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■開業つれづれ:「美肌術で顔にやけど、韓国で医師を起訴 婚約者と別れた女性も」




なんか知りませんが、

レセプトのオンライン化で

日本が目標にしている

韓国の医療事情。




”医療観光”

という方針で韓国は進んでいるようですが、

一体どうなんでしょう…?









美肌術で顔にやけど、韓国で医師を起訴 婚約者と別れた女性も

2009年8月3日12時29分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090803-00000548-san-int

 【ソウル=水沼啓子】韓国で美容医療を受ける人は要注意-。韓国ソウル市江南区内の有名な皮膚科医院で2004年から08年にかけ、薬剤を使った美肌術を受けた30代から50代の女性10人が顔にやけどを負うなどし、皮膚科の専門医2人が業務上過失傷害罪で起訴された。韓国の聯合ニュースが3日伝えた。

 被害に遭った女性らは顔のシミを取るため、フェノールという薬剤を皮膚に塗って角質を科学的にはがすケミカルピーリングを受け、顔に炎症を負うなどして色素沈着や傷痕が残ったという。うち女性2人が顔に皮膚移植が必要なほどのやけどを負ったという。

 聯合ニュースによると、2006年にケミカルピーリングを受けて顔の60%をやけどしたという舞踊講師の女性(40)は、「1回の施術で、赤ちゃんのような肌になるといわれたが、化け物のようになってしまった」と話し、その後、婚約者とも別れたという。

 女性は、施術前に医院側から「副作用も全然なく、簡単な方法でシミを100%なくすことができる」と説明され、1200万ウォン(約92万円)を払い、ケミカルピーリングを受けた。麻酔から覚めると、顔に焼けるような痛みを感じたが、医師から「施術はうまくいった。軟膏(なんこう)を塗って1カ月後にまた来なさい」と言われたという。

 この女性はその後、顔から血の混じった膿が流れるなどの症状が治らず、昨年6月にほかの大学病院から「やけど」の診断を受けたという。

 ケミカルピーリングは日本でも皮膚科や美容サロンで実施されているが、フェノールではなくサトウキビから生成されたグリコール酸を使用したものが主流という。ただ、人工的に皮膚を無理にはがすため炎症を起こしたり、色素沈着などの副作用もあるため、ケミカルピーリングを実施していない所も多い。

 韓国では今年5月に医療法が改正され、海外からの患者誘致活動が許容されたことから、医療観光(メディカルツーリズム)が本格化した。日本から美容整形手術を受けに韓国を訪れる人も多く、各医療機関が日本語のパンフレットを作るなどして誘致合戦を繰り広げている。韓国で美容整形や医療を受ける場合、言葉の問題もさることながら、事前によく調べることが重要だ。



最終更新:8月3日12時33分






「韓国のオンライン化をめざせ!」

とかわけのわからないことを言われて

強引に導入されつつある

診療報酬オンライン化。




実際に診療所レヴェルでは3-400万円、

病院レヴェルでは数千万円の

機械(レセプトコンピューター、通称レセコン)の購入費と

それを扱える人件費が発生しています。


なにせ、古い事務や看護師の方には

PCを扱えない方も

大量にいます。






移行できなければ、

事実上、診療報酬は受け取れず、

病院機能は停止します。

それなのに古い診療所も含めて

100%導入をしようとしているのですから

よほど、おいしい利権があるようです。




レセコン会社も大儲けでしょうし、

オンライン化したレセプトを受け取る方は

大幅な人員削減ができるはずですが、

逆にこちらの方だけ補助金を受け取って

焼け太りしています。





現時点ですでに

100-300もの病院が

オンライン化に移行できず、

つぶれる可能性があります(1)。





ま、

医療で金を稼げ、

といわれるようでしたら、

日本も遠からずこのような

”医療観光”

を行うことになるのでしょうか?








世界最高と言われた

日本医療は

いったい

何を目指しているのでしょう?







(1)
■開業つれづれ:オンライン化で病院をつぶす 「1942医療機関でレセプトオンライン化」
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-960.html








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コメント

No title

 動物病院をしておりますが、当院はカルテはエクセルで作成して管理しています。紙カルテは紛失する恐れがあるので。パソコン二台で毎日バックアップしており万が一のデータクラッシュに備えています。動物病院も民間の会社が作っている電子カルテシステムがあるのですが、使ったら最後、一生そのシステムを使い続けなくてはいけません。
 エクセルファイルでキーワードや電話番号、患者名で簡単にカルテを検索できます。
 病院に何百万も使わせてやらせることかと思いますね。
国税庁は青色申告のシステムを作っていますよね。われわれはそれを使って青色申告をただで簡単に出来ます。無論ネットが出来る環境は使用者が整えないといけませんが、青色申告は手書きで郵送でも受け付けてくれます。
 人間の医療の診療報酬の計算も基本は足し算掛け算の世界だと思うのですが、なぜ同じシステムが厚生労働省は作れないのですかね?頭が悪いのかな?

No title

どうせ補助金を出すのなら、せっかく作ったORCAをサポートを含めて無償提供にすればいい。そうすれば、パソコンだけを準備することで最低限の投資でレセプトの電子化はできます。もちろん、医師やスタッフのスキルは必要ですが、さすがにそれくらいは頑張ってもらうしかないですけど。

もちろん、他に好きなレセコン屋があれば、自己責任でそこにすればいいだけの話です。

すべて医療機関の自己負担でオンライン化しろっちゅーのはかなり無理がありますね。

うちみたいに、既にレセ電は終了、ネット環境もフレッツ光、という状態なら殆ど追加費用はかからないんですけどね。

日経ビジネス

医師は働き過ぎ?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090728/201089/

記事本文より、それに寄せられたコメントの方がはるかに面白いです。

No title

耶馬苦痢陰弔 サマ
  早速、見せて頂きました。

記事本文より、それに寄せられたコメントの方がはるかに面白いです。
⇒ 御意!
  スゴク気になったのは、私が読んだ時点でですが、元になっているデータ自体に疑問を挟んでいるコメントが少ないことです。 理論的なコメント、感情的なコメント、いずれにせよ、間違ったデータを前提としていては意味がありません。 マスゴミのデータを鵜呑みにするなんて、このご時世で、まさか、ねェ・・・。

No title

  スレ違い、失礼します。

  NHKの『たった一人の反乱』を見ていました。
  まずは、亡くなった方のご冥福を心よりお祈りします。
  裁判、大変だったと感じました。 やりきれない思いがあることも、納得できない思いも、自責の念もも、医療や病院への疑問や疑いも、あると存じます。 私は初診で正しく診察できる自信は全くありませんし、同様な状態でわが子を失ったならば、おそらくは取り乱すでしょうし、その後どうするかは分かりません。
  でも、命を持っていたのは、病気です。 その部分で、誤解を招きかねない表現は、医療者の端くれとしてやりきれない思いを抱きます。
  医療者と患者さんが、共に病気と向き合える環境が、日本に広くアタリマエに見られることを、切望しております。

No title

自責の念も、医療や病院への疑問や疑いも
⇒ 自責の念も、医療や病院への疑問や怒りを感じることも
  すみません、先の投稿に関して、つつしんで訂正します。
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中間管理職: このブログの管理人。
ID上、ブログではmedさんとも呼ばれてます。

某大学医学部を卒業
 ↓
医師免許取得: 医師にはなったけど、医療カーストの一番下でした。
 ↓
大学院卒業(医学博士): 4年間、院生は学費支払って給料なし。
 ↓
さらにアメリカの大学勤務: 激安給料
 ↓
日本の大学病院勤務: 労働基準法が存在しない。

フルコースをこなしたため貧乏から抜け出せず。
 ↓
大学から地域(僻地ともいう)の救急医療で疲弊しました。
 ↓
田舎で開業、借金は天文学的数字に。


今は田舎で開業して院長になりました。
でも、教授に内緒で開業準備していたころのハンドルネーム”中間管理職”のままでブログを運営してます。

ブログは主に
日本の医療制度(医療崩壊)、僻地医療事情、開業にまつわる愚痴と、かな~り個人的な趣味のトピックスです。

よろしくお願いいたします。


中間管理職 

Author:中間管理職 
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