ソフトバンクが2012年の新外国人として、ウィリー・モー・ペーニャ外野手の獲得を発表した。
当初、楽天が獲得するとの報道が先行していたが、契約金額で逆転したようだ。
このウィリー・モー・ペーニャ外野手のこれまでの成績だが、3Aでは通算OPSの数値「980」が示す通り安定して好成績を残してきている。
メジャーでの登録期間の方が長いため、3Aでレギュラーとして過ごしたシーズンは少ないが、2010年には3Aで、142打数46安打、打率.324、9本塁打、34打点、OPSは946という成績だった。
2011年は3Aでの成績が、所属した2チーム通算で、288打数103安打、打率.358、25本塁打、77打点、OPS1137と驚異的な数値を残している。
もっとも、メジャーでは2004年に336打数87安打、打率.259、26本塁打、66打点、OPS843という数字を残して以降、年々成績は下降しており、低打率と三振の多さ、守備の拙さからレギュラーから外れている。
そのレギュラーから外れる原因の一つとなっている外野の守備率は、メジャー、マイナーとも.970程度となっている。
ソフトバンクではDHを予定しているということなので、この点をクリアできることを考えるとパ・リーグ向きの選手なのは間違いなさそうだ。
数年前にメジャーで20本塁打以上を放ったが、故障のためもあって、翌年以降徐々に成績が下降し、来日直前のシーズンの成績が3Aでは復調を感じさせるものだった。守備に関しては下手な部類という選手は、2011年のカープの新外国人チャド・トレーシーと見事に被る。
守備に付く必要がない点で、トレーシーのようなことはないだろうが、それでも2年総額4億円と言い大型契約を結べるのは、さすがソフトバンクと思わずにはいられない。
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