惰眠のブログ一覧

自衛隊や米軍関連施設の周辺では軍需車両の姿を見ることは稀ではない。しかしこれが住宅街や商店街の真中で、しかもモノがオーストリア軍用トラック、シュタイア・プフのピンツガウアー（写真）となると話は俄然違ってくる。
日本で見かけるどんなトラックとも違ったプロポーションが醸し出す、えもいわれぬ雰囲気。実は、写真のフレーム外には真っ赤なカンガルーバーを巡らせたライトカーキの米軍用多目的高機動車（通称ハマー）が停まっている。この手の車が2台もあることだけでかなりの異彩なのだが、以前見たときにはイタリアのカジバが英国のミニを軍用化した（制式採用はされなかった）モークも停まっていたのである。

この写真を撮ったあとで、僕は更に衝撃の事実を知ることになった。この場所は通勤途上で車の窓から見かけるだけだったので、てっきり1F部分が駐車場になったマンションだとばかり思っていたのだ。大きな間違いだった。ガレージのシャッターの直上、建物の壁にはアルファベットで「××××（伏字）CO.LTD.」。
会社の駐車場だったのだ。
とすると、持ち主は会社経営者とか役員だろう。そういう役職の人たちが、そういう車で出勤する（置いてるだけかもしれないけど）会社。…一体、どんな商売なんだろう。
だがどんな商売であるにしろ、モスグリーンのピンツガウアーでルート配送なんかしていたら面白いかもしれない。

けさは道が混んでいた。
家を出たのは普段より5分かそこら遅いだけだったが、いつもの裏通りに入ったときには、ついに15分近い遅れになっていた。僕を含め5台ばかりがカルガモの親子のような行列になってしまっていたのだが、こういうときは大体、先頭にどんくさいドライバーがいて交通の流れを滞らせているものだ。
一体どんな愚図が娑婆塞げをしていやがるんだと、時間に追われているせいもあって苛立ちながら前方を覗き込んでみると、あれあれ？薄のろい軽バンに通せんぼされているオレンジの車、ロードスターだと思っていたけどユーノス500じゃないの！？（写真）
オーナーズクラブでもこの500は有名で、クラブの登録メンバーの中では、かつては唯一の全塗装仕様だったように思う。職場の近く、つまり六本木や赤坂、永田町界隈では時々見かけたのだが、まさか僕の使う抜け裏を同じように走っているとは知らなかった。
もしかしたら所有者は変わってしまっているのかも知れないが、車そのものが健在だったことが判って（ついでにようやく写真に収められて）ちょっと嬉しい。

と言うのは朝起きられないよという話だが、春になると、ひねもすのたりのたりとしたくなるようだ。
デスクワークの仕事をしているとなかなか写真（参照）の人物のようなことはできないが、見ているだけでも春らしい気分が伝わってくる。
ただこの人物、30分以上も身じろぎ一つしないので「事件じゃないだろうな！？」と気を揉ませられたが、しばらくしてもう一度見ると、日差しが眩しいのかタオルで目のあたりを隠していた。きっと、カッコ悪い日焼けになっただろうけれど。

今年の桜は、平年より5日から10日早く満開を迎えていると言う。近所の桜並木も、文字通り桜色のトンネルとなっている（写真）。しかし、車を持つ身としてはこのあと散り始めてからが大変だ。一雨あると、車体に花びらがデカールのように張り付いてしまう。樹液などもそうなのだが、弱酸性を帯びているとかで放置しておくと塗装をいためる。
登録から9年を過ぎた車で、いまさら塗装のことに神経質になっても仕方ないのかもしれないが、気は心である。

多くの友人の好意で、いかれてしまった運転席ドアミラーを交換することができた。譲っていただいたのは、解体処分される1800cc車から外して来たものだそうで、電動格納機能は初めから装備されていない。
らっきぃさん監修のもと、早速交換作業に着手するのだが、何しろ当方、スキルが足りない。ドアの内張りの取り外しや組み付けで、大いにらっきぃさんの手を煩わせることになる。
さてミラーを交換して、鏡面があさっての方向を向いているのでリモコンで調整しようとしたが、吽とも吋とも言わない。ありゃあ、カプラーをつけ間違えたか、こっちの機能もアウトなのかな、と思ったところで思い出した。
ヒューズを抜いたままにしていたのだ。
そりゃあ動くわけがない。早速運転席足元のヒューズボックスに、外しておいた15Aのヒューズを挿したところ、ミラーのリモコンは問題なく動作した。これでダッシュボード上の時計も表示されるようになったし、オーディオも使えるようになった。
皆様に深く感謝。