
これで良いのだ、少しも陳腐ではない。
良かったなあ・・・この一言に尽きる。

貞一が夕子の触れた時、そのイメージが夕子に流れ込む。
その苦痛に夕子は耐えられず、彼女は泣き叫ぶ、そして・・・

常に負の記憶や感情を切り離して来た夕子、それが ここでも起きている。
ただし、貞一の記憶は まだ残っている、見えなくなっただけだ。
しかし それもいずれ・・・


このままでは、再び記憶を捨ててしまうかもしれない。
貞一を完全に忘れてしまうかもしれない。
触れれば夕子さんを苦しめるだけ・・・それも仕方がないと、貞一は思い始める。


彼女も貞一が好きだったのだろう。 ならば夕子を諦めてくれた方が都合が良いようにも思えるのだが、違うのだと思う。
夕子が好きな貞一、夕子の為に一生懸命になる貞一が好きなのだろう・・・だから諦めてしまおうとする貞一が許せなくなったのだ・・・などと勝手に思いました、違うかな?

やっぱり“オコノギ”って、小此木だったんだな。

紫子は学園の理事長になっていたんだな。
紫子は若くして理事長になっていたらしい。 疫病で大人達は悉く死んでいった為だ。
で、思うのだが、何故 紫子は夕子の遺体を捜し出そうとしなかったのだろうか?
旧校舎の何処かに埋められている事は判っていた(だから旧校舎を取り壊さなかったと言った)。
大人達に止められていたのだろうか? しかし その大人達が居なくなれば関係ないが・・・
紫子にも影夕子の姿は見えていた(人柱にした大人達にも見えていたらしい)、或いは この所為か?
恐怖を感じ、近寄れなくなった?
うーむ判らんな、逆に一刻も早く供養しなきゃと 思わなかったのかな?










そして、最後は貞一の涙が夕子(達)を揺り動かしたのだった。
“二人とも”同じ夕子だ、同じ想いがある。
貞一の涙は彼女(達)の壁を崩す、「何もかも どうでもよくなった」
長く続いた乖離が終わる。



夕子さんは人柱などと云う凄まじい苦痛を味わされたものだから、人格の分裂も それはトンデモナク深いものだったのだろう。
貞一君に出逢えなければ、この日は訪れなかったのかもしれないね。


夕子が世話をしていたアサ・・・本名は浅葱・・・貞一の祖母だったのだ。
紫子に教えられている。 しかし貞一君、その瞬間まで気づかなかったみたいだな。
どうやら祖母の浅葱は何も話していなかったみたいだ、まあ人柱なんてトンデモナイ話なんか できなかったかもしれないが・・・
子供の頃の写真とかも見せてもらえなかったんだろうな(見ていれば、影夕子の記憶を観ていた時に気づいたかもしれない)。



「貞一君と結ばれるのなら私、何回 人柱になっても いい!」 いや、人柱は もうダメだって!



成仏フラグか? それとも・・・・・・?

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テーマ : 黄昏乙女×アムネジア ジャンル : アニメ・コミック