
宇宙さえ滅ぼしかねない力…我々は禁断のメギドの火を手に入れてしまったのだろうか……
メギド (ヘブライ語: מגידו) はイスラエルにある丘であり、神学的、歴史的、地勢的な理由により知られている。古代においてメギドは有力な都市国家であり、この地をイエス率いる光の勢力とサタンや反キリスト的集団による闇の勢力が最終決戦を行うハルマゲドンの地であると、聖書から解釈している者もいる。 from Wiki
ヤマトが保有する超絶的な力…その驚異と恐怖が描かれる。
ワープテストと波動砲発射だ。
二回に分けると思っていたが、一回でやっていた。
その所為か、ちと展開がアッサリしていたような気もする。
もっとジックリと描けば、ヤマトの持つ恐ろしさを もっと感じさせる事ができたのかもしれない。
宇宙戦艦ヤマト…それは神、若しくは悪魔の如き力である……


まずはワープ…旧作でも説明はあったが、新作では設定が細かくなっている。
ワームホールを通過する航法となっていた。
真田に言わせると、「タイミングを誤ると時空連続体に歪みを生み、宇宙そのものを相転移させてしまう事もありうる」 相転移と云うのは、物質等の状態を変化させる事だ。
相転移(そうてんい、英語:phase transition)とは、化学的、物理的に均一な物質の部分である相 (Phase) が他の形態の相へ転移することの熱力学あるいは統計力学上の概念であり、それらを発生機構とする物理現象の総称でもある。相転移の発生は特定の原因に由来せず、原子あるいは分子間の相互作用を初めとし、結晶構造や局所構造あるいは磁場や温度・エネルギー分布など、場合に応じて複数の要素が複合的に作用して発生する現象である。 from Wiki
つまり…宇宙そのものが別の相に変わってしまうと云う事か?
具体的に何が何やら訳が判らないが、ともかく今の宇宙が無くなってしまうような気が…アワアワ
一つの宇宙船が宇宙全体を変えてしまうのか? ちと迷惑と云うか…唖然、茫然……

ワープシーケンス…絵が綺麗で幻想的だった。







ワープ中は時間が停止するらしい。
だから乗員は互いを見る事もできない…よって森雪さんの この姿も認識されないのであるwww
しかし地上波…やっぱ規制が掛かっていたな…と、思いきや?


ワープアウト…障害物の存在により、転位座標が変わってしまったらしい。
障害物が何かがよく判らなかったが、どうも浮遊大陸の事なんだそうだ。
しかし何故 通常時空に出現した時に、氷みたいなものに覆われていたのだろうか?

木星大気中の浮遊大陸…旧作では元々木星にあったものだった筈だ。
新作ではガミラスが自分の星から大陸ごと木星に運んできたと云う設定になっている。
ガミラスホーミングとか言っていた。 地球をガミラス的環境に変える為の実験だった訳か?
ここにはガミラス軍の補給基地もあった。

で、この浮遊大陸に対し、波動砲の試射が行われる。

波動砲の設定も細かくなっていた。
正式名、次元波動爆縮放射機 …波動エンジン内で解放された余剰次元を射線上に展開、超重力で形成されたマイクロブラックホールが瞬時にホーキング輻射を放ち……
うーむ、理解が難しい。

ホーキング放射(ホーキングほうしゃ、Hawking radiation)またはホーキング輻射(ふくしゃ)とは、ホーキングが存在を提唱・指摘した、ブラックホールからの熱的な放射のことである。
ブラックホールは熱的な特性を持つだろう、と予言したベッケンシュタインの名前を取って、ベッケンシュタイン・ホーキング輻射(Bekenstein-Hawking radiation)と呼ぶこともある。 from Wiki
ブラックホールには吸収可能質量に限界があり、限界を越えると蒸発してしまうと聞いた事がある。 この事なのかな?
マイクロブラックホール (micro black hole) は、そのシュヴァルツシルト半径が量子サイズのブラックホールである。ミニブラックホールとも呼ばれる。ブラックホールの質量はシュヴァルツシルト半径に比例するため、質量もそれに応じ小さいが、量子サイズであることを考慮すればきわめて大きい。
ブラックホールを記述する一般相対性理論のシュヴァルツシルト解は、任意の質量のブラックホールを許容するが、当初はこのような極微のブラックホールを生成する現象は知られておらず、存在しえないと考えられていた。しかし、ビッグバン直後の高エネルギー状態の中で発生した可能性がある。
もし超ひも理論などで予想されている余剰次元が存在すれば、ミクロのスケールでは重力は逆二乗則より急激に変化するため、短距離では重力が非常に強くなり、マイクロブラックホールの発生は一般相対論から導かれるよりはるかに容易になる。最も楽観的な予想では、LHCの出力で可能といわれ、余剰次元の実験による検証が期待されている。 from Wiki
余剰次元(よじょうじげん、英: extra dimensions)とは、4次元よりも高次(5次元以上)の時空を表す理論物理学の概念である。 from Wiki
超弦理論(超ひも理論)と云うものがある、何年か前にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎博士が最初に提唱した理論だ。
物質の最少単位は点状粒子ではなく、大きさを持った弦(ひも)だと云う理論だ。 振動の仕方の違いによって上位の物質の性質が変わるとか。
そして この理論は同時に宇宙全体の構造も説明できるとか?
宇宙は 13次元とも 26次元とも言われ、第5次元以上はプランク長と云う極小の領域に折りたたまれているとか…それを余剰次元と呼ぶらしい。
もし折りたたまれた余剰次元が解放されたら?
そんな発想が波動エネルギーの設定になっているのだろうか?

ターゲットスコープ、オープン! 燃えるなあ…








正にメギドの火…オーストラリア大陸に匹敵する大きさの浮遊大陸を一撃の下に消滅させた。
この過剰を極めると言える大量破壊兵器…それを手にして、人間は正気でいられるのだろうか?
旧作では最終的に一つの惑星(ガミラス星)を崩壊させている。
果たして今作では如何にストーリーを進めるのか?
戦争…繰り返される復讐の連鎖…エスカレートしていく兵器開発競争……
21世紀の今日、スタッフは如何に表現していくのか?

このネコの様な生物の姿に、スタッフのメッセージが込められているような気もする。

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テーマ : 宇宙戦艦ヤマト2199 ジャンル : アニメ・コミック