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テーマ:アニメあれこれ(27012)
カテゴリ:世界一初恋 ・BL
純情ロマンチカ2の第1話を見ました。
第1話 一度あることは二度ある 『俺、高橋美咲。三ツ橋大経済大学1年生。大学入学と同時にたった一人の家族である兄ちゃんが結婚、その上大阪へ転勤。俺は兄ちゃんの高校時代からの親友で今や直森賞及び菊川賞作家の宇佐美大テンテーことウサギさんのマンションに間借りして、早半年。まぁまぁ充実した生活を送っているつもりで…そう、これさえなければ。いつの間にか俺とウサギさんはこんな感じ…。兄ちゃんには絶対言えません!!』 背後から秋彦に抱きつかれ、押し倒された美咲は嫌がりながらもキスされる。 秋彦の寝室の扉を開けたのは丸川書店の専務の井坂と相川で、部屋では美咲が秋彦に押し倒されている最中だった。 「さぁ、行こう。今すぐ行こう。10分待ってやる、さっさと準備しろ」 「井坂さん、あんたね…今、俺が何をやっているのか見えませんか?」 「今まさに青少年を食わんと欲す?…兎に角早く支度しろ。下に車を待たせてある」 「はぁ!?どこに連行するつもりですか?」 「どこだと?決まってるだろ、宇佐美秋彦大先生菊川賞受賞記念パーティー!!主催丸川書店in帝都ホテル!!秋彦、てめー!!今回という今回は逃がさねえからな」 「いつ誰がどこでそんなとこ行くって言いましたか?」 「おまえは何もせんでもいい。ただスピーチして適当に愛想振りまいとけば丸く収まる」 「それが一番嫌だってこと、知ってるでしょうが!!」 秋彦に口を塞がれているため、相川に助けを求める美咲。 「美咲くん、美味しいもの食べようね」 「パーティー自体は明日だ。今日一日は超豪華スイートルームにて、ごゆるりとお寛ぎ下さいませ。360度パノラマな夜景、独り占め。う~ん、ロマンチック」 「そんなもんに釣られると思ってんですか?」 「そうだな、お前はスイートなど別に珍しくも何ともないだろうが、もしチビたんが行きたいな~って言ったら?。実は以前、お前と行ってみたいかと聞いたことがあるんだ」 「いつ?」 「お前がいない時。チビたん、いい子だなぁ…何て言ったと思う?」 『そりゃ俺なんか行く機会がないから行けるなら行ってみたいけどウサギさん忙しいし、邪魔になったら悪いし…。でもウサギさんと一緒でないとつまんないし…』 「なぁ、たまにはゴージャスな空間を味わわせてやったらどうだ?チビたん、ホント喜ぶと思うけどなぁ」 パーティーに出ることになり、何をしていいのか分からないため気が重い美咲は実は井坂に泣き落としされて仕方なく行くことを了承していた。 まだ何も秋彦にお祝いを渡していないことに気づいた美咲は3000円くらいの花束を贈ろうと野分がバイトしている花屋に立ち寄る。 「あの、すみません」 「はい、いらっしゃいませ」 「あの、3000円くらいで花束ってできますか?」 「できますよ、プレゼントですか?どんな風にしましょうか?」 秋彦=ゴージャスというイメージからバラでオーダーした美咲はホテルへ向かうために利用する駅で切符の買い方が分からない青年と出会う。 「あの、帝都ホテル俺も行くんで良かったら途中まで一緒に行きますか?」 「あの、電車とかあまり乗らないんですか?」 「そうだな、いつもは車が迎えに来るからな」 おばあさんに席を譲るために立った美咲につられて青年も立ったため、席を若者に取られてしまう。 「いつもこうやって席を譲ったりしているのか?」 「え、いや、時と場合とタイミングで…」 「花、好きなのか?」 「あ、いえ、これは人にあげるもので。でも嫌いじゃないですよ、寧ろ花貰って嫌がる人っていないんじゃないかなって思ったり。へへっ」 「そうか…」 秋彦のことをつまらない作家で読む価値すらないだというこの青年に美咲は反感を持つ。 ホテルのエレベーターで秋彦や井坂と偶然会ったことで青年が秋彦の兄・春彦だった。 「今日は会合があるから来たまでだ。まさかこんな所でお前に会うとは思わなかったがな」 「先日はわざわざ花を送って頂いてありがとうございました」 「花?あぁ、秘書が勝手に送ったんだろう。俺の預かり知らん事だ。秋彦、いつになったら家に戻って来る?」 「戻りませんよ、何度も言ってるでしょ。俺は出て行った以上何も求めませんから後はそちらで好きなように」 「ふざけるな!!お前のせいで後始末だの、つなぎだのをさせられているこっちのことなどお構いなしというわけか」 「嫌なら辞めればいいでしょう、俺は強制したつもりなんかありません」 「逃げ出した奴はどうとでも言えるからな。逃げた果てが小説家だと?」 宇佐見兄弟は家の事で相当な確執があるらしく険悪な雰囲気になり、その事から秋彦の小説をことごとく馬鹿にする春彦に対し美咲の怒りが爆発する。 「…憶測だけで知ったような口聞くな、文句あるなら一冊でも読んでから来い。バ~カ!!」 普段は人に気を遣ってばかりの大人しい美咲が秋彦のことだと我慢できないようで部屋に入っても怒っていた。 「お前が俺のために本気で怒ったのが嬉しいんだよ」 「何で?別にそんなの…わけ分からん」 「ガキ」 「何を!?」 買ったバラの花束を秋彦に贈る美咲。 そんな美咲の気持ちが嬉しくて秋彦は美咲をベッドに押し倒すのだった。 「…ぁぅっ…」 「やっぱりガキだな」 「五月蝿い」 「可愛いね」 「五月蝿い、五月蝿い!!ガキ扱いすんな、今に見てろ、俺には計画があるんだ。いつか必ず絶対マジでウサギさんを襲ってやる!!」 「お前は本当に可愛いね」 何故か美咲に春彦から花束が届くのだった。 「何で?」 次回、「二度あることは三度ある」 http://mitubatatibana.blog122.fc2.com/blog-entry-679.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 17, 2008 08:10:10 PM
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