2009/03/26
■「ちはやふる」 末次 由紀 ”マンガ大賞2009受賞 おめでとうございます!!”
おめでとうございます!大好きなマンガですので、とっても嬉しいです!!
ちょうど紹介しようと思っていたところに
受賞だったのでズバリ!です。
この作品は、ぜひ手にとってみてください。
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ちはやふる 1 (1) (Be・Loveコミックス) (Be・Loveコミックス) (2008/05/13) 末次 由紀 商品詳細を見る |
1巻の内容は小学生のときの三人組です。
かるたにであう、ちはや。
優等生の太一くん。
そして、福井からの影のある転校生、新くん。
熱いです。
いい作品にある、情熱が感じられる1巻です。
よく見ると、1巻裏表紙カラーから
”ちはや”は高校生なんですね。
最初は、”誰ですか、このお姉さん?”状態でした。
ちはやふる 2 (2) (Be・Loveコミックス) (Be・Loveコミックス) (2008/09/12) 末次 由紀 商品詳細を見る |
2巻は、また波乱の2巻です。
ここから高校生編が始まります。
そして新(あらた)クンの苦悩と、
ちーちゃんのカルタに対するまっすぐな感情と、
そして
太一君の微妙なバランス感覚と揺れ動く感じが
とってもうまく描かれています。
ちはやふる 3 (3) (Be・Loveコミックス) (講談社コミックスビーラブ (1252巻)) (2008/12/12) 末次 由紀 商品詳細を見る |
怒涛の3巻です。
いよいよ東京予選。
団体戦は個人戦の集まりじゃない、
…難しいですね。
そこに団体戦の面白さもあると思いますが、
選手の迷いや勢い、試合の流れなど
本当に上手に描き切っています。
実は3巻トップはギャグとった肉まん君も
なかなか巻末の方ではいい味出します。
こちらが最新刊の4巻です。
新くんが表紙になっています。
いよいよ団体戦、東京地区決勝が終わります。
ちはやふる 4 (Be・Loveコミックス) (Be・Loveコミックス) (2009/03/13) 末次 由紀 商品詳細を見る |
この4巻は本当に素晴らしいです。
ちはやの両親といい(私は実はこういうところに弱い)、
新くん(特に後ろ姿かな)といい、
もー、すごいです、この作品。
回を追うごとに素晴らしさが増していく作品です。
ぜひぜひ読んでいただきたいです。
マンガ大賞2009発表!大賞は末次「ちはやふる」
http://natalie.mu/comic/news/show/id/14699
2009年3月24日 22:05 23 5
本日3月24日、マンガ大賞2009の授賞式がニッポン放送イマジンスタジオにて行われた。ノミネートされた10作品から見事大賞に輝いたのは、末次由紀の「ちはやふる」。
マンガ担当の書店員を中心に集まったマンガ好きの有志が、「友達に勧めるならコレ!」というコンセプトで選ぶマンガ大賞。50名余のマスコミおよび選考委員が集まる中、大賞実行委員でもあるニッポン放送アナウンサー吉田尚記氏の司会により授賞式は開始された。
同じく実行委員の久保朝美氏より賞の概要が説明されたのち、プレゼンターとして登場したのは、昨年の大賞受賞者、「岳」の石塚真一。直前まで原稿を執筆していたところを駆けつけたという石塚は、昨年受賞した感想を求められると、「想像以上に反響があり、驚くとともにありがたかった。多くの人が手に取ってくれるきっかけになったと思う」と述べた。
そして、いよいよ大賞の発表。ノミネートされた10作品がムービーで紹介され、来場者が固唾を呑んで見守る中読み上げられたのは、「ちはやふる」末次由紀の名だった。
残念ながら作者の末次は授賞式への出席を辞退したとのこと。代理として担当編集である講談社BE・LOVE編集部の坪田絵美氏がトロフィーを受け取った。受賞にあたり末次から届いた直筆のイラスト入り手紙(文末参照)を司会が朗読すると、プレゼンターの石塚からは「お互いこれからもがんばりましょう」とエールが贈られた。
受賞のコメントを求められた坪田氏は、はにかみながらも興味深いエピソードを披露。坪田氏自身がA級のかるた競技者で、大学2年生のときに全国2位の成績を残していること、講談社の面接試験では「かるたマンガを作りたい」と回答して入社したことを明かした。
また、かるたマンガのアイデアを持ちかけられた末次は、すぐさま単語帳を用意して1週間後には百人一首を暗記しており、1カ月後には畳敷きの部屋を借りてかるたを実践していたという。坪田氏いわく「いまは相当取れるんじゃないかな」。
末次の取材熱心さにも触れ、連載当初は毎週のようにかるた大会に出かけたこと、昨年の夏には近江神宮での全国高校かるた選手権を取材し、名人戦・クイーン戦もすでに取材済みであることを明かした。現場での末次は、多彩なアングルで写真を撮りたいと思うあまり、会場内のあちこちで立ったりしゃがんだり、やや浮き気味なほどの熱意と愛着だという。
記者から作者の授賞式欠席について質問されると、末次の言葉として「過去に犯した間違いというものがあり、自分はまだこういう場に出て行けるような人間ではない。一生懸命マンガを描いていくことでしか恩返しはできない」という考えを伝えた。タブー視されるかと思われた過去のトレース事件に自ら触れた真摯な姿勢に、会場からは感嘆の声が漏れた。
受賞の喜びを記した末次のイラストは、今後全国の書店を巡回する予定。また全国の書店で関連作品を紹介するポップが使用されるとのこと。大賞はもちろんノミネート作品いずれも粒揃いなだけに、この賞のロゴが、まだ見ぬ面白いマンガと出合う指標となってくれそうだ。
マンガ大賞2009最終結果
102pt「ちはやふる」末次由紀
94pt 「宇宙兄弟」小山宙哉
65pt 「3月のライオン」羽海野チカ
47pt 「深夜食堂」安部夜郎
46pt 「青春少年マガジン1978 ~ 1983」小林まこと
45pt 「聖☆ おにいさん」中村光
43pt 「とめはねっ! 鈴里高校書道部」河合克敏
36pt 「ママはテンパリスト」東村アキコ
25pt 「トリコ」島袋光年
15pt 「よんでますよ、アザゼルさん。」久保保久
※集計方法は投票された1位を3pt、2位を2pt、3位を1ptと換算。
末次由紀コメント
この度は、「ちはやふる」をまんが大賞2009の大賞に選んで下さって、ありがとうございます。
本日の授賞式への欠席を、まず深くお詫び申し上げます。
賞など無縁のこれまでだったので、未だにまんが大賞を受賞したことが信じられません。
講談社のBE・LOVEでまんがの仕事を再開して約2年、
まんがを描くかチョコレートを食べるか取材に行くかの毎日でした。
ボツをたくさんもらいつつも、まんがばっかり描ける毎日が楽しくて、それだけでもう充分で、今年の一月末のまんが大賞ノミネート10作品に入ったことを知った時は、「こんなに面白くて立派な漫画家さん達と同じところに名前が並んでいる」ということが感動的に嬉しくて、今度こそ溢れるぞというくらい充分でした。
しかし、その後に予想もしない大賞受賞の報を聞き、
充分を通り越してボロボロ泣いてしまいました。
マンガを描いてきただけの2年です。
でもその「末次由紀がまんがを描く」ための場を下さった人がいて、
「末次由紀のまんがをいいものにする」ために協力して下さった人がいて、
「末次由紀にもう間違いをさせない」ために最大限努力して下さった人がいます。
そしてなにより、根気強くもう一度まんがを描くことを待っててくれた読者のみなさん。
「ちはやふる」はそういうたくさんの人の思いの上で育ちました。
私だけの作品じゃないという思いでこれまでも描いてきましたが、
今回まんが大賞に選んで頂き、多くの書店員の皆さん、選考委員の皆さんに受け入れて頂いて、
「ちはやふる」はますます私だけのものではなくなりました。
そう思わせてくれたたくさんのみなさん、本当にありがとうございました。
どれだけ言っても足りないのですが、本当にありがとうございました。
直接この場でみなさんにお礼が言えず、本当に申し訳ありません。
このまんが大賞が生まれるに当たって注ぎ込まれた書店員さん達の愛情を思うと、
後からでもお一人お一人に握手をしに行きたい思いに駆られます。
「ちはやふる」はまだまだこれから続いていきます。
作中の千早たちが元気にかるたバカのまま突き進めるよう、
より一層集中して描いていきます。
一人でも多くの方に手に取って頂けるように、スタッフ・編集部の方と
精進していきますので、これからもどうかどうかよろしくお願い致します。
末次由紀
末次さんも
いろんな問題がありましたが、
”昇華”して復活してくれて、
本当によかったです。
問題を起こして、一時は筆を折った方の作品を
これほどまでに高く評価する
日本の漫画界にも、高い評価を与えたいと思います。
いいものはいい
そう、日本では言い切れないことばかりです。
医療だって、医学的にはいいことが分かっているのに
経済的に握りつぶされたり、
誤報で叩き潰されたり、
無理解で消滅したり、
そんなことばかりです。
マンガの世界で、
いいものはいい
そう言いきってくれたことが
とてもうれしく思います。
末次先生のこれからの
ご発展を願ってやみません。
応援しております。
頑張ってください。
末次由紀さんを応援するブログ
http://henyo.jugem.jp/
ここらへんも要チェックかな、と。
諸般の事情があって、↓こちらなんか
品切れ、暴騰続出でしょうね、今後。
全巻セット
Only You 翔べない翼/末次由紀
楽天に飛びます。
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