レンタルマギカの第19話を見ました。
第19話 巫女の故郷
みかんは
猫屋敷とともに、実家の葛城家に里帰りをしていた。
「お待ちしておりました。お帰りなさいませ、みかん様」
「ただいま」
「では、お屋敷へ」
その頃、アストラルに残された
猫屋敷の猫、白虎が何かを伝えるように鳴き出した。
不安になった
いつきは葛城家に電話をするのだが、
みかんを返さないと言われてしまう。
「行ってくるよ、みかんちゃんと猫屋敷さんを迎えに」
「うん」
神道の結社としては有名な葛城家に駅で待っていた辰巳に案内されて向かう
いつきと
穂波。
みかんの意思に関係なく、アストラルには帰さないと言う葛城家の現当主・鈴香はその事を了承できない二人に対して、葛城の祭りにおける「鬼退治」を依頼する。
すると、そこに白拍子姿の鬼の影の一つが現れ、攻撃する
いつきと
穂波。
『祭はまだ終わらぬか…ならば未練はまだ晴れぬぞよ…』
いつきと
穂波の監視につけられた辰巳。
魂を鎮める祭でなぜ鬼が暴れるのか分からないと言う
穂波。
神道のことが勉強不足な
いつきは戻ったら神道の補習と鬼のような
穂波に言われるのだった。
「葛城家の祭って一体何なん…?」
白虎を追いかけていると、土蔵にいる
みかんを見つけた
いつき。
「お兄ちゃん社長!?」
「みかんちゃん!?よかった、此処にいたんだね。迎えに来たよ、穂波も一緒だよ。祭が終われば帰れるって」
「…!?」
「みかんちゃん…?」
「帰る時は皆一緒だね…」
どこか哀しげに言う
みかん。
鬼の本体を探して、鬼の巣窟である雷の丘にやってきた
いつき、
穂波、辰巳。
「全然怪しい所に見えないけど…」
「あぁ、普通に見た限りはな」
無数の鬼が現れ、ピンチに陥るのだが、
いつきは逃げ道を見つけだし突破することにする。
「そこから離れるのです」
「猫屋敷さん!?」
すると、間もなく呪波汚染が起こり、巻き込まれてしまう
いつき達。
いつきが気付くとそこには
猫屋敷がいた。
「白虎、ご苦労様。社長、お疲れ様でした」
「猫屋敷さん!!此処で何をしてるんですか!?無事なら無事って連絡して下さい。大変だったんですから。鬼は来るし、みかんちゃんは帰してくれないし。穂波は?辰巳さんは?」
「辰巳が…辰巳が此処に来ておるのか?」
「あ、はい…今まで一緒に…」
「葛城香さん、みかんさんのお姉さんにして葛城家の次代当主です」
「みかんちゃんのお姉さん!?でも、何で二人は此処に?」
「それでしたら理由は簡単でして…。私が彼女を誘拐してきたんですよ」
穂波と辰巳は、
穂波の作った樹木の結界の中にいた。
「魂鎮めの祭のはずが鬼や呪派汚染を引き起こす…やってることが逆や。いや、逆やないかも…。意図的に鬼を誘き出してんのと違う?葛城の祭って何をするん?なんなら此処から出てってもらってもええねんで」
「流石だな、そこまで嗅ぎ付けたか」
「人を犬みたいに」
「葛城家の祭は鬼を喰らう祭りだ」
「恨みや怒りや悲しみを体現したものが鬼。この岩はそういう思いを染み込ませてきたのじゃ」
「この岩から鬼を取り出して、次の当主の体に取り込ませる。それが葛城家の祭なのです」
「鬼を生み、鬼を喰らう祭…」
「祭が進行すれば、鬼が生まれる。祭に最初から仕組まれているシステムなのですよ。この呪波汚染も形を変えた鬼のようなものです」
「葛城の祭のことは分かりました。それと香さんの誘拐は関係あるの?」
「今度の祭におばあさまは万全を期した。童が母様の二の舞にならないように人柱を立てたからのぉ」
「人柱?」
「みかんのことじゃ。みかんにそんなお役目をさせとうない。じゃから童は猫屋敷に誘拐してくれと請うたのじゃ」
「次代当主の香さんがいなければ祭は始まりませんから。この花結界にいる限り、葛城家に気づかれません。後は祭が終わるのを待つだけです」
いつきのパスを辿り、
香の居場所がバレ、祭が始まってしまうのだった。
次回、「鬼の祭り」
レンタルマギカ アストラルグリモア 第4巻