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2024.08.13 お母さん
OIP (32)
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 上の写真3葉は何れも米軍が撮影。特攻機の突入を日本軍が撮った写真はない。
この特攻機の操縦者は自分の姿を米兵の見せて、この1秒後には体当たりして爆死。
この時期になると見て来たような嘘がまことしやかに語られ、世に流布される。
特攻隊員が死の間際に声にするのは「お母さん」であって「天皇陛下万歳」ではないと。

 回天特攻隊の生き残りであった私の父親が、その話を耳にすると云うた。
「日本軍で特攻隊の突入現場を見たものはおらん。まして声を聞くなんかない」。
「航空隊の特攻は友軍に見送られて出撃し敵軍の目を集めて突入するが回天は違う」。
「潜水艦乗員3・4人が見る中を回天に乗り込む。ハッチが閉まり出撃で電話も切れる」。
「持つは青酸カリと短刀、後は潜望鏡を覗くだけ。声も聞かれず姿も見られずに死ぬ」。
OIP (33)
 回天を開発したのは大正10年生の黒木 博司と12年生の仁科関夫。黒木は実験で殉死。
仁科は昭和19年11月20日に黒木の遺骨を抱き米輸送艦へ特攻・戦死。享年21歳。
父親も大正10年生、生き残り4人が我が家に来た時、皆黙って泣いていたのを記憶する。
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 回天は潜水艦に積まれて航海、敵艦発見で特攻隊員が乗り込み発進、生還はない。

 見て来たような嘘をいう輩、それをまことしやかに吹聴する輩、その話に乗る輩。
終戦の日が来ると春の啓蟄の如く現れるその手の輩、今年はパリ五輪に吹き飛ばされるか。

 
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