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スコピル対談

ブライアン・リー・オマリーと相原コージ&竹熊健太郎の対談

ちょっと気になったのは竹熊さんがスコットを「オタク青年」ってるとこ。
マンガはゲームの世界が混じってるような表現が随所にあるけど、スコット自身は別にゲームばっかりしてるシーンがあるわけでもなく、コミックブックショップに入りびたってることもない。どうしてそう思ったのかが不思議なんですが、ちゃんと読んでないか、なにか刷り込みがあったんですかねえ。
そのへん、ちょっと対談の認識のズレがある気がしてならないんですが。
スコット・ピルグリムは「ハーレムもの」というより、この対談の中に出てきた「らんま1/2」に近い感じだと思うけどなあ。

アメリカのコミックシステムは確かに日本とは違っていて、編集者はむしろ「プロデューサー」に近い感じですかね。そしてライターが「ディレクター」に近いかな。
DCやマーベルのような大手は、このプロデューサーたる編集者が、ライターやアーチスト(ペンシラー&インカー)そしてカラリストを手配して作品を作り上げる。
一方、スコット・ピルグリムの「Oniプレス」などのインディーズ出版社は、さらにプロデューサーより「映画配給会社」に近くて、作品は基本的に作家におまかせなことが多いみたいですね。出版と営業担当。

ただ、このへんの比較は必ずしも日本とアメリカのコミック生産システムとはならないと思うんだよなあ。
日本でもアメリカでも編集スタイルは多様にあり、日本だって「アシスタントを雇ってプロダクション化し週刊ペースで大量生産、編集と共同作業」というシステムがすべてではなく「一人でマンガを全部描く」商業マンガだって多くある。
編集者のスタン・リーだって昔は脚本書いていたし、今でもライター兼編集って人もいるし、まったく編集が関わらないわけでもないと思うんだけど。
アメリカではライターから編集者になり、そのうち独立して企画屋にってのがライターの出世ルート?

アーチストのマイク・ミニョーラやアダム・ウォーレンも、今は自分で描かないでプロデュースなことばかりが多くなっているけど、これはクリエイターがそのまま「編集者」になってるんだよね。
「編集者」と「Editor」が対訳にはなってるけど、果たして同じものなのか、ちょっと考える日々でございます。


まあ、それはともかく、スコット・ピルグリム日本語版で気になるのはまだあって、
Scott Pilgrim - Full Colour Odds & Ends 2008」は収録されるのかなー。
scottpilgrim_FCOnE.jpg

これは、コンベンションのみで配布されたスコット・ピルグリム番外編をまとめたもの。
基本的にはコンベンションのみの配布。上記リンクから通販もされてたけど、現在売り切れ。

以前コミコンに行った時に入手したので、どんな感じかはこちらをどうぞ


まあフルカラー化してるだけで内容そのものはここのプレビューで読めるんですけど。(Specialってやつです)
P1160208.jpg
公開されてないのはこのへんのピンナップアートくらいかな。

ブライアン・リー・オマリーのBlog
日本語版スコピルが届く度にブログにものっけてるので、3巻出たら、また記事がのるかも^^


>スコット・ピルグリム関連の日記をカテゴリでまとめてほしいです。ところで、スコットが当初つきあっていた彼女は米日中国人少女という設定は原作と共通でしょうか?
まとめましたー。
当初は気になる海外コミックてな感じだったけど、いつのまにやらこんなになっちゃったんですねえ。
まだ映画は見てませんが、ナイヴス・チャウの設定は変わってないと思います。
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コメント

◇:
日本語版読むとスコットってあんがいサイテーな奴だな
ナイヴスを泣かせやがって
許さんぞ (゚Д゚) ゴルァゴルァ
VicIsono:
スコピル観てきましたよと。

>オタク青年
ネタバレを避けたいので具体的な事は書きませんが
映画版ではスコットのゲーオタ振りが強調されているのと
マイケル・セラのイメージのせいかと。
他のキャストは「よくこんだけ原作キャラに似た連中を集めたな~」
なんですが、スコットだけは「いつも通りのマイケル・セラ」ですからw

ナイヴスとウォレスがもうけ役でした。
音響の良い環境で観た方が格段に楽しい作品なので
映画館で観られる人はDVDを待たずにできるだけ劇場で観て下さい~
スカポン太:
>◇さん
まったくですとも!ナイヴス派だったので、当初はムキーとか言って読んでました。

>VicIsonoさん
お早いですね!
なるほど、なるほど。
やはり「マイケル・セラ」のイメージが強かったのかなあ。

まだ映画は見てませんが、マイケル・セラのスコットだけ「違うよな~」と思っているんですが、大丈夫ですよね。
ウォレス楽しみだわ。

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