mobilisation des avocats リールで300人もの弁護士が裁判所をブロックし、警官隊に排除される
Lille : 300 avocats bloquent le palais de justice par lavoixdunord
デイリーモーションの上記の動画は、北部の声という新聞サイトの記事にあるものである。
今朝、つまり21日火曜日の朝から、7時間にわたって裁判所の入り口をブロックしたというのであるから、やはりフランスの争議行為は凄い。
警官隊も相手が法服を着た弁護士とあって、あまり手荒ではないように見受けられる。もちろん催涙ガスや放水などはしていない。
この抗議行動は先日の弁護士ストに続くものだが、その主張はよく分からない。
上記記事によると、様々な問題提起を含んだものらしい。
その中には、法務大臣に対して、司法扶助予算を削減しないように求めるというものもある。
しかし、法務大臣は、ツイッターで次のように述べている。
「司法扶助の改革について、弁護士たちとなお議論して、その道を見つけたい」
→https://twitter.com/ChTaubira/status/656491552831877120
「自分が法務大臣に就任してから、司法扶助予算は増大している。国が約束したものだ。」
→https://twitter.com/ChTaubira/status/656490930971803648
「明日のお昼に全国の弁護士の代表と会うことになっている」
→https://twitter.com/ChTaubira/status/656490736247029760
「私は15年ぶりの司法扶助改革を行いたい」
→https://twitter.com/ChTaubira/status/656490277012664320
しかし、これらのツイートに対しては、多くの反論がリプライされている。中には、こんな絵も。
しかし、この絵は日本のお寒い法律扶助関連予算についてこそふさわしい。
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