みなみけ~おかわり~の第6話を見ました。
6杯目 冷めてもあったか、ウチゴハン
「いやぁ、悪いね。こんなに貸してもらっちゃって。これ一気に読みたかったんだよね」
「確かにこの漫画まとめて読まないと忘れてしまう設定とか多いですし」
「そうなんだよ!!途中から誰が敵で誰が味方か分からなくなるんだよ」
「僕も40巻も前に死んだと思ってたキャラが突然出てきた時は全く分かりませんでした」
「おぉ、その通りだよ。何だ、お前もよく分かってないのか。フユキ、キャラの中で誰が一番いい?」
「え?あの、夏奈さんは誰が好きなんですか?」
「断然伯爵だね!!」
「僕もです」
「優柔不断なのはいただけない。読み終わったらじっくりと話し合おう。同士フユキ」
お隣の
フユキから漫画を借りた
夏奈はベッドの上で横になりながら読み漁っていた。
「その漫画フユキに借りたのか?」
「そうだよ。奴もなかなかコアだね。この長寿漫画を全巻揃えてるなんて。末は貴族か大族か…千秋も読むか?」
「いい」
「素直じゃないね。それに比べてフユキはいい奴だ」
「何でだよ?」
「私に敬語を使う。年上を敬っている証拠だ」
「私だって敬語くらい使う。相手を選んでいるだけだ」
「そこが違うんだよ、明智くん。あいつは誰に対しても笑顔で敬語なの」
雪の中、
春香も帰宅し、三人でコタツの中に入っている南家三姉妹。
晩御飯のために食材が何があるか調べると冷凍グラタン×2や食パン、スパゲティの麺だけなど微妙な物があった。
鍋をしようにもボンベもなく、寒い雪の中買い物に行かなくてはならず、有り合わせで済ますことになる。
食事も終え、大雪によって雪が積もり、南家三姉妹は雪合戦で大はしゃぎしたり、雪だるまを作ったりと楽しんでいた。
そして、お風呂に入るのだが、沸かしすぎたお風呂は雪で温度調節し、窓を開けて開放感の中お風呂を楽しむ。
夏奈は夜になっても遊び足りず、ひと休みしたらまた雪遊びに行こうとしていたのだが、その時、突然の停電が起こる。
なかなか復旧せず、ロウソクだけでは寒いので毛布に包まっている南家三姉妹。
まだお風呂は温かいだろうとお風呂に向かった
夏奈だったが、窓が開いていて降りお風呂は冷たくなっていた。
「誰だ!?窓開けたの」
「お前だろ」
「そうだ…あたしだ、畜生」
「窓閉めてきた?」
「それどころじゃなかった」
春香はお風呂場の窓を閉めに向かう。
千秋と
夏奈は一つだけあったカイロで暖を取っていた。
お父さんが仕事で家を空けているお隣の
フユキの様子を見に行くも、なかなか出てこないので寝ているのではないかと考える
春香だったが、扉を叩き続ける
千秋。
もうすぐ寝ようとしていた
フユキが出てくると、ボンベを借りる
夏奈。
「そうだ、フユキくん、家に遊びに来ない?」
「おぉ、あぁいいね。コンロも使えるようになったし、行こうよ」
「あ、いえ、あの、悪いですし…」
「どうして?遠慮しなくていいのよ」
「一晩中何かを語らおう」
「来ればいいじゃないか」
「でも…」
「どうせ暇なんだろ、来いよ」
「あの、父がいつ戻るか分からないのでこの雪の中帰ってきて、僕がいないと心配させてしまいますので」
「そうか、それじゃ仕方ないな」
「行きたいくせに」
雪の中、遊んでいる時に
千秋はベランダから
フユキが見ているのを気づいていたのだ。
ドアを開け、懐中電灯を手に立っていた
フユキを連れ出した
千秋。
「来たければ来ればいい。何で素直に言わないんだ?お前、見てるとイライラするんだよ」
「そげんやったら放ったらかしとってよ
」
千秋は言いたいことがあるならはっきり言えと
フユキに雪玉を投げつける。
「何しよん!?お前。そげんなこと言われんといかんのかって!!」
フユキも
千秋に雪玉を投げ始め、二人だけの雪合戦が始まるのだが、いつの間にか
夏奈や
春香も加わり、
フユキ&
千秋、
夏奈&
春香のチームで雪合戦を楽しむのだった。
そして、皆で一つになって暖をとりながら南家に泊まった
フユキは翌朝早くから雪かきをしていた。
「そういう奴なんだな、お前は」
次回、「噛めば噛むほど甘くなるんだよ」
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