lawyer:新旧司法試験の格差
新司法試験に合格して修習した人々と旧司法試験に合格して修習した人々との採用条件を明示的に区別して募集している弁護士事務所がある。
この人のブログによれば、新司法試験合格組の人々は玉石混淆だそうで、だから初年度の年俸を360万とするということである。
この方は高松の弁護士さんらしく、高松の給与水準として年俸360万円というのがどうなのかはよく分からないが、弁護士業界的には極めて低額と受け取られる水準なのであろう。
また、昨今の弁護士の質の低下事例として取り上げられてきたのは、そのほとんどが旧試験合格組であるはずなのだが、おそらく高松では旧試験合格者というだけで玉に決まっているということなのであろう。
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コメント
まあ、瞬間風速じゃないでしょうか?
固定的にこんなルールでやっていたら、事務所は潰れるでしょう。
あるいは、こんな事を決めることが出来るくらい、ぬるい業界だということなのでしょうか?
経営的には、バカな発想ですね。
投稿: 酔うぞ | 2009/01/22 23:08