

タイトルからしてコメディタッチの異能バトルものかな、と思っていて、そんなに期待していなかったけど、それでも何となく気になっていたので観始めたわけだが、いやはや驚いた。
冒頭で第一次世界大戦時を思わせる塹壕戦が描写され、次々と兵士が死んでいく姿が映し出された。血と硝煙が渦巻く世界は極めて重厚な戦記ものを思わせた。
なんだコレ? もんのすっごくハードボイルドな男の世界じゃないか? まるで「炎のにおいが染みついてむせる」アレみたいじゃないか!
だがそれだけじゃない! なかったのだ!

そう、やっぱり幼女が活躍する物語だったのだ。ただしその幼女、とんでもなく歪んだ鬼畜な幼女だったのが何とも言えないw
このゲス顔は立派な芸風にになってしまっている。


この幼女、実は我々の世界=現代の日本に生きるサラリーマン(おっさん)だったのだが、高慢で共感能力の欠片もないゲス野郎だった。そのお蔭で転生するハメになる。
ところでこのおっさん、驚くほどの順応性を持つ柔軟な思考力の持ち主だった。
神のような存在(おっさん曰く、存在X)に出逢うのだが、それは常軌を著しく逸脱する超常現象の只中での出来事だった。おっさんは最初は驚くが直ぐに事実を受け入れ、神のような存在と堂々と渡り合ってしまう。ま、あまりにも堂々とし過ぎていて不遜と受け取られ、過酷な世界へ転生させられるわけだが。
にしてもよくもまあ発狂とかせずに普通に会話できたもんだな。「ビジネスモデル」とか「告知義務」とかペラペラと口に出せたもんだ。柔軟すぎて感心してしまった。ま、それが怒りを買ったわけだがw


色々と工作して安全な後方勤務を目指すが結局は最前線に戻されてしまう幼女(中身はおっさん)。何だかんだと言って楽しんでしまっているようにも見えるのは何故?
神のような存在が相手になるのでどうあっても難儀する運命にあるのだが、この幼女(中身はおっさん)は決してめげずに反抗姿勢を貫いている。性根はかなり腐ったゲス野郎だが、徹底しているので天晴だと言いたい。今後も決して折れずに逆らい続けてほしいw
つか、こーゆう奴でないと神みたいなのとは喧嘩できないよな。

初めまして。私は白銀。ターニャ・デグレチャフでふっ!

宣誓、宣告。僕たち、私たちは国際法に則り正々堂々戦争することを誓います!
幼女声が何とも言えない。最初は仕事だから仕方がないなんて嫌々な感じだったが、ダキヤ首都兵器工廠襲撃の時は積極的に楽しんでいたと見る!
ただその……戦争で遊んでいるように見えてちょっとなんだかなぁ、と思わないこともないが……そんなこと言うのは野暮か。


副流煙がつらい幼女。分煙なんて概念の欠片もない世界であり時代なんだな。子供の前でも平気でプカプカとやっちゃってw 幼女の身体には応えるわな。
つか中身のおっさん、元の世界でも非喫煙者だったんかな?
テーマ : 2017年新作アニメ ジャンル : アニメ・コミック