80年代少女Toon
80's Party by *potatofarmgirl on deviantART
DC nationのアメジストや、TeenTitansにも関わっているBrianneさんのファンアート。
80年代の女の子向けカートゥーン大集合!!すばらしい。
さて、これらのキャラ全部わかりますでしょうか?
この中では、知名度がありそうなのはストロベリーショートケーキかレインボーブライトですかねえ。
それでも日本ではマイナーな気がしますけど。
せっかくだから、ここでキャラ答え合わせと、それぞれの紹介するよ!
左から
Rainbow Brite &Twink
Strawberry Shortcake & Custard
She-ra、Poochie、Herself the Elf
Dotty the Dog(the Get Along Gang)
Rose Petal(Rose Petal Place)
Lady Lovely Locks
Fire Fly(My little pony G1)
Clover the Centaur(Shimmer)
そしてJem(Jem and the Holograms)
過去にもいくつか紹介した作品はあるけど、改めて各作品紹介。
■魔法少女レインボーブライト(Rainbow Brite)
レインボーブライト(Rainbow Brite)とツィンク(Twink)
ファンタージーだけど、どことなくSF的でもある魔法少女。
愛馬スターライトも登場と、少女の友は「馬」というのが海外的だ。
今のレインボーブライト
人気作だったこともあってか、最近リニューアルされた。
レインボーブライト公式サイト
過去記事:レインボーブライトと戦う魔法少女
■ストロベリーショートケーキ(Strawberry Shortcake)
ストロベリーショートケーキ(Strawberry Shortcake)と猫のカスタード(Custard)
まさにアメリカの代表的な80年代ファンシーグッズキャラとも言える人気作。
これもまた、時代に合わせて何度かリニューアルされ、それぞれアニメも作られた。
2代目(左)と3代目(右)
3代目が現在のストロベリーショートケーキ。公式サイト
アニメはMLPと同じHubで放送中。
■シーラ プリンセス・オブ・パワー(She-Ra: Princess of Power)
「ヒーマン マスター・オブ・ユニバース」の女性版。
アメコミテイストが強いけど、いわばアメリカの「バトル系魔法少女」
ファッションドールも発売され、今でもよく話題に出るし、当時の人気のほどはちょっとよくわからないけど、根強い人気があるのは確か・・・なのかな?
魔法にプリンセスに、そして翼あるユニコーンと、欧米女児向けの要素は完備。
魔法はまだしも、「馬」はホントに必須なんですなあ。
■プーチ(poochie)
マテルの80年代動物ファンシーキャラ
かわいい!!
80年代ポップアート的なグラフイックがたまりません。もふもふ。
日本でも展開されたのかはわからないけど、日本のファンシーグッズのアートの与えた影響は高そう。
■ハーセルフ・ザ・エルフ(Herself the Elf)
マテルの80年代妖精ファンシーキャラ。
日本ではそうでもないけど、欧米では強いのが妖精もの。
アニメも作られたようです。かわいいなー。
ぽってり顔はこの時代の特徴だと思うけど、棒のような手足やバランスは、どこかKNDぽい。
■ゲットアロンギャング(the Get Along Gang)
DIC制作の動物擬人化アニメ。
最初はニコロデオンでパイロット版が放送され、制作はNelvanaだったようだが、結局制作はDiCになってCBSで本シリーズが放送されたようだ。
イラストに描かれているのは、この中のキャラの一人、犬の女の子ドッティ(Dotty Dog)
特に人気が高かったキャラのようですね。
チア服がかわいいしなあ。
■ローズ ペタル プレイス(Rose Petal Place)
ケナー(Kenner)社の80年代ファッションドールを中心としたキャラクター作品。
こちらは花の妖精でしょうかね。
他にも花仲間はいるようですが、主人公はバラのローズペタルさん。
絵本(?)版はけっこういい感じ。
1984年にアニメも作られた
■マイリトルポニー(My little pony)(G1)
ハズブロの馬玩具、その80年代のヒット商品「マイリトルポニー」。
これはその第一世代G1
最近リニューアルされた「My Little Pony Friendship is Magic」は第四世代G4。
その中の、イナズマのキューティーマークをもつピンクのペガサスが「ファイヤーフライ(Firefly)」
ファイヤーフライの活躍シーン
MLP FiMのアニメはこのG1のリメイクとして企画されていたもので、ファイヤーフライはレインボーダッシュのモデルにあたる。現行の商品との兼ね合いで「レインボーダッシュ」の名やデザインに変更された。
■シミーズ(Shimmers)
ケナー(Kenner)社のファンタジックドール玩具シリーズ。。
その中のキャラの一人がケンタウロスのクローバー(Clover Centaur)
CMでもピックアップされているように、おそらくこのラインナップの中でもメインキャラってとこだったんではないでしょうか。
ケンタウロスの他、人魚、蝶、鳥などのキャラもいるようですね。
妖精というよりはクリーチャーという感じ。アメリカン女児の人外好きは昔から?
■レディ・ラブリィ・ロックス(Lady Lovely Locks)
アメリカングリーティング社のグリーティングカードキャラクター。
Lovely Locks王国のプリンセスで、名前が「Lady Lovely Locks」
Lady Lovely Locksの絵本
きらめく長い髪に魔法の力をさずかり、それによりPixietailsと呼ばれる妖精生物を召還使役できる。
そしてシルキーメーン(Silky Mane)というポニーと、シルキーパップ(Silkypup)という子犬を飼っている。
ライバルはレイブンウェーブス公爵夫人(Duchess RavenWaves)
アニメもDiCによって作れた。
メインはカードだったようだけど、ドールも出ていたようですね。
そしてコミックも。
(※これはドイツ語版。どうやらヨーロッパでも流通していたようだ)
魔法!プリンセス!ポニー!&パピー。そして謎の小動物!
欧米少女ものの集大成という感じか。
■ジェム & ホログラムズ(Jem and the Holograms)
ハズブロによる80年代変身アイドルアニメ。
お父様が残した超科学電子頭脳シナジーの作り出す立体映像装置によって、シークレットアイドルJemに変身して音楽業界で活躍する。
ファッションドールももちろん出ていた。
現在、Hubで放送中
コミコンでは再びドールが限定販売されたりと、根強いファンを持つ作品だが、さすがに時代性が強すぎてこれのリメイクはまず無いだろうなあ。現代風にしたら別物になるだろうし。
でも、変身アイドルってとこだけ残してリメイクするのもアリか。
過去記事:Jem and the Holograms
現在マイリトルポニーG4がヒットしてるけど、マイリトルポニーがどういう存在だったかよくわかる。
プリキュアとはちょっと違うポジション。
これらが突然「成人男性のファンが急増」となった時の欧米での驚きがわかるかと。
また、Lady Lovely Locksはコミックが出ていたことも興味深い。
けっこう調べてみると少女向けコミックってあるんですよねえ。昔も、そして現在も。
コミックというと、コミックブックいわゆるヒーローものアメコミのイメージが強い。
というより、コミックといえばそれを意味していて、流通が違う少女向けコミックはコミック扱いされないゆえに、存在しなかったかのようになっていることが多い。
コミックに限らず、少女向けカートゥーンもまた無視されがちな存在だ。
これは、なんだかんだ言っても、こういう情報をまとめたり発信するギーク層が男性が多いという現実なのかもしれない。
しかし、実際にはちゃんと存在していて、それらの影響で育ってきた人たちは多いはず。とりあえず人類の半分はそのはずだ。
これらをふまえた文化史・サブカルチャー研究というのもいつか読んでみたいものです。
そして、魔法、プリンセス、ポニー、ペット(小動物)というのは、今でも少女ものの定番であり続けているのだと。
共通要素は日本でも多いけど、ポニーだけはやはり欧米ならではの特別な存在か。
それにしても知らないものけっこうあったなあ。
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コメント
- 黒色好き:
- 確かシーラの男版がありましたよね?
- S:
- ディズニー・チャンネル「ストロベリー・ショートブレッド in 3D」
http://www.youtube.com/watch?v=OGUR0-K8qJ4
- ミラクル:すごく遅れました
- 8/13にスーパーマン・リターンズの主演:ブランドン・ラウスに長男・レオができましたー!!
おめでとー!!
- ビニールマン:
- …日本のコミックやアニメの女性ファンは、かなり「熱しやすく醒め易い、そして一度醒めたら、もう見向きもしない」という側面があるようです
男性ファンのように、骨になるまで引きずるという側面がないのです
ですから、そういう層向けの作品も、一度飽きられると完全に忘れられるという側面があるようです
少女マンガとかもブレイクしているときの勢いはすごいですが、一度忘れられるともう見向きもされません…少なくとも女性ファンからは
アメリカでも同じなのでは?
- スカポン太:
- >黒色好きさん
それがヒーマンですよ!
ヒーマンのリメイク話はここ数年何度も出てるけど、なかなか実現しませんねえ。
ネットじゃすっかりゲイキャラになっちゃってるからからしら?
>Sさん
3Dは今やってるやつ・・・じゃなかった!!実写かww
>ビニールマンさん
確かに流行により敏感なとこはありますねえ。
でも、今のマイリトルポニーを手がけたローレン・ファウスト自身がマイリトルポニーのマニアであるように、長い事やってる人はけっこういるんですよ。
アメリカにはすさまじい女性コレクターもいっぱいいますし。
むしろ、男性が、女性はそういうもの(流行で忘れるもの)と思い込んで、それらの存在を知らないだけだと思います。