ジョンソンの対ヤクルトの成績は、準パーフェクトの日本デビューで1勝目、8回1失点で2勝目、6回途中で8失点KO負けの2勝1敗となっている。
ここ最近のジョンソンの投球は、立ち上がりに制球を乱し、イニングが進むにつれて修正していくという内容が多い。
山田が先頭打者で打線に火を付けると、修正能力を発揮する以前に、取り返しのつかない失点を重ねてしまうという心配もある。
立ち上がりにはいつも以上に、気を使っていく必要がありそう。
そういう状況にもかかわらず、試合開始5分ほど前から雨脚が強まり、さあ試合開始というタイミングで選手がいったんベンチに引き揚げることになった。
この中断の影響が大きいのは、間違いなく、すでにマウンドに上がっていたジョンソン。
14:30頃の高解像度降水ナウキャストを見る限り、15:30ころまでは雨脚が弱まりそう。
試合は始まりそうな状況になったが、当然5回コールドを頭に入れないといけない。
何が何でも、先制点を許さない投球をする必要がある。
さて試合が始まり、中断明け、先頭山田にヒット、コントロールが定まらない、というコンボで、最近の立ち上がりと同様のピッチングとなったジョンソン。
1アウト満塁で、デニングを迎えるも、デニングはジョンソンにタイミングが合わず三振。
しかし大引には、簡単に2ストライクを取った後、最後はど真ん中にスライダーが入ってしまう。
良い当たりがレフト頭上を襲うが、若干タイミングがずれていたおかげで、なんとかエルドレッドのグラブに打球が収まった。
何はともあれ、絶対に先制点を避けなければいけない試合展開で、無失点で抑えられたのは助かった。
一方で、カープの攻撃は何とか先制点を、という気持ちが強すぎるようで、技巧派の石川に対して、振りまわす打撃になってしまっていた。
天候を考えれば仕方のない部分があるが、これでは石川の術中に嵌りやすい。
そして、1回表の攻撃で、2アウトからシアーホルツがライト前ヒットを放ったところで再び中断。
15:30を前に中断してしまったことで、この中断以降はあまり雨脚が弱まる予想にはなっておらず、試合続行が難しくなった。
そして15:30を迎えたところでノーゲームとなり、悪いなりに無失点で立ち上がることが出来たジョンソンは、特に内容を気にすることなく次回登板に向かっていけるだろう。
一番の見どころは、ノーゲーム後の、中東の東京音頭とヘッドスライディングだった。
- 関連記事
-