正義なんてないかもな。でも、そんなの嫌だよなぁ
何と天弓ナイトを殺したのは爾郎自身だった。天弓ナイトが誘拐犯だと信じてしまったために絶望し、能力が暴走した結果だった。
いや、驚いた。信じられんよ。しかし今までヒントが幾つも散りばめられていたことにも気づいた。天弓ナイトの死んだ場所は燃えていたし、爾郎もいたことは描写されていた。何で気づかなかったのだろう?
単に頭が回らなかっただけ?
公開された映画とクロードのヘルメットの中に隠されていたジンが作ったクロードの人格(ジンの強い願望=爾郎への憧れが生み出したもの。金属を操る能力の効果により能力増幅装置の演算処理装置に電子情報としてコピーされたらしい。これは里見の知るところではなかったようで、必然的に量産されたクロードのヘルメットの全ての中に存在することとなる)により爾郎は真実を知らされる。それは彼が最も信じたくない残酷きわまるものだった。
戦後の主だった怪獣災害や超人事件が全て爾郎に起因するものだったのだ。彼の血液が異常なエネルギーを秘めていて超人や怪獣をパワーアップさせてしまうだろうことは前回語られていたが、その実態が余すことなく示されたのだ。それは爾郎の心に何処までも突き刺さるものとなる。
つまり、彼は自身が信じた正義の超人から最もかけ離れた真逆の存在だったのだ。それも単なる怪獣の枠に収まらない魔王的な存在だった。
里美が原爆のエネルギーを吸い取ったみたいな言い方をしていたが、まるきりゴジラだよな。爾郎はコンレボ世界の怪獣王ってわけか。
ところでこのシーンだが、里見は原爆が成功してその後原子力エネルギーが人類を繁栄させた世界を「見てきた」ようなことを言っていたが、やはりこれは彼は世界線を移動できるってことか?
この画像、ライディーンとボスボロットみたいだな。
クロードの人格によりパイロットが操られてしまい。帝告のロボットは暴走するが、爾郎は戦うことができない。クロードとは爾郎の人格、それも子供のころのそれを意味していて、理解した爾郎は竦んでしまったのだ。
子供が泣いているんだろ
ここで風郎太の言葉が大きな力となる。これは一期でも口にされた言葉だ。爾郎は「大切なもの」を思い出した。それはまた、風郎太を超人課に迎え入れた時の爾郎のセリフでもある。
風郎太の存在がここに来て大きく役立ったな。このシーンのためにこそ、彼は生きてきたんじゃないかと思えるよ。
支援機と合体したエクウスは圧倒的パワーでもってナッツを撃退した。
強化型は二足なんだな。ところで大きくなってやしないか? エクウスはハルカナイトと同じくらいだし、ナッツより小さかったはずだが、何か同じくらいになったように見えたが……?
知っていたよ
これで爾郎は吹っ切れて……とはいかないみたいだ。
“怪獣”としての自分を自覚した彼は奇妙に冷めた目をして乾いたセリフを吐いた。
さて、これは今後にどう影響するものか。どうも爾郎がラスボスっぽい展開だが、主人公がラスボスってのもまた……
次回は輝子ちゃんの話?
ナレーションは笑美さんだったが、この二人も大きな転機を迎えそうだな。
映画の孫竹に笑美? 腹立つだろーな。特に笑美さんはw
このヒトは超人に憧れていたんだな。夢見る乙女だったんだ。だが現実は残酷なもので、夢を見させてくれなかったんだ。
だが心の中では夢が消え去ることはなく燻っていたものと思われる。そこをクロードの人格に突かれたようなものになる。
帝告のロボットの暴走により周辺のビルが衝撃を受けてガラス片が飛び散る。ヤケに細かい描写だったが、意図するものは明白。
これは三菱重工爆破事件を模したものだ。今回も当時の時事ネタを持ってきましたな。
1974年(昭和49年)8月30日に東京都千代田区丸の内で発生した東アジア反日武装戦線「狼」による無差別爆弾テロ事件で、連続企業爆破事件の一つだ。死者8人(即死5人、病院収容後に死亡3人)、負傷376人との戦後日本最悪の爆弾テロ事件となった。この被害は、オウム真理教による松本サリン事件(1994年)と地下鉄サリン事件(1995年)までは最大規模であった。
死者数、負傷者数まで一緒にしているので確実にモデルにしているな。
この後の台風なんだが……流されていくロボットさんたちが可哀想に見えたよ……
で、これは多摩川水害をモデルにしていると思われる。1974年(昭和49年)9月、襲来した台風16号により多摩川流域沿岸の民家が19棟 崩壊・流出するという災害が発生している。
この水害を題材として「岸辺のアルバム」(1977年6月24日から9月30日まで放送)というTVドラマ作られたが、水害のシーンは実際の報道映像が使われている。
里美は今回の事件も過激派超人のせいにするつもりのようだが、新宿ではナッツの方が先に攻撃していたし、被害を出している。そんなのは誰が見ても分かるはずだが、彼はどうやって情報操作をするつもりか? これも映画が役立つのかな?
テーマ : 2016年新作アニメ ジャンル : アニメ・コミック