CLANNAD~AFTER STORY~の第17話を見ました。
第17回 夏時間
『ただ惰性のように生きていた。起きて、仕事に出かけて、食べて、寝て…体が覚えていることを繰り返すだけ、そんな日々に生きていた。体を痛めつけるように働き続けた。何もかも忘れたくて、全てを顧みずに仕事をし続けた。仕事が終わった後や休みの日は苦痛だった。ただ暇を潰すために金を使った。現実を見つめれば足元から崩れ落ちていきそうになる。この街は嫌いだ。けれど街を出てどこで何をするという当てもない。何も考えないように生きていた。何も考えたくなかった、何もかも忘れていたかった。全てが間違いだったとそう思っていた。俺がアイツに出会ったこと、付き合い結婚したこと、そして子どもを作ったこと。その全てが間違いだったと…』
汐を出産して亡くなってしまった
渚のことで鬱屈とした日々を送る
朋也は会社ではただ仕事に打ち込み、家に帰ってからは食事をして寝るという単調な生活を繰り返すだけで、その姿はまるで軽蔑する父と同じように惰性で生きている状態だった。
そんな
朋也のもとを訪ねた
早苗は外に出てリフレッシュさせようとデートに誘う。
「随分変わりましたね」
「あまり駅前には来ないんですか?」
「えぇ、こっちの方には」
そして、ファミレスに入った
早苗は
朋也を旅行に誘うのだが、
朋也は考えると返事を保留する。
しかし、
早苗からの幾度となくかかってくる電話攻撃に
朋也は負けてしまい、4連休とることにするのだった。
『正直俺は迷っていた。でも今更断るのは早苗さんを裏切るような気がした。ただでさえ早苗さんには何から何まで押し付けているのに…』
朋也が古河家を訪れると
早苗と
秋生は出かけると書かれた置手紙が残されており、
汐だけが残っていた。
後のことはよろしくと頼まれた
朋也は
汐の世話をすることになる。
『5年の間、汐のことは早苗さんとおっさんに任せっきりだった。幼稚園の入園式も七五三も俺は無視して働いていた。早苗さんは時々汐を俺の所に連れてきたが、俺は顔さえろくに見なかった』
汐が転んだ拍子に壊してしまったおもちゃを修理したり、スーパーで買い物して焼飯を作ったりする
朋也。
「ほら食え、どうした?一人で食えるだろ」
「いただきます」
炒飯の胡椒が苦いと一口で食べなくなってしまう
汐は白御飯にふりかけをかけて食べるのだった。
夜になっても
早苗と
秋生は帰ってこず、翌朝楽しそうにパン屋の前の通る親子の姿を見る
朋也。
「旅行行きたいか?」
「行きたい!!」
「じゃあ二人で行くか?」
「うん」
「いいのか?俺なんかと一緒で。早苗さんもおっさんもいないんだぞ」
「だって来ないんだもん…」
旅行の準備をした
朋也と
汐は二人で旅行に行くことにする。
『これまで汐と会う時は、いつも早苗さんかおっさんが一緒だった。こんな風に二人きりになるのは汐が生まれてからの5年間で初めてのことだった。俺達はどこへ行こうとしているんだろう…』
次回、「大地の果て」
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