「燃え尽き症候群」という言葉をご存じだろうか?これは、自分なりに努力したにもかかわらず、期待した結果が得られなかった結果に感じる徒労感または欲求不満のことである。
新生児担当の看護師として職務を全うしているジェニファー・ウェルカーさんは、ストレスの中にあっても、上手くやる方法を学んだという。
これまでのキャリアで最も大変な時期であったが、病に侵された新生児を看護する痛みにやり込められてしまうのではなく、物事に手際よく対応する術を身につけた。
彼女はこうした手際の良さが身についたのも仕事のストレスのおかげだと考えている。職務に付きもののプレッシャーを手懐け、生産性やパフォーマンスを向上させる。だがプレッシャーを手懐けることと無視することの差は紙一重だという。
ストレスが限界に達し振り切れた
「昔は仕事で頑張りすぎたんです」とウェルカーさん。彼女はかつてむっつりと押し黙っていることが多かった。「昔はすごく冷淡でした。その時は感情的に引きこもるしかなかったんですよ」
しばらく後にストレスが限界に達して、振り切れた。もはやそれ以上我慢することも、やり過ごすこともできなかった。
「数多くの死と最悪の瞬間を過ごす人たちを見てきました。すごくこたえます」と彼女。慢性ストレスを患い、免疫が低下し、眠れなくなった。
そこでセラピーとして宝飾品のビジネスを立ち上げ、ストレスのはけ口にした。看護の仕事は3年前に辞め、今ではこの宝飾品ビジネスに専念している。
限度の範囲内なら利点もあるが……
職場で受けるストレスは集中力を高め、効率の向上に役に立つ。だが、それにも限度というものがあり、臨界点を超えて慢性ストレスに変わってしまえば、仕事に悪影響を与え、日常生活にも影を落とすようになる。
ストレスがいつ限界に達し、燃え尽きてしまうのかはっきり言うことは難しい。ストレスは感情的・心理的な緊張であるが、燃え尽き症候群は長期的なストレスに晒された結果起きる身体的・精神的・感情的な疲労である。徐々に発症し、時間とともに回復が難しくなる。
英国保健安全庁の調査によると、2015年、職場のストレスに起因して病気になった患者の数は48万8,000人であり、仕事に関連する病気全体の37パーセントを占めている。
臨界点を見つける
ストレスが役に立つものから足を引っ張るものに変わる臨界点を見つけることは難しい。しかし慢性ストレスとなれば、間違いなくその臨界点を超えてしまっており、キャリアに悪影響を及ぼす。
このストレスは、細心の注意が必要なプロジェクトや一年の繁忙期において受けるストレスとは真逆のものだ。
心身共に疲弊させてしまう長期的なストレスであり、動悸、胃腸の不調、意思決定の困難といった症状が現れる。そうした長期的なストレスは過小評価される嫌いがあり、ほとんどの人がそれに気がつくのは手遅れになってからだ。
慢性ストレスの臨界点を知るにはどうすればいいだろうか? 職場の成績改善の専門家であるロン・ボンステッターさんによると、それまでの経験がストレスへの対処方法と臨界点を見つけるヒントになるという。
長期間ストレスに晒され続けると、一時的だが大きなストレスに対処する体の能力がきちんと働かなくなってしまう。そうした影響はそれまでの経験に基づいており、身体的、感情的、認知的、行動的な症状として現れる。
「私たちは生活のあらゆる場面から荷物を背負わされているのですが、どれかの引き金が引かれた時の反応は予測不能です」とボンステッターさん。
だが引き金が引かれてしまった時の過去を振り返ることで、その臨界点を見つけやすくなる。それは突然ぱっと発症するのではなく、徐々に姿を現す。
ストレスから復帰する
ストレスの臨界点を超えてしまった場合でも、元に戻ることは可能だ。シカゴで弁護士を対象としたセラピーを行なっているアラン・レビンさんは、まずストレスが物事の見方の問題であることをクライアントに説明するという。
「ストレスとは、必要性や義務があるのにそれに対応するリソースが不十分であると認識した時に感じる感情です」
セラピストとして彼は、認知行動療法を用いて、どのように、そしていつ経験したことの情報が歪められてしまうのか、クライアントの理解を促す。こうした後ろ向きな思考を探し出し、いわゆる”認知のひずみ”を認識させることで、それまでの経験を違った角度から見られるようになる。するとストレスをやり過ごしながら働けるようになるのだという。
もちろん職場のストレスから学び、それを活かす人だって大勢いる。ウェルカーさんの場合は、看護師時代に体験したストレスの利点をビジネスの経営に応用して、日々のノルマを達成するモチーベーションを上げている。
「片付けなければならない一番大事なことをいつも最優先することです。ストレスを利用して、その後押しをしてもらいます」とウェルカーさんは語ってくれた。
via:bBcなど、/ translated hiroching / edited by parumo
>片付けなければならない一番大事なことをいつも最優先することです。
本当にこれ大事
看護師をやめることでストレスを克服しました
って、日本人の職業観からすると、
「なんの解決にもなってない」ってやつのような・・・・
※2
それでもいいんだよ、ってことじゃないかな。
「なんの解決にもなってない」なんてことはない、
自分が壊れる前にストレスの原因から離れることも克服のひとつなんだよ。
※2
その日本人の職業観がいつも正解か、という視点も必要なんじゃないか
それ自体が認知のひずみを生んでるかもしれないんだから
燃え尽きに近い適応障害なんかは、まず適応できない環境から離れないと回復できないしね
余計な仕事をくれる人がいると片付けても片付けても増えていくんですが。
ストレスをなくす方法は、ストレスを手なづけるのではなくストレスのかかる環境から可能な限り物理的に遠ざかることである。考えるのはその後でいい。
俺氏(うわー、むずかしい仕事だなーいやだなー忙しいなー)
大先輩「わくわくするだろ」
俺氏「!?」
※6
先輩いいねー!最高!
できるか?って聞かれたら
上等だ、なめんじゃねーぞってなるのが雄だろ
※6
こっちにも似た先輩がいる。
忙しくなったり大変になると、「震え上がるよな。」って返してくる。
けど、明らかにその時の顔が楽しんでる笑みの人。
いっつも上司に無理難題で怒られてるのに、
そのプレッシャーを下まで必要以上に伝えないから、
本当に心から尊敬してる。
この看護師さんは普通に病気のうつだったと思う
何かを精力的に一生懸命頑張っていた人が、ある日「燃え尽きる」ようにやる気がなくなり、動けなくなってしまう燃え尽き症候群という正式な分類ではない名前で括るような状態ではなく、もっと深刻な状態だったんじゃないか
でもうつを身近に捉えてストレス管理を広めるなら良い事例かも
※7
燃え尽き症候群には、他にも対人関係において無気力・敵愾心に満ちた状態になるなどの症状もあって、問題のある状態のまま人間関係まで壊れることもあるので注意が必要よ。
あと、本人は重篤な状態になるまで燃え尽き症候群に陥っていることに気付きにくいため、気が付いた時は大変なことになってることも多いそうなので気を付けて。
さらに長期化すると(真正の)鬱病などの精神疾患へと発展する率も高いそうなので、身近でまずいかなと思える人がいたら、休ませてあげて。
ストレス限界で倒れました
職場復帰してからは、出世は考えない事にしてます
燃え尽き症候群の定義ってちょっと違わないですか。
病みたいな逃れられないストレスでもないんだからさ、何とかなるよ、みたいな感じかな
精神壊れると一生引きずるからなあ
頑張っても適性ないこともあるよな
燃え尽き症候群って、やり遂げた後の賢者タイム的な物だと思ってたんだが
違うのか?
おぉー調べたら自分も燃え尽き症候群の意味誤解してた
とあるオリンピック選手が念願の金メダルとった後、大きな人生目標を達成したから次の大会に向けてのモチベーション維持が難しくなった話で使われてた気がしたから、ずっとそんな感じの意味だと思ってた・・・
俺も燃え尽き症候群って受験とか就活終わって燃え尽きることだと思ってた
※16
賢者タイム=精々数時間
燃え尽き症候群=数年 場合によっては一生。
ソ連抑留から戻った人は燃え尽き症候群で短くとも数年間は使い物にならなかった。
一生ぶらぶらして終わった人も大勢いるよ。自分の遠縁にも一人いたし。
林真理子の父親は昭和32年に帰国してから死ぬまで、一度もまともにはたらかなかったそうだ。
ようするに
ストレス多い職業についたら
あかんと。
ごもっとも。
頑張りたいやつだけ頑張りゃいいんすよ。
ぶっ壊れてもだれも責任とってくれないしね。
※17
そっちだとあくまで燃料は残してる状態なんだよねえ
こう言う人達は日常の中で期限も無く全力で命や寿命をストレスで食いつぶしてる状態なんだろうね
燃え尽きたぜ…真っ白にな…。
ストレスのなかでうまくやる方法ではないような気がするぞ
ペラッペラやな(^ω^)
やりがい搾取と勝ち組負け組論と根性論が蔓延る日本では、ストレスが多すぎるので休みます!転職します!は『看護師というやりがいのある仕事を辞めるなんて根性ないの?ほんで何の保障もない自由業になるなんて負け組だよ』って言われる。本人もその価値観を持ってしまっている。
ストレスの捉え方なんて人それぞれだよ
自分にとってはなんでもないことが他人にはすごくストレスだったりするし
それを「私が平気なんだからお前らもやれ」ってどっかの電○とかいうブラックと同じ発想w
我慢や耐えることを美徳とする、思想や慣習のようなものが強く根を張っている
ことを利用して人間を使い捨てにできる社会状態がいつまでも解消されていない
日本では弱い者・弱った者をうまくサポートして助ける仕組みが社会システムの中でしっかりと確立されていないため、人間の使い捨てが常態化している
「逃げるのは恥だ」「弱いから悪い」といった思想や発言が平気で行われている
鈍感で世渡り上手で負けず嫌いで声が大きい人間だけが生きていける
繊細で怖がりで弱くて引っ込み思案で不器用な人間は無視され見捨てられ時々集団で更にボコボコにされる
そういう社会であることを止めようとせず継続させるべきだと思っている人間が少なくないので自殺する人間も減らないのではないかと考えている
限界点を見つけるのが難しい…
体壊して病院で診察して薬出されてからそうかな?って思いはするけど
心の中では「これは絶対ストレスのせいじゃない」って認めないんだなー
日本の悪しき風習が!とか息巻いてる人は、周囲の目を気にしなきゃ良いだけ。
結局は体調なんて自己管理。
自分を過信して鞭打ってでも頑張る自分に酔いしれてるだけ。
自分も燃え尽き経験したから分かるわ…体の異変に耳を傾けることが一番大事。仕事変えることだってできるのにしがみ付いてるのも自分。
年金もらえそうにない世代やからこそ、年寄りになっても働ける余力を確保して日々過ごした方がええで
誰にも身を粉にしてでも働け!なんて命令されてないのに、自ら追い詰めてたわ。
思い出しただけでもアホらし!
背伸びし続けて生きてきてもうた!
間違った方向へ爆走してただけやった。
生きてること自体がストレスなもんで離れられないです