stage4 魔人の王様「もっと周りを見て行動しろっていつも言ってるでしょ!?」魔法部屋にて魁が不注意からコンパクトを割って麗にビンタされています。 怒って魁から離れて行った麗と入れ違いに魁を注意しだす3名。 「あ~あ、怒られた。あれお母さんから麗ちゃんが貰った大切なコンパクトなんだよ」 「お前さ、いくら不注意だからって母さんの形見割るか?普通。割らねえだろう」 「こりゃ大変だぞ、麗は一怒り出すと手がつけられないからな」 「そんな事言ったって…」 しょげる魁。 たしかに皆で事の重大さについて語るだけで解決方法を提示してくれません。 麗に対して誰も声を掛けようとしないあたりも解決の困難さが見て取れます。 夜道で冥獣に遭遇する一般のサラリーマン。 冥獣は変なビームを発射しサラリーマンを石に変えてしまいます。 石になったサラリーマンは足元から消えてしまいました。 スーパーではまた買い物客が事件について噂をしています。 そして噂には「掌に指でMって3回書いて、有明の月に呪文を唱えると5人の魔法使いが助けてくれる」と言う条項が追加されています。 その条件を突破して魔法部屋の鏡に魔法110番通報第一号が入ります。 先程のサラリーマンの娘さんが行方不明の父親を探して欲しいと願いをかけていました。 「魔法110番通報第一号だね」 「人探しか…って、それ警察の仕事じゃないのか?」 「いいえ。メメの鏡はインフェルシアが関係しているお願い事だけを映し出すのでござりますです」 「おうし、分かった。早速探しに行こう」 「ちょっと待てよ。逃げた猫探すんじゃないんだぜ。手がかりなしでどうしよってんだよ。鰹節持って誘き寄せるってか?」 サラリーマンを探すにも手がかりが無いマジレンジャー。 マンドラ坊やが言うには、この様な場合は青の魔法使いの占いが有効なのだそうです。 ローブを着た方が魔法力がアップするとかでローブを着て占いを始める麗。 占いで「黄泉ヶ原樹海」と言う所に依頼者の親がいると分かり、そちらに向かう4名。 まだ水晶球を見ている麗は残留です。 「麗ちゃん、ほ~んと怒ると長いよね」 「兄弟5人、力を合わせて1つにならなきゃいけないってのにどうしてこう揉め事ばかり起こるんだ。兄ちゃんは頭痛いぞ」 現場に向かいながら兄弟が力を合わせなくてはならないのに揉め事ばかり起こると嘆く蒔人。 「ほとんど、お前絡みだけどな」 「うっせえな。帰ったら、ちぃ姉にちゃんと謝るよ」 現場に到着し石像群を発見するマジレンジャー。 「何だ?この沢山の石像は」 「凄い迫力…超リアル」 「つうか、これ人間じゃないのか?」 翼が石像を人間ではないかと考えます。 「まさか」 「何驚いてんの?人間に決まってんじゃん」 「決まってんじゃん」 そこにナイとメアが登場、親切にも石像が人間であると教えてくれます。 そしてここがコカトリスの餌場であり、石にした人間をまとめて食べると言う事で敵の特殊能力についての情報もバッチリ得られます。 そして問題の冥獣登場、魁はすぐに怪物に斬りかかりますが全然切れません。 他の3人の攻撃も冥獣には無効、あっと言う間にピンチです。 「危ない、魁!!」 「ちぃ姉?」 「だから言ったでしょ、もっと周りをよく見なさいって」 そして魁に向けて冥獣がビームを出した所で麗が登場、魁を庇って石になってしまいます。 魁は逆上して冥獣を攻撃しに行こうとしますが周囲に引き止められ、家に連れ戻されます。 魔法部屋に戻っている一同。 テーブルを両手で叩きながら魁は何で麗が自分を助けたんだと喚いています。 蒔人によると、麗は兄弟喧嘩の最中でも弟を守ろうとする性格なのだそうです。 「麗姉、情が深いから…」 マンドラ坊やに戻す方法を聞く魁。 マンドラ坊やによれば赤の魔法使いの練成術で元に戻せるのだそうです。 麗を元に戻そうと必死で魔法をかけるのですが、元に戻りません。 魁の魔法力がまだ足りないのだそうです。 「冥獣が街中に現れたぜ」 そんな中、街中に冥獣が現れたと言う事で出動する残り3名。 現場に到着した蒔人、翼、芳香は冥獣が一般人を襲うのを妨害。 そして翼が冥獣に向かって先程効かなかったマジスティックボーガンを何の捻りも無くぶっ放しますが、今度はナイとメアが現れて傘でガード。 「また来たのかよ?邪魔すんな」 「邪魔すんな」 「うるせえ!!」 「あったまきたね?メア」 「あったまきたね?ナイ」 「「やっちゃおうか」」 魁は家でまだ麗魔法をかけようとしていますが、大分疲れてしまったようです。 自分の魔法力以上の魔法はかけようとするだけで体力を激しく奪われると忠告するマンドラ坊や。 忠告を無視して魔法をかけつづけようとする魁を見かねたマンドラ坊やは冥獣を倒せば魔法が解けるかも知れないと別の手段を提示します。 そしてマンドラ坊やは麗が冥獣を倒す方法を見つけていた事を魁に知らせます。 周りを良く見なさいと怒られた事を思い出した魁は麗を観察。 石化した麗が何故かコンパクトを持っている事に気付きます。 先に出て行った3名はバンキュリア相手に全く歯が立ちません。 そして今迄楽をしていた冥獣がバンキュリア指示でマジレンジャー達を石に変えようとします。 そこに石化した麗を持って魁登場。 冥獣にフライドチキンにしてやるぜと啖呵を切っています。 魁はローブを脱ぎ捨てて、魔法変身。 魁は冥獣と戦いますが、やはり攻撃は効いていないようで不利そうです。 しかし魁は自分を石に変えてみろと冥獣を挑発。 冥獣はビームを撃ちますが、魁は魔法で鏡を出してビームを冥獣に反射させます。 冥獣は自分のビームで石化。 そして魁の特攻で砕け散る冥獣。 魁は麗がコンパクトを持っていたのをビームを鏡で反射させるという攻略法の意味に取ったようです。 冥獣が粉々になったので石にされた一般市民や麗が元に戻ります。 「ちぃ姉!!」 そして変身を解いて麗に駆け寄る魁。 「魁!!」 「戻った、戻った、戻ったぁぁ!!俺、あんな喧嘩したまま…もしちぃ姉が戻らなかったらどうしようって」 「魁の気持ち聞こえてたよ。私を助けようと、諦めずに必死に頑張ってくれたことも、全部知ってるよ。だから、石にされて凄く怖かったけど、魁がきっと助けてくれるって信じたの。そしたら怖くなくなったよ」 「ちぃ姉…」 「よく見て行動しなさいって言い付け守ったね。助けてくれてありがとう。頑張ったね、魁」 幸い麗はコンパクトの件をもう怒っていない様子、そして魁が自分を戻そうと必死で魔法をかけていた事を知っていたそうです。 そのため魁が助けてくれると信じ、石にされた事も怖くなかったとの事です。 そしてマージフォンに新しい呪文が送られてきます。 蒔人の考えでは麗の魁を信じた勇気が新しい呪文を教えてくれたのだそうです。 マジレンジャーが和んでいる隙にウルザードが冥獣を復元させ巨大化させます。 マジレンジャー達も巨大化し、早速新しい呪文を試みて合体しマジキングになります。 そして幽体離脱状態という事で変な空間に下半身がチェスのようになって集合しているマジレンジャー。 マジキングは冥獣の攻撃をものともせず、ファントムイリュージョンと言う技で魔方陣から無数の剣を召還し、冥獣に向かって飛ばします。 そして冥獣の周りにも剣が突き刺さり、行動を封じています。 キングカリバー魔法斬りという技でトドメを刺します。 家に戻ったサラリーマンを見守る小津兄弟。 そして敵の基地ではン・マが怒っているとかで幹部の人達が動揺していました。 stage4完 次回に続きます。 |