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2016/03/03

France人の判例評釈のやり方解説ビデオ

ダローズのこのビデオは、対象が誰なのか今ひとつ不明だが、新人法律家と学生向けなのであろう。ともかく、判例評釈の作り方について説明している。

フランスにはこの種の本はあるのだろうか?

この疑問は最後の部分で明らかにされた。


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何を言っているかというと、まずは判例評釈の目的が、判決の意味、意義、そして射程を明らかにすることだという。

そしてしてはいけないこととしては、判決をなぞって書くことや、不必要に論文にしてしまうことなどである。


導入部分は判例評釈に特有のルールがある。
事実関係、手続過程、当事者の主張、法的争点と判旨、そして分析プランを手際良くまとめることである。

判決の意味sensは、なぜ裁判所がこの解決を下したのかを明らかにする。
判決の意義valeurは、矛盾の有無、実定法との一致、そして衡平の観点から評価を加える。
そして判決の射程portéeだが、ここでは日本で言う射程とは異なり、判決が今後の裁判実務や立法に与える影響を明らかにするという。
もちろん過去の判例との異同も忘れずに。
これによって新判例なのか、事例判決というべきものなのかが明らかにされる。

最後には、判例集や法令集と並んで以下の本が紹介されていた。


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