fc2ブログ

アトリ

240331atori.jpg

アトリ.YouTube ※クリックで再生

 今朝キウイフルーツ畑に雀のような野鳥が群れていたのでグーグルレンズで調べたらアトリという名前でした。こういう野鳥を見る度に彼らは厳しい自然環境の中でどうやって卵を産み雛を育てているんだろうと思ってしまうのですね。そんな私の心配をよそに無心で餌を啄んでいる姿を眺めていたら、自分の生命は自分で守っていくという逞しさを感じざるにはえないのでありました。

コイ泥棒は犯罪です

221121koidorobou.jpg

 庭にある池の鯉をサギに盗られないように網を張っているのだが、こうやってても網の隙間から侵入して盗っていくんですよね。サギたちにしてみれば冬場の貴重な餌かもしれないけど、こっちは家族同然に育てている可愛いペットですからね。今度「コイ泥棒は犯罪です」って貼り紙でもしておこうかな(≧∀≦)

二羽の小鳥

 昨日コミュニティ除雪をしていた時、微笑ましいというか野鳥の世界にもこういうことってあるんだなぁ、という光景を目撃した。
それは担当している上横山地区の除雪を終えて長江集落に入ってしばらく行った処にある椿やウラジロなどの常緑樹が混在している雑木林の坂道を下っていた時のことだ。

220208yatyo01s.jpg

 その場所はコンクリート舗装に僅かに降り積もった雪が薄らと張り付いているという路面状態だった。その坂道をゆっくり降りていくと道の真ん中に何やら黒い物体が転がっていたので、枯葉か朽ちた枝の欠片が落ちているのかと思いそのまま通り過ぎようかと思ったがよく見ると2羽の小鳥だったので、踏みつけてしまうのは忍びないと除雪車を停めて小鳥が飛び立つのを待った。

 ところがなかなか飛び立つ気配がないので、どうしたのかなと思ったら路面に横たわっている小鳥をもう1羽の小鳥が啄んでいた。茶褐色の鳥でヒヨドリよりちょっと小さく、横たわっている鳥より引っ張っている鳥の方がひと回り小さかった。

 一見すると捕獲した獲物を啄んでいるかのように見えたが、そうではなくてなんらかの理由で墜落したパートナーをなんとか安全な場所に引き摺って行こうとしているようだった。しばらく眺めていたが埒が開かないので横たわっている鳥を道端の安全な場所に移すべく除雪車から降りて鳥のすぐ傍まで近付いても飛び立たず引っ張り続けていた。

 それでも私が手を差し伸べるとようやくその場を離れたが、道端に置くとまたパートナーの元に降りてさっきと同じように首筋を突いていた。ちなみに横たわっている鳥はまだ息があり時々翼を震わせたり尾羽を僅かに広げようとしていた。

 冬は野鳥にとっても厳しい季節なのだ。野鳥に詳しい人が餌も少なくなるし寒さと飢えで生命を落とす鳥が結構いると話していた。さっきまで一緒に居たパートナーの身に災いが降りかかるとなんとかしてあげたいと思うのは人間たちばかりではないのかもしれない。

 家に帰ってカミさんにこのことを話すと「鳥にもそういう感情ってあるのかしら」と感想を述べていたが、あのあとどうなっているか気になって現場に行ってみることにした。

220208yatyo02s.jpg

 現場に着いて二羽の小鳥を置いた辺りを探したが、もうだいぶ時間が経っていたので二羽の小鳥の姿は無かった。息絶え絶えだった方の小鳥もなんとか息を吹き返しどこかへ飛んで行ったのならいいのだが、と思って足元をよく見るとそこには新しい小鳥の足跡と獣の足跡が残っていた。もしかしたらと忌まわしい光景を思い浮かべたが、それも自然界では至極普通に起きている出来事なのだと思い直し、その場を後にするのだった。

野鳥の会のオシドリ観察会に参加してきました

201206yatyou-02.jpg

 12月6日の午前中、野鳥の会でオシドリ観察会をするというので参加してきました。オシドリという名前は知っていましたが、ほんとに佐渡にいるのかなあと半信半疑でみんなの後を付いていくと、久知川水系にあるダム湖でガンやカモなどの水鳥たちと一緒に何羽ものオシドリが秋の日差しを浴びて戯れていました。

201206yatyou-01.jpg


201206yatyou-03.jpg

201206yatyou-04.jpg

201206yatyou-05.jpg
オシドリのペア

201206yatyou-09.jpg
佐渡の野鳥「オシドリ」日本野鳥の会・近藤健一郎(島の新聞87号掲載)

 オシドリの観察が終わると、水津にコクガンが来ているという情報があったので河崎線経由で水津魚港に向かいました。途中、入桑集落の海岸線の岩場にヒメウがいたので車を停めて急遽ヒメウの観察をしました。遠目にはどれも同じに見えますが嘴が細いので区別がつくのだとか。と、いわれても車を運転しながら沖合の岩場で羽繕いをしている鵜たちを見て、即座に個体を識別出来るなんて流石だなと感心しました。

201206yatyou-06.jpg
左がウミウで右がヒメウ

ここではイソヒヨドリの雌もカメラに収めました。イソヒヨドリはオシドリと同じようにオスの方が派手ですが、撮影したばかりの雌をモニターで確認したら色彩的には地味ですが、それなりにチャーミングな鳥だなと思いました。

201206yatyou-07.jpg
イソヒヨドリの雌

201206yatyou-08.jpg
住吉の貯水池で滑走する水鳥

 水津では残念ながらお目当てのコクガンを観察することは出来ませんでしたが、解散の前にこの日観察出来た鳥のチェックをしたらオシドリを始めとして50種類近くの野鳥をカウントしたということです。

加茂湖のガンカモ生息調査に参加しました

200112kamoko01.jpg

 1月12日、日本野鳥の会佐渡支部が加茂湖でガンカモ類の生息調査をするというので参加させてもらいました。この調査は環境省が毎年一回一月中旬に野生生物の保護行政に必要なデータを収集する目的で行っているとのことです。参加といっても一緒に居て調査の邪魔にならないように傍で眺めていただけですけどね。

200112kamoko02.jpg

 調査は加茂湖漁協、両津消防署、吾潟の青山斎場、旧能楽の里、潟端の小田入江、秋津の諏訪入江などで行われました。調査の方法は、野鳥の会のスタッフが高倍率のスコープで湖面のガンやカモをカウントし記録係に種類ごとに記帳するということですが、1kmも離れたところにいるガンやカモを瞬時に識別してカウントする姿が、ガンとカモの区別さえ出来ない私にはまるで神業としか思えませんでした。それでも一緒に歩いているうちに、カワウとウミウを見分ける方法だとか、ウミネコとカモメの違いくらいは判るようになりましたけどね。

200112kamoko07.jpg

200112kamoko03.jpg

200112kamoko06.jpg

200112kamoko04.jpg

200112kamoko05.jpg

 この日は快晴という訳ではありませんでしたが却って薄曇りが幸いしたのか、私のバカチョンカメラでもわりと綺麗に撮影することが出来ました。特に湖面に映る金北山や水鳥がよかったので、もう少し早ければ年賀状に使えたかもしれませんね。

200112kamoko08.jpg

200112kamoko11.jpg
諏訪入江

200112kamoko09.jpg

200112kamoko10.jpg
日本野鳥の会佐渡支部土屋会長と近藤さん

 あるいは佐渡にやってくる珍鳥や迷鳥のことなども教えてもらうことが出来、この前のにわかラグビーファンじゃないけど、にわか野鳥オタクになったのでありました。
プロフィール

神蔵恵治

Author:神蔵恵治
佐渡カケスの瓦版にようこそ!

最新記事
最新コメント
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR