、無理解を助長するのではないか。つまり、感染の有無によらずマスクをするのが正しいという誤解。
今までに何度も書いているけれど、ウィルスを持ってない人が何人集まって濃厚接触しようと、感染などするわけがない。

そういえば、よく換気をしましょうということがいわれる。
だが、自宅で閉じこもっているときに、暖房で空気が汚れるというようなことを別にして、新型コロナ感染防止という観点であれば、何の意味もないだろう。
換気をしろというのは、複数人(新型コロナに感染している可能性のある人が含まれる)が共有する空間での話のはずだ。

政府広報もマスコミも、「パスツールのフラスコ」ぐらいは知っているんでしょ?

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