• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2002年09月30日 イイね!

1000マイルの季節

1000マイルの季節10月13日からLa Festa Mille Migliaが始まる(写真は去年)。都内に住んでなどいると、最近の車であれば、呆れるような高額輸入車を目にすることは稀ではない。通勤経路のとある場所には、毎日ベントレーの旧いクーペかアストンマーティン・ヴァンテッジを停めている建物があるし、今朝などはDB6とも並走できた。しかし、流石にナンバーのついたブガッティだのスタンゲッリーニが走っている姿なんぞを見ることはありえないわけで、まだ2週間も先のイベントなのに「今年もあの爆音が聞ける」と思うと今からワクワクしてしまう。

ただ一つ残念なのは、イベントを仕切るのが特定のクラブ組織のため、出走予定のエントラントが去年とさほど代わり映えのしないこと。まあ、野放図に旧い車を走らせるわけにも行かないだろうからこうした制約も致し方なしとも思うのだが、ギャラリーの本音としてはもっと色んな車を見てみたい。例えば、元阪神の4番打者K氏所有のアルファロメオ6C2500SS Villa d'Esteとか…ムリか。(関連URLは、2002 La Festa Miile Migliaの公式サイト)
関連情報URL : http://www.lafestamm.com/
Posted at 2002/09/30 11:30:38 | コメント(0) | 自動車関係のイベント | 日記
2002年09月26日 イイね!

口述筆記は難しい

口述筆記は難しい僕の会社の上長は、かなりのパソコン好きだ。本人に言わせれば、仕事の効率化とか何とか、それらしい理屈を言うのだろうけれど、傍目には個人的なパソコン趣味を仕事にも応用していると見たほうが妥当に思える。
そんな思いを強くしたのが今週の出来事。海外企業との契約更改交渉があり、その議事録を作成することになったのだが、彼はなにを思ったかICレコーダー専用の再生ソフトと、IBM社製の「Via Voice」と言う音声認識ソフト(喋れば字になる奴)を買ってきたのだ。まあ、ICレコーダーの再生ソフトはわかる。しかし、音声認識ソフト…

当初彼は、ICレコーダーに記録した音声データをそのままVia Voiceで文章化しようと目論んだようなのだが、流石に民生用機器にそれを望むのは無理。次いで彼が考えたのは、聞き取った内容を僕らが改めて読み上げればいけるのではないか、と言うことなのだが、職場で幾人もが端末に向かってぶつぶつと独り言を呟く姿と言うのは、相当に異様なものだろう。などという感想は脇において、実際にそういう使い方ができるかどうか、僕が実験台になってテストユーザーになってみた。

文筆業の世界には、「語り下ろし」というものがあるそうだ。「書き下ろし」ではなく「語り下ろし」。一種の口述筆記だ。そう言えば志茂田景樹は自作の著述は全部喋って、それをあとから活字になおすと言う話を週刊誌のインタビューで答えていたが、「濡れ場なんかも全部口にするんで、家族はかなり困惑している」とも言っていた。まあ、そういうことを会議の議事録作成でやってみよう、という話。

で、使い勝手なのだが、新聞記事のようなカチッとした文章をNHKのアナウンサーになったつもりで読み上げれば、ほぼ8割くらいの正解率を叩き出す。これは当初予測(どうせ使い物になんかならないだろう)と全く違った。「○○だなぁ~」なんて嘆息すると、ちゃんと「○○だなぁ」と、文末の「ぁ」まで再現する芸の細かさだし、かなりの早口でも大丈夫だったから、ともかく一度全部読み上げて、後から修正をかければ十分使えるレベルにあることは確かだ。

ただし、アルファベットや歯擦音は苦手で殆んど正解出来ない。更に、職場のように周辺で他の人が話をしている状況だとその声も拾ってしまうし、うっかり独り言を呟けばそれも文章化されてしまう欠点がある。自宅で使う分にはそこそこ面白いツールかもしれないが、業務用にするのはちょっと無理だろうと言うのが結論。結局今回の議事録作成では、ICレコーダーの再生ソフトだけが活躍して、2万2千円もするVia Voiceは出番なしだった。自宅端末にインストールしようかとチラッと思ったが、600Kbも占有させるのは厭なのでやめにした。多分このソフトに、出番は二度とないだろう。
Posted at 2002/09/26 10:57:03 | コメント(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2002年09月11日 イイね!

アメリカ大使館に半旗たなびく

アメリカ大使館に半旗たなびくアメリカ大使館の脇を通ると、大きな星条旗が半旗掲揚されていた。あれから丸一年になる。
去年の9月11日にアメリカで起きた同時多発テロについては同時代人の一人としてどこかで一度、文字にすることで考えをまとめておきたいと思ってきた。国際社会に留まらず国内においても、この事件は恐らく今世紀の政治・経済・社会全般の流れを決める上で、かならず何がしかのプレッシャーをかけ続けることになるだろうから。

情緒的な話をすれば、あの日ハイジャックされた民航機にたまたま乗り合わせた人々や、いつものように世界貿易センターやペンタゴンに出勤し、ただそれだけがために理不尽に命を奪われた人々、あるいは避難者の「危険だから上には行かないほうがいい」との言葉に「だが、これが我々の職務なんだ」と答えてWTCビルの上層階に向かい、二度と戻らなかった消防士の話を思うと、およそ言語に尽くしがたい痛みを感じる。

しかし。僕は敢えて、ここで「しかし」と言いたい。
そうした感情の問題と、アメリカの唱える「正義」の問題は峻別しなくてはならないと思うのだ。だってアメリカはこれまで、9月11日のニューヨークとまったく同じ事を中東でしてきたではないか。
乗員乗客が乗った旅客機の代わりに電子制御されたトマホークミサイルで。
我々が知らないだけで、NYの消防士同様に職務に殉じたイラクやアフガニスタンの消防士だっているかもしれない。
僕には、WTCのツインタワーに突入する旅客機の姿が、トマホークを他国の市街地に撃ち込むアメリカの軍事行動に対する強烈なアイロニーに感じられてならなかった。

前世紀まで、戦争とは国家と国家の相克の末に起こる、皮肉な言い方をするならば外交手段の延長線上に起こる事象と解釈しうるものだった。だからこそ戦後処理は常に当事者能力をもった相手側政府との外交交渉によって決着してきた。
では今回、アメリカが宣言した「戦争」を終結させる交渉相手は存在するのか?
特定の人物を捕らえ、その組織を壊滅すれば一応の決着を見るとしても、それは戦争終結と言うよりは敵対勢力の「殲滅」であり、一種のジェノサイドではないのか。
ましてやアメリカが言うのは「テロとの戦争」である。アル・カイーダとの戦争では、ないのだ。
これは言葉を換えて言えば、アメリカの、アメリカによる、アメリカのための平和が全世界を支配するまで、アメリカに仇なす敵に武力行使を続けると宣言しているに等しい。
僕はこれを、恐ろしいと感じる。

いかなる国家であれ、あの9月11日のような攻撃を甘受することはありえない。その限りにおいて、アメリカがあの事件を引き起こした敵対当事者に戦いを挑み、脅威を排除しようとすることは当然である。一独立国家としての「正義」は、そこでは正しい。たしかF.ベーコンの言葉だったと思うが、「復讐は、一種の野蛮な正義である」の通りだ。
しかし一独立国の報復攻撃を戦争と称し、ましてやそれを人類全体の「聖戦(ジハード)」であるかのごとく粉飾したロジックが絶対の真理であるかのように扱われる現状を、僕は恐ろしいと思わずにいられない。

最後に、Site Felixと言う個人サイトに書かれている「和解の政治学」の話を一部引用したい。
『現代思想』誌の2000年11月号の特集を受けた内容だ。

『E.モランは「犠牲者には、自分を苦しめた者以上に、賢明かつ人道的であらねばならないという義務があります」と言う。
「復讐と憎しみの論理から逃れるために、あらゆる手を尽くしてみることです」と言う。
そしてそれは(相手のことに関する)「理解」から始まると説く。
「無理解に抵抗すること」「私達自身の内での悪の蔓延に屈しないこと」だと強調する。
そう、どこかで、「殺されたから殺す」「殺されそうだから殺す」という憎悪の輪廻を断ち切らない限り悲劇は繰り返すのだ。
まず「殺す心」を殺さねばならない。

モランは最後にこのようにまとめている。

倫理とは、私にとって、世界の残酷さに抵抗すること、つまり、生の、社会の、そして、人間という存在の残酷さに抵抗することなのですが、それは理解や寛大さや人徳なしには成り立ち得ないのです。』

Site FelixのURLはこちら。http://www.mahoroba.ne.jp/~felix/index.html


補記:文中にあるフランシス・ベーコンの言葉は、より正しくは
「Revenge is a kind of wild justice,which the more man's nature runs to, the more ought law to weed it out.」である。この意味するところは「復讐とは、多くの人がごく自然に行なわんとする正義の一形態である。ゆえに、斯様な想念を根こそぎすべく法によって律するようより多大なる努力が払われるべきである」であり、直情的な正義の実現=復讐(「報復」とすべきか)を戒め法による支配の重要性を指摘した言葉である。
Posted at 2002/09/11 14:24:32 | コメント(0) | 事件・事故 | 日記
2002年09月05日 イイね!

消えたチーズの謎

消えたチーズの謎一世を風靡したチーズの話だが、僕はメディアを通じて伝えられる概略以上のことを知らない。むかし大流行したカケソバの話も、近いところでは米俵の話も「そんな話もあるんですか~」と言った感じである。まあ、昔からベストセラーと言う奴が好きじゃなかったし、映画なんかでも「全米で絶賛」とか「愛と感動」なんてジャックがついただけで一遍に興味を無くすようなへそ曲がりだから、話題になった作品は逆に知らない、なんてことが頻繁に起きる。

さて表題のチーズの話だが、アメリカ発のこの手の話というのは、「愛」や「感動」がなかったとしても、僕はもう最初からノーサンキューなのである。まるで自己啓発セミナーみたいに(実際に参加したことはないので伝聞に基くイメージだけど)「お前をこれから啓発してやろう」と言わんばかりの押し付けがましさが匂ってきて、どうにも辛抱たまらないからだ。

が、チーズだけは読んでもいいかな、と最近思わないでもない。僕はこんな性格だから、もちろん素直に啓発されて差し上げるために読むのではない。オンライン上でとてもよくできた、敢えて言えば小松左京的なパロディ(リンク先の「自作小説と随筆」にある)を見つけたので、原典も知っておこうかな、と思ったから。いまさらになってチーズの話をするのも、それが理由だ。

感動や意識の変革って、人から押し付けられたり説明的に諭されて沸き起こるものではないと思う。最近やたら耳にする「癒し」「和み」もそうだ。ビタミン剤や健康補助食品じゃあるまいし、本や映画にそんな効能書きを付けていただかんでも結構。優れた物語ならこっちは勝手に感動でもなんでもするわい、と思うのだった。

そう言えばマスコミは愛とか感動が大好きなようで、パリダカやル・マンみたいなモータースポーツまで、家族愛や感動の物語にしたがる。そんなものを見たい視聴者がホントにいるのだろうか。僕はいるとは思わないのだが。
Posted at 2002/09/05 17:01:49 | コメント(0) | ふと思ったこと | 日記
2002年09月02日 イイね!

昼でもライト・オン

昼でもライト・オン最近、都内を走る一部の宅配業者が常時ヘッドライト点灯に踏み切ったという話を聞いていたが、どうやら「青ナンバー」の世界ではこれが広まりつつあるようだ。都心部を走る車を見ていると、4台に1台はタクシーなんじゃないかと思うほどたくさん走っている法人タクシーの数社が、やはり常時点灯に踏み切ったらしい。確かに、晴れた日中でもヘッドライトをつけた車は被視認性が高く、予防安全性を高める効果があるように思う。
タクシーだけでなく、車体側面に企業名の入ったカローラバンなどがやはりライトつけっぱなしで走っていくのも見ることがある。こちらは単に消し忘れかもしれないけど。

僕個人は、夕暮れでメーターの数字が見えにくくなったらスモール点灯、周囲の車が見えづらくなってきたら前照灯点灯でいいんじゃないかと思っているので(それでもかなり早めの点灯になる)今は、この流れに乗るつもりはない。ただ、常時点灯の車が交通量の4割超くらいになったら追従するだろう。流石にその位の比率になると、点灯していない車が見落とされるリスクが大きくなってくるだろうから。

以前たまたま乗ったタクシーの、六十年配のドライバーの話を思い出す。僕が雑談で、ここ数年都内を走る車の運転マナーが急に悪くなってきたように思うがプロの眼からみてどうか、と言うような質問をしたときのことだ。彼は「そうですね、この3、4年で急に悪くなった感じはありますね」と相槌を打ったあと、興味深い話をしてくれた。
「でも、その責任の一端は僕らタクシーの運転手にもあるんですよ」。まあ確かに、個人法人問わずひどい運転をするタクシードライバーというのは、多いように思う。「僕ら2種免許を持ってるドライバーの運転はね、1種免の人たちの手本にもなってるんですよ。プロのドライバーはこういう運転をするんだっていうね。それに、都内なんかタクシーの台数が多いでしょう。時間帯によっては半分近くがタクシーなんてこともあるんです。そう言う場面で、数の多い車がキチっとマナーに則った運転をしていれば、全体の流れもいい方に向かいますよ。今は、それが全然逆ですからね」。

免許制度が変わってハードルが低くなったことも大きな原因だと僕は思うけれど、なるほど、そう言う考え方も成り立つかもしれない。2種免許保持者たるプロのドライバーの、凛とした誇りのようなものを感じた気がしたものだ。あのときの年配のドライバーが話した通りなら、きっとこの常時ライトオンの流れも、静かに広がっていくのだろう。
Posted at 2002/09/02 16:52:02 | コメント(2) | ふと思ったこと | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2002/9 >>

1 234 567
8910 11121314
15161718192021
22232425 262728
29 30     

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation