両津七夕まつり2024子供山車パレード ※クリックで再生 8月7日の夕方何年かぶりに両津七夕まつりの子ども山車パレードを見物に行った。長女が孫に七夕の山車を見せてあげたいというので同行したのだ。ちなみに佐渡では節句の行事を旧暦でやっているのでこの七夕も8月7日に、ということでここで素朴な疑問だが7月7日に出会った織姫と彦星が8月7日に再会するのだろうか、だがこれは夏休みの宿題にしておこう。
6時に夷の街に出てみたがカラフルな七夕飾りと紅白の幕はあったもののこれから山車のパレードがあるのだろうかと心配になる程人影はまったくなかった。そういえば山車は湊からパレードするのだったことを思い出し長女と孫をそこだけ露店で賑わっている旧ヤマカクの通りに残して湊の街へ行ってみることにした。
ついこの間佐渡金山の世界遺産の登録が決定したことを祝う垂れ幕が掲げてある両津支所を眺めていたら、パーキングのゲート付近で丁度居合わせたスタッフに初老のおじさんが山車パレードの現在地を問い合わせていた。私も近くにいたのでスタッフの声が聴こえて来た。それによると山車パレード若宮通りから湊の旧道を巡っているようだった。
湊の街を歩いていると塚本酒店を過ぎたあたりで向こうから山車のパレードがやってきた。だんだん大きくなってくる山車パレードの鼓笛と一緒に先導車の「夢と希望を載せたパレードが行進中です」というアナウンスが聴こえてきた。このパレードに参加する山車の数もやはり過疎化の影響を受けて年々少なくなってきているとのことだが、子どもたちの夢と希望を繋げるためにもなんとか続けてもらいたいものだ。
山車のパレードは鼓笛の伴奏にあわせて桃太郎さんやささのはさらさらの七夕のうたの他に両津七夕のうたというここだけのオリジナルの歌を歌いながらパレードしている山車もあった。ちなみにこの両津七夕のうたは郷土史家のダン渡辺さんと湊の北治之さんが提供してくれた音源があるので興味のある方はこちらをご覧ください。
ダン渡辺さんと北治之さん歌唱の「両津七夕のうた」 ※クリックで再生 湊の街から山車パレードと一緒に欄干橋を渡って夷の街に移動すると旧ヤマカク通りの露店で待っていた孫と合流して目の前を通り過ぎる山車のパレードを見物した。長女は私を待っている間に露店で焼きそばと鳥のから揚げを買ってくれていたので、ちょっと行儀が悪いかなと思ったが山車を眺めながら食べることにした。
焼きそばはフタが閉まらないくらいてんこ盛りに詰めてあったので、こぼさないように慎重に味わった。長女が子どもだった頃露店の焼きそばなんて美味しくないから家に帰ってお母さんから作ってもらったのを食べようと言ってたことを思い出し、露店の焼きそばも意外と美味しいもんだなと考えを改めた。
孫も私の隣で長女に抱っこされながら、目の前を通り過ぎる馴染みのない筈のちいかわやキョロちゃんに「大きいねー」「楽しいねー」などと拍手を送ってリスペクトしていた。来年の七夕まつりには孫も最初からひとりで歩けるようになっていると思うので、ヤマトヤの交差点からそれぞれの町内に帰還する山車を眺めながら、孫の好きなものを好きなだけ買ってあげようと心に誓うじいじなのでありました。