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かたわ少女 ルートとエンディング

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かたわ少女Good END の時のエンディングテロップ。
グッドエンドの場合、他のエンドテロップと違い、各キャラクターのデザイン遍歴の映像が共に流れる。
まあ、だいたいグッドエンドだなあという終り方するのでわかるのだが、正確な判断はここでできる。これが出たらグッドエンドだ。

コンプリート状況は「Extras」で確認できる。
通ったルートは「Library」に記録され、ここが100%になればフルコンプ。
act2以降は基本的に一本道なため、コンプは特に難しく無いが、act1ではフラグのたてかたがやや複雑なところもあって、とりにくいルートがある。(まあなんとかなるレベルだけど)
「Galley」は遭遇したグラフィックが格納され、ここをフルコンプすると、ボーナスグラフィックが1枚追加される。

正直、あまり上手くない絵だったのだが、作中で見た事が無かった絵柄であり、参加絵師の誰でもない気がした。
これはもしかして、グラフィック担当の人ではなくライターだった人が描いたものではないだろうか?と思ったらちょっと胸が熱くなってしまった。(もしかしてaura氏なのかなあ)


流し読み攻略だったので、もっとしっかり読むとまた感想が違ってくるかもしれませんが、
<各ヒロインルートの感想>
(ネタバレになるかもしれないので注意)
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■羽加道 静音
ラノベ原作アニメぽい(・・・ってそれは普通にラノベっぽいでいいのでは)
ハルヒっぽいというのかな?
とにかく強引な静音とミーシャにまきこまれて、いつのまにやら生徒会(Student Council)に入り、にぎやかなストーリー展開となる。
華子と静音のチェス対決、浴衣(原文でもYukata)イベントやらハイキングイベントなどにぎやか。
健二の素顔が拝めるのは静音ルートだけ!他にも見所は多い。

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羽加道一家
静音の弟、男の娘「ヒデアキ」と
日本刀を持ち歩く父親「治五郎」

こういうマンガっぽいキャラが登場するとこが、ラノベっぽかったのかも。
(ヒデアキは他でも出るけど、治五郎は静音ルートのみ)
また、他では見られない「特別なミーシャ」や、ミーシャルート(ただしバッドエンド)が見れるのは、このルートだけ。

ただ、主人公がすぐに手話を覚え、ゲーム上は普通に会話している風に見えるため、「かたわ少女」という印象が薄れちゃったのは個人的には残念かなあ。普通の学園ものだこれw
画像で手話会話のシーンが無いので、特に。

静音ルートはゲームとは呼べない貫徹一本道。
他のルートも細かな分岐はあっても、ちょっと反応がかわるだけの一本道シナリオなんだけど、それでもこの選択肢皆無な展開にはさすがに驚いた。
選択肢は最後のグッドエンドとバッドエンドの分岐のみ。


ミーシャがちょっと可哀想で。
静音とイチャイチャしてもミーシャのことを思うとちょっと心が痛んで、感情移入しきれなかったとこが残念か。
まあ、そういう話なんだけどさあ。
でも、グッドエンドのまとめ方はまあ、あれでよかったかなあ。
そうそう、ミーシャの絵はもうちょっと安定させてほしかった。ときどき「誰?」ってなった。



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■砂藤 リリー
一番好きなルートかもしれない。
とにかく、リリーの静かなデレに胸がキュンキュンするニヤニヤストーリー。
ラブコメというより「ラブロマンス」って感じかも。

華子といっしょにいる事が多いため、華子ルートとイベントが重なることが多い。
また、静音とも関係が深いためそっちとの絡みもある。
琳ルート以外ほとんど出番の無い笑美も、ちょっとだけだけど出番があったりも。
というわけで、シナリオのバランスの良さというのが、このルートの特筆すべきところかもしれない。

リリーの盲目の設定もよくいかされ、同時に忘れられがちな「主人公も心臓病の障害者」という設定もちゃんといきている。
おちついていて品がよく華子の保護者的ポジションゆえに「お姉さん」ぽいが、実は妹キャラというのもうまい。
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リリーの姉、男装の麗人「晃(あきら)」
妹としてのリリーが見られるのもこのルート。いい。

ゲーム的にも面白いかな。
やはり一本道なんですが、他のルートがちょっと反応が変わる程度で、最終局面の選択肢にくらいしか意味がない中で、おそらくリリーの選択肢にはフラグポイントが設定されており、グッドエンドへ至るにはうまくフラグをたてていかなければいけないからだ。
選択肢数もそこそこ。

ちょっと変わったとこでは、リリールートにはバッドエンドは存在しない。
グッドかニュートラルエンド。これのグッドエンドはシナリオ的にもすばらしく良くて大好き。
個人的にリリーとのアダルトシーンも好きだ。あのリリーさんがこんな顔をするなんて・・・・ゴクリ。
なんつうか、ほんとリリーのデレがたまらんのですよ、これ。

そうそう、仙台駅前を見るならリリー or 華子ルート。
主人公とはクラスが違う「視覚障害クラス」を覗けるのもリリールート(華子でもいけたか)。

あえて難点を言うなら、リリーママも登場して欲しかった。(音声のみの登場)


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■池沢 華子
華子かわいい。これはこれに尽きるかなー。
体験版と完成版ではact1の内容はほぼ同じだが、華子ルートだけact1のクライマックスが大幅追加された。
やはりリリーとイベントが重なることが多い。
華子の場合、生活に支障ある障害というより「心の傷」の方が重く、いろいろ難しいところも。
そういう性格なため、リリー以外のキャラとの絡みが少ない。

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しかし、そんな華子ルートなのに、笑美と同じ陸上部のエース「ミキ」が登場するのが面白いところ。
フルネームは「Miura Miki」 主人公と同じクラスなので、act1のクラス紹介画像でもちょっと登場する。
あっちでは、ちょっと「とらドラ!」の亜美っぽい感じだったんだけど、登場立ち絵では違う感じになってた。
ミキさんすごく魅力的なので攻略したいです。

全体的にストーリーの起伏ががとぼしい印象があるんだけど、繊細な華子らしい構成ともいえるか。
外部のイベントより華子の心の変化がメインというか。
だから笑顔が反則的だったりして、全部それにもってかれるのはずるい。
また、人に肌を見せることがなにより抵抗あるだけに、肌をさらすアダルトシーンはそれだけで感動的だったりする。
ただのサービスシーンではなく、むしろストーリー的に「それが無ければいけない」くらいの重要度。
なにげに一番アダルトシーンが(絵的に)エロいのは華子かも。
つうか、華子ルートはグラフィックがいいというのがポイント高いんだよなあ。

華子エンディングは、グッドエンド、バッドエンド、ニュートラルエンドの3つ。
グッドエンドに至るにはリリーと同じく、それまでの選択肢でフラグをたてておく必要がある。
繊細な華子だけに、けっこう選択肢のチョイスが難しい。
バッドエンドはけっこうキツイ。


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■茨崎 笑美
にぎやか娘にふりまわされる、にこやかストーリー。
一番ラブコメっぽいかも。
とにかくよくぶつかってくる子。
アニメキャラにある「だきつきダッシュ」みたいな感じを取り入てるんじゃないかと思った。

ただ、琳と多少イベントが重なるところがあるものの、ずっと笑美のトレーニングにつきあわされたという印象。
デートとかもするんだけど、なにかとグランドと保健室との往復みたいな印象が残っちゃったのが残念かなあ。
笑美の両足欠損はあまり問題にならず、むしろ笑美の父親の話がキーになってくる。

また、心臓病をかかえた主人公がトレーニングにつきあうことから、毎回ナースくんのチェックをうけることとなり、笑美より主人公の障害の方が気になって気になって。
そんなわけで、ナースくんの出番は最多。
そのかわり、他のキャラとの絡みがほとんど無いのが寂しい。
ずっと笑美のターンみたいな。一応、琳はからんでくるんだけど。

静音ルートのように選択肢皆無というわけではないが、ほぼ一本道。
何を選んでも特に影響なく、ずっと笑美のペースで進んで行く。最後の選択でエンディングが分岐するくらい。

笑美ルートではグッドエンドとバッドエンドの2つ。
でも、あれはあまりバッドな感じはしなかったからニュートラルなのかしら?

ずっと笑美にふりまわされる話とすれば、まあゲーム的にもそんな感じですかねえ。
act1でも、他にフラグをたてていようが、うっかり笑美フラグたてちゃうと、問答無用で笑美ルートに突入するし。
でも、シーン数でいえばアダルトシーンが一番多いんじゃないか?もしかして。
積極的でむしろ主人公を押し倒すみたいな、アニメの元気系猛アタックタイプってとこですね。
ちょっと小悪魔的な面をみせるのが面白いけど。

KSanime_meiko.jpg
笑美ルートで特筆すべきなのは、笑美の母「メイコ」さん。
むっちり。
ぶっちゃけ笑美よりメイコさん攻略したかった。


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■手塚 琳
傑作。
ただ、ストーリーは「恋愛もの」を超えちゃって、文学になってる。
文学っていうとなんかアレだけど、恋バナではなく、人としての物語つうか、要するにラブコメじゃないんだよこれ。
琳とはしばらく「友人」のような関係だし。
だがおもしろい。
琳のとぼけた性格からくる、妙な会話は楽しい。
不思議ちゃんというより不思議さんかな。
しかし、何も気にしないでいるようでいて、実は一番心を閉ざしていたのが琳。
うーん、このへんは実は感想書けないかも。ちょっと難しくてよくわからない。
腰をすえてテキスト読み込まないと、琳ルートの本当の面白さには到達できない気がする。
そういえばact1の終盤で、琳へ「手伝おうか?」というシーンがあって、そこで琳が答えたのが
「Just be」
これが琳の物語との距離感だった気がする。
そんなわけで、言葉の含みが巧みで秀逸なんだけど、それゆえ読むの難しい。流し読みに不向きつうか。

笑美ルートとイベントが重なることがあるが、琳側から見た笑美が「静音とミーシャ」「リリーと華子」の関係とはまた違ったものだったのが面白かった。

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美術の「野宮」先生(左)や、街の画廊の「西園寺サエ」(右)が登場し、彼らを見れるのは琳ルートだけ。

アダルトシーンは一番エロさが無いかもしれない。

琳ルートは分岐が多く複雑そうに見えたが、一本道。終盤の選択だけがエンディングへの分岐となる。
エンディングはグッドエンド、ニュートラルエンド、バッドエンドの3つ。
バッドエンドに入るとact4までいけずact3で終了となる。




■act1のバッドエンド。
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各ヒロインルートに入ると、あとは最後までストーリーが進む形だが、act1では強制終了するバッドエンドが存在する。
別名「健二ルート」
ヒロインとのフラグが立たず学園祭を迎えると、このルートに突入する。
ゲーム的には「フラグ立たず」ってことなんだろうけど、よくよく検証してみると、ヒロインとの友好関係に関係なく「主人公が心を開かない」選択がバッドエンドに繋がるようだ。
「自分(の障害)に向き合わない」と言い換えると文学的かしら(笑)


ゲーム攻略はこちら
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コメント

きもっちぃ:
プレイお疲れ様でしたー。

サブキャラって結構多いんですね。これはスピンオフを期待する人が多そうですね。
制作スタッフは作る気はないとのことですけど。

ところでブログでは確かAura氏は北欧あたりの出身で英語のネイティブでないって
記述があったはずです。とすれば外国語で琳のシナリオを書いたわけで、
とんでもない文才ですよね。琳シナリオは原文で当たったことないですが。
スカポン太
後はファンアートやファンフィクでどうぞ・・・ ってとこでしょうかね。
やっとサブキャラ把握できたので、サブキャラ人気投票がピンとくるようになりました。
http://ks.renai.us/viewtopic.php?f=13&t=4836&view=viewpoll
健二が人気だと!?
静音ルートで株があがったのかな?
次がアキラとミキか。ミキは出番はそれほどないのに人気あるな・・

Aura氏は北欧でしたっけ。日本人よりは習得しやすいとはいえ、すごいなあ。

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