DUKE FUKUI

やっと秋らしい天候になってきましたね。　涼しくて仕事も捗りますネ。

昨日からEJ２５エンジンの組み立てをしています。腰下O/H+鍛造ピストン組み込みです。



先ずは、洗浄と計測でクランクは軽く旋盤で回してラッピングしときます。



ブロック上下のノックピンを抜いて合わせ面をそれぞれ定盤にて摺合せしときます。

洗浄後、ノックピンを入れ直し、メタルをセットし左右ドッキングさせてクリアランス測定をします。

親メタルはいい所に落ち着きましたが、子メタルが限度値ギリギリでしたので違うサイズをオーダーしました。



ピストンはCPを使います。ちょっとクリアランス設定が広めですが、強度もあり中々いい仕事してくれます。

続きはまた、来週ですね（　＾ω＾）・・・　nomu

最近になってまたBPやBLレガシィの入庫が増えていますね。

値段も手ごろになって来てると思いますが距離も走って、経年劣化で痛むパーツもあるので注意が必要ですね。

こちらは綺麗なATのレガシィになりますね。



最初にダイナを廻した時に・・・激しいノッキングが・・・装着パーツはSTIのマフラーとトラストのエアーインクスだったのでノーマルエアクリボックスに付け替えるも同じくノッキングが！！

ロガーで確認するとエアフロ出力が低い感じで、A/Fも薄々で当然、点火も早い所読んでますねー。

先日、入庫したBP5もまったく同じ症状でしたね。経年劣化によるエアフロメーター本体の異常でした。



エアフロを新品に交換するといつもどうりの値になりセッティングをする事が出来る様になりました。

下がっていたブーストも設定値に上がりA/Fも濃くなったのでトルクも出てきてイイ感じに仕上がりました。



こちらのグラフはプライベートでCPU書換えをされてる方のBPですがやはりエアフロの出力が低くノッキングが出てA/Fも薄い状態でした。

デンソーのCPUは凄く賢くていいと思いますがやはり、落とし穴はあるのでエアフロセンサーやO2センサー等は定期交換した方がいいと思いますよ。　　　　　nomu

先日、BRZのフラッシュエディターによるセッティングをしました。

何か見覚えがある車両だったので、色々聞いてみたら４～５年前にタカスサーキットでやった走行会にて出張パワーチェックに参加してもらった車でした。



チョット空燃比補正の効きが悪かったのですが、丸一日ダイナを廻してやっと決まりました。



因みに前回計測時は１７２PSで、今回最初に測ったHKSのつるしデータは１７０PSと２PSの差でした。

前回は4速で今回は5速だったので納得の値です。

何とか１８４PSにまでもって行きましたが、A型の１０万K超の車両なのでこの辺が限界かと（　＾ω＾）・・・　nomu　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あっという間に2月に突入ですね。　　ここ2ヶ月間で3回も風邪に掛かり1週間程度はお店を休んでしまいました。

どうも扁桃炎みたいで、いくつかの病院の何人目かの先生にいい処置をしてもらい治るのも早くなりました。

車関係でもイイ主治医にかかれば長い間、悩まされてきたトラブルが解消するのと同じ感じですかね。

年末にエンジンのトラブルで入庫のレガシィですがどうも直前に受けた車検から帰って来てから異音がするようになったとの事！

車検は以前より付き合いのあるタイヤ屋に出すとの事でちょっと心配していたのですが・・・

プロフェックのピークブーストが１．８５Kとありえない数値になってました。通常は１．１Kの設定なのですが・・・

エンジンを降ろしてばらすと3番の子メタがペラペラでした。いろんな所にメタル粉が回っていてピストンやブロックも傷だらけ、当然コンロッドも使えません。

という事でとっておきの中古部品のクランク、コンロッドはUSAのK1の２．２、H断面、ピストンはGDB/A型STI純正の鍛造ピストンを加工して使用しました。



ストロークが伸びるのでピストンピンのサービスホールにオイルリングが引っ掛かりそう！　

元々は上のレールにしか回り止めが付いていませんが社外ピストンみたいに下側にも回り止めのリングを使えるように加工しました。

元々の純正ピストンはピン上が短いのでストロークアップしても多分厚いガスケットで逃がせばいけると思い仮組してみると



はい！ドンピシャでシリンダーより１ｍｍだけピストン飛び出ました。これで、２ｍｍのヘッドガスケットを使えば圧縮比９半ば程度になると思いますが、生憎1.8ｍｍしかありませんでした。

エンジンを組み上げて1番の上死点を出してプラグ穴よりビューレットにて実測すると．．．59.6cc入って圧縮比が９．８になりました。　ＡＴ車なのでブーストもあまり上げない方向で低中速重視でセッティングしますネ。　　　　　nomu

先日、新しいECU品番のマイナー後のVABのフラッシュエディターがHKSから戻ってきたのでTOMEIのサクションと共に取付セッティングしました。



A/Fはソコソコいい所いってますが、点火はノーマルデータでもノッキング出てるのでそのまま走るのは危険ですね。

まずはフェイズ２のデータをベースにセッティングしていきます。ログを確認しながらマッピングしていきます。



ノックを出さないように、何回か廻して点火値を固定させパワーチェックをします。　VVTのマップはIN、EX両方触っていきます。

吸排気パーツを交換してあるのでブーストの立ち上がりもいいですね。



ノーマルデータから約４０PS、７Kのアップでブーストは１．６K～１．１Kでした。

実走した感じも車重を感じさせずに下からモリモリトルクで乗りやすいですね。　　　　　　nomu