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千葉NT閉店オフ

いまさらながら、先週末はOutRun2SPのオフでした。

詳しくはホスト役のSKLさんとこに書かれていますので、大まかな流れは丸投げというか端折りまして、個人的なリザルトだけ。

new_5295380

●新コース OutRunモード 15連/5295380(▲31700

今回は一応地元な千葉県民ということで、SKLさんの指名も受けて8/7~8の土日ともに参加させて頂きましたが、土曜は昼~夕方にかけて10クレ、日曜は朝~夜にかけて24クレ。うち、ほとんどは新コースアウトランモード15連。結果、日曜日の最終プレイでラインボーナス、赤車ボーナスとも全繋ぎが出ましたが、現在の全一スコア(自己ベスト)に3万点余り届かず。

オフ会で久しぶりに会う方には良く「まだプレイされてるんですか?」と尋ねられる私ですが、ちゃんとプレイしてますよ~!

まあ、当ブログが他ゲームのネタで埋め尽くされている現状ではそう思われても仕方が無いとは思いますが、もともと自己ベストを更新した際のプレイ記録がメインでエントリーを上げていたので、ここ一年以上更新が無い時点でエントリーのネタが無いんですもの。今回もネタが無いというネタで字数を埋めているような有り様ですしw

ただ、環境的にやはり野田の筐体が無くなったことと、現在もプレイし続けているカテゴリーにライバルがいないということで、かつてほどのモチベが湧いてこないのは致し方ないところではありますが、アウトランモードはいつプレイしても、いつまでプレイしていても楽しいことに全く変わりは無いので、どこかに筐体がある限り更新を目指して走り続けますよ。

そんな悠長なことを言っていても現実は待ってはくれず、今回のようにじわじわとプレイできる環境が少なくなっていくわけですが、完全撤去の前にもう一度全一アタックをしに向かいますので。まだありがとうなんて言うには早すぎるから。

聖地再誕

趣都アキハバラに、新たな聖地が誕生。

◆クラブセガ秋葉原新館

akiba_sega

-SP2台
--100円(15連100円)
--千代田区外神田一丁目11番11号外神田1丁目ビルディング、秋葉原駅電気街口より徒歩3分
--10時~24時

この2月にオープンしたばかりのクラブセガ新館。その5Fフロアにこのたび「名作アーケード」コーナーがオープンしまして、「OutRun2SP」が2台稼働することになりました。しかも、その筐体の出どころはといえば、以前このブログでも紹介しました、かつての聖地「三平」こと新宿スポーツランド本館。捨てる神あれば拾う神あり。やはり名作中の名作はそう簡単に姿を消したりなんてしません。

akiba_sp

「名作アーケード」コーナーのメインは、それほど古くない世代の大型筐体。筐体の脇にはささやかなPOPが据えられ、名作を大切に動体保存しようという意欲が感じられるレイアウトになっています。「SP」の他にはデイトナ2、セガラリー2、F355チャレンジ、F-ZERO AX、クレイジータクシー、ワイルドライダーズ、救急車といった某レジャランに陳列されていそうなドライブゲームがズラリ。

さらにエアラインパイロット、ストライクファイター、アフターバーナークライマックスといったフライトゲームに加えて、ロストワールド、ゴーストスカッドなどのガンシューティング。一方、フロアのもう半分はアップライト筐体が整然と並べられ、各世代を彩ったシューティング、アクション、パズルなどの名作が盛り沢山。しかも、アキバという土地柄ちゃんとインカムが見込めるが故に、メンテもバッチリ。

そんな通り一辺倒の紹介はここまでにして、私にとっては「SP」の存在が意識の9割9分を占めるわけですが、アキバと言えば今も「トラタワ」に1台稼動中なので別に目新しいわけではない。しかし、それでも聖地の筐体というのは今でも特別な存在なんですね。かつて、日本中のトップランカーで訪れたことの無い者は無いくらいだったメッカの筐体。何人もの全一ランカーが記録を追い求め続けた筐体。それはやっぱり背筋が伸びるというか、独特のオーラがあります。

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●新コース OutRunモード 15連/5250870(4Cライン落ち)

old_5283200

●旧コース OutRunモード 15連/5283200(5Aライン落ち、5E赤車逃走)

色々なタイミングが重なったこともありますが、この筐体とならもう一度全一スコアを狙ってみたい、そんな気持ちにさせる何かがこの空間にはあります。現状、アウトランモードの全一スコア=自己ベストは新コース15連532万、旧コース15連538万ですが、そのどちらもミスが無ければ届きそうなスコアがここ数日間でぽんぽんと出ました。「あの頃」の雰囲気、空気感を追い求めながら走るのが、何より刺激的なのかも。

OutRun2 エクストラツアーズ

すっかり忘れていた頃に戻って参りましたアウトラン股旅コーナー。昨年末に関東一円、全31店舗もの設置店巡りを敢行したものの、筐体の動向は日々刻々と変化しており、あれから既に三平や春日部レジャランなどが撤去の憂き目に遭いました。状況の変化があればフォローを入れておくのが一応の礼儀ということで、簡潔ながら新規2店舗の調査をば。

◆1店目:東京ガリバー松戸店

matsudo_c

-SP2台
--100円(15連100円)
--千葉県松戸市松戸1230-1ピアザ松戸B1F~2F、松戸駅東口すぐ
--10時~24時

まず一店目は、常磐線松戸駅前にある今や老舗の大型ゲーセン、東京ガリバー。数少ないバンプレスト直営のロケーションですが、「東京」とか名乗っている癖に東京都には一店もないんだぜ、これ無駄知識な。千葉県は東京じゃねえ!とか血気盛んな厨房時代には息巻いていた痛い思い出がありますが、歳を重ねてくるとどうでも良くなってくるわけで。まあ、江戸川挟んですぐ対岸は東京なので、ネズミーランドよりはマシでしょう。

筐体に話を戻すと、「SP」がリリース仕立ての頃は普通に稼働していたと思われますが、一旦撤去されてから長くの歳月を経て、再び設置されることになった模様。そんなケッタイなことがあるんかいな?とわざわざ足を運んで確認してみたところ、種を明かせば良くある話で、船橋のららぽーとにある系列店のプレジャーポートから撤去された筐体でした。たまたまスペースが余っていたから置いてある程度かな。状態は良さげですが、いつまで持つことやら。

◆2店目:ウェアハウス東雲店

shinonome

-初代アウトラン(国内版DX)1台
--100円
--江東区東雲1-6-13、晴海通り沿いジャスコ向かい、無料駐車場あり。
--10時~24時

そしてもう一店は、ツイッター上で複数人の証言があったことから、どうやら初代アウトランが置いてありそうだと確信を得たウェアハウス東雲店まで足を伸ばしてみました。こちらは都内とは言え、都心部とはやや毛色が違う湾岸エリアでして、近隣の豊洲、辰巳も含めてタワーマンション林立地帯。そこらの蔭から巨大なガハラさんが現れそうな(あれは汐留だけど)殺風景な景色の中に、わけのわからん外観のゲーセンあり。

こちらの店も来るのは初めてでは無いので、特にわくわくすることも無く淡々とチェックしに行きましたが、まんま予想通り、ウェアハウス三橋店にあったレトロゲームコーナーがそっくりそのまま移籍してきただけでした。懐かしの初代筐体の方は、画面の色合いは綺麗だし、股下がむず痒くなるほどの爆音だし、なかなかの良状態ではあるものの、都内ならば高田馬場にさらに状態の良い初代があるわけで、東雲まで来る価値があるかと言うと…

それより何より、完全無欠にアウトラン不毛の地になってしまった埼玉が不憫でなりません。
( ノД`)シクシク…

OutRun2 ラストツアーズ~千葉編(後)~

Magic ココロがこぼれだす♪>>

年明け早々から「project DIVA」にドハマリしているうちに、すっかり更新を疎かにしておりました。最後はきっちりと締めないとね。というわけで、2ヶ月間に渡って関東1都6県を巡り巡ったアウトラン股旅コーナーもようやく最終回。地元・千葉県前編から続きましては、県都千葉市周辺エリアの後編5店舗へ。うち、2店舗は関東最後の砦と言っても過言ではないスポットかも。

正直、県内最北の野田市在住の身からすると、片道50~60kmに及ぼうかというこの辺りの地理には疎く、直行する高速道路も無いことからほとんど他県に等しいエリアでして、まさかこれほど通うようになるとは思いませんでしたが、それもこれも関東を代表するアウトランナーの本拠地であることが全てですね。その方々とは、SKLさんとhinaさん。常にチャレンジ精神を忘れない正真正銘の現役トップランカー。

◆6店目:千葉レジャーランド千葉ニュータウン店

inzai

-SP2台
--100円(15連100円)
--印西市中央南1-8、千葉ニュータウン中央駅前
--10時~24時

まず始めにアウトラン界最年少の現役全一ランカー、SKLさんのホームがこちら。今回のラストツアーズ千葉編でも大半の店舗巡りにお付き合いして頂きましたが、知り合ってからもう2年以上にもなると言うのに、まだ未成年なんですよね(驚)。私と実にひと回り、初代からのアウトランナー諸氏とはふた回りも年が離れているというのに、最初は引っ込み思案だった彼も今ではすっかり溶け込んでくれました。これぞゲームが持つ素晴らしい力でしょう。

ここ、千葉ニュータウンレジャランは彼の存在が無かったら、野田店よりも早々に撤去の憂き目に遭っていたかも知れません。まだ彼がSPに出会う前、遥か以前に私がこの店を訪れた頃は、筺体の画面は暗くメンテも悪いまま放置、典型的なダメ店舗のひとつでしたが、彼の本格参戦後は我侭な口がモノを言ったのか、あるいはインカムがモノを言ったのか、贅沢なくらいに環境が激変しました。全国から遠征しに来るプレイヤーも珍しく無くなり、ひとりの本気が「運命」を掴み取った稀有な例のひとつですね。

残念ながら、現在は24時間営業フロアから閉店フロアに移転を余儀無くされていますが、全国最速レベルのTunedゴーストがわんさか走っている数少ない筺体なので、何とか長生きして貰いたいところ。私もアキバ、春日部に次ぐ準ホームとして、微力ながら協力させて頂きますので。

◆7店目:アーバンスクエア(ジョイプラザ)印西店

inzai_makinohara

-DX(2名×2台)
--1人用200円/2人用300円/15連+100円
--印西市草深字原2085番地 BIGHOP2F 牧の原駅前
--10時~24時

続いては千葉ニュータウン中央駅のお隣、印西牧の原駅前にある大型ショッピングモールの「DX」。基板がチヒロからリンドバーグになって映像が美しくなった反面、シートポジションが合わせ辛かったり、ステアリングが大味だったり、敵車パターンが異なっていたりでアタックには不向き、トップランカー層にはあまり評判が芳しくなかったマイナーチェンジ版ですが、これほど台数が限られてくるとあのバカでかいムービング筺体も好ましく見えてくるから不思議です。たまにはゴリゴリ大雑把に走るのもいいなと。

シリーズ作品といえば、一時は千葉県内だけで初代、ターボ、ランナーズ、2無印、2SP、DX、SDXの全作品が全て揃っていたこともありました。今でも初代とSDXが抜けたくらいですけど。どんだけアウトランに愛されているのか、あるいは愛しているのか。筐体を惹き寄せる「磁場」を持ったアウトランナーがそれだけ多いということなのかも。あの人もアノ人もあのヒトも…、私も?

◆8店目:ゲームチャリオット誉田店

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-アウトランナーズ
--100円
--千葉市緑区誉田町2-2300-9、誉田駅より徒歩15分、大網街道沿い
--12時~24時(日曜10時~)

あ…ありのまま 起こった事を話すぜ!

『おれはSPを確認しに行ったと思ったらランナーズが置いてあった』

な… 何を言っているのか わからねーと思うが(略)

リアルでこんな感じで( ゚д゚)ポカーンだったのが千葉市のとっぱずれにあるこちら。千葉県内に相当数の店舗を構えるチャリオット系列ですが、あちこちに店を作りすぎて筺体の移転もしょっちゅうなようで、以前はSPが1台置いてあったんですが、久々に行ったら成田店から来たランナーズが置いてありました。しかし、状態は絶品で画面の変色も無ければステアもバッチリ、BGMも爆音仕様。初めてランナーズを面白いと思ったよ。

アウトランナーズはシリーズ3作目という扱いですが、シリーズの中では唯一AM2研が関わっていない作品。アーケードでリリースされた1992年当時、2研はバーチャレーシングやバーチャファイターなど初期ポリゴン作品に全力を注いでいた頃で、既にスプライトのドライブゲームは古臭いという印象を持っていた記憶があります。でも、今にして見ると世界の名所を巡るという背景画面は、明らかに「2」の下敷きになっていますね。この毒々しさはやっぱりセガ。

◆9店目:ラウンドワン市原店

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-SP2台
--100円(15連100円)
--市原市八幡北町三丁目5番1、JR浜野駅より徒歩10分
--月~金/10:00am~翌6:00am 土/9:00am~翌6:00am 日・祝日/8:00am~翌6:00am

続いて、県内では最もオープンが新しいSP設置店がこちら。近年、怒涛の勢いで新規出店を進めるラウンドワンは関東エリアだけで約30店舗ありまして、そのうちごく最近の新店舗を除けば全部見て回った私ですが、一時はたくさんあったSP筺体も現在確認できているのはここだけ。何せ新しい店が出来るたびに、どこか古い店から既存の筺体を移転することの繰り返しなので、ここも長くは持たないでしょう。

◆10店目:キャッツアイ八千代店

yachiyo

-SP2台(1F)
--100円(15連200円)
--音量調整のできるイヤホンジャック付
--10:00~24:00、金曜日100円2クレ
-SP4台(2Fレジャスポ内)
--フリープレイ(15連未解禁)
--料金体系は10分90円(初入場時は会員証作成300円)、退場時清算、パック料金有
--24時間営業
--八千代市吉橋1851番地ism緑が丘店内、八千代緑が丘駅より徒歩5分

そして最後、現在のhinaさんのホームがこちら。キャッツアイ系列はもともと北海道で地盤を固めるチェーンですが、関東に進出してきた中では最も新しい店舗が八千代店で、既存のお店からかき集めたSP筺体が1F、2F合わせて6台もあります。最近では4台1セットが残っているだけでも珍しいのに、おそらく日本で一番台数が多いお店でしょうね。しかも2Fの4台は24時間営業のフリープレイエリア、10分90円の時間貸しで死ぬほど遊べます。

と、ここまで書くと聖地になってもおかしくないスポットなんですが、残念ながらメンテ状態があまり宜しくない。しかし、多少の欠点に目を瞑っても懐を気にせず捨てゲーできる時間貸しは貴重です。どうしても15連100円に比べると5ステの割高感は強く、5ステが100円2クレや時間貸しで出来るような店は無いか、最初はそれを探し出すために設置店巡りを始めたようなものでしたが、ここ最近になって千葉ニュータウンやら八千代で実現するんだもの。幸福の青い鳥はやっぱり近くにいるものですね。

以上、千葉県内は10店舗。そして、関東1都6県を合わせると31店舗を巡ったラストツアーズはおしまいです。シリーズ執筆中に聖地「三平」の筺体が撤去されるなど、今でこそ僅かな設置店舗数になってしまいましたが、撤去済店舗を含めるとこれまでに巡ったSP設置店舗数は関東エリアだけで106店舗。全国合わせて122店舗になりました。空振りに終わった店まで含めるとこの3倍、4倍くらいになるでしょうか。ちょっとしたゲーセン批評くらいならすぐに書けますw

ただ、今にして思えば、これほど常軌を逸したほどの情熱や行動力があったからこそ、たくさんの人達との出会いがあり、発見があり、そして結果として全一タイトルすら手にすることが出来た。全盛期はホームに8台の筺体を抱え、シリーズ作品が集まり、近隣の店舗にも続々と筺体が集まるような環境を自らが「磁場」になって惹き寄せたのではないか、何の根拠も無いけれど、なんとなくそう信じています。そして現在、その役回りは千葉勢のお二方が担っているのかも知れません。

他地域、リアルタイムな設置店舗情報は、OutRun2@Wikiを参考にどうぞ。

長きに渡って読了ありがとうございました。

2009年総集編

今年もよろしくお願いします。

と、その前にまだ昨年を振り返ることがありました。「OutRun2SP」5年目の総まとめ。これまで書いてきたとおり、昨年は10月末をもってホームから筺体撤去と相成りましたが、アタックの結果としては7月の時点で最高到達目標であったアウトランモード全タイトル制覇の「グランドスラム」を達成。図らずも締めくくりのシーズンとして有終の美を飾れたのではないかと思います。

総プレイ回数:1178

新コース:866(73.5%)
旧コース:312(26.5%)

5ステモード:659(55.9%)
15連モード:519(44.1%)

通年トータル1178クレ中、グランドスラム達成時(7/14)までの約半年余りで1019クレ。というわけで、その後は半年かけて100クレちょいしかやっていないという激しい落差につき、そりゃ撤去されても文句は言えまい。5ステは6~7月にかけて短期集中的にやり込んだだけなので、それまでほぼ15連メインのプレイではそれほどインカムを上げていた意識は無かったものの、やはりぴたりと売上が落ちればインパクトは大きいでしょうし。

なにせアウトランモードにケリが付いたのが酷暑の7月ということもあり、敢えてそこからタイムアタックに戻ろうという意欲が起きなかった。私の15連タイムアタックはタオル常備必須、全身汗まみれのエクササイズみたいなもんですから、今ぐらい寒い季節になってくると身体を暖めようとTunedカテゴリに手を出そうというモチベも湧いてくるんですが。

“タイムアタック/したい時には/マシン無し”ときたもんだ。あはははは…、うわーん!

IR申請回数:17

金メダル:7
銀メダル:4
銅メダル:3
4位:3
(申請時順位)

申請カテゴリは、2年続けてオールアウトランモード。うち、旧コース15連が銀1回を経て金1回。新コース15連が銀3回を経て金1回。旧コースは2月の15連全一達成時点で、ゴールAから15連までの6タイトル完全制覇でしたが、新コースは4月にゴールB、5月に15連で全一を獲得した時点でまだ4タイトル。残るゴールAとCは難しいかと半分匙を投げかけていましたが…

そんなさなか、モコで撮影した15連動画を公開などしているうちに、MEISYUさんから攻略の糸口を頂いて猛アタック再開。6月から1ヶ月にも及ぶデッドヒートの末に、新ゴールBのタイトルを奪われた時点でさらにぐわーっと火が付きまして、7/8から僅か一週間の間に金3つ。もともと、15連のタイトルだけは絶対に獲りたいとは思っていたものの、まさかグランドスラムまで獲れるとは実は思ってもおらなんだ。

そういう意味では、15連以外のタイトルでは自分の強い意志で目標を達成したという実感が未だにそれほどありませんで、中国勢に抜かれたから頑張ろう、次はどこ?と期待を掛けられているから頑張ろう、そしてライバルの激しい追い上げがあるから頑張ろう等々、そんな周りの環境に身を委ねているうちに、「運命」に導かれる様に頂上に辿り着いてしまったような不思議な感じでした。

何かを成し遂げようとするときは、自分の意志がもちろん最重要な要素ではありますが、環境が同じくらい重要な要素であり、また運命を引き寄せる力というものも無くてはならない要素なのかも知れません。それは、技術や経験、情報、人脈など、自分の努力や行動次第で掴み獲れることでもありますが、偶然降って湧いてくるようなことでもある。ただ、それに出会うためには「継続」することが一番大事ですね。

再び運命を自分に引き寄せるためにも、あるいは誰かに届けるためにも、お世話になってきた方にお返しするためにも、まだまだ辞める訳にはいきません。あらためて、今年もよろしくお願いします。

2008年総集編(参考)

OutRun2 ラストツアーズ~千葉編(前)~

いよいよ最終回となりました、関東1都6県アウトラン股旅コーナー。大トリを飾るは、インターネットランキングにて全一ランカー4名を輩出し、今やアウトラン界の一大拠点と化した我がホーム千葉県。本気プレイヤーが多いためか、あるいは筺体を探る視線が多いためか、はたまた単なる偶然かは分かりませんが、2009年末現在、SP設置を確認できているのは8店、シリーズ作品も併せると10店以上、まずまずの筺体数が残っています。

前編の5店舗は、常磐線沿線の東葛飾地区および総武線沿線の葛南地区を含む北西部エリアから。千葉県内では最も人口密度が高く、埼玉に負けず劣らずゴミゴミとしたベッドタウンが広がる一方で、ひとたび郊外に出れば緑豊かな森が残る下総台地。フラットに見えてフラットではない、迷路のように入り組んだ道と地形がなんとも統一感に乏しい千葉らしさとでも言えるでしょうか。

◆1店目:スーパーオートバックスかしわ沼南店

kashiwa_shonan

-SP1台
--100円(15連未解禁)
--柏市風早1-3-13、R16内回り沿い、最寄駅無し
--10時~21時

いつもより饒舌な前置きはさておき店舗紹介。野田レジャラン亡きあと、県内では最も近所の設置店となったのはここ、16号沿いのカー用品店内のゲームコーナー。いきなりゲーセンではない上に、21時に閉まるという使い勝手の悪さから、ホームにするには現実的ではありませんが、状態は良好。クルマでしか行けない陸の孤島だけど。

◆2店目:わいわいらんど(イトーヨーカドー船橋店東館4F)

funabashi

-SP1台
--100円(15連200円)
--船橋市本町7-6-1、船橋駅北口より徒歩1分
--10時~22時

◆3店目:プレイランドカバロ(イトーヨーカドー松戸店6F)

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-SP1台
--100円(15連未解禁)
--松戸市松戸1149、松戸駅東口より徒歩2分、ソニックビーム向かい
--10時~21時

続いては、これまたゲーセンではない上に早い時間に閉まるゲームコーナーながら、アクセスの面では文句無しの好立地、船橋駅前&松戸駅前のヨーカドー2店。総合スーパーというと、最近では駅前と言えども唐突に閉店してもおかしくない斜陽業態ですが、店自体が存続してさえくれれば筺体寿命が長いのもこういうお店。ただし、お子様方の妨害やお母様方の痛い視線が最大の難敵…
(;^_^A

◆4店目:ゲームinメクマン

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-ターボアウトラン1台
--20円
--シフト故障
--松戸市小根本49、松戸駅東口より徒歩5分、松戸市役所手前
--10時~24時

ライトなゲームコーナーが3店続いたところで、お次は180度方向転換、ディープかつマニアックなレトロゲームの名店、メクマン。最近ではメディアによる露出も多く、80年代以前のゲーセンにタイムスリップできる意義深いお店でして、こちらには初代以上にレアな筺体、アウトランシリーズ2作目の「ターボアウトラン」が現存します。状態はそれほど良くありませんが、なにせ1クレ20円なので、死ぬほどコンティニューしてもせいぜい数百円。それでもクリアできないけどな!

◆5店目:大慶園遊園地 メジャーグランプリPart1

ichikawa

-SP2台
--100円(15連未解禁)
--市川市大町358、市川霊園近く
--10時~24時(園内は24時間営業)

北西部エリア最後のお店は、地元では知らない人のいない夜遊びスポット、悪名高き(?)大慶園。辺り一帯を梨園と霊園に囲まれた広大な「無」の空間に、突如として現れる非日常の楽園。カクテル光線が煌々と灯された園内にはフェラーリやレースカーの実車、ジェットエンジンなどが散乱し、「遊園地」との建前の下に所狭しと押し込まれたゲーム機の多さは限りなく違法に近く、いかがわしさ全開の場所でしたが…

久々に訪れた不夜城には、これまでに無い規模のリニューアルの痕跡が刻まれていました。今ではレジャランやラウンドワンなどのチェーン展開で珍しく無くなった「24時間ゲーセン」のはしりで、これまでも風適法の規制を嘲笑うかのような大胆不敵な全面終夜営業を続けてきた大慶園でさえも、24時間営業エリアにあったゲーム機の大半を撤去して、24時閉店エリアを分離。つまりは、普通のゲーセンになったということですね。

今回のラストツアーズシリーズにおいて、多数の終夜営業店舗の現状をつぶさに見て来ましたが、とりわけ南関東の諸県においては、何らかの行政指導が一斉に行なわれたのであろうことは間違いありません。私は業界関係者では無いので憶測でしかありませんが、これらの終夜営業店舗に共通する規制強化として、これまでゲーム機の範囲からは除外されてきたドライブゲームの数々も、ゲーム機と認定されたみたい。

その結果、あれだけ大量のドライブゲームが陳列されていたレジャラン野田店、パレットタウン店、厚木店、そして今回の大慶園も同様に、該当のゲーム機は電源が落とされるか、閉店エリアに押し込まれるか、あるいは撤去の憂き目に遭うことになったのでしょう。それがおそらく私のホームのSPを撤去する事態となった引き金であり、その期限が10月末だったのだろうと思います。ここ大慶園においても、SP2台は閉店エリアに移転しました。

それにしても、自分自身ゲームが好きだから贔屓目で見ることを差し引いても、不可解で不公平な規制としか言いようがありません。大体、風適法の規制対象となる「遊戯場営業」が7号麻雀、パチンコ、8号ゲームセンターだけの限定列挙で、ビリヤードもダーツもボウリングもカラオケもネットゲームも対象外。単に立法時にやり玉に挙がったというだけで、何でゲーセンだけが時代遅れの規制を引きずり続けるのか。その上、裁量の余地が大きすぎて全然明文化されていない。

結局、ゲーセンとしては気紛れな警察行政に従うしか無かったわけで、撤去を恨むのはお門違いなんでしょうけれど、やるせなさだけが残りますね。そんなわけで、大分話があさっての方向に進んでしまいましたが、後編こそは本当に最終回。いま、日本で一番熱いかも知れない2人のランカーさんが拠点とする千葉県中央部エリアへ続く。

失敗でござるの巻

ラストツアーズいんちば。



とってきたしゃしんがきーえーたー

あんど、まだ全部巡りきれていないので、来週につづく。

OutRun2 ラストツアーズ~神奈川編~

今週もやって参りましたアウトラン股旅コーナー(定型文)。関東1都6県制覇まであと2つ、第六回目は神奈川県。海あり、山あり、大都会ありと、多彩な顔を持つ神奈川県は東西に広大で、ただでさえアクセスの悪い千葉県から訪れるのは骨の折れる作業でしたが、以前からこつこつ集めた情報と、寄せられた情報だけを頼りに巡ってきました。これ以外に埋もれている店があっても全然分かりませんので悪しからず…

◆1店目:AM PIA川崎モアーズ

kawasaki

-SP2台
--100円(15連200円)
--川崎市川崎区駅前本町7、川崎駅東口より徒歩約3分、アゼリア地下街を抜けたところ。岡田屋モアーズ1F。
--8時半~24時45分

まず最初のお店は、政令指定都市たる川崎市のターミナル駅前という超一等地のロケーション。PIAやサントロペといった店舗名で首都圏に展開するパチ屋資本のマタハリー系列ですが、他店が軒並み撤去を進める中で唯一残っているのはここだけ。むしろ、駅から遠いウェアハウスの方が先に撤去するとは思いませんでしたが、余程常連さんがインカムに貢献しているということなんでしょうか。無くてビックリすることにはもう慣れましたが、あってビックリすることにはまだ慣れませんw

◆2店目:ゲームセンターサンケイ

kanazawa_hakkei

-SP1台
--100円(15連未設定)
--横浜市金沢区瀬戸2-8、シーサイドライン金沢八景駅そば、R16下り線沿い。
--10時~23時

神奈川県には特に思い入れのあるエピソードも無いのでサクサクと。お次は金沢八景というオサレな土地にありながら、場末感漂うゲームセンター。というか、神奈川県には横浜にせよ鎌倉にせよ湘南にせよ、ブランド力のある街を多く抱える反面、歴史が古い街も多いせいか、完全に時代遅れなお店がそのまま残ってしまったような例が多々見受けられるような気がします。それが懐かしさを誘う良い例ならば構いませんが、こちらは完全に悪い例。

喩えるならば、新作ゲームの入れ替えに全く関心の無い温泉街の古びたゲーセンのようなイメージでして、これまた非常に懐かしい「セガラリー2」の筺体と並んで置かれたSPの姿には一瞬興奮を覚えますが、コインを入れるとそんな気分はすっかり台無しに。こ  れ  は  ひ  ど  い  。何せ真っ直ぐ進まない。センターが出ていないにも程がある。1面すら走り切ることなく即捨てゲー。以前一度だけ来た時も全く同じ感想を抱いた覚えがあるので、一切フォローできません。あまりにクソなので晒し上げ。

◆3店目:ゲームパラダイスゼロワン

yokosuka

-SP2台
--100円(15連未設定)
--横須賀市若松町1-6ヨコビル3F、京浜急行横須賀中央駅から徒歩3分程度
--10時~24時

続いては横浜市のお隣、“軍都”横須賀市。これまで「ラストツアーズ」シリーズで取り上げた店舗は全て以前に訪れたことのあるお店でしたが、こちらは今回が初めての訪問で自身118店目のSP設置店舗となりました。ヨコスカという街自体、これまで全く馴染みが無かったもので、お店の場所を見つけるのに繁華街をしばらく放浪した挙句、ちっとも見つからねー、とふと立ち止まったら写真の素晴らしい看板が目に入ったという次第。ビルの中だったんですね><

でまあ、こちらもなかなか強烈な印象を残すようなお店でした。雰囲気は看板から想像して頂くとして、これまた大層時代遅れなゲームセンター。ただし、前述のサンケイに比べれば「良い例」の方に当たるのかな。15年前くらいまではこんなお店が沢山あったよなあ、と懐かしめるようなビデオゲーム筺体だらけの店内に、なぜか「Suzuka 8hours」やら「レイブレーサー」やら初代「バーチャロン」やら初代「セガラリー」といった大型筺体が残るラインナップに独特の拘りを感じます。

そしてそんな中に、以前置かれていたであろうナムコ系列店のシリアル番号が貼られたままのSPが2台。まあ、15連が選べなかったり、左台のアク抜けが余りに酷かったりという辺りには地雷臭がぷんぷんするものの、右台は辛うじて良好な状態を保っているようなのでまあ良し。お店の方向性からすれば、おそらくミュージアム的に残されそうな雰囲気なので、せめてメンテナンスがなされるようなら良いですね。

◆4店目:神奈川レジャーランド厚木店

atsugi

-SDX(2名×4台)、DX(2名×2台)
--1人用200円/2人用300円/15連+100円
--厚木市戸室5-31-1、本厚木駅より西へ約2km、「at」アツギトレリス2F
--10時~24時

そして最後のお店は、これまでも散々登場してきたレジャラン系列の厚木店。商業ビルの1フロアという店舗形態ながら、そのフロア面積は群馬県内のそれらに対しても全く引けを取らず、とにかく広大の一言に尽きますが、初めて訪れた3~4年前頃と比べると、店内の筺体配置も随分と様変わりしました。以前はメダルゲームコーナーを除くほぼ全フロアが24時間営業エリアで、新旧のドライブゲームがぎっしりと詰め込まれていましたが、今では大半が24時閉店エリアに区画整理。

私の地元の野田店も同じような経緯を辿ったことがあるので大まかな予想は付きますが、レジャランのような法の網を掻い潜った「グレーゾーン商法」は規制とのイタチごっこな部分が多々ありまして、全フロアに占めるゲーム機の面積が一定割合以下にあるか、どの機種がゲーム機に該たるかなどで警察当局との綱引きがあったのでしょう。この辺りは行政の裁量に任されている部分なので、群馬や埼玉は緩く、千葉や神奈川は厳しいのかも知れません。

結果的に、厚木店も24時間営業エリアはラジコンコーナーによってほとんどが占められ、SDXやDXのような大型体感ドライブゲームですら24時閉店エリアに押し込められてしまいました。筺体のシリアル番号によると、レジャラン総本部の藤江本店や旗艦店のパレットタウン店から撤去されて運び込まれたもののようですが、なまじフロア面積が広すぎるが故の倉庫代わりか。どうせなら他店から撤去されたSPも全部並べて置いてくれればいいのにね。

そんなわけで、神奈川県は4店舗の紹介に留まりましたが、やっぱりどこへ行くにも遠いですねえ。川崎や横須賀のお店では、ひょっとしたら地元のランカーさんに逢えるかな~、とほのかに期待をしていたものの、ほんの30分ほどしか滞在できない以上はムリでした。そしてこれまで空振りに終わった撤去店舗の多いこと多いこと。土地勘と情報に乏しいエリアを巡るのは本当に大変です。

次回、最終回。

トリを飾るのはアウトランの新王国、我がホーム千葉県!

OutRun2 ラストツアーズ~東京編~

今週もやって参りましたアウトラン股旅コーナー。関東1都6県制覇も残すところあと3都県、折り返し地点を過ぎた第五回目は、“メトロポリス”東京都。ゲーセン業界は近年かつてない苦境の中にありますが、それでも街中至るところに無数のゲーセンを抱える都市は他にあらず。「ゲーム」というものがストリートのカルチャーとして存在し得える国の中では、間違いなくこの街が世界一。

◆1店目:高田馬場ゲーセン・ミカド

takadanobaba

-初代アウトラン(海外版)1台
--100円
--新宿区高田馬場4-5-10オアシスプラザビル1階、2階、高田馬場駅戸山口より徒歩約5分。
--10時~24時

そんな希少価値な街だからこそ、成立するであろうお店がこちら。かつてあった西武新宿駅前から、高田馬場駅前に居を移した「レトロゲームの殿堂」ことミカド。地方にありがちな、時代が止まっているおかげでゲームも取り残されたようなお店とは明確に異なり、最新のゲームもしっかりと置かれた上で、価値のあるレトロゲームだけを厳選し、素晴らしいメンテナンスでプレイ可能にした夢のような環境があります。

そして、ここにあるのが都内唯一の初代アウトラン筺体。画面は美しく、音も鮮明、もちろんバリバリ動きます。新宿に置いてあった頃から、歴戦のアウトランナー諸氏と幾度か訪れてはいましたが、皆さんのプレイがあまりに凄すぎて全く参考にならなかった&とても手を出せるような空気ではなかったことから、今回が初プレイ。新作ゲームのような素晴らしい状態に感涙していると、生涯二度目の完走達成。特別なことはしなくても、ノーミスで走ればクリアできるのね。今さらながら…
(;^_^A

お隣には、レトロゲームというにはまだ新しい「アフターバーナークライマックス」が置いてあり、「アフターバーナーⅡ」とシリーズ作品を揃って楽しめるようなラインナップになっていますが、いずれ「OutRun2」も初代と並んで置かれるようになるといいなあ。色々と噂は聞きますが。いずれにせよ、アウトランナーならば一度は足を運ぶべきお店ですね。

◆2店目:新宿スポーツランド本館

shinjuku

-SP1台
--100円(15連200円)
--新宿区新宿3-22-12、新宿駅東口より徒歩3分、地下鉄B12出口、アルタ真裏の三平ビル1F
--10時~24時

ミカドが初代の聖地とするのならば、SPの聖地はこちら。靖国通りに聳え立つ新宿スポーツランド本館、通称「三平」。新宿駅東口と歌舞伎町の中間という繁華街のど真ん中に、いまも堂々と筺体が鎮座しています。スポランという店名ながら、セガの準直営店のような位置付けですが、かつて「大人の事情」からSP筺体が一斉にセガ直営店から姿を消した頃、「聖地」であることを背景に撤去を踏み留めたという逸話もありました。

タイムアタックが最も盛り上がっていた頃は、毎週のようにオフ会が行なわれ、中部からも、関西からも、北陸からも、東北からも、九州からも、文字通り日本全国から名うてのランカー達が押し寄せて、ハイレベルな交流が常に行なわれてきました。あそこへ行けば誰かいるだろう、そんな思いで集えるスポットはまさにアーケードの醍醐味。今でもふと立ち寄るたび、ひょっこり知り合いに逢えそうな予感がします。

◆3店目:カラーワールド

aomi

-SP2台
--100円(15連200円)
--江東区青海1丁目、ヴィーナスフォート1F。ゆりかもめ青海駅直結、りんかい線東京テレポート駅より徒歩3分
--11時~23時

聖地、聖地と来たところで、ひと休み的な隠れ家スポットがこちら。臨海副都心、ヴィーナスフォート内にあるレジャラン系列のカラーワールド。すぐお隣にはレジャランの旗艦店とも言えるパレットタウン店がありますが、今ではゲームの数もめっきり減って、SDXも撤去済み。しかし、なぜかこちらにはまだSPが残っている不思議。大体、ここいらの客層はカップルだらけなので、インカムがあるとも思えませんが。店員さんが好きなのかなあ。

某コミケの際などには是非お立ち寄りを。行ったことないけど。

◆4店目:トライアミューズメントタワー

akihabara

-SP1台
--100円(15連100円)
--千代田区外神田4-4-7 MTビル3~9階
--10時~24時

そして最後は“萌える趣都”アキハバラから、「トラタワ」ことトライアミューズメントタワー。今でこそ家電屋の空き店舗がゲーセンになるケースが増えましたが、まだ「電気街」が健在でゲーセンが少なかった時代からある老舗のひとつです。かつてはそれこそ裏通りにひっそりと佇む怪しげな外見もあって、マニアックなゲームの多いニッチ向けの店でしたが、再開発が進んで人通りが増えた頃からライト化が加速、現在の場所に移転して雰囲気はだいぶ変わりました。

そんな中で、戦場の絆フロアの片隅に佇む1台のSPの姿は、場違い以外の何物でも無いですが、一度は撤去されてから復活した事情は、いくつもの要素が絡み合った偶然の産物のような気がしないでもありません。個人的には、乗換駅であったり、寄り道であったりと訪れる機会の多い街なので、ほぼホームのようにプレイし続けていますが、ある日突然無くなってもおかしくない。毎回、エレベーターから降りるたび、今日もあって良かったとほっとしています。

以上、東京都は23区内に初代1店舗、SP3店舗を確認。これを多いと見るか、少ないと見るかは微妙なところですが、まもなく5周年となるゲームを都心部でプレイできる環境があるのは十二分に幸せだと思います。特にトラタワ。ゲーム好きが多数集うであろうこの街で、いつもプレイしているのが自分だけというのはちょっと残念。無くなってから後悔する前に、いや後悔しないために、遊べるうちに遊べるだけ遊んでおきましょう。

OutRun2 ラストツアーズ~埼玉編~

13番のゴールで13冠目!!!

鹿島アントラーズ 優勝ドキュメント(鹿島公式)

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最後は本当に苦しいシーズンで、本当に厳しい試合でしたが、笑って終われて良かったです。5連敗してから5連勝出来るチームなんて鹿島だけ。「強さ」とは何たるかということを、またひとつ教えて貰いました。優勝おめでとう。そしてどうもありがとう。

そんなわけで、今週もやって参りましたアウトラン股旅コーナー。関東1都6県制覇を目指す第四回目は、アントラーズ3連覇の舞台となった埼玉県。これまでの北関東エリアのような広い空と直線道路が大好きな私にとっては、狭い空とごちゃごちゃした街並み、渋滞の多い南関東エリアはどうも苦手。とりわけ埼玉県は、どこへ行くにも道が不便でドライブの爽快感を味わえず、設置店舗にも恵まれないアウトラン不毛の地。

稼働当初こそそれなりに入荷店舗は多かったものの、埼玉県は他のどの県よりも撤去のペースが早かった印象があります。理由はいくつか挙げられますが、最たるものはやはり土地の狭さでしょうかね。全国で一番「市」の数が多い埼玉県は人口密度が非常に高いため、ゲーセンの数こそ豊富ですが、どこも都市型で小~中規模の店舗ばかり。店内のスペースに余裕が無いため、新作が出るとすぐに旧作と入れ替わり、レトロゲーの居場所がほとんどありません。

◆1店目:ウェアハウス三橋店

mihashi

-初代アウトラン(国内版DX)1台
--100円
--さいたま市西区三橋6-955-1、R17新大宮バイパス三橋(6)交差点を曲がり、新三橋総合公園北口前。
--10時~24時

そんな環境の中で、珍しくレトロゲーコーナーが設けられているのがここ、ウェアハウス三橋店。埼玉県下でも、比較的最近オープンしたウェアハウスやラウンドワン系列店には郊外型のロードサイド店舗が多く、広く採られた敷地面積のおかげで貴重なゲームが置かれています。こちらの目玉は、何と言っても初代アウトラン。日本国内でもほんの数台、可動式のタイプとなるとさらにレアモノ、関東全域ですら2台しか確認できていないうちの1台がここにあります。

現役アウトランナー諸氏のほとんどとは異なり、私自身はリアルタイムで初代アウトランをプレイした経験はありませんが、1986年のリリースから23年経った現在でも全く色褪せることのないビジュアル、音楽、そしてゲーム性には感服するばかり。難易度は非常に高く、未だかつて1度しかクリアしたことのないヘタレな私ですが、「OutRun2」が初代の快楽原則を忠実に継承して作られていることがとても良く分かります。重要文化財に認定すべきでしょう。

しかし、そんな貴重な初代アウトランとは逆に、「OutRun2」の方はとにかく撤去の嵐で、SPはおろか無印すら見当たりません。都市型店舗は早々に絶滅、郊外型店舗も次から次へと撤去済み。あとはあるとすればヨーカドーかジャスコといったスーパー内のゲームコーナーくらいだと思いますが、なにせどこもかしこも渋滞だらけで駐車場も少なく、クルマで調査するのは限界。キャツアイ狭山店のDX撤去を確認した時点で、もはやゲーセンでの生存は諦めていましたが…

◆2店目:埼玉レジャーランド春日部店

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-SP2台
--100円(15連200円)
--春日部市増富字谷際163-1、R16外回り沿い
--9時~24時

なんとびっくり灯台下暗し。野田レジャランの撤去と同時期に、24時間営業エリアから撤去されていた隣町の春日部レジャランのSPが、24時閉店エリアに移転して復活しておりました。きゃっほい!!!ここが埼玉県最後の砦ということになりそうですが、ゲーム機がびっしりと押し込められた狭いスペースながら、良くぞ残してくれたと頭の下がる思いで一杯です。野田から約20分という至近距離なのに、地元の良環境にあぐらをかいて、ほとんどプレイしに来なくてごめんなさい。これからはここが私のホームです。

しかし、春日部レジャランの数倍規模の閉店エリアを持ちながら、しかもスペースだってまだ全然余ってるのに、SPを撤去した野田レジャランって一体なんなんでしょうね。自分、なんか悪いことしたのかな…(>_<)

OutRun2 ラストツアーズ~茨城編~

それにしても今日の鹿島、ノリノリである。

2009 J1 第33節 vsガンバ大阪(鹿島公式)

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ミスター変態クライマックスこと野沢はトラップしながら空中ドリブルするわ、マルキーニョスはリフティングで相手をオチョくるわとやりたい放題。追いすがるガンバを完膚無きまでに叩きのめし、3連覇まであと1勝。柏はそのなんだ、お悔やみ申し上げますが、来週こそ頑張ってね。

そんなわけで、みたびやって参りましたアウトラン股旅コーナー。関東1都6県制覇を目指す第三回目は、アントラーズのお膝元、ある意味地元よりも愛着が強いかも知れない茨城県。シャロン様の胸のように真っ平な大平原とどこまでも広い空は、日本離れした雄大さでアウトランのBGMが良く合います。

◆1店目:ゲームパニックつくば店

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-SP2台
--100円(15連未設定)
--土浦市中村東1-1-1、R6上り線沿い。サンタスワールド2F。
--10時~24時

そんな茨城県のアウトランナーと言えば、全カテゴリ全ルートにてIR申請をしていられることで知られるちひろさんですが、彼のホームがここ、つくばという名の土浦市に位置するGPつくば店。かつてのネオジオワールド跡地に設けられたゲームフロアは、まるで茨城県を象徴するかのように広大です。何台あるのか分からないほどのプライズ機の群れを掻き分けて店の奥へ踏み入ると、SP2台が生存中。

茨城県南は私の地元とも隣接するエリアなので、ちひろさんはSPにおいて最初のライバルと言える存在でした。野田レジャランの台に刻まれた彼のゴーストと、IRの至るカテゴリに散りばめられたハンドルネーム。ネット上での痕跡が乏しく、情報があまりに少なかっただけに、初めてコンタクトが取れて一緒に走ることができたときは感無量でしたね。今となっては懐かしい話。

◆2店目:ナムコランド イーアスつくば店

tsukuba

-SP2台
--100円(15連200円)
--つくば市研究学園C−50街区1イーアスつくば店2F
--10時~22時

茨城県2店目は、こちらはホンモノのつくば市、やはり超広大な敷地面積を有するショッピングセンター、イーアスつくば店内にあるナムコランド。北関東3県の中でも、茨城県の土地の余りっぷりは異常ですが、いまだかつてSC内のオマケ的な存在であるゲーセンで、これほどのフロア面積のお店を見たことがありません。だからこそSPのようなレトロゲームでも生存していられるのでしょうけれど。

こちらの2台は、どちらもシートスピーカー付きのレア筺体であるばかりでなく、メンテ状態もそこそこ、そして現在知る限り、茨城で唯一15連モードが遊べる設定になっています。買い物やら映画やらのついでに来られるし、環境としてはなかなかですが、ちょっとばかり遠いかなあ。野田からクルマで30km。千葉や埼玉での30kmに比べたら半分の時間で来られるけどさ。

◆3店目:ザ・ゴリラ石下店

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-SP2台
--100円(15連未設定)
--常総市本石下字松並4421-1、アピタ石下店2F、石下駅より徒歩7分
--10時~21時

そして県南ばかり3店目のお店は、これまたショッピングセンター内のゲームコーナー、アピタ石下店にあるザ・ゴリラ。こちらは本当にただの総合スーパーという規模なので、まさかこんなところに筺体があるなんて普通は思いも寄らないような場所ですが、発掘の経緯を含め、とあるアウトランナーとの印象的な出会いのエピソードがありました。

数年前のとある頃、北海道を拠点とする凄腕Tuned/MTランカーであるRUI@さんの登録エリアが突如として茨城県に。色めき立ったちひろさんは、彼の痕跡を探すべく茨城中のゲーセンを洗いざらい調べ上げ、ついにゴーストの存在を突き止めたのがこのお店でした。連絡を受けた私もお店に急行、その日はRUI@さんとお会いすることが出来ませんでしたが、筺体に貼られた一枚の付箋を発見。

そこには確かこんなことが書かれていました。「15連を選べるようにしてください」。これにピンと来た私は余白にこう付け加えました。「ピンパンみらい平か野田レジャランに来てください」と。当時、茨城県内にて最も環境の良かったピンクパンサーみらい平店(現在は撤去済み)と、私の地元に図々しくもお誘いしてみたところ、ある日唐突にお会いすることが出来まして、交流に成功。

以後、ピンパンでは同じ筺体をアタック台として刺激を受け合い、ピンパンの筺体亡き後は野田レジャランの常連としても良く一緒に走っていました。残念ながら今では北海道に戻られてしまいましたが、真剣なプレイヤーさんが身近にいるという環境は得がたいものでした。どうもありがとう。こうした出会いがあったからこそ、アウトランを続けてきて、そして遠征を続けてきて良かったと思います。

以上、茨城県は現在3店舗のみ生存を確認していますが、私もちひろさんも県南が拠点エリアということで、水戸周辺や県北エリアについてはあまり詳しくありません。なんとなく、あと数店舗はありそうな予感がしますけどね。「Magical Sound Shower」を聴きながら、いつか県北まで足を伸ばしてみましょうか。

OutRun2 ラストツアーズ~栃木編~

今週もやって参りました、アウトラン股旅コーナー。ホーム撤去の寂しさを埋め合わすかのように、需要一切無視で我が道を突き進んで行きたいと思います。関東1都6県制覇を目指す第二回目は、前回群馬県のお隣、栃木県。

栃木県と言えば、名前が出てこない県ナンバーワンだの、場所が分からない県だの、とかく存在感が薄い県呼ばわりされていますが、アウトラン的な意味でも確かに設置店舗は数少ない…。しかし!宇都宮餃子食べたさや、佐野ラーメン食べたさに釣られて、これまでも遠征の口実を作るにはもってこいでした。決して存在感の薄い県では無いですよと。

◆1店目:ゲームモアイ小山店

oyama

-SP2台
--メダル1枚(15連メダル2枚)
--小山市喜沢1475、おやまゆうえんハーヴェストウォーク内、R4下り線沿い
--10時~24時(土日祝9時~)
--メダルを購入してプレイ。1000円14枚、500円6枚、100円1枚。

フォローをしてみたところで、設置店舗が希少価値な事実は変わりませんが、最初のお店は県南小山市、かの小山ゆうえんち跡地に出来たショッピングモール、ハーヴェストウォークの一角に佇む小山モアイ。こちらは埼玉に本拠を構えるアイモ系列の店舗でして、100円玉をゲームコインに両替しないとプレイできないのが特徴。連続プレイには面倒ですが、大量購入でディスカウントが受けられます。

2年前に2度ほど訪れた際は、2台ともアク抜けが酷くてろくにプレイできる状態ではなく、両替してしまったメダルを全部QMAのクレジットに変更して貰ったような思い出がありますが、あれからちゃんと部品を交換してくれたようで、今日プレイした左台はバッチリ直ってました。かつての上尾店のようなボリュームMAXの超爆音台は爽快感抜群。惜しむらくは、小山名物の食べ物が無いことか…

◆2店目:プラボ宇都宮店

utsunomiya

-SP2台
--100円(15連100円)
--宇都宮市簗瀬町1606-1フェドラP&Dビル、R4ロードサイド
--10時~24時

そして、2店目にして早くも栃木県は打ち止め。北関東最大の都市ににして、県都宇都宮市に位置するプラボ宇都宮店。こちらは、左手一本でステアを操る脅威のNormal/ATランカー、R-L-Rさんのホームであるため、オフ会だか餃子の食べ歩きだか良く分からないような名目で何度もお邪魔したものです。個人的にも、仕事で宇都宮に行くようなことがあると、大抵餃子とプラボはセットでしたw

今回は約2年ぶりに来てみましたが、以前設置されていた2Fに置いておらず、すわ撤去かと青ざめていると、1Fのプリクラコーナー脇という場違いスポットに何とか生存確認。余談ながら、某アイマス界では「聖地」扱いを受けており、なんと筺体が8台も生存中。プレイヤーさんの愛情に支えられた一種のコアな雰囲気を醸成しているので、プレイする人がいる限りは長生きするかも。最近では珍しくなった「ゲーム」主体のお店ですね。

というわけで、栃木県は以上2店舗。宇都宮以北の県北エリアは、R-L-Rさん曰く設置店舗皆無。そして、県南エリアには以前佐野市に2店ほど設置店舗がありましたが、現在は撤去確認済みということで、おそらく新幹線停車駅のこの2都市が最後の砦かと。どこも車社会の北関東3県の中では、最も道路整備が進んでいる印象を受ける栃木県。実際の距離よりも断然近い都市が多いので、今後もドライブついでに気軽に立ち寄れたらいいなと思います。無くならないでね><

OutRun2 ラストツアーズ~群馬編~

インターネットランキング復活記念!というわけでも何でもありませんが、地元から撤去されてテンションがた下がりの私が、まだ健在なお店を訪ねては羨ましがるという、全くもって後ろ向きな活動を開始しましたよ。本音を言うと、「オレの台」がどこかに移転したのなら、草の根分けてでも探し出してやるというストーキングバリバリな動機なんですが。

第一回目は、関東地方「最後の楽園」かも知れない群馬県。もちろんアウトラン的な意味でですが、24時間営業の群馬レジャーランドを県内に4店舗構え、かつてランカーの2大勢力であった関東勢と信州勢との接点たる地理的な要因もあって、大々的なオフ会が幾度と無く開催されてきました。その豊かな土壌は現在も健在。

◆1店目:関東スポーツセンター

kanspo

-SP3台
--100円(15連100円)
--館林市近藤町840-1、関東短大入口前
--8時~24時

岩槻インターから東北道を北上して30分、群馬県のとっぱずれ、栃木県との県境に位置する館林市にあるのが通称「関スポ」。かなりの田舎町なうえに小じんまりとしたお店なので、プレイ人口はかねてから物凄く少ないと思われますが、おかげさまで3台が3台とも状態が素晴らしく良好。画面は明るく、音量は爆音、そして店内も暗くて集中しやすく、もしも籠もり切りでアタックするなら、わざわざここまで遠征するだけの価値あり。いつまでも残っていて欲しい名店です。

◆2店目:群馬レジャーランド太田店

ohta

-DX(2名×2台)
--1人用200円/2人用300円
-SP4台
--100円(15連200円)
--太田市西矢島町162-2、R407沿い、高林交差点より北へ約1km
--24時間営業

館林からR354を西へ30分、太田市のメインストリート沿いに聳え立つのが太田レジャラン。かつて、野田店にSPが8台あった頃、ここ太田店のオープンと同時に4台が運び出されまして、土砂降りの雨の中、「オレの台」を追いかけてここまで来たことを昨日のことのように思い出しますな。今回野田から撤去された2台は残念ながらありませんでしたが、富士重工のお膝元という土地柄から日系ブラジル人のグループ客が多く、対戦向きのDXも、北関東唯一のSP4台セットも未だ健在。

◆3店目:群馬レジャーランド伊勢崎店

isesaki

-SP2台
--100円(15連100円)
--伊勢崎市連取町3066-1、オートレース場1㌔位南
--24時間営業

群馬レジャラン4店舗中、最大のフロア面積を誇るのがここ伊勢崎店。かつてはフロアのど真ん中にSDX4台がずどんと置かれ、加えてSP4台セットもあり、和気藹々とオフ会をやるにはもってこいのお店でしたが、今では画面の暗いSP2台が残されただけに。とは言え、撤去された野田店と比べて何が明暗を分けたかといえば、やっぱりフロア面積に尽きるでしょうね。

レジャランに代表されるような、風適法の網を掻い潜る「24時間ゲーセン」商法では、規制上「ゲーム機」に当たらない娯楽設備や大型マシンなどでフロア面積の大半を占めなくてはならない。そこで重宝されるのが、そこそこインカムも稼げて面積を埋められるドライブゲームの数々でして、SPもいまやそれらに含まれるレトロドラゲーが撤去されずにいられるのは、ある意味規制のおかげなわけです。

野田店や春日部店の場合、「非ゲーム機」のフロア面積を埋めるのに稼働率の低いドラゲーを並べておくよりも、稼働率の高いラジコンコーナーを拡張する方針を選んだわけですが、群馬では今のところどこの店舗もレトロドラゲーは聖域のまま。郊外だけあって広大なフロア面積なこともありますが、車社会だからこそドラゲーの稼働率も高いのかな。あーあ、羨ましいなあ。

◆4店目:群馬レジャーランド高崎駅東口店

takasaki

-SP2台
--100円(15連200円)
--高崎市江木町333-1、ACTビル2F
--24時間営業

群馬レジャラン3店舗目は、高崎駅東口店。こちらは群馬県内随一の大都市なので、さすがに郊外店に比べればフロア面積は狭いものの、ここでもレトロドラゲーは優遇されております。いいなあ。

◆5店目:群馬レジャーランド藤岡店

fujioka

-SP2台
--100円(15連未設定)
--藤岡市中2002-1、道の駅ふじおか隣り
--24時間営業

そして、最後のレジャランは藤岡店。ここはもともと別系列の24時間店舗でして、その当時からSPが設置されていたところ、一旦閉店して撤去された後、レジャランの経営になって再オープン。そして、運び込まれたのがこれまた野田店から撤去された2台だったという複雑な経緯を辿ったお店。しかし、今回の撤去台はここにもありませんでしたよと。

もとは「オレの台」だったとは言え、ここの台は状態最悪、メンテもなされずオブジェと化しただけの台ですが、あるだけでも意義があると思えるエピソードが。この日は昼の15時過ぎに野田を出て、えっちらおっちら寄り道しながら藤岡に辿り着いたのが夜21時。そこでお店の駐車場に入ったタイミングで、ちょうどお店に入る見覚えのある人影を発見したら、なんとそれが地元のMONさんだったというお話。

MONさんにしても、普段それほど足を運ぶ機会の無いレジャランに来たのは、たまたまよそで撤去の話が出ていて確認しにきたとのことでしたが、当然アポなしです。この世界では、「呼び合った」としか思えないような偶然の出会いがあちらこちらで発生しているので、もはや必然としか思えませんw

◆6店目:クリーンベスト藤岡立石店(仮)

fujioka_sega

-SP1台
--100円(15連200円)
--藤岡市森新田、R17上り線沿い、コインランドリー併設
--9時~24時

そして、そのMONさんに案内されて到達できたのが群馬県6店目、噂のコインランドリーゲーセン。かつてセガのゲーセンだった建物がコインランドリーになり、半分がゲーセンのままという不思議なお店で、話には聞いていたもののちゃんとSPが1台置いてありました。状態良好、環境も申し分なし。こういったお店なら、筺体にとって「終の棲家」となりうるのでしょうね。

というわけで、群馬県は設置6店舗健在でした。群馬県には自販機コーナーを兼ねた郊外型ゲームコーナーも多く、流行の移り変わりが激しい都市型ゲーセンに比べると、時間が止まったかのような、どことなくのどかな雰囲気のお店がたくさん。こういった土壌があればレトロゲームはきっと健在です。最後まで結局あれですよ。羨ましいなあ。

only my outrun

遂に撤去の日を迎えました。

091110

こんなラジコンコーナーのために、初代アウトラン、デイトナ、スカッドレース、セガラリー、F-355チャレンジ等々、他の貴重なセガゲーラインナップと共に、世界一のドライブゲームと信じてやまない「OutRun2SP」が姿を消すことになるとは認めがたいことではあるものの、それを上回る感謝の意。ほぼ丸5年間、ここに存在していてくれて本当に本当にありがとう。

どんな常連よりも通い詰めてきたお店だから、客の数も経営方針の移り変わりも、ずっとつぶさに見てきたことだから、恨み言を言っても仕方ない。他のドラゲーを差し置いて「SP」が残らなかったことは、単純に「今」の自分の貢献不足、自業自得なのだから。それでも、ここで自分がやりたかったことは全部やり切った。完全燃焼でした。

撤去間近

あまりにショックだとうまく文章が書けません…

時系列。

◆10月第4週
のじゃらん2Fがリニューアル工事開始。
古いドライブゲームは電源を落とされ、一塊にフロアの隅に移動。

◆10月第5週~11月第1週
リニューアル工事、遅々として進まず。筺体は放置プレイ。

◆11/8(日)午後
かつてのドライブゲームコーナーはカーペットが敷かれ、ラジコンコーナーに。
この時点ではまだ2Fの片隅に筺体が置かれていた。

◆11/9(月)未明
そして遂にこの有り様。1F出入口付近の通路に無造作に放置中。
筺体上部のPOPは外され、多々ある古い筺体と共にトラックを待つのみか。

091109

別れ際に立ち会えただけ、まだ良かったのかも知れないけど。

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

…呑まなきゃやってらんねえよ。

IR終了に寄せて

遅ればせながら、「OutRun2」インターネットランキング終了について。

インターネットランキング(セガ公式)

「無印」の稼働開始は2003年12月、「SP」の稼働開始は2004年12月。既に丸5年以上が経過したゲームのサービスとしては、これまで長くもったものだと思います。いつかは確実に終了のときが来るであろうことを想定しながらプレイを続けてきたので、事前アナウンスが一切無かったことに対する不満はあるにせよ、思いのほかショックは受けておりません。もちろん、保持していた全一タイトルを「防衛」した満足感が根底にあることは否定しませんが。

かつて存在したアーケードゲームの全盛期、ハイスコアと言えば、専門誌への投稿を前提とした敷居の高い世界でした。翻って現在、オンライン通信が当たり前となった時代では、誰かが出したスコアは瞬時にネットと結ばれ、リアルタイムで更新される世界になりました。インターネットランキング(以下、IR)は、そんな時代の狭間に生まれた過渡期の代物。けれど、その独自の文化が様々な世代のプレイヤーを結ぶ架け橋になったと思います。

プレイが終わるごとにパスワードが吐き出され、「申請」という面倒臭い作業を通じて初めてランキングへの掲載が認められるIRでは、サーバーと繋がっていれば誰でも勝手にランクインする現在のゲームとは明確に区別される一点。すなわち、プレイヤーの「意志」というものが濃密に感じられる世界でした。ハンドルネームと所在地、そして端的なコメントを通じて示される意志。“自分はここにいる”、“自分は参戦する”、“自分は諦めない”…etc。

そこにあった生身の人間の濃密な「意志」の蓄積が、いつしか腕の差、地域の差を軽々と超えて、大勢のアウトランナーたちの結束を生み出し、自然発生的なコミュニティが次々と誕生していきました。速い奴が居ると知れば、どんな遠い地からでもアポ無しで駆け付ける。どこぞに聖地があると聞けば、腕の差も省みずに押し掛ける。同じ地域に参戦する者あれば、草の根分けてでも探し当てる。IRが限られた情報だからこそ、埋め合わせようとする情熱は大きかったと思います。

個人的な体験から言えば、北は北海道から南は九州、はたまた中国、シンガポールに至るまで、ON、OFFを問わずに交流を果たせた「トップランカー」の数は優に50名を超えました。私の場合、ハートアタックモードを除く全てのカテゴリに参戦していたこと、あるいは「Outrun2@Wiki」の編集を通じて、交流の幅が広かったこともありますが、最もランキング人口の多かった「Normal/MT」のランキングでも、国内のトップランカーでお会いしたことの無い方はほとんど居ないくらい。

結果として、当初はIRや掲示板を通じてのみ繋がっていたコミュニティは、当たり前のようにそこにあるものへと進化していきました。稼働筺体の数が限られ、新規プレイヤーの増加がほとんど見込めなくなった現在にあっては、コミュニティのゲートウェイとしてのIRの役割は既に終えたと言っても良いでしょう。モチベーションの源泉としてのIRの役割も非常に大きいものではありますが、筺体が存在する限り、スコアアタック、タイムアタックの道が閉ざされた訳ではありません。

何より、IRなんて無かった時代の専門誌スコアラーがわんさか居るわ、稼働後20年経ったゲームであろうが全一を更新するような人が居るわの濃ゆい人種が集うコミュニティですから、これくらいどうってことないでしょう。世界一好きなゲームを純粋な気持ちでプレイする、そんな原点回帰に繋がるのであれば、マイナスもプラスに変えていけると思うので。これまでセガが担ってきたサービスを有志で引き受けるのであれば、もちろん私も協力は惜しみません。

嶺上開花

2週連続のオフ疲れが抜けないままに、アウトランモードグラスラまとめ。

SP_0715

大阪オフでは自身116店目のSP設置店舗となる「アメッツォ」まで遠征し、4台の筺体を埋め尽くしたアウトランナー諸氏の熱い走りに触れているうちに、なんとなく全冠制覇の実感が湧いてきたような気がします。久々に15連なども走ってみて、現時点での限界値を測定できたところなので、山の上で花を咲かせていられるうちに理論値晒し。

スコアの分析手法としては、各面の自己ベスト合計をそのコース全体の「理論値」とし、5ステでは(理論値×98%)、15連では(理論値×97%)を「限界値」として集計しています。各ステージ間で重複する雑魚車のスコア等々を鑑みた結果、現実的にはノーミスでもこの辺りの繋がり方が限界なため。

これらを踏まえて、現在の全一スコアとの対理論値、対限界値比較をしてみることで、各コースの伸びしろが一目瞭然に判明します。限界値に近ければ近いコースほど、スコアの繋がり方は極限に近く、これを抜かれたら抜き返すのは現時点で困難。逆に、パーセンテージが低いコースは狙い目ですが、こちらもまだまだ伸びますよということで。

以下、左から「理論値/限界値(スコアとの差額)/スコア(対理論値比率)」の順に。限界値は10点未満切捨てとしますが、赤字で示した現スコアとの差額が当該コースの伸びしろとなります。

◆新コース OutRunモード
ゴールA:1780730/1745110(+2120)/1742990(97.9%)
ゴールB:1842860/1806000(+1790)/1804210(97.9%)
ゴールC:1804600/1768500(+4480)/1764020(97.8%)
ゴールD:1748250/1713280(+24050)/1689230(96.6%)
ゴールE:1630430/1597820(+22360)/1575460(96.6%)
15連続:5556100/5389410(+62330)/5327080(95.9%)

◆旧コース OutRunモード
ゴールA:1828410/1791840(+21330)/1770510(96.8%)
ゴールB:1836280/1799550(+19110)/1780440(97.0%)
ゴールC:1789250/1753460(+29040)/1724420(96.4%)※R07誘導
ゴールD:1737490/1702740(+31860)/1670880(96.2%)※R12逆分岐
ゴールE:1638110/1605340(+43970)/1561370(95.3%)
15連続:5619440/5450850(+68780)/5382070(95.8%)

ゴールE、15連辺りはもちろん難易度も高めですが、繋がればまだまだスコアは伸びますね。スコアアタックに決して終わりは無いので、次なる目標に向けて挑戦できればいいな。

全山登頂

乗っちゃった追い風に。

7/14のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールA
ベスト:1742990(+13610)←1729380
理論値:1780730

A_1742990

インターネットランキング(1位)☆☆

1A:234710(▲9120/96.3%)←243830
2A:462050(▲12310/97.4%)←474360
3A:401590(▲5240/98.7%)←406830
4A:333330(▲7070/97.9%)←340370
5A:311340(▲4000/98.7%)←315340

有言実行のトータル37740点落ち、97.9%。

遂に大目標達成なのに、どうにも実感が湧かないのでまた後日。

変幻自在

今月のOR2SP→203クレ
今月のQMA6→5クレ

( ^ω^)おっおっおっ

7/12のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールA
ベスト:1729380(+8290)←1721090
理論値:1780730(+16380)←1764350

インターネットランキング(3位)

今宵も終わらぬゴールA、2位まで190点、1位まで590点。雑魚車1台で軽く引っくり返る点差ながら、現時点ではスコアも順位も必然だと思います。筺体ランクはもっと如実に示していますが…

@1729380

今夜だけで172万点台4回、全て更新スコアを出しながらも、トップスコアまであと一歩が足りないのにはミスがあるから。路肩に出たり、壁にヒットしたり、雑魚車にかすったり。それはなぜかと言えば、モコオフで得られた情報、パターンをまだ自分のモノに出来ていないから。むしろ、マグレでトップを獲ってしまう方が失礼にあたると思うので、妥当な結果でしょう。

1A:225910(▲17920/92.7%)←243830
2A:458910(▲15450/96.7%)←474360
3A:394360(▲12470/96.9%)←406830
4A:340370(自己ベスト/100%
5A:309830(▲5510/98.3%)←315340

理論値比較はトータル51350点落ち、97.1%。4Aの理論値が一気に1万点以上伸びたのは、まさしくMEISYUさんのパターンを「盗んだ」ために他なりませんが、5Aは逆に別パターンを取り入れるか迷った挙句の壁ヒット。思ったよりも減点幅は小さかったようですが、この一瞬の躊躇がスコアに反映されるのがアウトランモードの世界なので、様々なパターンをどれだけ消化できるかがポイント。

アウトランモードでは、ひとつのパターンをなぞることでそのままスコアが獲れるという「覚えゲー」の側面があることも否定はしませんが、かと言って猿真似でトップスコアが獲れるほど甘いものではありません。ひとつのパターンは、飽くまで数多く存在する選択肢のひとつ。全く同じ局面が存在しないアウトランモードでは、瞬時の微調整やアレンジといった「判断」こそが最重要。

そういった意味では、私はアウトランモードは「サッカー」に喩えられると思っているのですが、戦術、セオリーに該当する「パターン」はもちろん大事ですが、それ一辺倒ではイレギュラーの多い局面に対応できない。局面への対応は飽くまでプレイヤーの「判断」に委ねられる。運や理不尽な要素も絡むけれど、その自由さこそが最大の魅力であり、面白さでもあります。

こちらも様々な手の内を惜しげなく披露している以上、もちろんお互い様ではありますが、それでもライバルの「パターン」をそのまま取り入れてスコアを伸ばすことには後ろめたさがあります。パターンをきちんと消化して、自己流にアレンジを加えて、しっかりと使いこなすこと。そして、文句無しのパーフェクトスコアを繋げることが私なりの恩返し。理論値98%、174万オーバーを目標に。

ワンチャンス

サプライズで長野に行ってきました~

sakudaira

もとはと言えば、大阪のMEISYUさんが石川~富山と巡る出張ツアーの最終日に長野へ立ち寄る予定と聞いていたので、せっかくアウトランモードで切磋琢磨している方が来るわけですから、ワンチャンスを逃がさぬように新幹線で佐久っと合流。MEISYUさんに拾って頂いてモコへ。

朝10時の開店から店内に居座ると、MONさん、MIDさん、“しょ”さん、RVI-KTさんが続々と集まりだして、昼過ぎには総勢6名に。今回の主目的としては、昨年正月の大阪オフ以来、約1年半ぶりとなるMEISYUさんのプレイを拝見させて頂くのが第一義でしたが、ついでに新ゴールCのタイトルも狙っちゃえというのが裏目的。録画にはあまり拘りませんでしたが、今回も様々なセッティングをして頂き、ありがとうございました。

前夜、野田でIR3位に浮上する172万点台を出して、ボーナス獲得のパターン自体は固まってはきたものの、どうしても繋がりそうで繋がらない。これはモコで出せということだろ、と勝手に納得してプレイを打ち切ってきた以上、「長野ルール」=更新するまで帰れない決意で乗り込みましたとも。しかも、少ないプレイ数で済ませるよう財布に千円しか入れずにw

7/11のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールC(R06)
ベスト:1764020(+38940)←1725080
理論値:1802180(+18830)←1783350

C_1764020

インターネットランキング(1位)

しかし、もちろんそう簡単には出せやしませんでした。まず、毎回来るたびに変わっているモコのステアリング特性に身体がアジャストするまでに10クレ、ここで願望の千円は尽きたのでATMに向かい、野田のステアで構築したパターンとの差異調整に3クレ。昼食休憩を挟み、気持ちをリセットして臨んだ本日14クレ目にやっとこさ更新。アウトランモード11冠目、日の丸レコンキスタ完遂!

これだけ全一タイトルの数を重ねてくると、さすがにトップを獲るための心構えと言うか、コツのようなものがおぼろげながら分かってきたような気がしますが、端的に言うとメンタルコントロールなんですね。一種のおまじない、ジンクス、願掛けの類であっても良いですが、自分は初プレイに強い、5クレ目に強い、最後の小銭に強い、遠征先に強いetc…、自分に自信を植え付ける「鍵」を沢山用意しておく。

そして、ひとたび本気アタックモードに突入した際は、一切責任転嫁をしない。余程致命的なメンテによるものならともかくとして、ステアの癖であったり、画面の暗さであったり、音量の小ささであったり、周囲のうるささであったり、そういったもののせいにしてミスの言い訳を作らない。ミスをするのは自分の腕が悪いせい。逆に言えば、成功は全て自分の腕が良いと思い込む。そして自信に繋げていく。

もちろん、現実的にはいくらやっても上手く行かないこともありますし、成功は自分の腕が全てということは決してなく、周囲の方々によるサポートやモチベーションアップがあってのことなんですが、チャンスをモノにする際にはある意味で自分に嘘を吐く、自分で自分を洗脳するくらいの強いメンタルが無いとダメですね。「自分は世界一巧い」、このくらいエゴイストになることが大事なんです。

以下、詳細スコアと理論値比較。

プライド

まずはじめに。

>MEISYUさん
アウトランモード新ゴールA&B、二冠達成おめでとうございます!

現在、私がモチベの灯を取り戻して、狂ったように走り続けていられるのは、様々な刺激を頂いたMEISYUさんのおかげですから、タイトルを獲るべき人が獲って本当に嬉しく思います。特に新ゴールAは、遂にLoto氏の牙城を切り崩したということで、同じ日本勢として誇らしいです。

が!新ゴールBに関しては、前タイトルホルダーとして決して譲れないコース。何より、アウトランモード5ステ全ゴールを通じてのハイスコアという「シンボリック」なコースですから、抜かれたら抜き返すという意欲はもちろんのこと、「即日中に」ということを強く意識してアタックしてきました。

7/8のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールB
ベスト:1804210(+20480)←1783730
理論値:1840440(+21030)←1819410

B_1804210

インターネットランキング(1位)

最近、筺体が2台に減らされた「ホーム」のじゃらんにて、21時過ぎからアタック開始。結果からすると、22時過ぎにはタイトルを奪還できましたが、つくづくスコアアタックはメンタルに左右されるゲームだということを思い知らされましたね。正直なところ、新ゴールBならノーミスで走れば一発で更新できるだろう、それくらいリラックスした気持ちでアタックに入りましたが…

最初の数クレは5Bの走り方を忘れていたため、ラスト赤車を半額にするやら、敵車にかすって178.3万やら、まあ繋がれば問題無しという走りに安心していたものの、次第に「完璧に走る」ことに意識が集中し過ぎて神経過敏に陥り、1A、2Aで凡ミスの連続。集中モードは根を詰めすぎてもダメ。そこから「いい加減」さを心掛けて、20クレ目にようやく1787060点、僅か680点差で全一奪還。

しかし、いくらトップスコアを出したと言っても走りはバラバラ、個人的には及第点も与えられないようなレベルにつき、ノータイムで即連コ。すると面白いもので、精神的な余裕からたった1クレでスコアがめきめきと繋がり出して、3A滝分岐通過時で100万点。これがどれくらいのペースかと言うと、ここ最近だけで軽く200クレくらい3Aを走っていると思いますが、そのうち2、3回しか出したことが無いレベル。

あとにして思えば、序盤3ステージでこれだけ稼げていれば、ゴールAに向かっていてもトップスコアに十分届いたと思いますが、プレイ中はゴールB以外一切眼中無し。ラスト5Bでは、赤車の配置がやや想定外となったおかげで、路肩オーバーのアドリブで減点を食らうも、やはり精神的な余裕から致命的なミスは無し。ゴールラインに流し込んでみれば、前人未到の180万点台でした。

以下、詳細スコアと理論値比較。および、小ネタバレ。

今宵七夕満月夜

タコデリオが近くに無いじぇー

釘不足とタコス枯渇に>>

7/7のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールC(R06)
ベスト:1716900(+11140)←1705760
理論値:1783350(+28740)←1754610

@1716090

インターネットランキング(4位)

生姜丼食べついでにトラタワで11クレ。いつもの新ゴールAはどうにもスコアが繋がらなさそうだったので、ラスト1クレを決め打ちで新ゴールCへ行ってみると、これまたあっさりとボーナス満額。これぞ七夕マジック?

1A:231080(▲10330/95.7%)←241410
2A:448980(▲25710/94.6%)←474360
3A:426230(自己ベスト/100%
4B:326840(▲12820/96.2%)←339660
5C:284100(▲17590/94.2%)←301690

トータル66450点落ち、96.3%。3Aは予想通り理論値アップも、今回も2Aが稼げず、5Cでも痛恨の路肩オーバーで1万ロス。ただ、スコアを落とした箇所はハッキリしてるので、ノーミスでちゃんと繋げられれば3万プラス、つまり十分に届くってことです。

Loto氏のトップスコアは、新ゴールAもCもなかなか歯応えのある繋がり方ですが、もはや確実に射程範囲内。ここからスナイパーモードで。

三平マジック

破、おもろかったー

「あんたバカァ?」まででお腹いっぱいのところが、腹二十分目くらいに。

●新コース OutRunモード ゴールC(R06)
ベスト:1705760
理論値:1754610

@1705760

インターネットランキング(4位)

R07の削除申請が通ったので、R06にて改めて初申請。

スコアを出したのは月曜日、買い物ついでに寄った久々の三平にて。昨年末に行ったきりなので、実に半年振りという再訪ながら、「聖地」の神通力は衰えず。主目的だった新ゴールAのこれまたついでに走った新ゴールCにて、初の3A滝経由成功。

この「R06」の最大の難所は、3A滝の赤車2台目でラインボーナスを獲りつつ、逆分岐に進んで追い抜きボーナス満額を狙うというシビアな調整にありますが、死ぬほど15連とゴールAで滝を走り込んできただけあって、試しにやってみたらあっさりと出来たよ。これぞ三平マジック!

1A:234810(▲6600/97.3%)←241410
2A:448480(▲25880/94.5%)←474360
3A:409790(自己ベスト/100%
4B:326090(▲1270/99.6%)←327360
5C:286590(▲15100/95.0%)←301690

理論値比較は、トータル48850点落ち、97.2%。2Aが失敗スコアにつき、ゴールCの練習に充てたようなものだったので、繋がり方はまだまだですが、3Aはライン獲得&赤車満額だったと記憶している割には低いような。赤車を追い抜かないゴールA方面への順分岐パターンでも40万出るんだから、きっとまだ伸びそう。

現状ではサンプルが少なすぎて良く分からんので、これからこれから。

エンドレスエイ

先週から数えて、今回が127クレ目に該当する。127クレ中、千葉NTが50クレ、秋葉原が40クレ、野田が27クレ、新宿が10クレ。うち、それまでのスコアを更新したプレイが3回あり、ゴールCに向かったプレイが5回ある。しかもR06で更新している。そのうち申請する。

7/1のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールA
ベスト:1721090
理論値:1764350(赤車繰越パターン)

@1721090

インターネットランキング(4位)

見えないところでバタ足するんです、的なネタは出来れば避けて通りたいんですが、コース難易度の低いゴールAやBはセンスよりも努力、忍耐力、そして粘着力が必須。もうひたすらに走り込まないことには上に進めません。旧コースで一度は通った道なので、意外と不安が無いのが救いとはいえ、今宵も順位変わらず。

なぜ「先週から数えて」なのかと言うと、それまで選択していた「4A赤車追い抜きパターン」との優位性検証が終わり、ここからMEISYUさん直伝の「5A赤車繰越パターン」一本に絞ってアタックを始めたため。ただし、教わったままに走っただけで当然スコアが伸びるわけもなく、パーソナライズというか、自分なりのパターンを構築するまでにどうしてもこれだけの走り込みが必要でした。

前回に引き続き、MEISYUさんには少なくとも3つ、謝意を表せねばなりません。1つ目は2Aの小ネタに気付かせてくれたこと。2つ目は4Aの別パターンを伝授して頂いたこと。そして最も重要な3つ目は、モチベに火を灯してくれたこと。このパターンにおいては、私よりも彼の方が間違いなく頂点に近い。互いに刺激を受けつつ、中国勢に立ち向かうことが出来れば実に頼もしいこと。本当にありがとうございます。

1A:234700(▲6710/97.2%)←241410
2A:461350(▲13010/97.3%)←474360
3A:395850(▲8790/97.8%)←404640
4A:318620(▲9980/97.0%)←328600
5A:310570(▲4770/98.5%)←315340

新パターンによる理論値との比較は、トータル43260点落ち、97.5%。15連アタックに比べれば5ステのボーナスをノーミスで繋げること自体は至極簡単。普通にノーミスで170万点台程度ならそれこそ掃いて捨てるほど出まくりましたが、「最低限ノーミス」から1万点、2万点をかさ上げする世界となると、もはや確率の領域。

新パターン以降、更新したスコアは今回を含めて3回ありましたが、並べてみると以下のとおり。

1714990(223460/455960/399730/324580/311260)
1716410(238010/460500/398040/315670/304190)
1721090(234700/461350/395850/318620/310570)

新ゴールAの稼ぎは、大雑把に前半3ステージと後半2ステージのブロックで分けられますが、これらのスコアで見ると、前半3ステージ合計は1079150~1096550と17400点もの差があり、後半2ステージ合計でも619860~635840と15980点の差があります。両方ベストを繋げられれば173万オーバーですが、現状その確率は奇跡に近い。さらに理論値の底上げに務め、少しでも確率を上げる方向で。

日本代表

MEISYUさん、どうもありがとうございました~

6/11のリザルト

●新コース OutRunモード ゴールA
ベスト:1714250(+19990)←1694260
理論値:1757760(+18900)←1738860

@1714250

インターネットランキング(3位)

新ゴールA、約1年半ぶりの更新。きっかけは1通のメールでした。私の新コース15連動画を観てのご意見を頂戴しまして、それが私一人では決して思いもよらなかったような指摘だったことから、こいつぁちょっくら検証してみねえとなんめぇなと、アキバですた丼食べついでにトラタワで10クレ。

すると、まさにご指摘の箇所の効果覿面でして、自己ベストが立て続けに3回も出ました。「またSAT.の奴は他人のネタで更新しやがって」と揶揄されても仕方ないような結果ですが、本当にただただ感謝の言葉しかございません。自分の力だけではすっかり諦めていた新ゴールAにて、ふとしたきっかけから頂上が狙えるような場所に辿り着けたわけですから。

そのネタはと言えば、まだ検証段階にて裏を取っている最中なので、データが集まり次第@Wikiの攻略情報やこちらで紹介したいと思っています。これまでも、知っている人には当然のようなネタは沢山ありましたが、気付かない人は気付かないままなんですよね。私自身、他人から言われて気付いたようなネタは山ほどありましたから、ネタはどんどん公開していくつもりです。

1A:235800(▲4650/98.1%)←240450
2A:467360(自己ベスト/100%
3A:391190(▲13450/96.7%)←404640
4A:361530(▲21610/94.4%)←383140
5A:258370(▲3800/98.6%)←262170

トータル43510点落ち、97.5%。たしか4Aの切り返しで路肩を踏んだ以外はノーミスですが、「効果覿面」だったのはご覧のとおり、2Aのスコア。ステージボーナスは見忘れましたが、これまでドラゴンしか出てこないと思っていた分岐キャラで初めてペガサスが出てきたので、おそらく8万点は悠に超えているはず。分岐キャラのスコアとの因果関係も推測でしかないんですけどね。

これにてようやく、アウトランモード全ゴールを通じて、唯一中国勢の表彰台独占を許していた牙城の一角を切り崩すことに成功。大変ありがたいことに、さらにスコアが伸びそうな箇所の情報を頂いている最中ですので、トップを奪還して欲しいという期待に応えるためにも、日本勢を代表するつもりで頑張って行きますね。重ね重ね、ご協力に感謝いたします。
m(_ _)m

新コース動画解説(3)

忘れた頃にその(2)から続く。

新旧両コース併せて全6回に渡った動画解説も今回でおしまい。トリを務める新コース終盤5ステージもまた、操作ミスを誘発するような難儀なコースレイアウトが続きます。中盤5ステージに比べれば、「パターン」の構築自体は安易なものの、さらにプレイヤーの「腕」が問われる局面。

改めて言うまでも無く、アウトランモードの攻略には、自車を「曲げる」「滑らせる」「止める」の三操作を淀みなく行なえることが大前提。敢えてリスキーな操作に挑む必要はありませんが、確実に出来る操作をいとも簡単にやりきること。そのレベルまで「腕」を磨いて初めて、「判断」や「先読み」をする余裕が生まれると思うので。



【5A:Giant Statues】
スコア:351490(▲5000/98.6%)←356490

11面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス65990点。

5Aモアイは、終盤の蛇行コーナーが非常に厄介なコースレイアウト。道なりに走っただけでは赤車2台目に追い付いてしまい、かと言って減速をしていてはラインボーナス獲得に速度が足りない。そこで、ここでも逆算した「パターン」を構築して、走行ラインをきっちりとなぞります。

序盤セクターはまだ自由度の高い箇所ですが、2つ目の左ドリフトコーナーはイン側奥に白いバスが走っているため、流しすぎてスリップに入れないことを事前に防ぐドリ切り立ち上げ。直後のS字コーナーは、Tuned使いのようなグリップラインを取っていますが、狙いは雑魚車接触と再入力ミスのリスクを減らすため。

中盤セクターのトンネルを過ぎると、残るレイアウトは全てひとつの複合コーナーのようなもの。まず、下り坂のストレートで赤車1台目のスリップに入って速度を稼ぐと、左にいる黄色いバスをマーキングすると同時に追い抜き。すると、前方に赤車2台目が見えてきますが、次の長い右ドリフトコーナーをいかに処理するかで車間距離が決まります。

当動画では、コース左端の赤看板を全て抜けるまで粘って、かつ赤車2台目の走行ラインに合わせて大外2本目からドリフト発動。コーナーエンドまで車体を流して、フルカウンターでグリップに戻しますが、タイミングが早すぎると速度が残りすぎて赤車に追い付いてしまい、遅すぎると直後の蛇行コーナーが曲がれない。ドリ切りすると速度が足りない。自車を「止める」腕が超重要。

【5B:Legend】
スコア:351490(▲18850/95.0%)←378330

12面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス64640点。

5B伝説は、コースレイアウト自体は終盤ステージとは思えないほど簡単ですが、テキトーに走っていただけでは赤車に逃げられるリスクも大きいため、それなりに急所を押さえた走り方が必要。まず、序盤セクターの長い右コーナーは、全てグリップで抜けようとすると確実にアンダーが出るため、要所要所でアクセルを抜いてライン調整、ドリフトは無用の長物。

中盤セクター、遺跡内部のトンネルでは赤車1台目との距離調整に専念、ほぼ出口と同時に追い抜きます。ここで赤車1台目を引っ張りすぎないことが急所。あとは終盤セクター、長い右コーナーは序盤と同じくグリップで抜けて、最終S字は赤車2台目の走行ラインを外さずにしっかりと再入力。失敗リスクを減らすためには、一旦ドリフトを切るのもひとつの手。

【5C:Floral Village】
スコア:335340(▲12180/96.5%)←347520

13面は内部処理接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス49940点。

5Cフローラルは、これまた終盤の複合コーナーが非常に厄介なコースレイアウト。ドリフトコーナーが多いことから赤車との距離調整はやりやすく、アドリブの効きやすいステージではあるものの、ちょっとしたことでミスをしがちな狭いコース幅。操作は常に余裕を持って「先読み」で行なう必要があります。

序盤セクターの長い右コーナーは、前ステージ同様にアンダーを殺しながらグリップで。途中、イン側に白いバスがいるので、早目早目にスリップに付いておきたいところですが、当動画ではドリフト起動ポイントギリギリまで押してしまっているため、僅かながらテールが側面に接触。追い抜きスコアは満額入っていますが、ステージボーナスは手痛いマイナス。

桜並木の中盤セクターは、赤車1台目のスリップで着実に青スコア早回し。しかし、次のS字コーナーで追い抜くにはまだ早いため、一瞬減速して車間距離を広げ、グリップでも抜けられるS字コーナーを敢えてドリフト2本で赤車1台目を温存。ここで赤車1台目を目一杯「押して」おかないと、赤車2台目との車間距離が詰まりすぎてしまうので。

赤車1台目の調整が上手く決まれば、終盤セクターは赤車2台目を追い掛け回すだけ。狭いコーナーばかりなので、スピードが乗っていると路肩オーバーのリスクが高まるため、最終3連コーナーは適宜アクセルを抜いて切り返しをクイックに。分岐手前のストレートはかなり長いため、車間距離に応じてアク抜き減速をしておけば衝突のリスクも同時に回避。

【5D:Milky Way】
スコア:303570(▲28800/91.3%)←332370

14面はノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス55370点。

5Dミルキーは、新コースを代表する難ステージのひとつですが、アウトランモードにおいてはさほど難しいコースレイアウトではありません。ただし、赤車2台目が思い通りに出現さえしてくれれば。この「法則」の解明が非常に困難でしたが、赤車2台目が左レーンに出るか、右レーンに出るか、あるいは出現しないかは、自車の走行ラインと位置によってフラグが立ちます。

私自身、確実にこうだと言い切れるまでは自信がありませんが、当動画を見る限りにおいては、序盤セクターの長いS字コーナーを立ち上げた辺りで赤車2台目が出現しているはず。ここで、おそらくゲーム初心者が取るであろう走行ラインを想定しているのか、アンダーが出て膨らんで、アウト寄りで立ち上げるような下手っぴなラインでないと赤車2台目が左レーンに出てきません。

とは言え、そんな壁に激突しそうな下手っぴな失敗ラインを取るのも逆に難しいので、操作スキルを駆使して人工的に下手っぴなラインを作ってみます。まず、S字最初の左ドリフトコーナーは普通にインベタでドリフトしますが、右コーナーへの切り返しはギリギリまで遅らせてアウトへ膨らむ。すると、このままでは壁に激突コースなのでアク抜き再入力、コーナーの立ち上げはアウト一杯で。

続く右ドリフトコーナーできっちりと赤車1台目を交わすと、あとは雑魚車が全く出てこないので、赤車2台目との距離調整に専念するだけ。右レーンに出た場合でも、分離帯を渡れば問題無くラインボーナスは獲れますが、左レーンに出した方がリスクが低いことは明白。最終3連コーナーは、車間距離を維持するため敢えて2連続再入力。アドリブ次第でどうとでも変わります。

【5E:Skyscrapers】
スコア:270920(▲18000/93.8%)←288920

最終面は雑魚車接触、ステージボーナス52720点。

5E摩天楼は、さすが最終面にふさわしい最難易度ステージ。ただでさえテクニカルなコースレイアウトを雑魚車が埋め尽くし、最後の最後に失敗した経験は数知れず、まさに「腕」が問われる総決算のステージであることは間違いありませんが、それだけに走り抜けたときの悦楽は折り紙つき。雑魚車調整なんて面倒なことは考えず、アドリブで抜ければメチャクチャ楽しい。

ただし、前面に引き続いて厄介なのが赤車2台目の出現フラグ。序盤、有名なブルックリン橋を渡ってマンハッタンに入ると、緩い右コーナーから左→右のS字コーナーが現れますが、ここでの走行ラインがどうやらポイント。経験上、コース中央を走っていないと出現しづらいため、当動画では雑魚車接触を厭わず、敢えてアク抜き切り返しで中央寄りを走っています。

首尾良くラスト2台の赤車が揃えば、あとはどこで処理するかが最大の勘所ですが、タイムズスクエア先の俗に言う「大ヘアピン」、ここではなるべく抜かない方がベター。まずはこの新コース最大の難所コーナーをきっちり抜けたあとにじっくり料理すればOK。フェイントからギアドリ発動、コーナリング中に左足ブレーキで減速して再入力。確実にグリップに立ち上げてから赤車1台目をパス。

そして、即座に最終複合コーナー。もう少し赤車2台目との車間距離が詰まっていれば、右→左のS字コーナーで難なく追い抜き可能ですが、当動画では若干開き気味のため最終ストレートで。ドリフトをアク抜きで切り返すのは、それだけ車間距離を早く詰められるから。追い抜き判定には意外と時間がかかるため、最後まで油断しないに越したことはありません。

以上、またまた長くなってしまいましたが、これにて新コース15連動画の解説もおしまい。私がプレイするにあたって気に掛けているようなことは、過不足無く全て織り込んでみたつもりです。少しでもアウトランモードの醍醐味が「分かる」人が増えて、ひとりでも挑戦者が現れてくれることを願いつつ。読了ありがとうございました。

新コース動画解説(2)

その(1)から飛び石で続きます。

新コースの中盤5ステージは、難所続きのテクニカルコース。どのステージも「パターン」構築に大忙しで、一瞬たりとも気の抜ける箇所がありません。特に4Bカジノから4Dジャングルまでの3ステージは、ラインボーナス獲得のための走行ラインがほぼ一本しか無いという意味において、ほとんどタイムアタック状態。操作ミス無く走れるかが最大の鍵。



【3C:Canyon】
スコア:356640(▲7130/98.0%)←363770

6面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス78540点。

3C渓谷は、雑魚車の数自体はまばらなので、それほど難しいコースでは無いと思いきや、赤車1台目の出現位置が中盤複合コーナーのど真ん中ということで、普通に走っていたのでは抜きどころに困るステージ。そこで、若干の工夫を施しています。

まず、緩いグリップコーナーが続く序盤セクターを抜けて、最初のドリフトポイントである崖っぷちの右コーナー。ここでちょうど赤車1台目が目前に迫っているわけですが、このコーナーは全長が長いため、素直にギアドリをするとドリフト中に赤車と接触するリスクが非常に高い。そこで、まずこのコーナーは左足ブレーキで減速してグリップで走り抜けます。

すると、今度は左→右と続くS字コーナーの直前で再び赤車1台目が目前に迫ってきますが、この連続コーナーはそれぞれの長さが短いため、即座にドリ切りをすればグリップで安全に追い抜くポイントを作り出せるというわけ。あとはそのまま赤車2台目の走行ラインに沿って追尾すれば、自動的にラインボーナスゲット。急がず焦らず、冷静に赤車1台目を料理できるかがポイント。

【4A:Lost City】
スコア:364720(▲29780/92.5%)←394500

7面もノーミス無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス69060点。

4Aロストは、コースレイアウト自体に癖は無いものの、雑魚車の調整が少々厄介。というのも、普通に走っただけでは入口ラインボーナスを赤車2台目で獲ることが難しいため、どうしてもその手前にいる雑魚車を使って獲らざるを得ない。そのためには、ちょうど良い位置に雑魚車を走らせておく必要があるわけで、逆算逆算で走りを組み立てています。

序盤セクターは、グリップコーナーのあちらこちらに雑魚車がちらばり、なかなか走行ラインが安定しない箇所ではありますが、途中左車線にいる黄色いバスを奥へと逃がさないように、早目にラインを外して「落として」おくことが肝心。これで、最初のドリフトコーナーであるS字コーナーを抜けると同時に、雑魚車の一群をキレイに掃除できます。

そして、赤車1台目を追尾しながら下り坂ストレートを抜けて、雑魚車2台と赤車1台を追い抜くと、ストレートエンドの3連コーナー、ドリフト起動ポイント辺りでインを走る雑魚車を目視。実はこの雑魚車の位置こそが最大のポイントでして、手前すぎず、奥すぎず、丁度良い場所で追い抜くことで、最終ストレートの雑魚車の配置が決まります。上手く調整が決まればぴたりとラインボーナスゲット。

余談ですが、当動画では接触ギリギリの超際どいタイミングで分岐入口を通過して、辛うじて雑魚車を避けているようにしか見えませんが、プレイ中は車間距離に全然余裕があると思って走っていました。それだけ集中しているときの動体視力は鋭いというか、動きがスローに見えるというのはホントです。動画で見るとこんなに速いのかと驚くことしきり。

【4B:Casino Town】
スコア:377240(▲16580/95.8%)←393820

8面は路肩オーバー無接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス59870点。

4Bカジノは、雑魚車の数が多く、コースもテクニカルでいよいよ難しくなってきます。とは言え、タイムアタックのように隣レーンへと渡る必要は無く、序盤セクターはいずれもグリップコーナーだけなので、接触のリスクを感じたら早目に左足ブレーキ、安全第一で最初のドリフトコーナー、トンネル前のロングS字コーナーへ。ちなみに水溜まりを踏むと路肩外扱いなので、ノーミスはムリです。

実はこのステージも、3A滝と同様、分岐手前の直線が短いというレイアウト上、この辺りから「パターン」の構築を始めないと、入口ラインボーナスを獲ることができません。つまり、分岐入口で293km/h以上に達するためには、その手前のさらにもうひとつ手前のコーナーから最高速を上げておかないと間に合わない。で、スリップに入るための赤車1台目が必要なので、このS字ではまだ抜きません。

そこで、ロングS字コーナーを敢えて2つのコーナーに区切って考えて、しかも大外→大外を回るようにして赤車1台目との距離を目一杯空けておく。そして、トンネルに入ったらスリップに付いて猛加速、長い長い右ロングコーナーの手前では早ドリを入れて少しでも起動速度を稼ぎ、ここで300km/hオーバーまで持っていくのがベスト。そうでないと、次のストレートまで速度が残りません。

長い長いドリフトが終わると、グリップ復帰時点で速度が280km/hまで落ちているので、ここで直線を利用して293km/hまで速度を回復、さらに最終S字コーナーでのドリフト中減速を最小限に食い止めるため、ストレートエンドまで粘ってブレドリ発動、すぐに切り返して再入力、しっかり赤車2台目の背後でドリフトを立ち上げ、これで分岐入口294km/h。少しでもラインが乱れたらアウト。

【4C:Ice Scape】
スコア:380540(▲23690/94.1%)←404230

9面で遂に雑魚車接触、ラインボーナス満額、ステージボーナス57570点。

4Cアイスまでオール無接触で来ましたが、ここで無接触を意識したおかげでバチが当たってしまいました。序盤トンネル内左ヘアピン、そして赤車1台目を抜いてからの中盤右ヘアピンと、いずれもドリフト中に大型車を追い抜いてボーナス半額に終わっていますが、リスクを冒してドリ切りをしていればどちらも獲れた箇所。接触したくないから日和ったんですな。

しかし、新コースを通じて三本の指に入るほど難易度の高いラインボーナスを確実に獲るためには、数の多い大型車を奥に「押さない」ことが必須条件なので、最終セクターのスノーシェルター手前までに大型車4台を追い抜き、シェルター出口の左コーナーで最後の1台を追い抜いたところまでは計算どおり。ここをブレドリにするのは減速幅を最小限にするため。

そして迎えた最終コーナーは、新コースで最も「操作スキル」を要求されるラインボーナス獲得の難所。まず、道なりに赤車2台目を追尾しながら、ほぼストレートエンドからブレドリ発動、すぐさま切り返して再入力、ここまでは前面のカジノと同じですが、この先が非常にシビア。カジノのように流しっ放しでは、奥が深いこのコーナーではアウトに膨らんでしまうため、強制的にドリフトを切ります。

で、当動画ではここでお邪魔虫の雑魚車がでーん!とコーナー上を塞いでいまして、さすがにこんな直撃コースでは避け切れるようなスペースはありません。が、ドリ切りのタイミングとグリップ復帰のポイントがバッチリ決まれば、雑魚車にぶつかろうが何だろうがラインボーナスゲット。インベタで立ち上げることさえ出来れば、分岐入口手前の直線は長目なので十分間に合います。

【4D:Jungle】
スコア:282690(▲68710/80.4%)←351400

10面はノーミス無接触、入口ラインボーナス失敗、ステージボーナス65210点。

4Dジャングルは、3A滝と双璧を為すラインボーナス獲得の最難関。個人的には、「パターン」の構築の容易さから言えば3A滝よりは若干ラクな印象ですが、敵車が思い通りに動いてくれないリスクを考えると、やはりライン獲得失敗の可能性が非常に高いステージの最右翼。当動画でも、調整自体にミスはありませんでしたが、いかんせん雑魚車の配置が悪すぎた。自責点ゼロ、だけど敗戦。

ジャングルの「パターン」構築は、旧森や滝なんてメじゃありません。ステージ序盤から走行ラインは一本です。全てのライン取りに意味があるため、少しでも敵車の配置がズレるともう緊急事態。そこを知恵と度胸で乗り切ろうと思えば乗り切れないことも無いので、新コースでは最も面白いコースのひとつですが、失敗動画では何の説得力も無いので、とりあえず「狙い」だけ解説。

まず序盤セクター。最初のドリフトコーナーである左→右の長いS字コーナーを一旦切って、左車線だけで走っているのは、赤車1台目との距離を詰めたくないがため。続く短いシケインをギアドリ→アク抜き減速で左端車線で立ち上げるのも同じ理由。さらに言うと、次の右コーナー、S字ヘアピンと続くドリフトコーナーは全て左車線だけで走り、赤車1台目を左車線に縛り付けておくのが最大の狙い。

しかし、当動画では途中で赤車1台目が中央車線に出張ってきたため、最終3連コーナーの手前でスリップに入って猛加速、インから抜いてスピードを保ったまま分岐入口へという青写真が困難に。何より最悪だったのは、インベタの右車線に蓋をするように雑魚車が並走していたことですね。赤車1台目をアウトから抜く羽目になると、どうしても減速幅が大きいので、分岐入口で3km/h足らず。

「運」も実力のうち、それがアウトランモード。

その(3)に続く。えらいこと長文でごめんなさい><

新コース動画解説(1)

新コースもMASIRO大先生に代理うpして頂きました。どうもありがとうございます~
m(_ _)m



それでは、大変お待たせいたしましたが、動画の解説を進めて行きたいと思います。解説のスタンスとしては、以前上げた旧コース動画解説と同様、アウトランモードの攻略記事ではありません。ただし、新コース15連は旧コース15連に比べれば「覚えゲー」の比率が高めなゲーム性であるため、そのまんま真似をしても、そこそこのスコアが獲れるかもしれません。

解説を始める前に、前提となる新コースの特徴をいくつか記していくと、まず単純に旧コースと比べて難易度が数段階は高いということ。比較材料として、現在の私の15連理論値が旧コースで560万、新コースで554万と限界値に差があることを差し置いても、IR上で500万オーバーを達成しているプレイヤー数は旧コース14人に対して、新コース8人。スコアを稼ぎにくい理由は、それだけラインボーナスの獲得が難しいステージが多いから。

そして、その難易度の違いがプレイスタイルにどのような影響を与えるかと言うと、新コースでは旧コースと比べて、ラインボーナス獲得のためにステージ全般を通じて構築する「パターン」が非常に多い。例えば、旧森のように常に同じ走行ラインを同じスピードで走らざるを得ないようなステージが、少なく見積もっても4つはある。加えて、プレイヤーに高い操作スキルを要求するような箇所が多く、まさしく上級者向け。

しかし、その一方でどのステージでも一定の「パターン」さえ構築してしまえば、毎回そのパターンをオートマチックになぞれば済むため、ひとつのパターンを究めることで安定したスコアを出せるようになるといった側面もあります。この辺りが「覚えゲー」の比率が高いと評した由縁ですが、喩えるならば自動操縦状態の航空機パイロットのようなものですね。その自由度は低く、正直あまり楽しくはありません。

そのため、端から見れば誰でも出来そうな、パターン化された操作を繰り返しているだけに過ぎませんが、ひとたび想定外の事態が生じたときにはマニュアルで操作しなければならない。ここが最大の腕の見せどころというか、プレイヤーの全経験が試される局面なので、むしろ想定外の事態が起きたほうがゲームとしては楽しいんですが、何事も無く終わればスコアが繋がるわけで、色々とジレンマを感じるところではありますけどね。

当動画は入口ラインボーナス1本落ちということで、ライン獲得に失敗した4Dジャングルを除けばほぼ「パターン」通り、雑魚車接触も緊急時を除いてありませんし、お手本と言えるようなプレイにはなっているかと思います。ただ、局面局面を細かく見ていけば、「パターン」を構築するためにどのような操作をしているか、そして些細なズレを修正するための様々なコツが詰まっているので、その辺りを重点的に解説できればと思います。

モコ録ツアーズ

土曜日は予定通り、佐久っと長野まで行ってきました~

moco01

もちろん、目的地はモコです。今年に入って3回目、通算ではもう6回目。同行者はまたまたSKLさん。「全一を出したら連れてったるぞ」とハッパを掛け続け、モコ直行権をゲットさせるも、いざ行くまでにモコの主ことMIDさんに全一を塗り替えられるのはいつものこと。もうちょっと頑張らないと次回はないじょ!

ゲストフォルダログイン(ファイルバンク)

そんなわけで、今回は私の全一スコアゲットによるモコ直行権を行使して、新コース15連動画を収録することがメインの目的に。結論から言うと、ラインボーナス1本落ち、523万動画の録画に成功しまして、早速ファイルバンクにアップしました。不要部分をカットしただけの元データは619MBあるので、手早くご覧になりたい方は144MBのPSP用サイズをどうぞ。パスワードは「sega」です。

※5/30追記:MEISYUさん提供のPSPファイル(93MB)と差し替えました。

当初は前回旧コース15連を収録した際と同じく、D1端子からDVDレコーダーを介して録画を試みましたが、なぜか映像を識別せずブラックアウトの連続となり、幻の全繋ぎ動画の録画に失敗。最終的にはD2端子からPCを介しての録画となりましたが、ハードにもソフトにも疎い私に代わって様々なセッティングをして頂いたMONさん、MIDさんに只々感謝です。

彼らのみならず、様々な方々の尽力があって素晴らしい録画環境が整備されていることを考えると、まるでメカニックが念入りに調整したマシンに乗り込むドライバーのような心境でした。「乗り子」としては、皆の期待を裏切るような走りだけは出来ないなと身が引き締まる思いでプレイに打ち込んできたつもりですが、期待に応えるにはまだまだですね…。

前回、ニコ動に上げて頂いた旧コース15連にしても、今回の新コース15連にしても、結果はどちらもラインボーナス1本落ち。最終目標としては、どちらも全繋ぎ動画を収録するまでは辞めるわけには行かないでしょうし、辞めさせてはもらえないでしょう。「ハイスコア」を狙うということは、単に全一をゲットするだけではなく、究極スコアを目指すこと。その動画を撮るまでは、まだまだ精進が必要なようです。

…始まったな。

大願成就

めっさ?否!がっさ?否!

めがっさ嬉しいにょろっ!

5/17のリザルト

●新コース OutRunモード 15連
ベスト:5327080(+39320)←5287760
理論値:5541010

15_5327080

インターネットランキング(1位)

SPと出会って早4年半。これまで全力でアタックに打ち込み続けて、嬉しいことも悲しいことも、昨日みたいな悔しいこともいくらだって経験したけれど、確かに分かっていたことがひとつあります。栄冠はいつだってちゃんと、一番諦めの悪い奴の元にやって来るということを。「お前には負けたよ」ってな顔をしてさ。

どのカテだったか、いつのことかも思い出せないけど、得てしてとんでも無い失敗をしたすぐ次の日には、まるで諦めの悪さを試すかのように再びチャンスがやってくるものでした。諦めの早い奴は、そこでまた頭を抱えることになる。でも、諦めの悪い奴は、昨日の失敗なんてきれいさっぱり忘れ去って、そいつを手荒に歓迎するんです。待ってたぜ、この相棒!

今日は腰の痛みを我慢しながら地元でプレイ。実車を運転しているときは、痛くて痛くてたまらなかったけれど、アタック中はそんな痛みすらきれいさっぱり忘れてました。アドレナリンの為せる業というか、痛みを忘れるためにかえって集中できていたのかも。最初の5クレは感覚の微調整に務め、操作の正確さと「先読み」に注力して本気アタック開始。

そして迎えた8クレ目。初めて新コース15連の「全繋ぎ」に成功した2月の終わりから数えてみれば、実に256クレ目のプレイ。そのうち、全繋ぎで完走したプレイは10回ほどしか無かったけれど、半分以上はこの一週間ほどで稼いだもの。シビアなラインボーナスも、「スコアアタックライン」を確立した今では恐るるに足らず。あとはいかにミス無く繋げるか。

今回の繋がり方は、3C渓谷通過時210万、5B伝説通過時431万。昨日のハイペースぶりに比べれば劣るものの、それでも全一ペースであることには変わりない。5Cで雑魚車に接触して若干スコアを落とすも、まだ全然届く計算。昨日の失敗に原因があるとすれば、余計なことを考えすぎた。雑念が入りすぎた。今日は余計なことを考えない。アウトランモードが世界一巧いのは自分。ただ、それだけ。

ラスト2ステージはノーミスでした。

以下、詳細スコアと理論値比較。