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【中日】スティーブン・モヤ外野手の成績

中日が2018年の新外国人選手として、獲得を目指すと報じられた、スティーブン・モヤ外野手(26)の成績
(2017年12月26日契約合意発表)

201cm、117kg、右投げ左打ち。

体格から分かる通り、長打力が魅力の選手。
2014年のシーズンに2Aでシーズン35本塁打を記録し、3Aを飛び越えてメジャーデビューを果たしている。

もっとも、ボールにバットが当たる確率が低い打者で、マイナー通算の三振率3割超。
マイナー通算の三振率3割超は、近年来日した外国人選手ではペゲーロ、ゴームズ、ジェンセン、ネルソン・ペレスが該当するが、根本的に違うのが選球眼。
上記4選手はそれなりに四球を選ぶことも出来ていたが、モーヤ外野手のBB/Kの低さは過去ワーストと言っていい。
マイナー通算のBB/Kが2割を下回っていた選手は、ファン・フランシスコのみではあるが、モーヤ外野手のようにマイナー、3A、メジャーそれぞれの通算BB/Kが1割6分前後なのは、過去に例がない。

ストレートのミスショット率が高く、捉えられるのはチェンジアップやスプリットなどの落差系の変化球の抜け球が高めに浮いた場合が多い。

走塁面では、スピードはあるものの、走塁への意識が高いとは言えない。

守備面では、レフトおよびライトを守ることが出来るが、主なポジションはライト。
守備範囲はそこそこ広いものの、打球判断がイマイチなためか、捕球態勢が不安定で、強肩を活かしきれていない。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2010(Rk)401372652211006640.190 0.229 0.299 5280.094 0.467
2011(A)8632366101133911121270.204 0.234 0.362 5960.094 0.393
2012(A)59243701439475311590.288 0.319 0.481 8000.186 0.243
2013(A+)9336593195125560181060.255 0.296 0.433 7290.170 0.290
2014(AA)13351514233335105164231610.276 0.306 0.555 8610.143 0.313
2015(A+)940113038001130.275 0.286 0.575 8610.077 0.325
2015(AAA)126500120300207454271620.240 0.283 0.420 7030.167 0.324
2016(AAA)9740911623320663015960.284 0.309 0.501 8100.156 0.235
2017(AA)592245510111352019650.246 0.306 0.446 7520.292 0.290
2017(AAA)4615125227153011610.166 0.221 0.344 5650.180 0.404
マイナー通算74829077241492013245541121439140.249 0.286 0.450 7360.156 0.314
AAA通算269106026155547155114533190.246 0.284 0.441 7250.166 0.301
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
20141183000000020.375 0.375 0.375 7500.000 0.250
201592240100003100.182 0.280 0.273 5530.300 0.455
201631942442511015380.255 0.293 0.500 7930.132 0.404
メジャー通算511243143511018500.250 0.295 0.452 7470.160 0.403






【中日】ソイロ・アルモンテ外野手の成績

中日が2018年の新外国人選手として、獲得を目指すと報じられた、ソイロ・アルモンテ外野手(28)の成績
(2017年12月26日契約合意発表)

183cm、93kg、右投げ両打ち。

メジャーでは2013年と2014年の2シーズンプレーしているが、目立った成績は残せていない。
スイッチヒッターで、左打席では広角に打てているが、右打席ではやや引っ張り傾向がある。
これまでのマイナー通算の成績でも、左打席の方が、率も長打も優れた数字が残っている。
3Aでの成績に限ると、2017年の今季ようやくシーズン打率3割を残しているが、メキシコ3Aでの成績のため、やはり確実性においてはあまり高いとは言えない。

カテゴリーを問わず、年間20本前後の本塁打は放っているものの、生粋の長距離打者というタイプではなく、どちらかと言えば中距離打者。
そう考えると、三振率の高さは気になるところではある。
低めの変化球には何でも手が出てしまう典型的なローボールヒッターで、ストレートに対しては振り遅れ傾向が出ている。

走塁面では積極性が感じられず、上位打線向きのタイプとは言い難い。

守備に関しては、外野3ポジションはほぼ同じ程度の守備力があるが、どのポジションで考えても、守備範囲、肩など全て平均的な数字となっており、可もなく不可もなくというところ。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2007(Rk)5019051112324229350.2680.3070.3957020.257 0.184
2008(Rk)5718043715203013350.2390.2910.3726630.371 0.194
2009(A-)692597120173915731580.2740.3550.4407950.534 0.224
2010(A)582276313210357621650.2780.3410.4858260.323 0.286
2010(A+)63238621033268123650.2610.3220.3666880.354 0.273
2011(A+)7025976153125414431600.2930.3680.5148820.517 0.232
2011(AA)46175441113234114450.2510.3090.3776860.311 0.257
2012(AA)1064191162312170154251030.2770.3220.4878090.243 0.246
2013(AAA)68259771216364130470.2970.3690.4217900.638 0.181
2014(AAA)105421110181186964291050.2610.3110.4377480.276 0.249
2016(AAA-MEX)10841411820120781241770.2850.3490.4838320.532 0.186
2017(AAA-MEX)10944215733115700046840.3550.4160.5369520.548 0.190
マイナー通算90934839881931812354479323137790.2840.3430.4557980.402 0.224
AAA通算17368018730224105105591520.2750.3330.4317640.388 0.224
AAA-MEX通算2178562755323514812871610.3210.3840.5118950.540 0.188
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
201334106254019316190.2360.2740.3025760.316 0.179
2014133650013100140.1390.1390.2223610.000 0.389
メジャー通算471423040212416330.2110.2420.2825240.182 0.232






【カープ情報】2017年カープファン感謝デー

人生初のカープファン感謝デーに行ってきました。
何度も参加されてるファンの方は、なるほどなという席の座り方(埋まり方)をされているなというのが、今日のような寒くて風の強い日だとよく分かりました。

さて、時間の都合で、午後のカープドリームチャレンジまで見て帰りましたが、抽選には外れ選手と触れ合えるプログラムには参加できませんでした。
それでも全般的に楽しむことのできるイベントだったと思います。

個人的には、磯村の重大発表、炎の体育会TV(結果は約束事で掲載できません)、プロ野球ホームラン10万本ビッグチャレンジプロジェクトあたりが面白かったです。

シーズン中の試合だと、チケットの入手が難しくて立ち入ることのできない席をいろいろ巡ってみましたが、パフォーマンス席の見晴らしが思いのほか良かった印象です。

バックスクリーン上に舞う2017年のセ・リーグのチャンピオンフラッグもしっかり目に焼き付け、ファン感謝デーを満喫してきました。

さて、メインゲート前付近でテレビ局のインタビューがあり、一言二言しゃべってきましたが、どこのテレビ局だったのか、それだけが謎です。





2017セ・リーグ チャンピオンフラッグ
パフォーマンスBより

【日本ハム】マイケル・トンキン投手の成績

日本ハムが2018年の新外国人選手として、契約に合意したと報じられた、マイケル・トンキン投手(27)の成績

201cm、100kg、右投げ右打ち。

ストレートの最速は159キロで、持ち球はスライダー、ツーシーム、カットボール、チェンジアップ。
このうち、カットボールはカウントを整える場面で使用し、チェンジアップに関してはツーシームを決め球として使用し始めてからは、あまり投げなくなっている。
ツーシームの最速も150キロ後半を記録しているように、スピードで押す投球が持ち味。

メジャーでは5年連続でプレーしているが、3Aでは通用しているツーシームを捉えられるケースも多く、力押しが通用しないと脆さもある。

ただ、3Aでは抑えとして起用されており、そこではストレート、ツーシーム、スライダーの3球種だけで抑えきっている。
コントロールの心配はなく、ストレート、ツーシームは常時150キロ超が出せることもあり、高い奪三振率を誇っている。
日本のボールに変わり、決め球のスライダーに加え、ツーシームも決め球として使えるだけの変化を保てるならば、十分抑えとして起用するだけのポテンシャルは秘めている。

気になるのはセットポジションでの投球で、ランナーに対する警戒が出来ているとは言い難いが、守備への意識はそこそこ高いと言える。



 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2008(Rk)610103.27 11    4100381.18 2.45 6.55
2009(Rk)1193403.62 54 2/3225529601.17 1.48 9.88
2010(Rk)1001011.08 25    31814260.88 1.44 9.36
2010(A)13123604.29 65    3176718401.45 2.49 5.54
2011(A)4834323.87 76 2/33382324691.38 2.82 8.10
2012(A)2203061.38 39    62919530.97 2.08 12.23
2012(A+)2201162.97 30 1/31024211441.15 3.26 13.05
2013(AA)2201272.22 24 1/362108301.19 2.96 11.10
2013(AAA)30012144.41 32 2/3163338361.26 2.20 9.92
2014(AAA)39034102.80 45    1441212461.18 2.40 9.20
2015(AAA)33021141.10 41    52525460.73 1.10 10.10
2017(AAA)3104251.73 41 2/3831113611.06 2.81 13.18
マイナー通算287252626652.92 486 1/3158445241245191.17 2.29 9.60
AAA通算1330109432.41 160 1/3431308381891.05 2.13 10.61
 試合先発セーブ防御率イニング自責点被安打被本塁打与四球奪三振WHIP与四球率奪三振率
2013900000.79 11 1/31903101.06 2.38 7.94
20142500004.74 19    102326161.53 2.84 7.58
20152600003.47 23 1/392149191.29 3.47 7.33
20166503205.02 71 2/340801324801.45 3.01 10.05
20171600105.14 21    1222612241.62 5.14 10.29
メジャー通算14103304.43 146 1/37215525541491.43 3.32 9.16






【DeNA】ネフタリ・ソト内野手の成績

DeNAが2018年の新外国人選手として、契約に合意したと報じられた、ネフタリ・ソト内野手(28)の成績

185cm、97kg、右投げ右打ち。

メジャーには、2013年に初昇格しているが、通算2シーズンで目立った数字は残せていない。
3Aで7年連続プレーしているが、ここ2年は2Aでシーズンをスタートしている。
キャリアを通じて左投手を得意としているが、特に右投手を苦手としているわけでもなく、左右の相性はあまり考えなくてもよさそう。

若手時代は広角に打てていたが、年齢を重ねる毎に引っ張り傾向が強く出るようになっている。
強引に引っ張る打撃スタイルになってからは、引っ掛けての三遊間へのゴロが増えてきている。
緩急の緩、カーブやチェンジアップのようなタイミングを外してくる緩い変化球を捉える技術は高い反面、ストレート、カットボール等のコンタクト率はあまり高いとは言えない。

走力に関しては、全くと言っていいほど期待できない。

また、守備に関しては、ファーストを主なポジションとし、サード、外野も守ることが出来る。
ただし、ファーストの守備については平均的な守備力、守備範囲はあるものの、サード、外野についてはまず緊急時以外守ることは難しいレベルにある。

数字上は、レアード、プライディー、モレル、ダフィー、カルロス・リベロの3A通算成績と近い。
レアード以外の選手も、常時出場できれば2桁本塁打は十分期待できるだけの長打力を持っている。
しかし、レアードも含め、高打率を残せた選手はおらず、余程の長打力を発揮できない限り、常時出場を勝ち取るのは難しいのではないだろうか。



 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
2007(Rk)4015246752282011310.303 0.355 0.454 8090.355 0.204
2008(Rk)156726101411104100.388 0.423 0.746 11690.400 0.149
2008(A)5221871151736117360.326 0.343 0.500 8430.194 0.165
2009(A+)13150512521211571323950.248 0.282 0.362 6440.242 0.188
2010(A+)134522140332217300321050.268 0.319 0.460 7790.305 0.201
2011(AA)10237910319330760125960.272 0.329 0.575 9040.260 0.253
2011(AAA)4177001400120.412 0.444 0.588 10320.500 0.118
2012(AAA)122465114300145921411160.245 0.313 0.400 7120.353 0.249
2013(AAA)118461125210156131261030.271 0.313 0.414 7270.252 0.223
2014(AAA)75278842302340021410.302 0.350 0.406 7560.512 0.147
2015(AAA)5319949602240030400.246 0.343 0.307 6500.750 0.201
2016(AA)933419420210552025690.276 0.327 0.434 7610.362 0.202
2016(AAA)29115317007003240.270 0.294 0.330 6240.125 0.209
2017(AA)672528319210440025530.329 0.390 0.540 9300.472 0.210
2017(AAA)682637715114380018500.293 0.343 0.517 8600.360 0.190
マイナー通算110342341175246191436071272928710.278 0.328 0.446 7740.335 0.206
AAA通算4691798487102148227521403760.271 0.327 0.409 7360.372 0.209
 試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁盗塁死四球三振打率出塁率長打率OPSBB/K三振率
201313120000000060.000 0.077 0.000 770.000 0.500
201421303100110080.100 0.097 0.133 2300.000 0.267
メジャー通算344231001100140.071 0.091 0.095 1860.000 0.333






2017年日本シリーズ第6戦 観戦雑感~サファテ3イニング無失点投球でサヨナラ勝ちを演出、ソフトバンクが日本一

【第6戦】
ソフトバンクの先発は、予想とは違って中5日で東浜。
対するDeNAのスタメンには、指名打者で白崎が起用される。

その他の選手起用は目立った動きはなかったものの、両チームともに変化をつけてきた。

東浜が4回まで粘りのピッチングで無失点で抑え、先発起用に応えると、打線も松田の本塁打で先制点。
5回表のDeNAの攻撃ではスタメンの白崎の同点本塁打が生まれ、選手起用にそれぞれ結果で応える展開。

どちらかと言えば、東浜を中5日で前倒し起用したソフトバンクの方が勝負手を使ってきたという印象が強く、勝たないといけないという雰囲気を出している。
その白崎の本塁打に続き、1アウト1、2塁のピンチを背負ったところで、早くも継投策。
梶谷の打順で嘉弥真を起用し、送りバントが決まって2アウト2、3塁。
ロペスの打順で石川を起用し、大暴投かというワンバウンドを甲斐が身を呈して捕球した投球が示すように、プレッシャーが大きい。
そしてフルカウントから高めに浮いたスライダーをレフト前に運ばれ、2点タイムリーヒットでDeNAが勝ち越し。
1点もやらないつもりの投手起用が失敗し、ビハインドとなったことで、第2先発として待機していた武田の起用のタイミングを逸した。

逆にDeNAとしては、濱口、井納をリリーフ待機させており、明日の第7戦のことを考えても、1人1イニングずつ起用しても、抑えるには十分の余力がある。
今永が5回裏を抑えてしまえば、あとは逃げ切り態勢に入ることができるし、ランナーを1人出したところで、1イニング4人継投も可能。
ソフトバンク打線も、濱口の7回1/3までノーヒットピッチングで調子を狂わされた感があり、当たりが止まってしまっており、結局今永の前に、5回で1安打のみに抑えられた。

それでも6回裏のソフトバンクの攻撃で、2アウト2、3塁で3番のデスパイネの打順を迎える。
先ほどロペスの2点タイムリーが出たのと全く同じ状況だったが、カーブにタイミングが合わずにライトフライに倒れ無得点。

DeNA打線の弱点ともなっていた小技についても、この試合では梶谷、柴田が送りバントを決めており、徐々に隙がなくなってきている。

8回には得意の1イニング4投手継投も見せた。
しかし、1アウト3塁の場面で柳田は投ゴロに倒れるが、飛び出した3塁ランナーを三本間に挟むことなく、一塁に送球するという判断ミスがあって3塁ランナーが生還。

この1点が非常に大きな意味を持った。
完全に上り調子となっているDeNAが、1点リードの9回裏に、当然山崎康をマウンドに送ると、1アウトから内川が、低めに決まったツーシームをすくい上げ、レフトスタンドへ同点本塁打を放つ。

8回に1点、そして9回に山崎康から1点を奪い、点の取られ方はDeNAの勢いの終焉を予感させる。

延長に入り、10回表にチャンスを作るも、回跨ぎのサファテが粘って無失点に抑えると、DeNAは山崎康の回跨ぎを回避してエスコバーがマウンドに上がる。
先頭の城所がストレートを捉えていくが、良い当たりのライトフライ。
続く高谷もストレートを捉えると、今度はセンター前ヒット。 左打者2人にストレートを芯で捉えられており、柳田に対しストレートを勝負球にすることはできず、スライダーを勝負球に選択すると、アウトコースギリギリに決まって見逃し三振。
2アウトとなると、サファテが3イニング目の準備を始め、例えパフォーマンスだとしても、チームを鼓舞する役割も同時に果たすことになる。

10回裏のソフトバンクの攻撃が無得点に終わると、そのままサファテが3イニング目のマウンドへ。
3イニング目でも150キロ超のストレートで押し、無失点で投げ終えた。

そして10回裏はエスコバーが回跨ぎでマウンドに上がり、1アウトから内川、中村晃に連続四球。
松田の打順で、三上に交代するが、ここにきて投手が足りなくなってきた。
1イニング4投手継投での1失点というのが効いている。

1アウト1、2塁で、外野は前進守備を敷いて、1点を防ぎに行っているが、松田のサードゴロで併殺が取れなかったことで、守備側は追い込まれた。

続く川島がアウトコースのストレートを逆方向へ弾き返すと、打球は一二塁間を抜けていく。
前進守備のライト梶谷がチャージし、完全にアウトのタイミングで本塁へ返球するも、ホームベース手前でバウンドした送球が、捕手嶺井の頭上を越えていき、中村晃が生還。
サヨナラ勝ちでソフトバンクが日本一となった。

ミスが減り、小技も決まり始め、良い形で調子を上げてきたDeNAだったが、この第6戦の終盤になるに連れ、守備の乱れ、判断ミスも再び顔を覗かせてきた。
継投策もソフトバンク打線が攻略し、じわじわとソフトバンクがDeNAを追い詰めていく様子が手に取るように分かった。

そのサヨナラ劇を演出したのが、ソフトバンクのリリーフ陣。
セットアッパーの岩崎は3試合無失点、そしてサファテも3試合無失点となったが、1勝0敗2Sと投げた試合全てを勝利に導いた。
MVPの決定打は、今日の試合の3イニング無失点ピッチングだと思う。
やはり凄い投手だと思い知らされた。

[ 2017/11/04 23:19 ] 【プロ野球】 | TB(0) | CM(0)

2017年日本シリーズ第5戦 観戦雑感~一つのエラーが勝敗を分ける

【第5戦】
打って打って打ちまくるDeNA打線対バンデンハーク。
一回り目は、ほぼストレートのみでパーフェクトピッチで、必然的に打つしかなかった。

一方のソフトバンクは、初回から今宮の盗塁でチャンスを広げ、4番の内川の技ありのタイムリーで、4度目の初回先制点。

今日のソフトバンクが、足を絡めた攻撃をしていることも関係しているが、ワイルドピッチでの進塁のケースが目立った。

打つだけに特化したDeNA打線が、筒香の左中間への逆転ツーランを放ったのが4回裏。
明日は移動日で、投手を継ぎ込みやすい展開であったが、昨日予想していたのとは違い、リードを奪っても継投策には入らなかった。
その隙を逃さず、ソフトバンクが逆転すると、直後のイニングの守備でファインプレーが続き、徐々に逃げ切り体勢に入る。

しかし、DeNAの6回裏の攻撃で、筒香、宮崎の連続タイムリーで同点に追い付くと、ようやくソフトバンクが隙を見せた。
セーフティスクイズを失敗し、強攻策に変えると併殺コースのセカンドゴロ。
ここで明石が二塁送球を焦ったか、ボールをお手玉とし、タイムリーエラーでDeNAが勝ち越し。

勝機を見つけたDeNAは、8回途中から山崎康を投入し、柳田を空振り三振に打ち取って流れを掴んだ。

1点リードで9回表のソフトバンクの攻撃となり、山崎康は当然続投。
3本のヒットで2アウト満塁となるものの、何とか粘りきってDeNAが1点差で逃げ切った。

もう1敗も出来ないDeNAにとって、中盤までの試合展開はかなり苦しいものがあった。
結果的に相手のエラーで勝ち越し出来たという面はあるが、リードを奪ってからの逃げ切り方は短期決戦ならでは。

DeNAの戦い方は、この2試合同様、打つのみになるだろう。
ソフトバンクの戦い方は、1点を確実に守り切る、という今シーズンの戦い方をもう一度思い出すことになるだろう。

仮に第7戦までもつれ込むような事があると、DeNA打線は手の付けられない勢いになる可能性が出てくる。
第6戦は、ソフトバンクは初戦先発の千賀が中6日、DeNAは中5日で今永の先発ではないかと思われる。
第7戦になると、ソフトバンクは東浜、DeNAは中4日のウィーランドを始め総動員となると思うが、打線の相性を考えると東浜ではなく、ソフトバンクも中4日で武田でいった方がいいように思う。
ここからは勢いも大事になってくるだけに、ソフトバンクとしては第6戦で決めてしまいたいだろう。

[ 2017/11/02 22:24 ] 【プロ野球】 | TB(0) | CM(0)

2017年日本シリーズ第4戦 観戦雑感~

【第4戦】
4試合目にして、初めてソフトバンクの初回先制点が防がれた。
一方のDeNAはようやく桑原が日本シリーズ初安打を放ったものの、序盤は送りバント失敗や牽制死が出てしまい、やはり細かなプレーではミスが続いていた。

ただ、ソフトバンクへ傾いていた流れを一人で食い止めたのが濱口。
ランナーは出しても、ストレートとチェンジアップ、フォークの3種類のボールでもソフトバンク打線を翻弄した。
シーズンでは突発的にコントロールを乱し、そこが付け入る隙となっていたが、今日はコントロールの乱れはなかった。

DeNA打線が得点を奪うとしたら、長打攻勢だろうと予想できていたが、やはり得点は本塁打で生まれた。
宮崎と高城のソロホームランなどで3点を奪い、4戦目で初めて先制し、リードを保って試合を進める。

その3点を、濱口が7回1/3までノーヒットピッチングという快投で守り、初ヒットをきっかけに迎えたピンチで、ようやくパットンを本来の位置、セットアッパーとして起用できた。
8回裏の攻撃でダメ押しの3点を追加して、満を持して9回に山崎康を投入し、シリーズ初勝利。

動かずに、個々の技量に任せた、打たせるだけの攻撃が上手くいった。
ソフトバンクとしては、流石に勝ちパターンの投手起用をしておらず、ある程度割り切っての敗戦。
打線についても、明日のDeNAの先発が石田だろうということで、同じ左腕の濱口のピッチングをじっくり見極めた感はある。

打の形を取り戻したDeNAと、初黒星となった今日の試合でもバタバタすることなく淡々と試合を進めたソフトバンク。
DeNAの打の勢いがあと3試合持つか、ソフトバンクが調子付かせず抑えきるか、というところが明日以降の見所だろう。

DeNAについては、初戦先発の井納を、第3戦にリリーフとして継ぎ込んでおり、第6戦は中5日で今永が先発するとして、第7戦は先発投手がおらず、総動員という形になり、すでに先発ローテは崩している。
明日の第5戦は石田が先発するとしても、早めの継投策は当然頭に入れているだろうし、三嶋あたりが第2先発として準備をするだろう。
DeNAの投手リレーにも注目の第5戦となりそう。

[ 2017/11/01 21:35 ] 【プロ野球】 | TB(0) | CM(0)
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