最終決戦はウルティマポリス。それは予想通りだが、状況がかなり違う。マスター・ウルティマと里見をボスキャラとして爾郎たちが戦うのが最終決戦だと思っていたが、大きく性質を変えた。
自身の怪獣を自覚した爾郎はまるで敢えて世界の脅威を強調するかのようにふるまい、煽るかのように戦いを始めた。その目指す意図とは?
正義の超人を世界に示すために、自分を悪の大怪獣として演じて倒されようとしているのか? いや、それもどこか違うような気がする。このまま倒されてしまうと妖怪たちも巻き添えを食うことになり、それはあんまりだからだ。ただ彼はもう以前の彼とは違ってしまっている。無事にすむとは思えない。
爾郎とは二つの世界の接点だという。原爆のエネルギーが人の形を取ったものだという。それは誰かの願い。都市一つを消滅させる惨禍を嘆き、救いを求めた何者かによる祈りの表れだという。正義を求め、自由と平和をもたらしてほしいという切なる想いこそが、この神化の世界に於いて結実したものだという。
誰かとは? 一人に留まらないのかもしれない。被爆者たちなのだろうか? それとも?
原爆の炸裂した世界ではエネルギー革命が起き、石油資源に頼る必要もない平和な世界が実現した……などとジャガーさんは夢想したが、少なくとも昭和の世界では違う。冷戦は続き、原発事故は拭い去りようのない後遺症を刻む。平和など夢のまた夢で、昭和に続く平成の世ではテロや災害の嵐が連鎖する時代が訪れている。
21世紀に至って生き続けた数多の人々の願いの集まりなのだろうか……などと思った。
里見に言わせると、爾郎が崩壊する時、別の世界への扉が開くらしい。これだけでは爾郎が何者なのかはよく分からない。時空の特異点のようなもので、並行世界のトレーダーポイント的な存在なのかと思うが、そもそもそんなものが何故、いかにして存在したのか、できるのか、それがそもそも分からない。ただ思うのだが、爾郎が崩壊するということは核分裂エネルギーが解放されてしまうことではないかと思う。その瞬間に途轍もない熱と衝撃波と放射線が解放され、彼のいたところ一帯は破壊し尽くされてしまうのではないかと思う。この時、時空の歪みでも生ずるのだろうか? この時に世界線の修正が行われるというわけか? 確かに核分裂エネルギーは凄まじいが、時空間の構造まで穿つとは思えないが……
或いは、別の理屈で世界の扉が開くのかもしれない。
次回、最終回。どんな決着がつくのか、想像は尽きない。
最後を示唆するヒントが放映分の中で描かれているのかと思って、何回も見返しているよ。そうやって色々と予想。これだけ色々と想像するのを楽しませてくれる作品も少ないな。
いやぁ、最終回が楽しみなんだが、来てほしくないような気もするな。
爾郎、お前と僕は今こそ……正義のために……
これで終わりなのか? 本当にやられてしまったのか、来人? 赤光との決着はどうした?
どうも違うような気がするが……
この言葉には単なる今際の言葉ではない何かがあるような気がするんだよ。つか願望なんだよな。これで終わりなんてあんまりだと思うんだ。
ロボットたちが一斉にやられちまってるな。大鉄くんが大活躍していた。彼の金属を操る能力はこの使い方の方がずっと有効だな。自分のロボットを操縦していた時はどうにも上手くいっていなかったけど、こうやって敵の機能を奪うやり方の方が役に立つ。彼は今まで能力を活かしていなかったわけだ。能力もそれを使う人の頭次第って教訓だな。
ジャガーさんの貢献のお蔭でもある。彼は完全に体制側についてしまったのか?
だが輝子と風郎太を見逃したりしていたし、どうも一貫性に欠ける。人(魔女とオバケだけど)には優しいが機械には容赦しないってか?
何か考えているような気がするんだよな。笑美さんじゃないけど、「協力するフリして邪魔をする」ってヤツじゃないかな? 来人たちを回収してパワーアップさせて爾郎たちに送るとか?
このヒトは時間旅行者で、歴史の流れには高い関心があるはずだ。並行世界に対しても何か考えるところがあるような気がする。その何かの考えに基づいていると思うのだが……
およげ!たいやきくん がこんな意味深だったとはなw
1975年にフジテレビの子供向けの番組『ひらけ!ポンキッキ』のオリジナルナンバーとして発表された童謡だ。作詞は高田ひろお、作曲・編曲は佐瀬寿一、ディレクターは小島豊美。子門真人が歌ったバージョンは、2016年1月現在、日本で売り上げ枚数が最も多いシングル盤とされている。
この歌は子供だけではなく大人の間でもヒットしている。その理由は歌詞の内容が、会社勤めを辞めて広い世界へ飛び出したいサラリーマンの気持ちを代弁していたとか……
国鉄(現JR)の労働組合(国労・動労)が起こした「スト権スト」で出勤の足を奪われて自宅にいることを余儀なくされた会社員が、子どもと『ポンキッキ』を視聴したため、耳に入る機会が増えた……などと言われている。
テーマ : 2016年新作アニメ ジャンル : アニメ・コミック