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子供相手であっても、ドイツ政府は自国の科学者達を無視し、厳格なCOVIDワクチン接種とマスク着用を義務付けた(抄訳)

2024/07/31のディフェンダーのマイケル・ネヴラダキス氏の記事の抄訳。内部告発によってロベルト・コッホ研究所から漏洩した「RKI文書」は、ドイツのCOVID-19「対策」が全て科学的に基付かない、無益有害な政治的策謀であったことを証明している。

 最初から多くの専門家や指揮者達が指摘している通り、マスク着用やソーシャル・ディスタンスやロックダウン等の所謂「非医薬品介入」には感染拡大を抑止する効果など確認されたことが無いばかりか、実際には様々な害を引き起こすことが知られている。少なくとも、2020年の1月頃まではそれが公式の科学的知見だった。その後世界各国で採用された「対策」は科学に基付いて決定された訳ではなく、科学を無視して政治的な思惑によって決定されたものだ。

 ドイツに関しては、2020年3月にドイツ内務省が作成した報告書が「COVID-19の危険性は過大評価されており、普通のウィルス以上のものではない。これはグローバルな誤警報である」と断言しているにも関わらず、内務省はこうした専門家達の警告を無視し、自分達が用意した「対策」を支持するような知見を提供してくれる科学者達を雇い直した。つまり科学的知見に基付いて「対策」が決定された訳ではなく、最初に政治的に決定された「対策」が先ず有り、それに合致する形で科学が捻じ曲げられたのだ(例えば『コロナパンデミックは、本当か? コロナ騒動の真相を探る』もこの問題を取り上げている)。

 科学的な詳細は立ち入ると長くなるのでここでいちいち振り返ることはしないが、実際に世界中で超過死亡を引き起こしたのは実在の確認されていない仮想ウィルスではなく、それが引き起こすとされる病気を口実に実施された「対策」の方だ。「COVID-19パンデミック」とは詐欺であり、一種のジェノサイドだ。この説明には膨大な検証可能な裏付けが有るので「陰謀論」ではない。仮にこのRKIファイルが偽物だったとしても、それ以外の国々の専門家達も同じ様な記録を残している。虚心坦懐に事実を追うなら、「COVID-19パンデミック」は単なる間違いである筈はなく、陰謀の産物以外のものではあり得ない。

 この4年半、この話に関して多くの人々の反論や異論や自称「ファクトチェック」を読んだが、非医薬品介入「対策」の科学的正当性について証明したエビデンス・レヴェルの高いデータや論文を彼等が提示するのを見たことが無い。従って彼等の主張は単なる「主張」以上のものではない。

 ロベルト・コッホ研究所は、米国のCDCやWHO、フランスのパストゥール研究所等と並んで、感染症学の世界的権威とされている機関だが、それ故にここの専門家達が「COVID-19対策は無益有害」と述べていることには重みが有り、そうした声が隠蔽・黙殺されたと云う事実は、これが正しく陰謀としか言い様の無いものであったことを物語っている。この説を支持する/しない人々の政治的信条や派閥や思想的立場がどんなものであるかは関係無い。全て単純にデータによって決着が付く話だ。
Even When It Came to Children, German Government Ignored Own Scientists to Impose Strict COVID Vaccine, Mask Mandates



 2024/07/23、匿名の内部告発者が開示した「RKIファイル」を、調査ジャーナリストのアヤ・ベラスケスが未編集の状態で全体(合計3,865ページ)をSubstackで公開した。
 
 RKIとはドイツの公衆衛生機関ロベルト・コッホ研究所のことで、米国の疾病予防管理センター(CDC)に相当する。内部告発者はここの元職員だ。

 ベラスケスに拠ると、 「RKIの元従業員である内部告発者が私に近付き」、「良心」に基付いて「データセットを渡してくれた」そうだ。

 ドイツの新聞「Schwäbische Zeitung」の記事に拠ると、RKIファイルには「子供のワクチン接種と『国民の抵抗』に関する衝撃的な詳細」が含まれており、「RKIはCOVID-19政策について、政治責任者達や殆どのメディアが人々に信じ込ませたものとはかなり異なる見解を持っていた」ことを示している。

 ファイルに拠ると、ドイツの規制当局は、ファイザーとビオンテックのCOVID-19ワクチンの第3相試験を省略し、「直ちに広範囲に適用」しようとした。

 この他、政策立案者達が子供達を標的にして「促して(ナッジ)」いた証拠や、政策立案者や科学者達は、COVID-19ワクチンには効果が無く、重篤な有害事象に繋がることを知っていた、等が暴露されている。

 RKIはこのファイルの真偽については肯定も否定もしておらず、「COVIDパンデミックに関するRKI 危機管理チームの未編集議事録が公開されたことを批判」するに留めている。

 ドイツの他の主要ニュース・メディア、大衆紙「ビルト」「ツァイト」も、ファイルの公開について報じている。



 COVID-19「対策」は科学者達ではなく政治家達が決めた

 RKIファイルの内容は、英国「ロックダウン・ファイル」の調査結果や、2024/07/03の公聴会でのアントニー・ファウチ博士の、マスク着用やソーシャル・ディスタンス政策は科学的エビデンスが無いにも関わらず実施された、と云う告白と軌を一にしており、複数の専門家がこの件についてコメントしている。

 広範囲の「子供のワクチン接種」や、ワクチン非接種者を多くの公共スペースから締め出す政策(RKIはこれに対して「科学的正当性を与えた」とされている)は、「合理的で科学的な配慮」ではなく「政治的決定」に基付いていた。(ベラスケス)

 ファイルは決定が「政治家のみによって行われた」こと、また「RKIがこれらの措置を支持しなかった」ことを示している。(RKIファイルを公表したチームの一員で、ドイツのハノーバー大学の財政学教授であるステファン・ホンブルグ博士)

 「今や一般大衆が故意に欺かれたと云う明確な証拠が有ります。決定を下したのは政治家達であり、保健当局ではありません。」(オランダの弁護士マイケ・テルホルスト)

 このファイルは「効果が無く有害なマスク着用、トラウマになる様なソーシャル・ディスタンスやロックダウン、或いは『ワクチン』と名付けられた新しい遺伝子治療を導入したのは、科学ではなかったことを示しています。………これらの措置を要求したのは政治家達でした。………(当時の保健相カール・ラウターバッハは)患者と働いたことは無く、製薬会社の純粋なロビイストです。」(世界保健評議会の運営委員会メンバーのクリストフ・プロテ博士)

 2023年3月、ラウターバッハはCOVID-19ワクチンの副作用が蔓延しており、被害者が無視されていることを認めた。

 文書は、パンデミックに関する決定が「この『パンデミック』を生み出した責任者達によって為された」こと、そして「本物の専門家達が公の議論から『姿を消した』こと」を示している。(ファイザーを含む大手製薬会社の元研究者であるドイツの毒物学者ヘルムート・シュテルツ

 オックスフォード大学のCOVID-19政府対応トラッカーに拠ると、ドイツはヨーロッパで最も厳しいCOVID-19規制を施行した。

 「ドイの人々が課された措置には、マスク着用義務やソーシャル・ディスタンスのルールの他に、公共の場への立ち入りを禁止する『非接種者のロックダウン』も含まれていました。………軍人や医療部門で働く全ての人に強制的なワクチン接種が課されました。」(プロテ)



 「ワクチン」の試験は意図的に省略された

 「通常の計画では、第1相試験の開始から12〜18ヵ月を要する。EMA(欧州医薬品庁)とファイザーは、第3相試験を省略して直ちに広く使用されるようにするかどうかを検討している。規制当局がそう決定すれば、12〜18ヵ月よりも早く進む可能性が有る。」(2020/04/15のRKI会議の議事録

 「迅速なプロセスで開発及びテストされたワクチンが幾つか有る予定。関連データは、市販後にのみ収集される。」(2020/04/27

 アストラゼネカのCOVID-19ワクチンは「完璧ではなく」、その「生態学について議論する必要が有る」。(最初のCOVID-19ワクチンが導入・投与された後の2021年1月と2月

 2021年初頭には、「RKIはアストラゼネカ等のワクチンの深刻な副作用について知っていた。にも関わらずその後直ぐ、事実上全ての主だった政治家達が正にこのワクチンを公に接種した。」(ドイツの雑誌「Tichys Einblick」

 当時は公には、ワクチンがCOVID-19の拡散と感染の両方を防ぐと主張されていた。が、

 ワクチン接種ではウィルスの重症化は防げない。(2021/02/08

 「RKIがアストラゼネカのワクチン傷害を数多く認識していたに関わらず、国民に警告しなかったことは、特に悪いことです。絶え間無い政治的圧力も著しいものです。」(ホンブルク)



 子供達に不必要な「ワクチン」を打て

 「STIKO(RKIのワクチン接種推奨を判断する委員会)が子供へのワクチン接種を推奨していなくても、(当時の保健大臣イェンス・)シュパーンは依然として子供のワクチン接種プログラムを計画している。」(2021/05/19

 小児科医協会は「子供のワクチン接種に消極的である。………政治家達は既に関連年齢層へのワクチン接種キャンペーンを準備している。」(2021/05/21

 「YouTubeでのインフルエンサーによるワクチン接種チャレンジ」や「若いターゲット層向けの資料の作成」、ワクチンの反応や副作用すら「もっとユーモアを持って取り組む」ことについての議論。「ワクチン接種はカッコ良くなければならない。」(2021/07/14

 ドイツ保健省は「子供への追加接種を検討しているが、これに対する推奨は無く、場合によっては承認もされていない。」(2021/12/15

 こうした措置は、子供がCOVID-19の影響を大きく受けていないことが判っていたにも関わらず推進された。

 中国のデータでは子供は感染者の2%に過ぎない。(2020/02/26

 学校環境がウィルスの拡散に大きく寄与する可能性は低いが、学校閉鎖は状況を「悪化させる。」(2020/11/30

 数ヵ国のデータを検証した結果、学校の再開はウィルスの大幅な拡散には繋がらなかったと云う結論に達した。(2020/12/04



 「ワクチン」には効果は無いがそれを知られてはならない

 「非接種者によるパンデミック」(「ワクチンを接種していない者が感染を広げている」)に関するメディアのレトリックは「科学的な観点から正しくない。」(2021/11/05

 だが当局は、それが「ワクチン接種を受けていない全ての人にワクチン接種を受けるよう訴えることになる」と云う理由から、COVID-19の蔓延について引き続き非接種者の所為にすることを決めた。
 
 シュパーン保健相は「記者会見の度に(非接種者によるパンデミックについて)語っているので、訂正することは出来ない。」国民に真実を伝えることは「大きな混乱を引き起こす」一方で、既存のワクチン接種の推奨を維持することは「ワクチンを救う」のに役立つ。(2021/05/10

 「ワクチン接種を受けた人は、渡航制限の緩和を含む何等かの特権を与えられるべきだ。」(2022/01/07

 「禁止や制限」にうんざりしている人々が「再び社会生活に参加出来るようにする」手段として、COVID-19ワクチン接種を国民に推進すべきである。(2021/03/10

 接種者は引き続き「衛生対策」に従うべきである。(2020/12/04

 「感染リスクがまだ有るので」、接種者は依然としてマスクを着用すべきである。(2020/12/30



 流行の「波」には恐怖を煽る為の道具でしかない

 「(感染者数の)曲線は徐々に横這いになっている」が、「対策の遵守を促す為、対外的なコミュニケーションではこの点に注意を向けないようにすべきである。」(2020/03/25

 呼吸器疾患は前年のレヴェルを「大幅に下回って」おり、減少傾向に在る。(2020/11/18

 一般的な呼吸器疾患は「前年を大幅に下回った。」(2020/11/30

 「NO-COVID(ゼロコロナ)」政策は実現不可能である。(2021/01/27

 オミクロン株の波の症状が殆ど軽度であることが明らかになった後も、RKIはラウターバッハ保健相とドイツ保健省が介入した為、COVID-19の全体的なリスク評価を「非常に高い」から「高い」に引き下げることが出来なかった。(2022/02/25



 マスクは無益有害だが着用強制

 マスク着用は「一般市民にとって有用な予防策」となる証拠が無い為、無症状の人には「意味が無い。」(2020/01/27

 FFP2マスク(N95マスクの様なもの)は一般市民によって「誤用」され、保護を提供せず、人々に誤った安心感を与える可能性が有る。「FFP2マスクの害は利益を上回る可能性が有る。」(2020/10/23

 「FP2マスクは、正しく装着され使用されなければ付加価値は無く」、「職業上の健康と安全」以外では役に立たない。(2020/10/30

 FFP2マスクは「既往症の有る人にとって健康上の問題を引き起こす可能性が有る為、個人の判断に委ねるべき」であり、「一般的なFFP2マスクの着用義務は賢明ではない。」(2021/01/13

 「国民にFFP2マスクを推奨する技術的根拠は無い」ばかりか、「望ましくない副作用」のリスクが有る。(2021/01/18

 2歳以上の子供に一般的なマスク着用を推奨する。「感染率が低い場合でも………マスク着用は維持されるべきであり、基本的な対策を維持するものと理解されるべきである。」 (2021/07/02



 PCR検査は茶番だが実施せねばならない

 回復後のPCR検査結果が陽性であっても「必ずしも感染性を意味する訳ではない。」(2020/02/03

 COVID-19検査は役に立たないが、検査に対する「政治的要望」は「満たされる」必要が有る。(2020/07/29
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川流桃桜

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