2015年のペナントレースが終了したことを受け、2015年の新外国人選手(移籍・再入団・残留選手は除く)について期待度を掲載していましたので、2015年の成績を踏まえて考察をしてみたいと思います。
参考記事:
2011年新外国人選手の結果と期待度についての考察
2012年新外国人選手の結果と期待度についての考察
2013年新外国人選手の結果と期待度についての考察
2014年新外国人選手の結果と期待度についての考察
2015年 全12球団 新外国人獲得リストと数値で見る期待度
★★★★★・・・<1選手>
リック・バンデンハーク
外国人枠の関係で序盤は出番に恵まれず、タイトルを獲得するには至らなかったものの、9勝0敗という数字からも分かる通り期待通りの成績を残したと言っていいと思います。
★★★★☆・・・<4選手>
マイク・ザガースキー、ヘスス・グスマン、ラファエル・ペレス、ローガン・オンドルセクの4選手です。
ザガースキーは、ファームではセーブ王、一軍では奪三振率9.60を記録し、まったく通用しなかった訳ではないのですが、チーム事情もあり出番が限られました。
グスマンは開幕直後に故障したこともあるのですが、守備面の緩慢さと、走塁意識の低さが致命的でした。
一塁ランナーで、一塁牽制されたことに気付かずに立ったままタッチアウトになった場面は、ちょっと一軍でプレーできる状態とは思えませんでした。
シーズン途中での獲得となったペレスは、ファームでは今後に期待できる投球を見せましたが、33歳という年齢からも分かる通り、即戦力の期待を背負っての入団で一軍での登板がなかったということ自体は論外ということになります。
オンドルセクは、ヤクルト優勝に大いに貢献することになったROBの一角を占め、シーズンで一度も離脱しなかったという点も含め、十分な働きをしたと言えます。
【スポンサードリンク】
★★★☆☆・・・<15選手>
ビクター・ガラテ、ジェレミー・ハーミッダ、ミッチ・ライブリー、ウエイド・ルブラン、エスメルリング・バスケス、郭俊麟、アンソニー・セラテリ、ゼラス・ウィーラー、ギャビー・サンチェス、マイルス・マイコラス、ホアン・フランシスコ、アレックス・カステヤーノス、ドリュー・ネイラー、ヨスラン・エレラ、デュアン・ビロウの15選手。
この星3つの中からは、例年タイトル級の選手が出てきますが、今年度はタイトル獲得者は出ませんでした。
唯一マイコラスがタイトル級の活躍をしていますが、それ以外の選手ではエレラがチームトップのホールドを記録し、ウィーラーがシーズン中盤から日本の野球への慣れを見せ始め、ネイラーはシーズン途中での入団でしたが、終盤には先発として勝利を重ねる投球を見せています。
主力級の働きが出来たのは、この4選手までということになります。
実質大卒ドラフト1年目の郭俊麟と、リリーフでまずまずの数字を残したバスケスが来季も日本でプレーすることになりますが、ここまで名前の挙がっていない9選手は今季限りでの退団が決定しています。
★★☆☆☆・・・<14選手>
ヨヘルミン・チャベス、ブランドン・レアード、イ・デウン、ミゲル・メヒア、アガスティン・ムリーロ、アーロン・ポレダ、マリオ・サンティアゴ、ネルソン・ペレス、クリス・ジョンソン、ネイト・シアーホルツ、アマウリ・リーバス、ラウル・バルデス、ルルデス・グリエルJr、ミッチ・デニング
例年この星2つとしたカテゴリーからは、大活躍を見せてくれる選手が出てきます。
最優秀防御率のジョンソン、34本塁打のレアードはその代表格で、それ以外でも先発ローテを守り9勝のイ・デウン、8勝のポレダ、5勝のバルデスは主力級の働きを見せている。
一軍では結果が残せなかったが、ファームで14本塁打のペレスは将来性に期待を持たせるという、獲得当初の目的を果たしている。
また来季の契約を勝ち取れなかったものの、シーズン途中で来日し65試合で10本塁打のシアーホルツ、強力ヤクルト打線の一角を務めたデニングは、一時的ではあるもののチームになくてはならない存在感は見せてくれたように思う。
一軍出場のなかったリーバスとチャベス、来日しなかったルルデス・グリエルJrは別にして、初登板初勝利のサンティアゴ、わずか9試合の出場に終わったが3割の打率を残したムリーロ、リリーフで失敗続きのメヒアも退団が決定している。
★☆☆☆☆・・・<1選手>
リカルド・ナニータ
手術をすることで離脱し、規定打席に到達していないものの3割超の打率を残し、本塁打0、拙守の外野手をどう評すればいいのかは難しいところですが、星1つではなかったですね。
星1つにしていた大きな理由は出番がないだろうという推測によるもので、まさか野手3、投手1という外国人枠の使い方をしてくるとは思っていませんでした。
あくまで星付けは当ブログの主観で、活躍したと思われる選手の選別も主観で行っています。
あの選手は、数字には表れない部分でもっとチームに貢献していた、ということもあろうかと思いますが、ご容赦ください。
活躍度合いは、
★★★★★は1/1。
★★★★☆は1/4
★★★☆☆は4/15
★★☆☆☆は5/14
★☆☆☆☆は1/1
例年通り、星5つを付けた選手の活躍ぶりにはある程度の自信を持てます。
一方で、星2つを付けた選手の活躍に対し、非常に反省するところがあると思っていますし、これは逆指標になるのではと自虐的に思っています。
- 関連記事
-