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2018/06/13

juge:民事裁判官が原本に基づかないで判決言い渡し

裁判官を懲戒請求 民事訴訟で「下書き」のまま判決言い渡す 岐阜地裁

裁判官にしては珍しいケースだと思うのだが、弾劾による罷免というのではなく分限裁判による懲戒となろうか。

岐阜地裁によりますと、山崎裁判官は、名古屋地裁岡崎支部に所属していた2014年4月からことし3月までの間に担当した36件の民事訴訟で、下書き段階の判決文で判決を言い渡していました。 (中略) 山崎裁判官は、「事務作業に追われ、やむをえなくやった」と認めているということです。

山崎裁判官が所属しているのは今年4月1日からは岐阜地裁多治見支部長であったが、今年5月16日から岐阜地家裁本庁に移っているので、この問題発覚がその直前くらいということであろう。

てっきり、刑事裁判官が支部長になって民事もやるようになり、原本作成前に言い渡しをしたのかと思ったが、山崎裁判官が刑事事件を担当されたのはずっと前、平成4年頃までで、それ以降はずっと民事畑を歩まれたようなので、刑事と民事の違いに由来するミスではない。

また、上記記事によれば、今年3月までの間に、ということなので、多治見支部長となってからは行われていなかったということである。原本に基づかないでの言い渡しとなれば、当然、立会書記官も知った上でということになるであろうから、というか書記官にばれないように工作するくらいなら判決文を書いたほうが早そうであるから、多治見支部長となってからは出来なくなったのはそういう事情であろうか。

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