伊勢丹へ買い物のついでに三平に寄ったら、『R改』が入荷していたのでプレイしてきました。レースTVからのコンバートなので、SPはしぶとく撤去されずに以前の出入口付近に生存確認。ならばよし!
カード作成300円、初回200円とえらく初期投資の掛かるゲームでしたが、久々のAM2研謹製のドラゲーということで注ぎ込みましたとも。私のAM2研ドラゲー歴は『パワードリフト』に始まって、『V.R.』、『デイトナ』、『スカッド』、そして『OR2』まで、脈々と受け継いできましたが、他所のメーカーやチームでは出せない味というものがあるんですよね、やっぱり。同じセガの『セガラリー』や『イニD』でも、全然カラーが違います。
中でも特徴的なのが、あのくど過ぎるくらいにギラギラしたハイライトくっきりのグラフィック。最近のドラゲーはどれもこれも彩度を落としたリアル志向のグラフィックばかりになりましたが、このいかにもゲーム!という良い意味でのチープさが非日常感を演出するんですよ。今作でもその特徴あるグラフィックは健在で、カスタムカー特有の毒々さと相まって独特の雰囲気を醸し出していました。
初プレイなので車種は迷わずにデフォルトのRX-7を選択。当然、ステージには「新宿」を選択して、まずは「バトル」モードでAコースからDコースまでを通しでプレイ。最後に一番カンタンな「新宿」Aコースの「タイムアタック」で締めて、計5クレ連コで遊んできました。率直な感想を述べるなら、まあ良くも悪くも「バカゲー」ですが、極めてシンプルで面白い。私のような単純な性格には向いているかな。
まず良い点から言うと、ステージの臨場感が凄く良く表現されています。今回は「新宿」ステージしか遊んでいませんが、SP同様にクルマ後方からの視点がデフォなので、視野が広くて背景が見やすく、走りながらでも目に馴染みのあるネオンサインが次々に飛び込んできます。SPで言うところのカジノやメトロステージがそっくりそのまま新宿になったと思えば分かりやすいかな。
例えば「新宿」Aコース、新宿駅東口アルタ前をスタートして、三越や伊勢丹の眩い灯りに包まれた新宿通りを爆走。直角コーナーをドリフトして靖国通りに出ると、左手にバッチリ三平ビル登場。そして前方に西新宿の夜景と「エプソン」のネオンが現れ、大ガード前のコーナーをドリフトすると右手にでっかい「さくらや」のネオン、再び新宿通りへ戻るというまさしく三平周回コース。地理に詳しい人なら鼻血もんですよw
そして、ゲーム性の面を見ると、直線はブースト掛けっ放し、コーナーはアクセル踏みっぱでドリフトするだけという単純明快さなので、至極カンタン。初回プレイでも要領さえ分かってればどのコースもぶっちぎりの1位なので難易度は低すぎですが、ストレートを思う存分ぶっ飛ばし、コーナーに貼り付いて曲がれば気持ちいいという快楽原則に則ったプレイは十分に堪能できますね。
一方、悪い点というか気になった点で言えば、最近のドラゲー(SP除く)は全部そうですが、例に漏れずコストパフォーマンスが悪すぎ。さらにゴタゴタとカスタムだのクエストだのといった押し付けの「やり込み要素」を加えすぎ。結局、一番速いクルマを購入するまでタイムアタックはするなってことでしょ?そういう搾取方法にはほとほと呆れているんですけど。アーケードくらい、100円入れて即アタックできるゲームにして欲しい。
最後に、やり込みの価値があるかどうか。まず、第一印象として間口が広くできていることはわかりました。が、奥が深いかどうかまでは今のところ保留。クルマの挙動については若干不満気味というか、これは無いだろという動きをする箇所がありますけどね。地味に評価したいのは、ブースト掛けっ放しでも(今のところ)最高速294km/h程度なので、動体視力的にちゃんと制御が利くところ。意外と見た目よりも繊細に作ってあると願いたいところですが。
ま、一番の問題点は、設置店舗が少なすぎってことだな!
稼働開始して既に5日経つのに、
インターネットランキングが埋まってすらないってどういうことよ。初回プレイ記念に「新宿」Aコースの全一ゲット…虚しい。