新コースもMASIRO大先生に代理うpして頂きました。どうもありがとうございます~
m(_ _)m
それでは、大変お待たせいたしましたが、動画の解説を進めて行きたいと思います。解説のスタンスとしては、以前上げた旧コース動画解説と同様、アウトランモードの攻略記事ではありません。ただし、新コース15連は旧コース15連に比べれば「覚えゲー」の比率が高めなゲーム性であるため、そのまんま真似をしても、そこそこのスコアが獲れるかもしれません。
解説を始める前に、前提となる新コースの特徴をいくつか記していくと、まず単純に旧コースと比べて難易度が数段階は高いということ。比較材料として、現在の私の15連理論値が旧コースで560万、新コースで554万と限界値に差があることを差し置いても、IR上で500万オーバーを達成しているプレイヤー数は
旧コース14人に対して、
新コース8人。スコアを稼ぎにくい理由は、それだけラインボーナスの獲得が難しいステージが多いから。
そして、その難易度の違いがプレイスタイルにどのような影響を与えるかと言うと、新コースでは旧コースと比べて、ラインボーナス獲得のためにステージ全般を通じて構築する「パターン」が非常に多い。例えば、旧森のように常に同じ走行ラインを同じスピードで走らざるを得ないようなステージが、少なく見積もっても4つはある。加えて、プレイヤーに高い操作スキルを要求するような箇所が多く、まさしく上級者向け。
しかし、その一方でどのステージでも一定の「パターン」さえ構築してしまえば、毎回そのパターンをオートマチックになぞれば済むため、ひとつのパターンを究めることで安定したスコアを出せるようになるといった側面もあります。この辺りが「覚えゲー」の比率が高いと評した由縁ですが、喩えるならば自動操縦状態の航空機パイロットのようなものですね。その自由度は低く、正直あまり楽しくはありません。
そのため、端から見れば誰でも出来そうな、パターン化された操作を繰り返しているだけに過ぎませんが、ひとたび想定外の事態が生じたときにはマニュアルで操作しなければならない。ここが最大の腕の見せどころというか、プレイヤーの全経験が試される局面なので、むしろ想定外の事態が起きたほうがゲームとしては楽しいんですが、何事も無く終わればスコアが繋がるわけで、色々とジレンマを感じるところではありますけどね。
当動画は入口ラインボーナス1本落ちということで、ライン獲得に失敗した4Dジャングルを除けばほぼ「パターン」通り、雑魚車接触も緊急時を除いてありませんし、お手本と言えるようなプレイにはなっているかと思います。ただ、局面局面を細かく見ていけば、「パターン」を構築するためにどのような操作をしているか、そして些細なズレを修正するための様々なコツが詰まっているので、その辺りを重点的に解説できればと思います。
【1A:Sunny Beach】
スコア:233480(▲10620/95.6%)←244100
開幕面はノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス71540点。
1Aは雑魚車の配置もまばらですし、接触さえしなければどう走っても構わないステージですが、僅かながらスリップでの青スコア早回しが出来るストレートがあるため、雑魚車をいかに上手く「押して」、少しでも長くスリップに入れるようにと考えながらライン取りを選択する必要があります。最終ストレート前の緩い左コーナーでは、一瞬左足ブレーキでアンダーを殺し、奥の車の走行ラインに合わせて背後を追尾。右に膨らみ過ぎると奥の車が早く落ちてきてしまうので。
全般的に新コース15連で重要となる要素は、「判断」をやや前倒しした「先読み」。ある程度のライン取りの「判断」については「パターン」という形で定型化されているため、「パターン」からズレる兆候があるか、あるいはズレるとしたらどうなるかといった次の局面を「先読み」しながらプレイすることが肝心。旧コースは落ち物パズルゲーのようなものと評しましたが、新コースは純粋に思考パズルゲーですね。
【2A:Bay Area】
スコア:451860(▲6700/98.5%)←458560
2面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス68020点。
2A港区は、雑魚車の数が多いので、あまり動きすぎるとつまらない接触をしてしまいがち。雑魚車の「マーキング」についてはこだわらず、直線上で早回しが出来るのであればなるべくステアを動かさずにしっかりと稼ぐ。S字を過ぎてからの赤車1台目にも、じっくり追尾してしこたま稼いでいます。ただし、赤車1台目を追尾し過ぎると赤車2台目との距離が離れてしまうため、下手をすると入口ラインボーナスを獲るのに間に合わなくなるほど逃げられるリスクがあるのがこのステージ。
そのため、新コースでは随一と言っていいほどライン獲得パターンはアドリブ任せ。赤車1台目を早く抜いて、2台目との距離が近いなら最終コーナーは大外ブレドリ。当動画では2台目との距離がほどほどなので、最終をグリップで抜けて距離を詰める。もっと離れていたら雑魚車で獲る。その辺りは臨機応変に「判断」してやっていますが、もちろん失敗のリスクは常にあります。でもまだ2面だからね。
【2B:National Park】
スコア:411540(▲15850/96.3%)←427390
3面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス76460点。
2B公園は、特筆すべきこともないくらい簡単なレイアウトのステージですが、緩やかなコーナーながら青スコア早回しの出来る箇所がそこそこあるので、雑魚車の配置を「先読み」しながら、さらにはつまらない接触や大型車のスリップ漏れ、路肩オーバーが無いように、少しでも危ないと思ったらすぐに左足ブレーキでラインを調整するなど、安全第一で。
抜きどころの解説を少々入れておくと、序盤セクターの青いバスを狭い左インから抜いたのは、赤車1台目の走行ラインが内側だから。ここでアウトから抜いていくと赤車との距離が詰まりすぎて、その後の直線でスリップに入る時間が減ってしまいます。また、赤車1台目を抜いてからの右ドリフトコーナー、黄色い雑魚車をインから抜いたのは、奥の白いバスのスリップに確実に入るため。常に先を読みながら。
【3A:Water Fall】
スコア:393060(▲18520/95.5%)←411580
4面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス69340点。
3A滝は、序盤最大のヤマ場にして、新コース全体を通して見ても最高難易度を誇るラインボーナス獲得の難所。私が全一スコアを達成するに際しても、最も「パターン」の構築に苦労したステージがここでした。最大の難点は、最終セクターのトンネルコーナーの全長が長すぎる故に、スピードが落ちすぎてしまうこと。しかも、分岐入口までの直線が短く、スピードを復帰させる余地がほとんど無い。
そこで、ラインボーナスを獲得する要件である293km/h以上で分岐入口を通過するためには、いかにスピードを上げたまま最終コーナーに入れるか。そこから逆算すると、いかに赤車1台目との距離を保ったままスピード調整を施すか。序盤、スカイロン&ミノルタタワーを右手に見て、正面にナイアガラの滝を望む下り坂を過ぎた辺りから、既に「パターン」の構築は始まっています。
赤車1台目の出現と同時に、走行ラインの左車線をなるべく外さないように追尾。中盤の長いS字も流しっぱなしにすると距離が近付いてしまうため、敢えてグリップに復帰してギアドリ2回。しかし、大外のバスのスリップに入ることで若干距離が詰まるため、左ドリフトコーナーの直前でブレーキ1回。ここでの減速幅が最大のツボ。距離に応じて、位置に応じて、何km/hまで落とすべきかを瞬時に「判断」。当動画では約270km/h。
ここで赤車との距離が絶妙に開いたことによって、トンネル内でスリップに入れる時間が稼げることとなり、アウトの壁と赤車の車体にギリギリ当たらない限界ポイントまで粘ってブレドリ開始。ここで311km/hまで速度を上げると、さらにギリギリ路肩オーバーをしないポイントまで粘って切り返し、スピードの落ち幅を最小限に食い止めて、分岐入口時点で296km/hとライン獲得に成功。
ブレドリ発動時にこれだけスピードが乗っていれば、再入力で切り返してイン側の赤車2台目でもラインを獲れますが、アウト側の雑魚車でラインを獲った方が赤車2台目との距離が広がるため、分岐稼ぎまで考慮に入れればこちらのパターンの方が稼げるかなと。ただ、全ての調整を完璧に決めたとしても、ステアの癖によって切り返しのタイミングが変わったり、雑魚車の配置が悪くて獲れなかったりと、難易度は最凶最悪。
【3B:Big Forest】
スコア:360310(▲27720/92.9%)←388030
5面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス74770点。
3B新森は、オアシス的なボーナスステージ。青スコア早回しやりたい放題、ラインボーナスも至極簡単ですが、ステージボーナスが稼ぎやすいぶん、スコアの変動が非常に大きい面でもあるため、稼ぎどころというよりも絶対にミスはしたくない面。当動画では、中盤シケインのドリフト中、通過ライン上にいた雑魚車をアク抜き調整で避けていますが、これだけで1万点は変わるので疎かにできません。
その(2)に続く。