ウクライナに於けるロシアの特殊作戦に関する10の嘘のデバンキング(抄訳と補足)
2022/03/02(水)の呟きを基に加筆。
ウクライナ紛争に関しては西側のマスコミ等が本当に狂った様に大量の嘘や誤情報や偏向情報を流しているが、ポイントを押さえた記事を見付けたので要点だけ訳してみる。著者は著名な地政学アナリスト、アンドリュー・コリブコ氏。補足は訳者による。普通に新聞を読んでも判る様なソースは省略した。
Debunking The Top Ten Infowar Narratives About Russia’s Special Operation In Ukraine
1)ロシアは国際法に違反してウクライナを侵略した
→ロシアはドンバス共和諸国からの要請に応じ人道的理由による介入を行なった(国連憲章第51条)。
(補足:ウクライナでは2014年のカラー革命以降、ロシア系住民に対する民族浄化が行われ、14,000人以上が殺害されている。電撃戦と大量虐殺の可能性は差し迫っており、特殊作戦開始直前もドンバスに対して砲撃が繰り返されていた。最初に撃ったのはウクライナ側。但し「正当防衛を超えて過剰防衛ではないか」と云う議論は有り得る。)
2)ロシアはソ連を復活させたい
→プーチンはソ連を寧ろ厳しく批判している。それに新自由主義政策によって経済的に極めて疲弊したたウクライナを併合しても負担になるだけ。
3)プーチンはロシア民族至上主義者
→単なる言い掛かり。プーチンは他の諸民族とも仲良くやっている。
4)ウクライナの大統領はユダヤ人なのに、ネオナチに支配されていると考えるプーチンはバカ
→ゼレンスキーは傀儡に過ぎないので別におかしくない。ウクライナではネオナチが公然と活動している。
(補足:例えばウクライナに於けるナチスドイツのSSに相当するアゾフ大隊(Azov Battalion)について検索してみれば、検閲の厳しいGoogleでさえ、一目でネオナチと判る画像がどっさり見付かる。)
5)ロシアは侵略しないと嘘を吐いていた
→ロシアは明確にレッドラインを提示した。西側が誠実な交渉を拒否し続けた為にこうなった。
6)ロシアのウクライナに対する関心は帝国主義的なもの
→NATO拡大、国境周辺へのミサイル迎撃システムの配備、ABMやINF条約からの撤退、オープンスカイ条約、そしてウクライナのNATO加盟はロシアに対する核による脅迫を可能にする。自衛の為だ。
7)ロシアはウクライナで民間人を殺害した
→ロシアの精密兵器は軍事インフラのみを標的にしている。ロシアは民間人の被害を最小限に抑えるべく最善を尽くしている。「対決は避けられない」と警告したのに無視したのはウクライナ。
(補足:ウクライナ軍は市街地に軍を展開して「人間の盾」を使用し、民間人に犠牲が出易い状況を意図的に作り出している。またこの件に関して偽情報も錯綜している。)
8)ロシアはウクライナに対する歴史的勢力圏を回復したい
→ウクライナを勢力圏に置こうとしたのは米国。NATOの東方拡大は欧州安全保障協力機構の安全保障原則に露骨に違反している。
9)ロシアはウクライナの他にも侵略・併合を狙っている
→そんな根拠は無い。ロシアはそれがNATOを刺激し核の応酬を招くことを知っている。ロシア領土や人口を拡張する野心を示したことは無い。
(補足:クリミアを侵略したと云うのは単なる西側の嘘。併合は合法的に住民の自発的な意志に基付いて行われ、強制は無かった。)
10)プーチンは第三次世界大戦を開始した
→ロシアはウクライナ内の米=NATOの秘密の軍事インフラを破壊することによって寧ろ世界大戦を事前に回避した。
無論これらの点について更に議論は有り得る。が、初歩的な点で事実関係を見誤っている人が余りに多い。取り敢えずウクライナ情勢について本当のことを知りたいなら参考文献は幾らも有るけれども、先ずはひとつだけ、知っている人は知っていたが一般的にはどうも存在しなかったことにされているらしいオリバー・ストーンの2016年の超傑作ドキュメンタリー『ウクライナ・オン・ファイヤー』を観て欲しい。たった90分で見えている光景が引っ繰り返る。
※Youtubeにアップされた方は現在閲覧不能の様なので、別リンクを挙げておく。
ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕
ウクライナ紛争に関しては西側のマスコミ等が本当に狂った様に大量の嘘や誤情報や偏向情報を流しているが、ポイントを押さえた記事を見付けたので要点だけ訳してみる。著者は著名な地政学アナリスト、アンドリュー・コリブコ氏。補足は訳者による。普通に新聞を読んでも判る様なソースは省略した。
Debunking The Top Ten Infowar Narratives About Russia’s Special Operation In Ukraine
1)ロシアは国際法に違反してウクライナを侵略した
→ロシアはドンバス共和諸国からの要請に応じ人道的理由による介入を行なった(国連憲章第51条)。
(補足:ウクライナでは2014年のカラー革命以降、ロシア系住民に対する民族浄化が行われ、14,000人以上が殺害されている。電撃戦と大量虐殺の可能性は差し迫っており、特殊作戦開始直前もドンバスに対して砲撃が繰り返されていた。最初に撃ったのはウクライナ側。但し「正当防衛を超えて過剰防衛ではないか」と云う議論は有り得る。)
2)ロシアはソ連を復活させたい
→プーチンはソ連を寧ろ厳しく批判している。それに新自由主義政策によって経済的に極めて疲弊したたウクライナを併合しても負担になるだけ。
3)プーチンはロシア民族至上主義者
→単なる言い掛かり。プーチンは他の諸民族とも仲良くやっている。
4)ウクライナの大統領はユダヤ人なのに、ネオナチに支配されていると考えるプーチンはバカ
→ゼレンスキーは傀儡に過ぎないので別におかしくない。ウクライナではネオナチが公然と活動している。
(補足:例えばウクライナに於けるナチスドイツのSSに相当するアゾフ大隊(Azov Battalion)について検索してみれば、検閲の厳しいGoogleでさえ、一目でネオナチと判る画像がどっさり見付かる。)
5)ロシアは侵略しないと嘘を吐いていた
→ロシアは明確にレッドラインを提示した。西側が誠実な交渉を拒否し続けた為にこうなった。
6)ロシアのウクライナに対する関心は帝国主義的なもの
→NATO拡大、国境周辺へのミサイル迎撃システムの配備、ABMやINF条約からの撤退、オープンスカイ条約、そしてウクライナのNATO加盟はロシアに対する核による脅迫を可能にする。自衛の為だ。
7)ロシアはウクライナで民間人を殺害した
→ロシアの精密兵器は軍事インフラのみを標的にしている。ロシアは民間人の被害を最小限に抑えるべく最善を尽くしている。「対決は避けられない」と警告したのに無視したのはウクライナ。
(補足:ウクライナ軍は市街地に軍を展開して「人間の盾」を使用し、民間人に犠牲が出易い状況を意図的に作り出している。またこの件に関して偽情報も錯綜している。)
8)ロシアはウクライナに対する歴史的勢力圏を回復したい
→ウクライナを勢力圏に置こうとしたのは米国。NATOの東方拡大は欧州安全保障協力機構の安全保障原則に露骨に違反している。
9)ロシアはウクライナの他にも侵略・併合を狙っている
→そんな根拠は無い。ロシアはそれがNATOを刺激し核の応酬を招くことを知っている。ロシア領土や人口を拡張する野心を示したことは無い。
(補足:クリミアを侵略したと云うのは単なる西側の嘘。併合は合法的に住民の自発的な意志に基付いて行われ、強制は無かった。)
10)プーチンは第三次世界大戦を開始した
→ロシアはウクライナ内の米=NATOの秘密の軍事インフラを破壊することによって寧ろ世界大戦を事前に回避した。
無論これらの点について更に議論は有り得る。が、初歩的な点で事実関係を見誤っている人が余りに多い。取り敢えずウクライナ情勢について本当のことを知りたいなら参考文献は幾らも有るけれども、先ずはひとつだけ、知っている人は知っていたが一般的にはどうも存在しなかったことにされているらしいオリバー・ストーンの2016年の超傑作ドキュメンタリー『ウクライナ・オン・ファイヤー』を観て欲しい。たった90分で見えている光景が引っ繰り返る。
※Youtubeにアップされた方は現在閲覧不能の様なので、別リンクを挙げておく。
ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕
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