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テーマ:アニメあれこれ(27147)
カテゴリ:咎狗の血
ヒロイック・エイジの第23話を見ました。
第23話 四人 「ベルクロスの存在が消えました」 「えぇ!?」 「嘘でしょ!?」 「この宇宙から掻き消えるように…」 「エイジが?助けに向かいましょう。この船に反対する者はおりません」 「あの方は来て下さいます。そう約束したのです」 ワープアウトするアルゴノート。 ここから先は未知の領域で、プロメの記憶もここで途切れている。 『私が道を探します』 《エリュシオン…スターウェーを持たぬ星。見出すことが出来なければ永遠に彷徨い続けることになる。だが、オロンの時と同じだ。この未知の航海も姫様の導きがあれば恐れるものは何もない》 スターウェーさえない暗闇で、ディアネイラの導きだけが頼りという状況の中で、エイジの危機を察しながらも、ディアネイラはエリュシオンへの道を探し続ける。 『ノドスが消滅したのは何故か』 「我らのノドスに共通するのはユティ・ラーの命を救うこと」 『その鉄の種族がケルビウスを含む四人のノドスを倒したのだ』 『ケルビウスにとって鉄の種族は脅威ではなかった』 「滅ぼされることがケルビウス、即ちユティ・ラーを守ることだったとすれば…」 『契約に整合する』 『銀と黄金の種族を繋ぐ者はなくなった』 『これも黄金の種族の意図か』 『ロム・ローが正しいということか』 『エリュシオンに関しては再考する必要があるかもしれない』 「誰もいない…もう誰も…パレスに私1人…カルキノスが私の為に…ぅはぁはぁ…プロメに、プロメに感情を渡さなければ…どうにかなってしまう…早く消してくれ、これを…この感情を…。何故だ、ロム・ロー。何故、私を閉ざす…?」 「今、お前をプロメに委ねるわけにはいかない。お前をプロメに奪われるわけにはいかない」 「嫌だ…っ…ぅ…」 「お前を支配するのは私でなければならない」 「助け、て…」 「お前はお前の契約に従わねばならない」 「何故、戻ってきた?メヒタカ。もはやエルマントスの力でも飛ぶことは叶わない。許してくれ…」 「レクティ」 「メヒタカ、私は…」 「これでやっと本当に解放された。―静かだ」 「ケルビウスによって無に食われた。エルマントスが辛うじて時空を保っているが直に…」 そこにエイジがやって来る。 「え、エイジ!?」 エイジはケルビウスによって無次元に閉じ込められていた。 「ありがとう」 「何?」 「んふふ、ここ」 「ほんの僅かな時間、生き延びたにすぎない」 「大丈夫、んふふふ」 「エイジ…」 ニルバールは可能な限り戦闘を避け、コドモスで艦隊を再編するために全艦隊に敵船団の位置を送るように指示していると、アルゴノートからの通信が入る。 それはディアネイラとプロメの会談を録音したものだった。 「輝きの星、どこまでも我らに希望を齎してくれる」 《エリュシオン…古の星よ、どうか、どうか道を示して》 「私にはただこうやって見守ることしか出来ない。今、ここにエイジがいてくれたらディアネイラ様もどんなに心強いことか」 「お前という支えがあってこそ姫様は心身の疲労をかえりみず、道を見出されようとしている」 「あら、私に気を遣うなんて珍しいわね。ディアネイラ様はエイジが宇宙から消えたと仰っていたわ」 「エイジがそう簡単にやられるものか。ましてや姫様と約束したのなら必ず戻ってくる。これまでも常にそうであったように、必ず」 「ここに入る前にディアネイラの声が聞こえた」 「何て?」 「んふ、ディアネイラが行く所にいかないと」 「ここから出るのは無理だ。戦いで疲弊した我々では力を尽くしたところでただ命を縮めるだけ」 「1、2、3、4、4人なら大丈夫」 「4人?」 レルネーアの再生力によって、カルキノスが復活する。 「カルキノス」 「4人、ふふ」 アルゴノートに敵船団が攻めてきたため、アルゴノートは迎撃体制に入り、オーガン隊も出撃する。 銀の種族の中でも意見が割れているが、プロメが正しければここで自分が絶えるとパエトーはアルゴノートを攻撃しようとする。 『愚かな考えだ、パエトー・オー』 「そこを退け!!退かねば…」 パエトーは邪魔な銀の種族の船を退かしてアルゴノートへと向かっていく。 「カルキノスは確かに1度死んだ。契約の通り、これも黄金の種族の意思だというのか?」 「ベルクロス達は心がないから、だから星を沢山消した。エイジ達はベルクロス達に心を教えるために一緒になった」 「カルキノスの為にレルネーアが力を残していたと…?戦いのためではなく、カルキノスと共に生きるために」 気がついたカルキノス。 「メヒタカ…」 「…ぅ…」 「やっつけ合うのはお終い」 「俺が手を差し伸べた時は問答無用で殴りかかられたな。勝手な男だ」 エイジが差し伸べる手をとるカルキノス。 「レルネーアがお前の為に力を残しておいたらしい」 「あぁ」 「分かっていたのか?」 「いや、ただレルネーアは俺以上に狂乱を避け、俺はただずっと見守られていた、そんな気がする。ケルビウスの無次元か?」 「エイジの言う通りこれで4人だけど」 「だからとて、脱出の方策があるとは思えない」 「ここは存在自体が不確かな世界だ。俺達の力も力であって力で足り得るかどうか」 「でも、お父さん達が言ってた事は残ってる」 「何?」 「エイジは黄金の種族から未来を教えられたんだ」 「お父さんがエイジ達とベルクロス達を1つにして、それでやっとベルクロス達は心がもらえた。心がないと未来がもらえないから」 「未来?確かにここにいる全員、契約が残っている。カルキノスは銀が黄金の種族の力を手に入れた時、解放される。メヒタカはユティに命の危機が訪れた時、救わねばならない。私もユティを救わねばならず、また黄金の種族の力を見出した時、それを銀に伝える。その力が失われようとした時、それを守る」 「エイジは…あ、僕は全部終わったら星が元に戻る」 「星?」 「オロン!!本当は綺麗な星」 「もし本当にノドスの契約を通して黄金の種族に未来を暗示させられていたとして何故、銀と鉄それぞれに利益となる項目がある?」 「それにも意味があるのだろう。俺達に読み解く用意がないだけでな」 「ここを出たらあの子を助けないと」 「あの子?」 「んーー、えっと…」 身振り手振りで教えようとするエイジですが、伝わらないので、自分達をここに入れた子だと言う。 「感情を…プロメに…解いて、ロム・ロー…私を遮らないで…ぅ…。許さない、ロムロー。お前を許さない…助けて、カルキノス…」 「4人なら大丈夫とはどういう意味だ?」 メヒタカは光、カルキノスは命、レクティは時間がノドスとしての力らしく、その3人の力で停止したこの空間の一点を開いて、エイジの如何なる力においても失われない存在の力を持つベルクロスを存在させることで脱出できるらしい。 「アルゴノートには指一本触れさせん!!」 アルゴノートを守るため、戦うイオラオス。 エルマントスが可能な限り、ベルクロスを連れて過去へ飛び、アルテミアが現在の一点に波を作り、ベルクロスがその時間と空間において最初の存在となるまでレルネーアが全員を生かす為に力を発揮する。 アルゴノートが銀の種族に襲われている間、ディアネイラが遂にエリュシオンへの道を見つける。 アルゴノートへ戻っていくオーガン隊などだが、パエトーが逃がしはしないとアルゴノートへ攻撃を仕掛ける。 そこに無次元から脱出したベルクロスが現れ、攻撃を受け止める。 そして、その隙にアルゴノートはワープする。 次回、「エリュシオン」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 16, 2007 11:23:08 PM
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