第6話 坂本家のヒミツプリンセス・プリンセス第6話 坂本家のヒミツ ファミレスに来ている小さい頃の坂本家。 美形の家族なので他のお客達に見られています。 秋良は見られていることに抵抗があるようです。 早く注文するように急かす兄弟に、すぐ決めると答える秋良は周りから、似ていないなどと言われています。 1人だけ可哀想と言う言葉を聞いて、メニューを落としてしまう秋良はそのままどこかへ行ってしまうので慌てる家族。 坂本様と秋良は敬語で生徒達に話しかけられています。 生徒会の仕事かと聞かれてそうだと答える秋良は部活大変ですねと言いますが、坂本様に比べたら大したことないですよと返されます。 夏の応援は全て終わったのでホッとする亨と裕史郎。 実琴はもう姫の格好から学生服に着替え終わっており、笑顔で後は頼むと学校から出て行きました。 まだ有定会長に報告していないのにと怒っている裕史郎と、嬉しそうだなと言っている亨のもとに秋良がやって来ます。 実琴の事を聞く秋良に、彼女のところへ一直線だと答える裕史郎。 生徒会の仕事かと聞かれた秋良は2学期の準備があるのだと答えます。 そこに有定と生徒会役員達がやって来ます。 5つの部が県大会に出場、うち2つが決勝に進出、結果は上々のようだと言う有定ですが、全国大会への出場は残念ながらなかったみたいだけどと言います。 生徒会役員達は仕方ないと言った感じです。 どうせ会長には敵いませんよと言う亨と裕史郎。 そんなことないよと喜んでいる有定。 褒められることが嬉しいのでしょう。 夏休みもあと僅かだが自由に過ごすように言う有定の言葉で笑顔になる亨と裕史郎。 姫の衣装は暑いらしく、開放されて嬉しいようです。 有定は秋良にこれから2学期明けからの行事予定の講習を受けるように言います。 先代坂本様の弟なのだから、自分の後を継ぎ、学園の未来を担うのはあなた以外にいないと言う有定。 平凡な学生だと言う秋良に、有定は姫時代の自分でも敵わない、まるで雲の上の存在のような人の弟なのだから平凡なわけないと言います。 坂本様は偉大な人であったが、有定も凄いというように褒めている生徒会役員達。 謙遜する有定を、そんなことないと言い続ける生徒会役員達。 そういうわけで宜しくお願いしますよと秋良に言う有定。 坂本様がそんなに凄い人だったんだと実感する亨。 夜の藤森寮 問題が分からない裕史郎は亨に聞きますが、亨も分からないようです。 秋良が家に来るように言っていたのを思い出した亨はそこで教えてもらおうと言います。 それだったら他の難しそうな問題もチェックしとこうと言う裕史郎。 もしかして坂本様に会えるかなと言う亨に、泊まりに行けば会える確率も高くなると言う裕史郎。 自由時間と言われても何をしたらいいのか分からなかったので、泊まりに行くことにします。 そして、そのことを電話しに行く裕史郎。 富見公園駅にやってきた亨と裕史郎。 北口で良かったのか裕史郎に確認する亨。 秋良が迎えに来てくれます。 わざわざ迎えに来てもらってすまないと言う亨に、歩いて10分くらいだから構わないと言う亨。 2人は秋良に、噂の坂本様がいるのか聞きます。 出てきた時はいなかったみたいだと答える秋良。 亨と裕史郎は小声で2泊3日にしようかとか、もっといないと無理じゃないかとか、着替えがそれ以上ないとか話しています。 家に来ても驚かないで欲しいと言う秋良。 何に驚くのかと聞く2人に、兄のこととかと答える秋良。 姫をやっているので大概のことには驚かないと言う2人に、それならいいと言う秋良。 秋良の家の到着 立派な一軒家と驚く2人。 お坊ちゃまかと言う2人に、父が建築関係の仕事をしているだけだと答える秋良。 冷たいものでも飲もうと中に入る3人。 お出迎えしたのは可愛い美少女でした。 秋良は亨と裕史郎を紹介します。 凄い美少女なので花が飛んでいなかったかとか、無茶苦茶乙女チックと感じる2人。 随分と可愛らしい人であったが、今のはお姉さんかと尋ねる亨。 裕史郎は妹だろうと推測しているようで、どちらが正しいか言い合いを始めてしまいます。 正解はどちらか尋ねる2人です。 秋良の部屋に冷たい飲み物を持ってきた先程の美少女は母でした。 「あの…お姉さんじゃなくて?」 「妹でもなくて?」 若く見えていることに喜ぶ母が飲み物を2人の頭にこぼしたまま部屋から出て行ってしまいました。 大丈夫か尋ねる秋良に義理の母なのか尋ねる2人。 実の母だと答える秋良。 実の母だということで驚く2人。 更に43才と言う年を聞いてまた驚く2人です。 びっくりするのはこれからだと言う秋良。 そこにちょっといい?と美少年が入ってきます。 お客さんが来てたんだと部屋を出て行こうとする美少年に、2人は気にしないで用件を言ってくださいと言います。 美少年は勉強を教わりにきたようです。 秋良が勉強を教えている間に、続柄が何なのか考える2人。 弟だと推測する亨と、さっきの母の例もあるので外見に惑わされてはいけないと裕史郎は言います。 父や兄かともう2人ですが、それでは勉強は教わりには来ないだろうとか、秋良より幼く見えるとか言っています。 美少年が部屋から出て行くと、続柄を聞く2人。 妹だと答える秋良に、さっきの母と印象が違うので嘘だと言う亨。 だから驚くのはこれからだと言ったじゃないかと言う秋良。 聞いていたが、何故ふりふりのお母さんからボーイッシュな娘が生まれるのかと言う裕史郎。 急に固まる2人を心配する秋良。 驚くのはまだこれからと言っていたので、まだいるのか尋ねる2人。 まさか父さんや兄さんまでもああなのかと尋ねる2人に、父さんは普通だと答える秋良。 父さんは普通なはずだからと訴える秋良ですが、だんだん自信がなくなっていったのかたぶん普通だと思うに変わっていきます。 だと思うとか、たぶんと言うことは…と考えているうちにまた部屋に誰かやって来ます。 差し入れもらったから食べない?とやって来た美女。 男か女か推測できない2人。 自己紹介しようとする美女を止める2人。 今までの情報を駆使して、噂の坂本様と推測する裕史郎と、大穴でお祖母さんと推測する亨。 「ぶっぶー。私は秋良の姉でした。2人とも可愛いのにおっかしい~ね」 お茶請けにでもしてと、お菓子を置いていく姉。 皆、変だと言わなかったかと言う2人に、姉さんのことは聞かなかったじゃないかと答える秋良。 何人家族なのか尋ねる2人です。 6人家族ということで、残りは父と兄と消去法でなるので、次に会った人が勝負だと言う2人。 何で勝負事になっているのか分からない秋良。 また誰かドアをノックしてやって来ます。 超美形の眼鏡をかけた男性が入ってきました。 またきらきらな人なので、兄なのか父なのか予想が付きません。 見た目は若いので、父だとしたら母と一緒で不老不死の夫婦かと想像を巡らせています。 そして、人類なのか疑わしく思ってきます。 また男性が自己紹介しようとするのを止める2人。 学校を掌握していたというには威厳を感じられないと亨と、それとも会い今日ある顔が人をひきつけていたのかもしれないと推測する裕史郎。 出てくる家族皆が美形なので、人類以外のアレなのかと推測する2人。 もういいのかなと父親だと名乗る男性に驚く2人。 うちの家族はちょっと変わってるとよく言われるという父。 父さん普通なのに何でかなと言う父を呼びにやってくる母。 ちょっとどころではなく、かなり変だと思っている2人。 私1人に料理の準備をさせてずるい~と母の額に、お詫びだと言ってキスする父。 2人はどういうリアクションをとればいいのか分からない2人は本当に40歳過ぎているのか疑っています。 秋良にいつもこんなのを見ているのかと尋ねる亨。 頷く秋良に大変だなと言う2人。 夕方 庭でバーベキューをしています。 坂本様を見れるかなとドキドキしていたが、坂本一家で十分ドキドキさせてもらったと言う亨と裕史郎。 こんな家族に囲まれて大変だったんじゃないかと言いますが、亨は家族だからそんなこと思わないかと考え直します。 「いや、そんなことないよ。そんなことないよ、家族が普通じゃないって思ってたんじゃなくて、自分の方が違うって思ってたんだけどね」 「えっ!?」 家族と比べると地味で似てないだろうと言う秋良。 昔から散々言われていたらしく、凄く悩んで煮詰まっていた時期もあったが、慣れたというよりそう考える方がおかしいと気づいたそうです。 誰も自分を否定してないじゃないかって。 しっかり自分を持っていれば、自分の居場所がどこなのか、一番大切なものは何なのか見失わないと分かったから楽になったそうです。 秋良の全てを乗り越えたような包容力はそうやって開いた悟りのせいだと気づく裕史郎。 悟りなんかじゃないと言いながら、坂本様と呼ぶのを止めて欲しいと言う秋良。 「様」付けだと見えない壁を作られたように、ガラスこしに話しかけられているように感じてしまうのだそうです。 だから2人が来てくれて本当に嬉しかったと言う秋良はせめて、身近に感じている人とは普通に接したいのだそうです。 「お兄さんのことなんか関係ないよ。俺達は坂本と、坂本秋良と友達になったつもりだよ」 「そういうこと」 「河野…四方谷…」 亨のように坂本と呼ぶと言う四方谷を止める亨はどうせ呼ぶなら名前の方で呼ぼうと言います。 名前で呼ばれるより、坂本の方がいいか?と尋ねる亨。 名前で呼んでくれていいと言う秋良。 「じゃあ、これから俺も亨も秋良って呼ぶからな」 「だから、坂本も俺達のことは名前で呼ぶんだぞ」 分かったと答える秋良。 早速練習だと言う亨。 「亨!裕史郎!」 そう言って顔を赤くしていく秋良はなんか照れるねと言います。 慣れれば平気だからと言う2人。 そこへ秋良を呼ぶ男性。 皆が声のする方へ視線を向けます。 立っているのはかなりの美形です。 もしやあの人が伝説の坂本様!?と感じる2人。 「秋良~!!」 泣きながら、秋良に抱きつく男性。 「ひどいよ、秋良!!何で今日はバーベキューするって教えてくれなかったんだよ!!」 驚き、立ち上がる2人。 「どうしてそんな大切なこと教えてくれなかったんだよ、秋良!!」 メールを打ったと答える秋良。 慌てて携帯を見る兄。 何だ、そうだったのかと秋良に抱きつきながら、俺のことを心配してくれるのは秋良だけだと言う兄。 友達が来てると言う秋良。 美形であり、年齢も見た目もまんまで性別もちゃんと分かり、秋良にあんな風にすがりつくので、カリスマ性も神秘性も微塵も感じられないと感じる亨と裕史郎。 普通じゃない家族ばかり見たので、単なる美形を見ただけでは普通に見えてしまうと言う2人。 亨と裕史郎は成績優秀で運動神経抜群で性格も良くて、人望が厚く、統率力もあり、おまけに学園では有定会長の後継者なのに、周りが凄すぎて目立たないだけなので、十分普通じゃないと秋良に言います。 誰が何と言おうとも秋良は美形だと言う2人。 「えぇ~っ!?」 第6話完 ジャンル別一覧
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